[漫画]男の子、女の子、ほんとはどっち?男装女子アンソロジー『amaro』Vol.2ほか
更新したい本はどんどん増えるのに更新ペースが追い付いてない!
ということで今回はズラズラっとを複数とりあげていきたいと思います。
またちょっとしたらこういう統一感のない更新するかもしれません。たまに。
毎号ちがったテーマを掲げるアンソロジー企画とオリジナルに連載陣の2つを軸に展開する、ちょっと珍しい雑誌「amaro」の2号目が出ました。表紙は女の子がたがいの貝をあわせてるイラスト(ニヤニヤしながら)
さて、今回のアンソロ企画は男装女子。あえて流行の逆をいく!
気になった作品のいくつかの感想。
1号の感想はこちら→ちょっぴりオトナ、ちょっぴりカゲキ。『amaro』創刊号
「A・D(clover)」・・・今回からの連載。アニメを制作する大学生たちの青春が描かれます。
大学生の生活サイクルというかサークル内の空気がやたらリアルな気がして、リア充感が猛烈に眩しいです。キャラがたくさん出てきてめまぐるしいですが、その忙しさも面白い。あとシャワーシーンの「肉!!」感がたまりません。
「イケメソスタイル(馬鈴薯)」・・・普段男っぽいのにふいに女の子な表情になる「男装女子」のうまみが十分に発揮されてるお話でした。あとおっぱい。馬鈴薯先生の女の子はかわいいな!
「仲良くなりたいの/歌麿」・・・もっと仲良くなるために男の子になろうと考えた女の子の話。恥ずかしがり屋な主人公になんとか見てもらいたいがための様々な行動がいちいちかわいくてツボでした。最終的には「女の子」を武器に主人公に迫っていく微笑ましいラスト。
「ユーキ凛々!(Dr.P)」・・・ガッシリたくましい女の子。男勝りなタフさで応援団をこなすも、彼女を突き動かした大きなきっかけは恋する男の子のはげましのおかげ、っていう乙女チックなギャップがステキ。男らしいぶん、内面の女の子らしさが際立っている感もあり。
アンソロ企画の「男装女子」とてもおもしろかったです。
そういえば、女装男子がわりと「男の子なのに女の子みたいなルックスと、それを武器にした小悪魔な仕草」が特徴的な作品が多いなと思うんですけど、男装女子は「格好は男の子だけど、内面はちゃんと女の子らしい」という色が強いなと(今号で言うと、黒井みめい先生の作品などはこれにあたらないものでしたが)。
まぁ2ジャンルともたくさんはまだ読めていないので、見当違いかもしれませんけども。
女装男子が男の子の中の「女の子」を強調するのに、その逆である男装女子は「男の子」を強調する感じはない・・・ような気が、むしろ紆余曲折経て最終的に「女の子」を強調してる感じ。
女装男子も男装女子も、ようするに「こんな個性的な女の子はどう?」と投げかけるものという意味では似ている気がするというか。みんな女の子好きなのさ。でもこんな「男の子はどう?」とも受け取りたかったというか。うまく言葉にできない!
しかもそれはすべて作家・作品によるといわれればそれまでですが・・・しどろもどろ。
このテーマでやるならもっと少年色を強めてもよかったんじゃないかなぁと思いましたが、メインターゲットはきっと男性であるアンソロ雑誌ですし、「やっぱり女の子っていいよね!」という結論に至ったほうがいいか。でも男装女子をヒーローとして描ききった黒井みめい先生の作品が今回のアンソロ企画のポイントだなと思ったり。他にも「薔薇の咲く庭(みずのもと)」も、「少年」をきちんとテーマに込めていてよかった。
男装を「女の子のかわいらしさをより際立たせるアイテム」にしている作品が多くて魅力的でしたし、それだけじゃない作品もあって面白かった。性を扱ったテーマによる深さが感じられました。あと甲冑女子カモン!・・・ちょっと違うかー。
次のVol.3のアンソロジーテーマは「秘密」ということで、ちょっと色っぽい作品がたくさん来るのでは・・・?と楽しみです。
『amaro』Vol.02 ・・・・・・・・・★★★☆
男装女子アンソロ楽しませてもらいました。雑誌としてはもうちょいボリューム欲しいかも?
隔月発売の百合アンソロジー「つぼみ」も14号目。
宇河弘樹先生が表紙を担当し、新作読み切りも掲載しています。こりゃ見逃せない。裏表紙もエロくていいですね。朝霧の巫女の新刊もまっています・・・いつだ!
毎回注目のオビですが、今回は「少女(ちくたく)+銀色バニー(つきよの)=盤上恋戯(おにごっこ)」と相変わらず意味不明ながら心をくすぐられます。
「walk wit me(宇河弘樹)」・・・荒涼とした炭鉱の町を舞台にした、女の子とお姫様の物語。
宇川先生の描く淡くもザラついた質感の背景描写が物語に合っていますね。ススまみれの町、ちょっと空気の悪い町の雰囲気。すばらしいです。まあ自分がこの作家さんの背景とか小道具とかが好きなんですけども。
息苦しくなるような閉塞感と、身を寄せ合う少女たちのそこはかとない不安と安らぎ。
今回が前編で、後編は次の号にのるんですかね。楽しみです。
「魚の見る夢(小川麻衣子)」・・・小川先生の作風に意外なほどあってる百合作品。
今回はライバルになりそうな新キャラが登場。単行本化が待ち遠しいですね!
「総合タワーリシチ(あらた伊里)」・・・恋愛色はそこまで強くはなく、どたばたコメディをまっすぐやっている作品。しかし百合ん百合ん展開に向かいそうなピースはわりと散りばめられているような。湿っぽさのない元気いっぱいなお話です。あとデフォルメがかわいい。
『つぼみ』Vol.14 ・・・・・・・・・★★★☆
安定の百合アンソロジー。今回は特に明るい内容になってたかもしれません。
ムダにちょっとスタイリッシュな表紙で1巻が出たイモリ201(本当にムダに)。
2年の浪人中の主人公のおとなりさんは、女子高生のかっこをして町をうろつく酒好きニート。
一応ラブコメっぽい要素も入っているとは言え、やっていることは近所迷惑としか思えない大騒ぎ。そこにめんどくさいリアルJKやガチレズ婦警やらなにやらが続々仲間入り。
もうとにかく「めんどくさい」空気が充満してる漫画だと思います。
メインの登場人物が総じて間違いなくどうしようもなく、いちおうメインヒロインらしい井森さんに至っては「こいつめんどくせえええええ」と叫ぶたくなることうけあい。
でもそこがほうっておけない可愛さでもある・・・のか?
ヒロイン21歳無職、自称女子高生。ウザい。主人公も負けず劣らずダメ人間。
でもこんな賑やかさがツボなギャグ漫画。でもやっぱウザいな。
ウザいけど、されるがままにいじられるシーンとかはしおらしくてかわいいかも。
唯一とも言える癒し・松岡さんのツヤツヤ肌がエロかわいいのでもっと登場させて欲しいな!
『イモリ201』1巻 ・・・・・・・・・★★★☆
直接的だったりマニアックだったりなエロ描写の豊富さがナイス。面倒で愛らしいキャラ達。
ということで今回はズラズラっとを複数とりあげていきたいと思います。
またちょっとしたらこういう統一感のない更新するかもしれません。たまに。
amaro vol.02 (マジキューコミックス) (2011/09/24) マジキューコミックス編集部 商品詳細を見る |
毎号ちがったテーマを掲げるアンソロジー企画とオリジナルに連載陣の2つを軸に展開する、ちょっと珍しい雑誌「amaro」の2号目が出ました。表紙は女の子がたがいの貝をあわせてるイラスト(ニヤニヤしながら)
さて、今回のアンソロ企画は男装女子。あえて流行の逆をいく!
気になった作品のいくつかの感想。
1号の感想はこちら→ちょっぴりオトナ、ちょっぴりカゲキ。『amaro』創刊号
「A・D(clover)」・・・今回からの連載。アニメを制作する大学生たちの青春が描かれます。
大学生の生活サイクルというかサークル内の空気がやたらリアルな気がして、リア充感が猛烈に眩しいです。キャラがたくさん出てきてめまぐるしいですが、その忙しさも面白い。あとシャワーシーンの「肉!!」感がたまりません。
「イケメソスタイル(馬鈴薯)」・・・普段男っぽいのにふいに女の子な表情になる「男装女子」のうまみが十分に発揮されてるお話でした。あとおっぱい。馬鈴薯先生の女の子はかわいいな!
「仲良くなりたいの/歌麿」・・・もっと仲良くなるために男の子になろうと考えた女の子の話。恥ずかしがり屋な主人公になんとか見てもらいたいがための様々な行動がいちいちかわいくてツボでした。最終的には「女の子」を武器に主人公に迫っていく微笑ましいラスト。
「ユーキ凛々!(Dr.P)」・・・ガッシリたくましい女の子。男勝りなタフさで応援団をこなすも、彼女を突き動かした大きなきっかけは恋する男の子のはげましのおかげ、っていう乙女チックなギャップがステキ。男らしいぶん、内面の女の子らしさが際立っている感もあり。
アンソロ企画の「男装女子」とてもおもしろかったです。
そういえば、女装男子がわりと「男の子なのに女の子みたいなルックスと、それを武器にした小悪魔な仕草」が特徴的な作品が多いなと思うんですけど、男装女子は「格好は男の子だけど、内面はちゃんと女の子らしい」という色が強いなと(今号で言うと、黒井みめい先生の作品などはこれにあたらないものでしたが)。
まぁ2ジャンルともたくさんはまだ読めていないので、見当違いかもしれませんけども。
女装男子が男の子の中の「女の子」を強調するのに、その逆である男装女子は「男の子」を強調する感じはない・・・ような気が、むしろ紆余曲折経て最終的に「女の子」を強調してる感じ。
女装男子も男装女子も、ようするに「こんな個性的な女の子はどう?」と投げかけるものという意味では似ている気がするというか。みんな女の子好きなのさ。でもこんな「男の子はどう?」とも受け取りたかったというか。うまく言葉にできない!
しかもそれはすべて作家・作品によるといわれればそれまでですが・・・しどろもどろ。
このテーマでやるならもっと少年色を強めてもよかったんじゃないかなぁと思いましたが、メインターゲットはきっと男性であるアンソロ雑誌ですし、「やっぱり女の子っていいよね!」という結論に至ったほうがいいか。でも男装女子をヒーローとして描ききった黒井みめい先生の作品が今回のアンソロ企画のポイントだなと思ったり。他にも「薔薇の咲く庭(みずのもと)」も、「少年」をきちんとテーマに込めていてよかった。
男装を「女の子のかわいらしさをより際立たせるアイテム」にしている作品が多くて魅力的でしたし、それだけじゃない作品もあって面白かった。性を扱ったテーマによる深さが感じられました。あと甲冑女子カモン!・・・ちょっと違うかー。
次のVol.3のアンソロジーテーマは「秘密」ということで、ちょっと色っぽい作品がたくさん来るのでは・・・?と楽しみです。
『amaro』Vol.02 ・・・・・・・・・★★★☆
男装女子アンソロ楽しませてもらいました。雑誌としてはもうちょいボリューム欲しいかも?
つぼみ VOL.14 (まんがタイムKRコミックス GLシリーズ) (2011/10/12) 宇河弘樹 他 商品詳細を見る |
隔月発売の百合アンソロジー「つぼみ」も14号目。
宇河弘樹先生が表紙を担当し、新作読み切りも掲載しています。こりゃ見逃せない。裏表紙もエロくていいですね。朝霧の巫女の新刊もまっています・・・いつだ!
毎回注目のオビですが、今回は「少女(ちくたく)+銀色バニー(つきよの)=盤上恋戯(おにごっこ)」と相変わらず意味不明ながら心をくすぐられます。
「walk wit me(宇河弘樹)」・・・荒涼とした炭鉱の町を舞台にした、女の子とお姫様の物語。
宇川先生の描く淡くもザラついた質感の背景描写が物語に合っていますね。ススまみれの町、ちょっと空気の悪い町の雰囲気。すばらしいです。まあ自分がこの作家さんの背景とか小道具とかが好きなんですけども。
息苦しくなるような閉塞感と、身を寄せ合う少女たちのそこはかとない不安と安らぎ。
今回が前編で、後編は次の号にのるんですかね。楽しみです。
「魚の見る夢(小川麻衣子)」・・・小川先生の作風に意外なほどあってる百合作品。
今回はライバルになりそうな新キャラが登場。単行本化が待ち遠しいですね!
「総合タワーリシチ(あらた伊里)」・・・恋愛色はそこまで強くはなく、どたばたコメディをまっすぐやっている作品。しかし百合ん百合ん展開に向かいそうなピースはわりと散りばめられているような。湿っぽさのない元気いっぱいなお話です。あとデフォルメがかわいい。
『つぼみ』Vol.14 ・・・・・・・・・★★★☆
安定の百合アンソロジー。今回は特に明るい内容になってたかもしれません。
イモリ201(1) (ヤングマガジンコミックス) (2011/07/06) 今井 ユウ 商品詳細を見る |
ムダにちょっとスタイリッシュな表紙で1巻が出たイモリ201(本当にムダに)。
2年の浪人中の主人公のおとなりさんは、女子高生のかっこをして町をうろつく酒好きニート。
一応ラブコメっぽい要素も入っているとは言え、やっていることは近所迷惑としか思えない大騒ぎ。そこにめんどくさいリアルJKやガチレズ婦警やらなにやらが続々仲間入り。
もうとにかく「めんどくさい」空気が充満してる漫画だと思います。
メインの登場人物が総じて間違いなくどうしようもなく、いちおうメインヒロインらしい井森さんに至っては「こいつめんどくせえええええ」と叫ぶたくなることうけあい。
でもそこがほうっておけない可愛さでもある・・・のか?
ヒロイン21歳無職、自称女子高生。ウザい。主人公も負けず劣らずダメ人間。
でもこんな賑やかさがツボなギャグ漫画。でもやっぱウザいな。
ウザいけど、されるがままにいじられるシーンとかはしおらしくてかわいいかも。
唯一とも言える癒し・松岡さんのツヤツヤ肌がエロかわいいのでもっと登場させて欲しいな!
『イモリ201』1巻 ・・・・・・・・・★★★☆
直接的だったりマニアックだったりなエロ描写の豊富さがナイス。面倒で愛らしいキャラ達。
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