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正直どうでもいい(移転しました)

マンガ感想を主に書くブログ。移転につき凍結中。

[本]異色のコラボで生まれるぬるさ 『だぶるじぇい』

だぶるじぇい(1) (講談社コミックス)だぶるじぇい(1) (講談社コミックス)
(2010/01/15)
亜桜 まる

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   伝統芸継承部に入部しました。

マガジンにて連載中のシュールショート作品「だぶるじぇい」。
原作は説明不要の野中先生!作画は「えこといっしょ」を連載した亜桜まるさん!
シブい劇画調作品を得意とする野中先生に、ポップな萌え系漫画化のまるさん・・・。
そんな恐るべき錬金術の末に誕生したのがこの作品です。

主人公(?)のはじめは伝統継承部に入部します。
そこは個性豊かな・・・そして意味のない一発芸・・・いや伝統芸を継承する人々がいたのです。
彼らが各々の得意とする伝統芸を使い、日々をなんとなく生きていく様子を描いています。
お気に入りは部長ファミリーズ、副部長、相良君あたり。
特に好きなのは、やっぱりこのシーンかなぁ。

20100305094025.jpg

女の子がピンチのそのとき、カッコいい漫画論を語り救う部長・・・。
そんな彼の作品がコレ。

20100305094213.jpg

常識に囚われない自由な作風・・・これには漫画マスター小学生相良君も驚き。

はて、じゃあ面白いんかいなと言いますと・・・難しい作品だなぁと
爆笑とは行きませんし、人を選ぶ作風だし、なんというかシュールすぎて・・・。
内輪ネタも多いので、そういうのが嫌いな人も多いかもしれません。
ですがいいキャラは揃っていますし、2巻以降盛り上がっていくように思います。
絵に関しては素晴らしい出来ですし、野中さんのテイストもきっちり残っていますので
両作家さんのファンに広くお勧めできるものであると思います。
常におっぱいを強調するポーズの副部長さんがたまりませぬ。

『だぶるじぇい』1巻 ・・・・・・・・・★★★☆
絵に関してはハイクオリティ。P28、104とかいいですね~。
ただ内容的には若干疑問符が付きまとうかな。

[CD]心えぐられる六年前へ 『ドラマCD 殻ノ少女 VOL.1 FILE00:六識事件』

風強いし雨はヤバいし寒いし大変ですよもう。





ドラマCD 殻ノ少女 VOL.1 FILE00:六識事件

イノグレさんから発売された同名PCゲームをドラマCDとしてリリース。
しかもこれが原作になかったエピソードだったり、全然違う結末だったりと
かなり注目どころの多い全3巻。さらりと一巻目について。

舞台は本編より遡ること6年…昭和25年が舞台。
冬子に昔話を聞かせるかたちで思い起こされた物語は
若かりし時坂が、最愛の女性を失った記憶でもあります。
ゲーム本編でも物語における重要なエピソードであった六識事件。
妊婦の子宮を胎児ごと引きずり出し殺害、遺体は十字架に張り付けにして棄てる…。
4人、5人とつぎつぎ犠牲者は増え・・・そして最後に。
ある日送られてきた、謎の荷物。
中には、最愛の恋人の、結婚指輪のはまった、手。
その後発見された恋人の遺体には、首から上が無かった。
死に顔すら見れぬまま、時坂は生きている。

時坂役・高橋さんの声のエロさがハンパねぇ!
シリアスなシーンや、惨劇を目の前に錯乱した様子もバッチリ。
常時こんな色っぽい声で話されたら男の俺でも大変なことになりますわ・・・。
ロリ紫ちゃんも新鮮…昔からしっかりものだったんだなぁw
1人三役の一色さんは本当におつかれ様です…。

あー。
それとオマケトラック「ここだけなぜかカルタグラ!」が予想外に素晴らしかった。
キャラな壊れっぷりもさることながら、そのラスト。
時坂と由記子の貴重すぎるやりとり。こればかりは聴いてもらわないと…。
泣いちゃうってこれは…ああああ~orz
殻ノ少女の本編における重要なバックボーンでありながら
その様子をゲーム内ではくわしくは扱っていませんでした。
このドラマCDを聞くことで、さらに本編に深みが出ることでしょう。
以下2巻へ続く。

『ドラマCD 殻ノ少女 VOL.1 FILE00:六識事件 』
カルタグラキャラも多数登場し、イノグレファンはたまりませんw

[本]届いた光 見えない光 『鋼の錬金術師』25巻

日記的なこと書こうと思っても結構ツイッターでやっちゃってるんだよなぁ。
あ、遅くなりましたが16万アクセス達成しました。ありがとうございます。
鋼の錬金術師 25 (ガンガンコミックス)鋼の錬金術師 25 (ガンガンコミックス)
(2010/04/22)
荒川 弘

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   さらばだ同志

アニメは劇場版のウワサもあるよねってところで原作25巻が発売されました。
今回はゴールドのメタリック仕様なカバー。背中を向け会う体と魂。
ここ3,4巻は激熱な展開のオンパレードでありますが
この25巻はさらに物語が大きく動きエピローグがやや見えてきた展開へ入りました。
そしてこの25巻収録分で連載も100話に到達!長期連載だなあ。

まず冒頭。ついにブラッドレイへ届いた一撃は
そのまま2名の殉職者…英雄をもたらす形となってしまった。
無力を嘆くリンだったが、笑顔で死んだバッカニアの意を次ぎ門の護衛を決意。
ホムンクルスを味方につけた軍正門は、いまだ破られず。

一方地下。
ロイと相対する歯抜け研究者はロイに扉を開けさせたいご様子。
当然のように人体練成を拒否するロイだったが
彼の目の前で、ホークアイの首元へ刃が振られる。
メイの登場で一転勝機を得るも、さらに現れたのはホムンクルス2体。
焦る彼らにとらえられたロイは理不尽な人体練成をさせられる。
生みだされたのは誰にも望まれぬ怪物。そして練成の代償は――――
20100424193516.jpg
焔の錬金術師の、
圧倒的精度と破壊力を誇ったロイの錬金術は…完全に封じられた。

一方アルフォンスは対峙していた。
扉の前の、自分の肉体と。
長年追い求めてきた自らの肉体を眼の前にして、アルは愕然としていた。
骨と皮だけの、立っているだけでやっとのような、あまりにも情けないそれ。
今そんな体に戻ってしまったら、自分は戦力でなくなる。
人間としての機能をほとんど失った鎧の体で、アルは扉へ突き進む。
20100424193615.jpg
自分の体を置いて、世界のため、戦いのため、自分のため。
約束をした。
必ずまた来ると。一緒になると。

とまぁかなりストーリーについてネタバレしてしまっていますが
もう熱すぎですよ今回は!24巻も相当だったけど、今回はそれ以上!
かなりの登場人物がいるハガレンですが、一人一人の背負ったものがしっかりと描写されているためポジションがブレず、読んでいても混乱しない本当に丁寧な仕上がり。
そのぶん少年漫画としてはかなり複雑な物語となっているため
かなりたくさんの説明・描写を入れる必要が出てきてしまっているのですが
それを補って余りあるほどの興奮!これほどじっくりと読める作品もめずらしいです!
ゆっくり積み重ねられてきた物語は、今最高潮に熱く花開いています。

兄弟、ホーエンハイム、イズミ、ロイと、人柱5人は完全集結。
反乱軍の善戦虚しくホムンクルスの目標はかなえられてしまった。
そして生きる喜びを得てなお戦いを続けるブラッドレイ。
対するスカーの腕には、新たな練成陣が。
今こそ火を吹くか、今まで大した活躍のなかったスカーの兄ちゃんの研究書!
どうなるんかなー、本当次が待ち遠しい。気持いいエンディングが見たいです。

『鋼の錬金術師』25巻 ………★★★★
スリリングな展開の連続でかなり盛り上がってます!あと2巻か、多くて4巻くらい?
バッカニアさんの死に様は普通に泣けるレベル。



【声のみ】素人?アニメ声の声優がエロボイスでセリフを読んでうp!
最高でした…!でも米欄みるとちょっと荒れてる様子。
XPからWindows 7への移行を急がなくてもよい5つの理由
NewPCにつきOS7。動いてくれないソフトウェアも結構あるんでXPが恋しい時もあります。
アマガミアニメ化決定 7月からTBSで制作はAIC
やはり来ましたね。しかもオムニバス形式。分かってるぜスタッフ。
さて、次はいまだアニメ化叶わぬ前作キミキスですが…。

[本]超短編ばかりで無理矢理単行本化! 『魔女っ娘つくねちゃんかおす』

魔女っ娘つくねちゃんかおす (シリウスコミックス)魔女っ娘つくねちゃんかおす (シリウスコミックス)
(2008/12/22)
まがり ひろあき

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   ・・まるで風のような女の子だったな・・

つくねちゃんシリーズの中でもとくにカオスな様子の一冊。まさに「かおす」。
作者曰く「吹けば飛ぶような短編を掃いて捨てるほど詰め込んだ」とのこと。
というわけで、6ページ前後の短編+4コマが190ページぎっちり収録。
結構読むのに時間がかかる濃厚な一冊になっていると思います。
どんな調子かというと
20100226142007.jpg
・・・・・・・・・まぁ、そういうシュールな感じで・・・。

一番気になったのは「ぜろ」シリーズ。
20100226141807.jpg
幼い頃のつくねちゃんの様子もかわいらしいし、
無印第一話で即刻焼死したマスコットキャラクター・ププリンの誕生秘話も。
あれで旅立ったあとすぐ死ぬんだから救われないなププリン・・・。
「かおす」ということで、無印時代のキャラもプラスキャラも勢ぞろい。
非常に賑やかに進行していきますので、以前からのファンも嬉しいですね。

もしかしてこれでつくねちゃんシリーズは終わりなんでしょうか。
もしそうなら哀しいですねー・・・ほんと、大好きな作品なので。
ブラックでシュールでアホらしく可愛いギャグマンガって結構貴重なんですよ。
暇さえあれば無印つめあわせを読んでますしねw
まぁでも、これまで楽しませてくれてありがとうつくねちゃん、と言いたいです。
あとは・・・OVAのDVD-BOXが出てくれれば言うこと無し!

『魔女っ娘つくねちゃんかおす』 ・・・・・・・・・★★★☆
これまで単行本化されていなかった作品をズラリと収録。密度ヤバい。

[本]少女の毒素 『2週間のアバンチュール』

2週間のアバンチュール (Fx COMICS)2週間のアバンチュール (Fx COMICS)
(2008/04/24)
中村 明日美子

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   約束よ

黒く、美しい。

強烈な一冊でした。
正直言って読むのが少々辛い物語でしたが、胸にのこるものも大きかったです。
中村明日美子さんの短編集。彼女の単行本を買うのは初めてです。

2週間のアバンチュール

少女の持つ純粋さと、不安と恋と、とびきり大きな悪意。
それぞれが濃密に絡み合って紡がれる物語は、とにかく黒い。
第一話では水泳の先生に、自分が気に食わない少女をレイプさせたり
2,3話では初潮を向かえ戸惑う少女の身体を、単なる興味で蹂躙していく。
20100320162819.jpg
そこでポイントなのが、どちらもやっているのは表紙の黒髪の女の子であること。
女性だからこその女性の傷つけ方が・・・またエグいというか・・・。
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秘密の関係の中、また別の感情が生まれていきますが、それを完璧に踏みにじるラスト。
読んでて不快になりそうなギリギリのライン。
もうこのシリーズはずーっとこうもやもやした感じが広がる妖しげな作風で
表紙で広がる青空のような爽快な気分には、決してなれない作品です。
女の子ってなんなんだろう。
こういう作品を読んでると、ほんと、その興味が尽きません。神秘です。
やっぱり自分は女の子が好きです。

チーズトースト考

一転コミカルなショートショート。
馬鹿馬鹿しい理論を組み立てていく伯爵にも笑えるし、オチも秀逸w

ヒメコちゃん

性転換モノ。
セックス中心に物語が進んでいく32ページは、男と女の繊細な感情がたっぷり。
男として交わった過去と、女として交わる今がシンクロしていきます。
事後「気がすんだっつーかー・・・フツーだったな・・・」とこぼす菊池がなかなか面白いキャラで読ませられますねー。そして深みにハマる自分w
まぁ、男だの女だの、細かいこと気にせずに楽しめればいいんですよ。
それができずに苦しむ姿もまた、見てみたいものでもあるんですけども。
菊池は女を楽しんでいるみたいで、なによりです。

彼の左目

著者の別作品の番外編。こちらはBLモノ。
男に集団レイプされるわ目は失うわでなかなかショッキングな過去を持つ男と、彼に惑わされていく医師。
幼い頃からの絆は、歪な形でいまだに残されている…。
これもなかなかエグい描写が光る秀作!
救いを求めていく男の姿とまた切ない・・・でもオチひでぇー!しかしそこがイイ!

これはただの自分語りではありますが・・・BLは円満ハッピーエンドじゃダメなんだ!
もっとこう・・・しがらみとか・・・もどかしさというか現実の厳しさというか・・・大事なものをたくさん失うことを承知した上での愛というか・・・そんな感じが好きなのです。思い通りにいかないんです。そこがいいんです。何を言ってるんでしょうか俺は。
ちなみに百合では完全円満至上主義をとります。

・・・まぁBLものをたくさん読むわけでは無いですが、これはグッとくるシチュというか、心理描写の流れが綺麗で読みやすかったですね。毒も十分。これは本編単行本も買ってみたいところ。

Belgian waffle

番外編「彼の左目」のまた番外編。
これはまぁ、とくに語らず、最後の手紙にのみ注目していきたいところ。
一瞬混乱しましたが、これは・・・どう判断すればいいんだろう・・・
しかし自分は、ハッピーエンドであると認識しました。そうでなきゃ意味がない。
日々を生きる上での余韻がたっぷり含まれたラストだったと思います。

『2週間のアバンチュール』 ・・・・・・・・・★★★★
エグくエロい短編集。BL幼女ノーマルプレイどんとこい。毒に魅せられます。

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ブログを引っ越しました。 当ブログは更新を停止し、新ブログにて更新をしています。 https://sazanami233.hatenablog.com/

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「さざなみ」と読みます。
漫画と邦ロックとゲーム。
好きなのは思春期とかラブコメとか終末。

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