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正直どうでもいい(移転しました)

マンガ感想を主に書くブログ。移転につき凍結中。

[漫画]キスの3秒ルール、見せてあげます。『八潮と三雲』4巻

「あの夏で待ってる」見て「おねがいティーチャー」も見だしました。
八潮と三雲 4 (花とゆめCOMICS)八潮と三雲 4 (花とゆめCOMICS)
(2012/01/04)
草川為

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   八潮さん数かぞえててくださいね

「八潮と三雲」4巻が発売されました。
人間社会の裏側にあるという猫社会を描くちょっとファンタジックなお話でありつつ、毎回のようにニヤニヤさせられてしまうお気に入りのラブコメ作品でもあります。
3巻では成り行きで同居することになった八潮と三雲。(→いじらしいワガママに思わず笑顔 『八潮と三雲』3巻)4巻では2人の中をギュっと縮めるイベントが起きた、ような・・・?



4巻は八潮・三雲ペアのニセモノが登場する番外編からスタート。
指を舐められて顔真っ赤にしてキュンキュンしてる三雲ちゃんがかわいいのう!という感じですが、太刀魚ゲーム(ポッキーゲームみたいに太刀魚を二人で食べる謎のゲーム)をした後の八潮のセリフが、なにげに伏線になっていました。
「もし離してなかったら よかったんですか 私と く・・・唇がふれても」
「よかねえよ ややこしいことになるじゃねえか」
で、実際にややこしいことになっちゃってタイヘンなのがこの4巻なのですよ!

八潮3

偶然重なった唇。しかしこれを三雲が意識しまくってしまい、途端にギクシャクしてしまう2人。八潮は動じていませんので1人でふわっふわしてる三雲ちゃんのちょっと空回りしてしまっている感じもまたニヤニヤしてしまうw
そんな気にしまくる三雲に対して八潮が言い放ったのが、今回のキーワードでもある『3秒ルール』。彼いわく、3秒以内ならキスもノーカウント。

八潮2

ああ、もう、この三雲の表情が!
八潮と三雲は同居をしていても好意を明らかにしていても、仕事上のパートナー。
彼の言葉は三雲との関係が気まずくならないためのものです。やや寂しい一言ではありますがそういう意図がわかるからこそ、三雲も強がってキスなんて慣れてますからなんて言っちゃうのです。
でも本当ははじめてだったし、ファーストキスを無かったことにされてヘコんでもいる。
決してロマンチックなキスシーンではなかったと思いますが、そんな形でしてしまったキスにでもこだわる女の子の純情がうまく現れていて素晴らしいですね! 恋する女の子ってなんでこうかわいいんだろか。

で、そんな微妙な雰囲気から脱出すべく奮起する三雲。
その方法というのが八潮が示した「キスの3秒ルール」を逆手に取ってしまうというもの。
それはちょっとしたイタズラ心や小悪魔的発想であり、乙女としての勝負の一手でもある。
自分はちゃんと女の子なんだというアピールを、すごくストレートに八潮にぶつけてみせる。
ついでに「自分はキスには慣れてる」なんてバレバレを嘘を突き通してみたりも。
4巻はこのキス騒動を中心とし、三雲のかわいらしさが発揮されまくっていました。



そして物語の本筋も動いて、三雲を追う別エリアのボスが登場しました。
気になる続きは5巻にて、というトコロですが、一波乱ありそうで楽しみですね。
しーくんがまたしても登場し、三雲を慕うかわいい様子を見せてくれてもいます。

もともと安定感のある作品ですが、4巻まで来ると安心して読めましたねえ。
今回のメインであるキス関連でしっかりと楽しませてもらえました。
作品全体から感じられる優しい雰囲気がじんわり気持ちいいです。
八潮さんはあいっかわらずデレませんけど、ちょこっとずつ近づいてきてるのは感じますね。いずれ来る彼のデレに期待は高まるばかりです。ホントに来るのかわかりませんけども!
5巻は夏ごろ発売予定。八潮がかっこいいとこ見せてくれるかな。楽しみです。

そうそう、ネコの本能のためソワソワする八潮さんもなにげに可愛かった!

八潮1

『八潮と三雲』4巻 ・・・・・・・・・★★★☆
クールな八潮、デレまくる三雲。2人のやりとりは読んでて幸せになれますね。

[漫画]背徳と情欲で暴走する少年少女に目が離せない!『惡の華』5巻

惡の華(5) (講談社コミックス)惡の華(5) (講談社コミックス)
(2012/01/06)
押見 修造

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   ずっと・・・一緒にいよ 春日くん

アガガガガガ!大変だー!「惡の華」が大変だー!
発売した最新5巻を読んだところ自分のテンションがおかしいことに。
単行本派なのでじっくりこの巻を待っていたわけですが、とんでもない展開になって来た。
4巻で再起した2人。5巻ではさらに奥深く、混沌が広がっていきます・・・。
クソムシたちが再び蠢く… 『悪の華』4巻
深い欲望には、そしてそれをほとばしらせる人の姿には、強烈に惹きつけられてしまう。



『向こう側』に行くことが出来なかった春日と仲村。
しかし今度は町の中に密かに『向こう側』を作ってしまったのでした。
向こう側というのは、常識や良識を超えたその先。自分が本当にしたいことを本能のままに実現してしまうこと。人間には誰しもにきっと恐ろしく気味の悪いものが奥で渦巻いている・・・のかも知れません。
ともあれ夏休みになりました。春日たちは次にアクションを起こすのを夏祭りに定め、それにあわせて行動を始めていきます。自分たちの真実をぶちまけてやろうと。
そんな中急展開を見せるのが佐伯さん。
今回この佐伯さんが、物語を大きく大きく動かしていくのです。

惡1

むき出しの嫉妬心。闘争心。これから少女の本音が、壮絶に撒き散らされる。

5巻の内容には衝撃を受けて、おもわず1巻から佐伯さんに注目して読み返して見たんですけども、前々から着々と感情が育ってきていたんだなと。ある意味満を持しての展開だったのか。もちろん衝撃的であることには間違いありませんが、突拍子が無いわけではけしてなく。

主人公に対して理解があって、どんな状況でも信じてあげる強さがあって、受け入れてあげる懐の深さもあって・・・本当にまるで天使みたいな女の子、それが佐伯さん。
それは彼女の中で春日という男が大切であったからこそ。
3巻第17話で「石ころだった私を宝石にしてくれた」とも言っており、春日と過ごした時間は彼女にとって尊いものであったようです。自分は彼のおかげでかわれたんだという意識が根強い。
仲村のジャマがかなり入っていたりしてめちゃくちゃだったと思うんですが・・・まぁそこは。
しかし天使だった彼女を変えるのは、春日への違和感と不信感。主に「仲村さんとどういう関係なの?」ということで、つまり完全に嫉妬なのです。どんどんとダークサイドへ墜落していく佐伯さん。
3巻の後半でも熱心に春日を取り戻そうとしていましたが、自分を選んではくれなかった彼に失望したかのように見え、4巻ではとてもおとなしかったのですが・・・。

惡2

度肝を抜かれるとはこのことですよ!
最初はあんなに清楚でおとなしかった佐伯さんが、主人公にセックスを迫るという超展開!
というか主人公は拒んでいるのに無理やりのしかかったりしてるのでこれはもうレイプ。
佐伯さんが服を脱ぎだしてからはマジでドキドキが止まらなくてヤバかったですよ!

でもこれって佐伯さんが狂ったわけではない。
清楚で、おとなしくて、優しくて、天使みたいで・・・そんなのはきっと、主人公のが思い描いていた妄想を自分も共有していただけ。こんなのも、彼女が持ち合わせるもう1つの顔であるだけ。
上の画像で言う「私は人間なの!」も、読者の意識を引き戻す力がありました。
生身の人間と付き合っていくということは、幻想ばかりが通じない世界に行くということか。
とは言え、佐伯さんとしてもこれが極限の精神状態が起こしたものであるはずで
彼女がこれからどんなキャラクターになっていくのか、すごくワクワクしてます。
精神的な意味で彼女もまた『向こう側』を一端を見た人と言えるのかも知れません。というか春日と仲村の行動にあてられたせいでここまで大胆な行動に出たのかもなぁ。
やっぱり魅せられちゃうんですよ、「惡」には。



ということでまさに佐伯さんショックが巻き起こった第5巻でした。
佐伯さんがこんなアグレッシブな行動に出るなんて!という意味での驚きも大きいのですが、なにげに主人公も力強く『選択』をしていて、彼なりに間違いなくちゃんと変化があるのだなと感じましたね。
でも春日は今回も全力で思春期をこじらせてて目も当てられない・・・いや、目が離せない!
思春期・・・自我の芽生えとともに、自分が抑圧された環境に置かれていると感じ、芽生える反発心。何でもいい、この言葉にならない不満をぶちまけてやりたい。そんな思いで。

悪3

馬鹿になって、周りの全てをむちゃくちゃにしてみたい。自分の力で。
成長して世界のいろんなものが見えてきた。自由がきかなくなってきた。大人に少し踏み込んだからこそできることも見えてきて、だからこその好奇心と悪意があって・・・。
根底にあるのは「自由になりたい」という欲求なんだろうなと。
この作品がこんなにも面白いのは、不思議な親近感があるからか。少なくとも自分には。
思春期の少年少女たちを取り巻く、あのちょっと居心地の悪い空気・・・なんだか自分も覚えがあるわけですよ。そんな風に自分をこの作品を重ねてしまうと、途端に「もしかしたら自分も、こんなとんでもないコトができてしまったかも・・・」なんて想像にまで飛んでいってゾクゾクしてしまう。非現実的なものではない。
不信感を持つ親の目、学校の先生たちのざわめき、警察の威圧感といった「大人の世界」もきちんと主人公たちを脅かすものとして存在してて、時折それらが強烈な緊迫感を与える。

この作品に渦巻いている「思春期」は、その負の面をリアルに切り取った、俗悪故の愛おしさがあるように思います。
この作品の変態って、全然笑い飛ばせない。指さして笑うことなんて出来ない。
社会に迷惑かけてるし、きっと現実にこんなシーンに出会えば誰もが怯える。それでもそれが、思春期の彼らの精一杯が詰まった結晶でもあるんですよ。それを笑うなんてとても出来ない。
行き場のない感情をなんとかかんとか吐き出したそれって、ある意味カッコいいんです。

それにしてもこれにて主人公は見事卒業ですか。なんたる事か!もう1巻の頃みたく「佐伯さんは天使だ」とか言い出さないんですね!童貞ロマンティシズムを奪ったという意味で佐伯さんの罪は重いですぞ!童貞に固執するのが童貞に気持ち悪さですけどね。
ちゃんと挿入してから佐伯さん突き飛ばすあたり春日さん策士。(ちげえよ)

んでもってラストも素晴らしい。今すぐ続きを読みたくて仕方なくなる!
自分が失望されてしまった無念さと、目標を失った落胆と、迫る国家権力と・・・!
やーもうどうなるんだか!佐伯さんショックに惚けてばかりじゃいられない。
止まらない熱暴走。どうなっちゃうんだ第6巻!相変わらず目が離せないですよー!

『惡の華』5巻 ・・・・・・・・・★★★★
息が止まりそうな緊張感。思春期のよどみをグツグツ煮詰めたような作品。



以降の巻。
思春期の大暴走…もう後戻りはできない!『惡の華』6巻
その目に焼き付けてくれよ、僕らの”惡”を。『惡の華』7巻
怯える幽霊と忘れられない華の影。『惡の華』8巻

[漫画]小学校から大学へ、10年かけて挑む恋のバトル 『ラストゲーム』1巻

ラストゲーム 1 (花とゆめCOMICS)ラストゲーム 1 (花とゆめCOMICS)
(2012/01/04)
天乃忍

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   ―――勝負しよーぜ 九条

天乃忍先生の「ラストゲーム」1巻が発売されました。
「片恋トライアングル」という作品を読んで以来この作家さんのファンなのですが、前回の単行本から約2年ぶりに新刊の発売!テンションも上がるというものです。
本作はもともと全3話の集中連載だったらしいのですが、好評だったようで続編の連載が決定しているため1巻して発売されました。続編は現在発売中のLaLade始まってるそうで。



全3話の集中連載ということで、それならではの構成になっている作品です。
第1話が小中学校、第2話が高校編、第3話が大学生編。
順序良くきれいにまとまって、コンセプト的に読みやすかったです。
長い期間を通じて描かれる2人の様子に「腐れ縁」っぽさが上手く出ているのも面白い。

ざっくりとあらすじ。
勉強もスポーツもできてオマケに家もお金持ち、オレ様キャラを貫く主人公・柳。
しかしある日転入してきた九条という女の子が、彼のプライドを折りまくる。
得意としてきたことでも、目標の立派さや人としての格でも敗北感を覚えた柳は、ひとつの計画を考えつくのでした。それは九条を自分に惚れさせて、優位に立った上で彼女をフッてやるというもの。なかなか外道かつムチャなこのプラン、果たして上手く行くのか・・・?

まずメインの2人が、絶妙にかわいらしいキャラクターなのです。
基本的に無表情でカタブツなヒロイン九条さんは、三つ編みがかわいい女の子なんですが、かわいいのはむしろ主人公の柳の方で。
自分を気にしてもらおうと(「好きになってもらおう」じゃなくて張り合いたいだけなのがまたかわいい)頑張るも九条に華麗にスルーされたり、ドキドキさせられてしまったり。

九条の周りをグルグルしてる犬っころみたい。完全に空回りしてる男の子で、あんまりカッコいいところはない(ヒドい)んですけど、ちゃんと九条のことに一生懸命になっている姿が魅力的。オレ様主人公ですがそれでイラつかされるようなことはありませんでした。

ラスト1

九条のピンチの時には、ライバルというより友人として隣にいてあげる。
で、不純に彼女と付き合っている自分に罪悪感を覚えていたりする。
かるい男の子ですけど、根っこの部分の人間味の良さが現れていて好きな主人公。
そしてライバルへの対抗心は、いつしか淡い恋心へ・・・!
でもそんな自分の気持ちを認められない主人公の不器用な様子がまた、ね。

大学生編ではハッキリ恋に落ちたことを認めた柳ですが、天然な九条に見事に振り回されてて笑ってしまうw 根本的に上から目線になってしまうから全然相手を誘えないというw

ラスト2

「試写会のチケットもらった。いいだろう。」
「よかったね」
この2人ダメすぎる・・・。でもそこがかわいいんだなー!

そして最後、「ラストゲーム」と称して九条にとある勝負を持ちかけるのですが、その内容というのが「九条に気持ちを自覚させられたらオレの勝ち」というね。それを宣言されても全然状況が把握できていない九条さんも大概ですけども、これを「ラストゲーム」と言ってる柳にニヤニヤしてしまう。
本当だったら「惚れたほうが負け」というゲームを持ちかけるはずじゃないですか。それを無条件ですっとばしているということは、彼にとっては「惚れたほうが負け」のゲームの勝敗は着いてしまってるんです。もちろん彼の負けですよええ。「今度こそ勝ってやる」って意気込んじゃってる。どんだけ負けず嫌いなの。どんだけかわいいのこいつ。最後の一言「オレが勝ったら・・・」にも悶絶してしまうじゃないですか!



そんなわけで、キャラ愛的には実に色々燃え上がる作品なのです。
ただし、全3話を通しで見てみても若干盛り上がりにかけていたかなという印象。
加えてラブコメとしての進行具合は消化不良に感じた点も。コメディとしての面白さはあれど、ラブの方面のパワー不足。
思うに自分は、ヒロインにはちゃんと自身の恋を自覚して欲しいんですよ!燃え盛る恋心にどうしようもなく身悶える女の子が見たいんです!天然カタブツな九条さんだって、最終的には変化があったのですが、それにしたって足りない!九条さんが思わず顔真っ赤にして照れちゃうような展開が見たい!天乃忍先生の描く赤面女子は最高でござるって叫びたい!
というところで続編ですよ!集中連載からのステップアップ、2巻もきっと出るはず。
とは言えこの集中連載、各話ごとに年代が違っていてそこが面白かったのですが、連載となるとどう続きを書いていくんでしょうね。
大学生編から「ラストゲーム」の過程を描いていくのかな。
なんにせよキャラクターの魅力という面に置いてはかなり気に入った作品なので続編が読めるというのは嬉しいです。どうなるやら。

ラスト3

九条さんは高校生までの三つ編みが可愛いので、大学生編でも三つ編みしてくれないかなー。黒髪ロングでもかわいいんですけども!



んでもってこの単行本には読みきりが2本も収録されています。
どちらも今から8,9年前のもとということで絵柄もだいぶ違っていますが、こういう時期の作品を載せてくれるのはありがたいですね。てっきり最近の読みきり作品が載るかと思ったんですが、それらは今後2巻だったり短篇集等で拾って行かれるんでしょうか。

載っているのは「きみと、しあわせ。」「ひだまりの庭」。
天乃忍先生の作品は報われない恋(少なくとも作中描かれる範囲では)を描くことが多く、今回の「ラストゲーム」はそういう意味ではちょっと珍しい作品だったのですが、読みきりではらしさが現れています。
「きみと、しあわせ。」は切なさ全開でかなりお気に入り。
「春日、知らないでしょ。あたし、春日ばっかり見てるんだよ」の台詞にはやられた・・・。

という感じの1冊。
絵も相変わらず可愛らしく、内容も明るく読みやすかったです。読みきりは切ないけど。
表題作はわんこのように右往左往する主人公と、天然堅物ヒロインの掛け合いが魅力的。
とりあえずどんなふうに続いていくのかが気になりますが、メイン2人が気に入ったので出来れば結構続いて欲しいなーなんて思っています。2巻も楽しみにしています。

『ラストゲーム』1巻 ・・・・・・・・・★★★☆
10年をかけた恋のバトルの行方はいかに。メイン2人がかわいくてニマニマしちゃう。

[漫画]人と自然をめぐる、風味豊かな作品集『地上はポケットの中の庭』

地上はポケットの中の庭 (KCx ITAN)地上はポケットの中の庭 (KCx ITAN)
(2011/07/07)
田中 相

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   この一瞬は続きも終わりもせず 永遠の中に切り取られてある

年末になっていろんな漫画のランキングとか発表されましたねえ。
ランキングを鵜呑みにしようとは思いませんが、しかし上位にランクインした作品が未読のものだったりすると少々気になってしまうものです。ということ今日はそんな1冊の感想。
去年の夏ごろに発売された田中相さんの「地上はポケットの中の庭」です。
もともと気になっていたんですが、これは読んでみる価値ありそうだなと遅れて読了。
全5作が収録された短篇集ですが、今回はお気に入りの3作を。



・5月の庭
バイト先のコンビニにに入ってきた一匹のコガネムシ。
それを助けけてあげた主人公のもとに、でっかいコガネムシがお礼にやってきます。

地上1

デカい。シュール。
それで男の子とコガネムシが世間話をするお話です。1作目からだいぶ個性的です。
2人(というか1人と1匹)の会話はなんだか面白くて、でも共通点もあったりして、ふわふわした空気がちょっとだけ居心地のいいもに変わっていく感覚がよかったです。
まわりの人間たちも、こんなに人間サイズに大きなコガネムシを前にしても「おーすげー」くらいであんまり衝撃は受けてないみたいで。そういう不思議な温度の世界観が魅力です。


地上はポケットの中の庭
このコミックスの表題作。
とある老人の人生を振り返りつつ、家族に囲まれて幸せそうな現在を観ていくお話。
いつも不機嫌そうな顔をするおじいさんは、実はびっくりするくらいの小心者で、確かに今幸せであってもそれがいつか失われてしまう時が怖くなってしまう。

地上2

生まれることにすら「でもいつか死んでしまうんだろう?」と言うような人。
きっと意識していないだけで、あるいは仕方ないものだと割り切っているだけで、人間はみんなきっと死ぬのをとても怖がっている。主人公の怖がり様は滑稽ですが、どこか納得してしまうのです。
しかし印象的なのが「いつも蛾のように おそろしく光のさすほうへ引きずり出されてしまう(65P)」のモノローグ。ビクビクしながら暗がりに見を潜めていても、いつか失われてしまうとわかっていても、幸福に身を寄せるしかない人間の性。

そんなふうにモヤモヤを抱えつつ生きてきた主人公が、年を経た今。
たくさんの笑顔に囲まれて、彼はしずかに「なぜか不思議と悪くない」と受け止める。きっといろんなものをひっくるめて。
ささやかなような、しかし力強く暖かな、人生の喜びを噛み締めるストーリーです。
彼の思考を追っていくもので、地味といえば地味なお話なんですけども、自分はこれが1番好きでした。最後の見開きページのときめきは素晴らしい。最後にそっと微笑むおじいさん!


・ここはぼくの庭
4番目に収録されている短編。
トラウマを抱えて成長した主人公が故郷にもどり、友人と再開を果たすという内容。
しかしその友人との再開は、主人公にとってトラウマを呼び覚ますものでもあり・・・。
時折感じる冷え冷えとした空気が、ゆっくりと氷解していくまでを感じることができる、心あたたまるお話でした。こういう爽やかに友情を描く作品も大好きです!
心の底に張り付いた不安や後悔がはがれおちていくような読み心地。
静かに、でも勇気を持って確かに歩み寄っていった主人公の姿がたまらないです。
海を舞台とした作品でもあって、特に終盤に広がる海や砂浜や空の描写は爽快な気持ちになりました。最後のカットもいいんですよね。「やつは笑った」と満面の笑みで〆。
ちゃんとストーリーはありますがごく短く、とにかく物語に込められた色彩や空気をじっくりと味わうがための作品になっていると感じました。涼しい潮風を浴びるような感じで。
それはこの短篇集のどの作品にも言えることではありますが、この作品は特別香り高い魅力がある短編であったと思います。夏の風景が染みる、気持ちいい作品でした。



そんな感じの短篇集。
どの作品にも言えるのは、とても詩的であること。詩的というか、個人的にこの作品は漫画でポエムに取り組んだようなものだなと感じました。断片的なものに含みをもたせ、読者にその味わい方を委ねる。ハマる人はこの作品に無限大の魅力を感じるでしょうし、そうでない人にはちょいと寂しい単行本になってしまいまそうな。
個人的にこの作品で大きく心揺さぶられることはなかったのですが、静かに胸に染みこんでくるかのような感覚がありました。膨らみのある豊かな味わいがあります。
メッセージをストレートには伝えて来ないので、もうちょっと読者に歩みよってくれると嬉しかったのですが、しかしこの作品ならではの空気やテンポは確立しているなと思います。
作中に出てくる言葉の1つ1つが力強い上にキラキラしてて、セリフ回しのセンスも良い。
しかし物語のオチが弱く、全体的にスーッと通りすぎていくように感じてしまったかなぁ。
面白みの無い作品では間違いなくありませんが、少々人を選びそうだなということです。
植物とかムシのモチーフが大好きなんだろうなーというのは、カバー裏や巻末のオマケから伺えますね。気合の入ったあとがき漫画も面白かったです。
豊かな自然が広がる中で、人間たちのきらめきをスケッチした一冊。

『地上はポケットの中の庭』 ・・・・・・・・・★★★☆
独特の風味のある漫画。心を落ち着けて作品の空気を感じましょう。

[漫画]2011年下半期の読書感想まとめ

もう新年になってしまいましたが、2011年下半期の読書感想記事のリスト更新です。
数えてみればリストに102の記事があって、過去1番に多い時期だったようです。まさか100を超えられていたとは。確かに暇さえあれば漫画読んで感想書いていましけども。
ちなみに2011の上半期のリストはこちら。
ではさっそく。長ーい記事になってしまいました。




★★★★★

『ぼくらのよあけ』2巻 いつかまた会えるから。

満点はこの1作。今井哲也先生の「ぼくらのよあけ」は全2巻がともに2011年に発売された、個人的に去年を象徴するとても印象的な作品です。
夏休み。子供と大人。宇宙。未来。ベタな表現ですが、ハンパない興奮を得られる傑作だと思います。全2巻と集めやすいのも嬉しいですし、ムダなく進んでいくシナリオも満足度が高い。
記憶に焼き付く夏の情景と匂い。ああむずかゆい!そわそわする!
個人的に2011年は新作既作含めいい作品はたくさん出ましたが、代表的なタイトルが少なかった年でもあるように思います。しかしその中で本作はハッキリと存在感を放っていたなと。





★★★★☆

『ヒナまつり』1巻 ぼんやりエスパー少女×世話焼きヤクザ 
『百合男子』1巻 我思う、故に百合あり。
『ブレイクブレイド』10巻 ついに終戦。憎しみの果てに何が残るか 
『25時のバカンス 市川春子作品集2』 あなたのそばにいられるように。
『BUTTER!!!』3巻 苦しくても逃げたくても、立ち向かわなきゃ。
『ドリフターズ』2巻 戦え、奪え、命をかけて誇りを取り戻せ! 

6作。
まず「ブレイクブレイド」「BUTTER!!!」「ドリフターズ」らシリーズものは、ストーリーも文句なしに盛り上がりつつ個性を輝かせていたと思います。3作とも続きがめちゃくちゃ楽しみ!
そして新作では「ヒナまつり」がすさまじいの面白さでした。雑誌掲載時から追っていたので念願と言える単行本化でしたが、ずいぶん評判もいいみたいで嬉しい。
もう一つの新作「百合男子」は恐ろしいほどのインパクト!まじめに情熱的にバカをやっている様子に噴きだしてしまう傑作w しかし随所に深くうなづきつつ同意してしまうアツいメッセージ(というか苦悩の叫び)が込められてており、問答無用に心揺さぶられてしまうのです。
そして短篇集「25時のバカンス」はあの市川春子先生の新作単行本。可愛らしさと気持ち悪いさが同居するアンバランスな世界観に強い愛がきらめく珠玉の一冊です。





★★★★

『常住戦陣!!ムシブギョー』1、2巻 走れ男の子!少年漫画はこうでなきゃ!
『八潮と三雲』3巻 いじらしいワガママに思わず笑顔!
『おくさん』2巻 だんだん馴染んできた?爆乳おくさん奮闘記 
『イヴの時間』漫画版2巻 いじらしくも切ない、それぞれの想い。
『FULL SWING』3巻 やがて輪になるそれぞれのフルスイング 

『ノケモノと花嫁 THE MANGA』1,2巻 不思議がいっぱい、愛する2人の逃避行。
『さよならピアノソナタ』漫画版1巻 ボーイ・ミーツ・ガールは旋律の中で
『妄想少年観測少女』1巻 フェチ心あふれる、少年少女の恋愛模様 
『ヒメゴト~十九歳の制服~』1,2巻 ヒミツを抱えあう19歳の三角関係。
『超弩級少女4946』6巻 超弩級ラブストーリー、最大スケールで完結!

『とある飛空士への追憶』漫画版4巻 戦争と恋の物語、大空を舞い完結。
『今日のあすかショー』2巻 見逃せない女の子がここにいます。
『あまがみっ!』2巻 キャラ崩壊の嵐!破天荒すぎるアマガミ 
『りびんぐでっど!』1巻 ゾンビなあのコと色々あぶない同棲生活
『鉄楽レトラ』1巻 痛みを超えて、もう1度立ち上がれ。

『となりの怪物くん』8巻 心ざわめき春から夏へ。人間関係も激動!
『むすんでひらいて』4巻 初恋は近くて遠く、甘くてにがい。
『蒼き鋼のアルペジオ』4巻 かわりゆくメンタルモデルの少女たち 
『高杉さん家のおべんとう』4巻 いつか子供じゃなくなる君と
『SEASONS~なつのひかりの~』 あの夏のヒミツ、おぼえていますか? 

『星の大サーカス』1巻 大サーカスをめざすスペース・オペラ・ラブコメ 
『狼の口 ヴォルフスムント』3巻 死が繋ぐドラマが激熱。ついに上がった反撃の狼煙!
『7時間目の音符』1巻 こんな怒涛のイチャラブに悶絶しないわけがない
『pupa』1巻 食べられてもいいんだよ。兄妹に愛に震える。
『ヒナまつり』2巻 ヒナお掃除がんばる!ホームレスもがんばる? 

『ひまわりさん』2巻 「好き」が響きあう暖かな場所 
『うみべの女の子』1巻 苦しいほど愛おしい思春期 
『妄想少年観測少女』2巻 欲望にまみれて生きよう少年少女 
『ロンリープラネット』 星々(ぼくら)の運命を占おう。 
『ロンリーウルフ・ロンリーシープ』 きっとこれは運命の出会い。

『ねじまきカギュー』3巻 愛するからには自分も幸せにならなきゃ!
『外天楼』 繋がっていく物語が快感!人間たちの歪んだ迷宮 
『銀の匙 Silver Spoon』2巻 大地とともに生きる。
『げんしけん』11巻(二代目の弐) 情熱の行き場と置き場。

★★★★は34作。どれも面白い作品ばかりです。
イキがよかった今年の少年サンデーでも、新人さんの新連載「常住戦陣!!ムシブギョー」は今のところの満足度もこれから先の期待値も高い、ド直球の少年漫画です。
「ノケモノと花嫁 THE MANGA」はアニメ監督・幾原邦彦さんが原作を担当、作画は中村明日美子さんという異色コラボ漫画。独特の世界観は茶目っ気と毒っ気がたっぷり。
「妄想少年観測少女」は1,2巻が発売されましたが、今年の新作ではかなりお気に入りの青春恋愛漫画。思春期のよどみがなぜだか愛しくキラキラ見えてしまう。
「ヒメゴト~十九歳の制服~」はとにかく続きが気になるストーリーが展開!様々なもので揺らぐ大学生たちが複雑に絡み合っていく青春模様は、一癖も二癖もある面白さ。夢中。
「7時間目の音符」はゴッロンゴロン悶え転がるしか無い、強烈なラブコメw
「pupa」はブラックでグロテスクな設定や世界観の中で、儚く咲く兄妹愛に胸打たれる注目作。カニバリズムなど狂気的な要素もあり、刺激的かつ極限の愛を堪能できます。
「ねじまきカギュー」は読者すらもなぎ倒していくような迫力で愛をぶつけ合うバトルストーリー。ストーリー色が強まってきてから更に面白くなって来ました。度肝を抜かれる演出の数々も魅力的。
「ロンリーウルフ・ロンリーシープ」「外天楼」は1巻完結作品として高いクオリティを見せつけてくれており、どちらもオススメです。
「げんしけん(二代目)」はもう説明不要の面白さというか。今回の目玉であった即売会編は色んな見所がありましたね。同じオタクでもいろんな人間がいて、だから楽しい。





★★★☆

『ウシハル』3巻 ドキドキが止まらない新たな出会い!
『ウィッチクラフトワークス』2巻 クーデレ魔女に弟子入りで婿入り?
『素足のメテオライト』1巻 かわいい神様がやってきました。
『スピカ ~羽海野チカ初期短編集~』 ぬくもりに胸がいっぱい。
『O/A』4巻 この口と声で伝えなきゃ。

『こえでおしごと!』6巻 下品でも単純でもないと証明します! 
『野ばら』2巻 色彩豊かな連作短編シリーズ完結 
『ココロの飼い方』3巻 分からないなら、2人で探っていこう。 
『屋上姫』2巻 罪悪感と、淡い恋。
『悪の華』4巻 クソムシたちが再び蠢く… 

『戦国妖狐』7巻 人間になる旅のはじまり。第二部開幕! 
『琴浦さん』3巻 夏は遊ぼう!海へ行こう!
『黒髪のヘルガ』 愛を歌い上げる情熱的ファンタジー 
『かなしい人はどこにもいない』 自由に愛して自由に生きよう。 
『ハレルヤオーバードライブ!』5巻 新メンバー加入?で更に加速、ラブ・バンド・ピース! 

『ハンザスカイ』8巻 師弟関係に胸震える、緊迫の大将戦!
『四月は君の嘘』1巻 輝きだした、かけがえのない春。
『ねじまきカギュー』2巻 いがみあい認めあう女の子たちの闘い。 
『常住戦陣!!ムシブギョー』3巻 巨大蟲とほんのりラブ?な夏来たる 
『僕は友達が少ない』漫画版3巻 みんな揃ってさらにカオスな隣人部

『せなかぐらし』1巻 すりガラスごしのスケスケラブコメにニヤニヤする 
『君と僕。』10巻 過ぎ去りし青春、今ここにある青春。
『僕は友達が少ない+』1巻 星奈ルート爆進のオリジナルストーリー 
『さざなみチェリー』 小悪魔なオトコの娘と恋に落ちた 
『たいようのいえ』4巻 “家族”って暖かくて、ちょっと切ないね。

『amaro』Vol.2 男の子、女の子、ほんとはどっち?男装女子アンソロジー
『つぼみ』Vol.14 宇河弘樹新作も見逃せない、幸せ詰まった百合漫画 
『イモリ201』1巻 めんどくさいニセ女子高生、イモリさん 
『ウシハル』4巻 ぼくはもう童貞ではないのか? 
『僕は友達が少ない 公式アンソロジーコミック』 友達は意外と多かった。

『清々と』2巻 恋人と、家族と、友人と、幸せになろう。
『揉み払い師』2巻 揉むだけじゃない!おっぱい舐めて除霊だ! 
『キスメグルセカイ』2巻 あなたとしかしたくない。
『はじめてのあく』11巻 らしさを失わずも盛り上がるバトル編!
『ノゾキアナ』9巻 濡れ場、修羅場、広がるアナの秘密 

『やさしいセカイのつくりかた』2巻  悩める少女たちはどこへいく
『こみっく☆すたじお』3巻 もっとあたしに甘えなさいよ・・・!
『雪にツバサ』1巻 喋れない少女とエスパー少年
『鬼灯さん家のアネキ』4巻 グッバイ、アネキ!
『男子高校生の日常』5巻 この日常はなかなか普通じゃない。

★★★☆40作。
「スピカ ~羽海野チカ初期短編集~」は粒ぞろいの短篇集!中でも表題作は何度読んでも心の中を綺麗にしてもらえるような気がします。
「惡の華」は独特の思春期の雰囲気が充満して、読んでてゾクゾクするような作品。
「ハレルヤオーバードライブ!」は5巻目でいったん落ち着いた感はありますが、新キャラ新展開とかなり気になる作品で在り続けています。注目の青春バンドストーリー。
「四月は君の嘘」1巻はじっくりとしたプロローグ。今まさに駆け出そうとする内容で、2巻でやってくるであろう盛り上がりを想像してワクワクしてしまう!
「せなかぐらし」は何度もでもニヤニヤでき、心もあたたまるラブコメ。
「やさしいセカイのつくりかた」は2巻目で作品のテーマがより深まり、見逃せません。
「こみっく☆すたじお」はもはや伝統芸的に悶絶してしまうイチャラブを堪能できるシリーズ。3巻も素晴らしくニヤニヤできました。
「雪にツバサ」は大好きな高橋しん先生の久しぶりの週刊連載ということで期待しています。まだまだどうなっていくのが分かりませんが、切ない雰囲気が好きです。







漫画その他
漫画ナツ100参加記事 その1.(作品リスト編)
漫画ナツ100参加記事 その2.(完結作品編)
漫画ナツ100参加記事 その3.(連載中の作品編)

『ひらり、』vol.5 真夏の夜の夢。いじっぱりな秘密。 
好きな今年の4コマ漫画。-『4コマオブザイヤー2011』参加記事
クリスマスこそエロ漫画だよ2011!

企画への参加記事などがこのあたり。
結構大変だったものもありますが、普段やらない感じの更新だったので楽しかったですね。



漫画以外
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』 青春とは嘘であり、悪である。
『可愛くなんかないからねっ! 』『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』2巻『僕の妹は漢字が読める』
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』2巻 優しい女の子は嫌いだ。 
『C3-シーキューブ』12巻 呪われた者たちの“正しさ”とは 
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』3巻 甘い青春には慣れない。
『さくら荘のペットな彼女』5.5巻 過ぎ去った日々を別視点から。

ここまでがラノベ。まず「俺ガイル」が一押し!「さくら荘」も全力で青春中。
小説はメインではないのですが、やっぱり色々チェックはしていきたいなぁと思います。

主に2011夏アニメについて徒然と。
名古屋コミティア39に行ってきましたわーい。
超平和バスターズ秘密基地in名古屋!「あの花」ショップへ行ってきた。

ここまでがアニメ記事だったりイベント日記なので、漫画記事とは言いづらいかも。
名古屋のコミティアはこぢんまりしててあれはあれで面白かった。



ということで以上、2011年7月から12月までのリストでした。
更新ペースとしてはかなり頑張れていたかなぁと。これを続けていければ・・・、いや、続けていけるのかな。今年はいろいろいめんどくさそうですので。
そんなわけで、今年もこんな感じの感想を書いていきたいなと思いますので、改めて、今年もよろしくです。

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好きなのは思春期とかラブコメとか終末。

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