2ntブログ

正直どうでもいい(移転しました)

マンガ感想を主に書くブログ。移転につき凍結中。

[本]秘密のカイカン・・・傷だらけの僕らの思春期。 『R-中学生』1巻

学祭です。大変だーい。
R-中学生(1) (ヤングマガジンコミックス)R-中学生(1) (ヤングマガジンコミックス)
(2010/04/06)
ゴトウ ユキコ

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   誰にも言えない僕のフェティシズム

前回の更新で触れていたのに、そういえばこの作品で更新していなかったなと。
そんなわけで今回はゴトウユキコ先生の「R-中学生」。
毒々しさとほんのりインモラルなムードを醸す表紙からインパクト強いですが
内容もなかなかに酷いものとなっています。もちろん褒め言葉です。
単行本のカバーには「このマンガにはバカくさいシーンやちょいエロな表現が含まれています」と書かれておりますが、この1冊でそれらを本当に目いっぱい味わえるようになっているかなと。思春期全開!
この1冊には6つの話が収録されており、そのどれもがイタ気持ちいい青春作品。
今回は内3話について書こうかなと思います。
こういう1話完結ものの作品は記事が書きやすいですねー。



赫色少年の素晴らしき日々

第一話から凄まじい出来。
しょっぱなから普通じゃない物語と作者のセンスに圧倒される、渾身の1作。
この作品で第60回ちばてつや賞ヤング部門大賞を受賞したようです。

主人公は中学生の伊地知くん。人には言えない特殊性癖持ち。
彼はこっそりと、ゴミ袋を開けて臭いを嗅ぐ。中身は女子トイレのアレやコレや。
伊地知くんは女の子の汚物に性的興奮を覚えるのだ。
そのむせるほどの異臭をいっぱいに味わって恍惚の表情。まさに変態ですね。
しかしそんな秘密の日々は、ある日唐突に崩れ去る。
一年の女子に、女子トイレのゴミの匂いを嗅いでいるところを見られてしまったのだ。
逃げ出す女子を追いかける伊地知君。しかし女の子は生理中だったのか、走るにつれて脚元から血が滴る・・・のを見て全力勃起の伊地知君。もうやだこの中学生。
そうしてなんとかその女子を捕まえて、ズバッと言って見せた伊地知君。

20101027020828.jpg

「君のナプキン、僕にくれ」

早くこの中学生を止めろ。

こんな感じでダメダメな伊地知君ですが、なんとこの後その後輩と交際を始めます。
その女の子・小林さんは彼のために、自分のナプキンをあげ続けました。
彼女はわりとそういうアブノーマルな方面には寛容・・・というか、受け入れてあげようという努力と包容力がある女の子。いい娘ですなー・・・(?
面白いのは、彼女がショックを受けるのはそんな変態的な伊地知君の姿ではなく
自分とじゃなく、友だちを楽しそうに笑う彼の姿だったこと。
自分でいるときよりも楽しそうな笑顔が、遠く離れたところにあるのだ。
そんなありふれた、普通の理由で、彼女は傷ついた。
作中で描かれていることに限定してしまえば、彼氏彼女としての伊地知くんと小林さんはナプキンという到底普通とは言えないアイテムでのみ繋がっていて、それは他人には通常見せることのない点だからこそお互い妙な信頼感で繋がっていたのだと思う。
秘密の共有というのは、優越感やらなんやら、確かに素敵な感覚があるはずだ。
けれどそれは結局伊地知くんに小林さんが応えてるという形ばかりで
あまりにもバランスが悪い関係だった。
だから、案外すぐに2人は崩れ始めてしまったのかな。

20101027020820.jpg

小林さんからすればあまりにも手応えの無い、といったら意味がおかしくなるかも知れないけれど、恋人でいる意味が分からなくなるほどには、伊地知くんは自分しか見えてない。
掛け合いというのは、自分と相手がちゃんと向き合えてないと成り立たない。
小林さんの向かいにいる伊地知君は、彼女じゃなく彼女のナプキンばかり見てる状態。
うん、最低だ。

小林さんは彼女なりに伊地知くんと向き合えていたんだけど、伊地知くん自身は小林さんとは向き合えていなかったように見える。というより、向き合えていたつもりでいただけ。
彼にあるのは自己満足のための興味だけだったんだなぁと、ややガッカリ。
フラれそうだっていうのに、真っ先に考えてるのは「もうナプキンが貰えない」だし・・・。
けど、全て終わったあとに見つめなおして成長できるなら、それはそれで。
最後には、彼はちゃんと世界を広く見ることができている。
そしてラストシーンで、名も知らない女の子のナプキンを嗅ぎながら小林さんのナプキンを求め続けている伊地知君の背中は、変態うんぬんは置いといて、相変わらずちょっとズレてるのも置いといて、恋する男の子だなと思う。
彼なりに答えを見つけた上で、もう一度小林さんを求めているのだから。
でも、もう遅い。

・・・という、結構苦いエンディングを迎える内容。
上手い付き合いなんて出来ないんだ。だって、まだ中学生なんだ。
そういうむず痒い、もっと器用にできないのかよ!っていうところが
客観的に見るところの「思春期」だなぁとか思ったりします。
本人たちはあれで超一生懸命ですからね。だからタチが悪いというか、楽しめるというか。
この単行本で一番好きなエピソード。
失敗もまた青春だ!

黒ブラジャーの君

第2話ブラジャー話。
夏場にはみんな気になっちゃう、あの透けブラでございます。
夏服の白の向こうに見える色に目を光らせるのは自然の摂理。もはや本能。
そしてエロスに燃える男子中学生が透けブラを気にしないわけがありません。
(みんなあまり口に出しはしないけど、気にしてるはず・・・!)
今回はそんなところから始まる物語です。

いつも黒のブラジャーを着けている稲沢さんが気になる吉倉くん。
透けて見えるその黒への胸のときめきは、いつしか稲沢さん本人にも反応するように・・・?
しかしある日、クラスメイトの堀田を巡り2人にトラブルが。

「ウザい」「死ね」なんて辛辣な言葉を感情的に吐き出してしまったり
その事を後悔して涙を流したり・・・いつだって走りすぎちゃってる感じが素敵。
遠慮なしの感情は、いつだって衝撃的で心が熱くなる。
それは過激に燃え上がりもすれば、かつてないほどの落ち込みようを見せたりする。

20101028024614.jpg

普段見えない・見ることのできないそれぞれ1面。
いつだって能天気なような堀田くんも、悲劇に心底沈むことだってあるのだ。
ましてや家族を失ってまで笑顔でいられる子供がどこにいるか。
弱さなんてものは、自分にも他人にも見せたくないけれど、どうしたって溢れてしまう瞬間はあるものだろう。そういうのはあって当然なのだ。
エロくたって、大人になった気がしていたって、やはりまだ子供のままで
だからこそ些細なことで心が揺らいだり苦しんだりしてしまう。
傷つけたり傷つけられたりそのことで後悔したり・・・そんなのを何度も繰り返す。
そういった若々しい感性は、どういう面を見たって凄く魅力的。
読んでてなんだか胸が苦しくなってしまうなぁ。
懐かしい痛みがぼんやり浮かんでくるような、不思議な感覚を味わえるのです。
そりゃ今だってたくさん後悔したりしますけれどなんだか、あの頃とは違う気がしたりしなかったり。うーん。痛い。今の自分がどういう人間かを今理解するは難しいです。
あ、シリアスなシーンでブラチラを気にしまくる吉倉くんは流石の現役中坊ですねw
空気読めないエロへの興味もそりゃあるさ!

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色んな一面を見て、ちょっとだけ近づいて
前より優しく、前より好きになれた気がする日。
もちろん、黒ブラジャーも含めて、だ。

その球児・・・

しょうもない思春期の暴走を描く第5話。
主人公はスポーツ・勉強・ルックルすべて○、可愛い彼女もいる伴太樹くん。
まさに理想の男子そのものである彼が、最近悩んでいることは、自分の男レベル。
いつも下品なエロ話をしてて、女子からどんなに疎まれようと己を貫き続ける少年たち。
彼らのそんな姿を見て、伴君はなにかが自分に欠けていると感じてしまう・・・。
いや、お前はそのままでいいんだよ!と言ってあげたいくらいなのですが
どんどん破らなくていい殻を破っていく伴君の姿は、非常に間抜け眩しいものですね。

伴君はもっとバカになりたいけれど、そうなることで失われることが分かるから上手くバカになれない男の子。周囲を見渡せる頭の良さがあるからの閉塞感も、あるものなんだろう。
そんなわけで、自分に足りない何かを持っているエロバカ集団に憧れ
少しずつ彼らに近づき、絆を深めていきます。
そして周りからおかしな目で見られだしてしまうけれど、彼はそれで満足気。
普通の人と違うことがカッコいいとか特別だとか思いこんでしまう・・・そういうお年頃。でもそれでいいのです。まず自分が満足できなきゃ進めないのです、少年時代。
アウトローへの憧れは強まるばかりの伴君。
そんな彼を見て不安と戸惑いを覚える、恋人の早乙女さん・・・。
2人の関係はどうなってしまうのか、というのもこの話の見どころですね。

伴君を悩ませるのは完璧だからこそのコンプレックス、なのかな。

20101029204222.jpg

『良く出来る』ことが自分の全てのように思えてしまう。
本当の自分を、その価値を探してしまう。無意味なのに。
行儀のいい教科書のような自分じゃなくて、自分らしい自分を好きになって欲しい。
でも、こういうことを尋ねてしまうということは
彼自身、変わってしまうことの恐怖はうっすらとあるんだ。
でも早乙女さんの返答で、彼は決心してしまうんだよなぁw
ちゃんと見てくれるんだ、彼女は。だから彼は走るんだ。
そんな単純さも、男の子感あって気持ちよかった!

一大決心のもと戦場に赴き、見事男度をあげた伴君。
ラストでは「もみ夫」なんておかしな愛称で呼ばれるようになり
より少年らしい仕草を見せてくれるようになります。
「完璧」ではなくなっただろう。確実にダメな中学生男子だ。
けれど彼の笑顔や、彼を取り巻く人々の楽しげな雰囲気には、読者としてもニヤリとせざると得ないのです。こんな馬鹿をやっていられることがどんなに楽しく、どんなに貴重なことか!
この空間こそが「中学校」。中学生は、たのしい。

正体不明の欠落感は、誰もがふっと感じてしまうものなのでは。
避けられないもののようにも思うけれど、それをなんとかしようともがく少年の様子は
別に自分を重ねるわけではないですが、とても好きだったりします。
男の子が男の子らしくある瞬間ってのは最高に気持ちがいい!

それとこれには衝撃ですよ。
オレンジでこれやるとかほんとにバカだなコイツらw
それも堀田君はすごい良い顔で啜ってるんですよね・・・酷いw



ちと長くなりましたが、最後にまとめなど。
前にアップした「ウシハル」は一発ネタが多いというか、ストーリーをそれほど重要視していない構成・限られた世界観であるのに対し、この「R-中学生」はオムニバス形式のストーリー展開で、より幅広い人間関係を楽しめる作品になっています。
今回紹介した3話の他にも
父親を失った堀田家にて怒る、堀田君のAV騒動や、幼児体型コンプレックスの女の子がなんとか変わろうと色々しでかすエピソード、なぜか男子も女子も下着姿になって蜂を対峙する単行本ラスト等、様々な中学生が楽しめる1冊になっています。
中学校を舞台とした、下品なんだけどどこか甘酸っぱくもあるシナリオの数々は
なんともかんとも、読む人に様々な感情を呼び起こしてくれそうです。
読む人の奥底にある少年の心に呼びかける、ちょっとおかしな「あるある」ネタ。
この作品に登場する中学生たちは、間違いなく自分“だった”・・・の、かも。
「R-中学生」読んでいる間は、どうしても色々思いだしてしまいます。

よく言われるこの作品の下ネタも、自分は大好き。
青年誌掲載なので結構キツい話題もあるにはありますけれど、
けれどそれはネタっぽくもあり、ちゃんと物語に組み込まれた魅力的な要素の1つでもある。
そして見事に青春漫画として成立している。ややパンクっぽく。
カッコよかったり情けなかったり切なかったり楽しかったり。
変な風に輝くおかしな青春の日々!綺麗じゃなくてもいいんだって。
好き嫌い別れそうな作風ですが、自分は非常に面白い作品だと感じました。
読み返しては何度もほろ苦い感覚を味わったりしています。
そういえば「1巻」と打たれていますが、2巻はいつ出るんでしょうか・・・楽しみ!

『R-中学生』1巻 ・・・・・・・・・★★★★☆
いろんな感情がふつふつ沸いて悶えさせられる、破壊力ある作品。
全力で青春やってるのが本当に自分好みでした。中学生っていいなー。

[本]俺の牛がこんなに可愛いわけがない 『ウシハル』1巻

杉たんが覚醒してました。
ウシハル 1 (ビッグコミックススペシャル)ウシハル 1 (ビッグコミックススペシャル)
(2010/09/30)
ゴトウ ユキコ

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   牛がエロく見える時ってある?

「R-中学生」の作者でもあるゴトウユキコさんの作品。
表紙から分かりやすいですが、簡単に言えば牛の擬人化漫画です。
ウシハルのかわいさを堪能しつつ、彼女に惑わされまくりの主人公・清晴があわてる様を微笑ましく見守るのがこの作品の楽しみ。
この作品も、思春期の悶々なアレコレが詰まった内容となっています。



清晴の牧場にやってきた仔牛・ウシハル。
ウシハルはかつてこの牧場にいて、名前も清晴が付けたものだったのですが、事情により別の牧場に引き取られしまいました。それが今回、清晴の牧場に戻ってきたのです。
しかし返ってきたウシハルは・・・

20101024211432.jpg

なぜか女の子になっていました。
(手がひづめなのがポイントですね。)

けれど周りの人たちはノーリアクション。
清晴だけ、ウシハルが女の子に見えているのです。
周囲は平然と牛としてウシハルを扱いますが、女の子に見えてしまっている
絶賛思春期満喫中の清晴は、器用な対応ができるはずもなく・・・!
加えて女の子に見えてもウシハルは牛。乳牛です。
というわけで彼女が乳搾りされるのは当然であり、それも清晴限定でエロシーンになります。

20101024211409.jpg (クリック拡大)

※普通の乳搾りです。



にしてもウシハルちゃん、すんごいセクシー。
むちむちな体つきややや厚めの唇、あどけない表情・・・昂る。
そんな女の子が全裸で、無邪気に自分の近くで遊んでいる環境!
基本エロいことばかり考えてるような男子中学生はもうたまりませんよ・・・!
清晴君も、1巻収録話だけで結構マズいことやっていますw
ウシハルにスク水を着せたり、黒のブラを着けさせたり。
「背中」の良さに目覚める若干フェチっぽいエピソードもあれば
縛られてるウシハルを見て緊縛趣味を開拓してしまったり
練乳を舐めるウシハルに興奮して、練乳を彼女の顔にかけまくったりと
ストレートに性欲を表現したシーンが多いです。
というかウシハルちゃん自体がそもそもストレートなデザインですし・・・。

20101024211436.jpg
ウシハルちゃんまじ背中美人。

けれど、ただ欲望に忠実なだけが思春期ではないですよね。
タダで胸をもめる!と喜びながらも乳搾りは頑なにやろうとしなかったりと
エロいことへの興味はたくさんあるのにヘタレな所が
いい具合にリアルな中学生という感じで、可愛いかったりするのです!
そして「R-中学生」とセットで読むと、作者がどんなキャラが好きなのかもなんとなく分かる・・・ような気がしますね。主人公の男の子とか。
空気読めないぽっちゃりハゲのエロ中学生が今作にもいるというw

単行本ラストのオチが結構衝撃だったので、今後の展開がかなり楽しみ。
ウシハルの「人間の少女」としての幻想は、清晴に限ったものではなかったのは
なかなか面白い方向性に持って行くなぁと・・・!
今だからこそ見ることのできる、思春期の妄想力あってこその存在なのか。
ということはしばらくたったら見た目普通の牛に戻り、少年はかすかな切なさとともに一歩大人になった…みたいなちょっと甘酸っぱいラストシーンを想像してしまう・・・!



まとめー。
ゴトウユキコさんと言えば、結構露骨なエロネタをやってくれる作家さんですが
この「ウシハル」でもその方向性は変わりませんね。
ウシハルが絞られ縛られもう大変なことになっておりますよ、素晴らしい!
でものほほーんとしてるウシハルの様子は、エロさ抜きでも魅力的です。
清晴とじゃれあってる彼女の楽しそうな笑顔は本当に可愛い。魔性の雌牛。
単行本の構成も良いですねー。
短編をいくつも重ねていくタイプの単行本で読みやすいです。
こういう構成はさらっと何度も読み返せるので、個人的に好きなのです。
2巻発売を楽しみに待っていたいと思います。

『ウシハル』1巻 ・・・・・・・・・★★★☆
お牛さんむちむち擬人化?漫画。結構まったり、大分刺激的。

[本]男子も女子も揃いも揃ってバカばっか 『男子高校生の日常』3巻

いろいろ緊張してる時期です。結構忙しくなってます。
男子高校生の日常(3)(ガンガンコミックスONLINE)男子高校生の日常(3)(ガンガンコミックスONLINE)
(2010/10/22)
山内 泰延

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   一度でいいから思いっきりおしっこ漏らしてみたいな

やったね3巻発売、「男子高校生の日常」!
今回もやっぱり男子高校生の日常らしきものが展開されていきます。
1話あたり5~10Pの短編が並び、ギャグのテンポがいいのがこの作品の魅力!
今日はこの作品についてちょこちょこと書こうかなと。
それにしても公式でもネタにされてしまっていますが
主人公(タダクニ)マジ出番少ないな・・・。



さて、「男子高校生の日常」と言えばあの女の子ですよね。

20101022232011.jpg

どこのバトル漫画だ。
な登場シーンが素敵な今回の文学少女ちゃん。
しかし今回はいつもの雰囲気とは違って、なんだかおどおど落ち着きが無い・・・。
2巻収録第30話で、ヒデノリを傷つけてしまったことを申し訳なく思っていらしく、どうやら謝ろうとしているらしいのですが、なかなか言葉が出てきません。
どことなく心地いいもじもじ感・・・・・・を味わってたらしかし様子が変わります。
なぜか文学少女は次々アクシデントに巻き込まれていき

20101022232026.jpg (クリック拡大)

はずかしい恰好で絶叫する謎展開へ。
十分に笑ってしまったこの話ですが、なかなか良い方向に行きそうな気配を感じる・・・!
まさかヒデノリがラブでコメっちゃうようになってしまうのか・・・!?
しかし恋愛要素を濃くしてしまうとこの作品の良さが薄れてしまいそうなのがジレンマw
まぁどんな風に関係が変わっていっても楽しめそうなんですけどね!


それとこの作品、前回のオチの続きが次の話の扉絵となっており
単行本で読むと一層テンポがよくなって面白く感じますね。
例えば上の文学少女は、最後は鼻血を出して倒れるのですが、次の話の扉絵がこれ。

20101022232033.jpg

ヒデノリが彼女に、そっと上着をかけてその場を後にしたことが分かります。
なに男らしいことしてるんだヒデノリ!良いぞ!!
(カッコつけたことしてないでさっさと起こしてやれよと思っちゃいけませんか)
他にもヨシタケの姉がヒデノリ兄を気にかけていることが分かったり
カバンを木に引っかけてしまった!→クールな表情で手ぶらで歩いてる2人の絵(諦めたのかよ!)と、シュールに攻めてくることも。
こういう単行本のオマケみたいなのを扉絵として定番化するのは面白いなぁと。



友達の妹の告白現場をみんな見張ってたり、
例のごとく進路調査用紙ではみんなでボケ解答書いたり
落ち込んでる友達をほったらかしにして4時間監視し続けたり
幼馴染の女の子とベランダ越しでやりとりしてる男に嫉妬したりと
まぁーお前らよくネタが尽きないたのしい日常送ってんなとw
んで、結構容赦ないツッコミの仕方とかしてるんですよね。
おもいきった(酷い)ツッコミには、ギャグ漫画であることがあるにしても
軽いノリの根底にある登場人物たちの信頼関係・・・というと変かな
妙な結束感みたいなのが透けて見えて、微笑ましいんだよなぁ。
そういうのも、この作品が好きなポイントです。みんなノリがいい。
お前らよくそれで友達やってられんなと思うことがたくさんありますが!
というか酷いツッコミが目立っても、この作品絶対的にツッコミ人員足りてない!

そして巻末描き下ろし「女子高生は異常」は今回ももちろん収録。
男子高校生に負けず劣らずどころかむしろ勝ってしまっているバカさの彼女たち。
意外な過去が明かされたりーな今回でしたが、秀逸だったのがスカートの話。
もっと短く!業界の限界に挑め!

20101023001106.jpg

・・・・・・・・・。

『男子高校生の日常』3巻 ・・・・・・・・・★★★★
テンポのいいアクションと台詞回し。さらっと読めてかつ面白い。いいギャグ漫画です。
この漫画は単行本でのまとめ読みが一番楽しめる気がするなぁ。

[本]隠された想いが胸を打つ・・・アンドロイドと人間の切なく暖かな未来。 『イヴの時間』1巻

もう涼しいじゃなくて寒くなってきたような。
イヴの時間(1) (ヤングガンガンコミックス)イヴの時間(1) (ヤングガンガンコミックス)
(2010/09/25)
吉浦 康裕

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   Are you enjoying the time of EVE?

吉浦康裕監督のオリジナルアニメ作品をコミカライズ。
アニメはネット公開され大きな話題を呼び、今年の春には劇場版も公開されました。
自分としてもお気に入りの作品だったので、コミカライズは嬉しい限り。
未来の人間とアンドロイドの関係性。
今まで数多くの作品で触れられてきたであろうこのテーマに、改めて真正面から挑む本作。
今日はこの漫画の感想をー。



舞台は未来、多分日本。
アンドロイドが「家電」として実用化、一家に一台備えられていることが当たり前の時代。
主人公・リクオの家には女性型アンドロイドのサミィがいた。
ある日、サミィの行動履歴に不審な点があることと、彼女の報告と行動履歴とにやや矛盾があることに気付いたリクオは、友人のマサキとともにサミィが訪れたと思われる不思議な喫茶店にやってくる。
店の名前は、「イブの時間」
そこは通常では認められない、独自のルールが掲げられていた。
『当店内では…人間とロボットを区別しません』

その異常さを理解するには、この作品の世界の前提を知っておかなければなりません。
アンドロイドは家電です。道具です。
たとえ外見は人間そのものだとしても、彼らは所詮機械。
まれにアンドロイドに異常な愛着を持ち、恋愛感情まで抱いてしまう人間もいるが、そのような存在は社会不適合者。「ドリ系」として笑われ蔑まされる。
…というのが、一般常識としてある世の中が舞台。
まるで便利な奴隷のようなモノとして、アンドロイドは扱われます。
主人公・リクオもそこまで過激ではなくとも、人間が圧倒的優位に立つという考えを持つ。
それが自然で当然で、認められた世界なのです。
そんなリクオですが、「イヴの時間」と出会ったことで、少しずつ変わっていきます。



人間とロボットを区別しない空間、イヴの時間。
オーナーの凪さん、元気いっぱいの女の子アキコさん、賑やかな子供チエちゃんとそのお世話係シメイさん、いつも本を読んでいる寡黙な男性セトロさん、いつもイチャついているコージさんとリナさん…ひっそりと隠れるようにあったその喫茶店には、意外にも客はそれなりにいた。
初めて訪れた喫茶店でやや戸惑うリクオとマサキだったが
気さくに話しかけてくれたアキコとすぐに仲が良くなり、会話を弾ませる。
じきにアンドロイドの話になった中で、アキコはこう口にした。

「私は人間もアンドロイドもみんな家族だと思うのよ」
「いろいろ話してもっとわかってあげたいの。だって、家族だから」
「よくこう思うの。 “あなたは私をどう思っているの?”…って…」

アキコさんは、ロボットに愛着を持ちすぎる「ドリ系」なのか…と考えるリクオ。
アンドロイドを家族と考えるだけでも異常だと思われてしまうこの世界では
アキコさんのような人間は、確かに心苦しいだろう。
所詮エゴなのかも知れないが、それでも大切に想う気持ちはあって良いのでは…
なんとなく彼女のことを「ドリ系」と嘲笑うのははばかられるリクオ。

20101019015232.jpg (クリック拡大)

だからこそ、アキコがアンドロイドだと判明したとき、リクオは驚愕する。
アキコはあんなに自然に、楽しそうに会話をした。
ロボットのような事務的なものじゃなく、きちんと暖かな体温を感じる言葉で、
まるで人間のように、自分と会話をした。
ロボットには自分の知らない一面があることを、
彼らにはきちんと感情があることを、リクオは理解する。
そして彼女の「イヴの時間」での言葉は、彼女がアンドロイドであることを踏まえた上で聞きなおすと、意味が180度変わるのだ。

「私は人間もアンドロイドもみんな家族だと思うのよ」
「いろいろ話してもっとわかってあげたいの。だって、家族だから」
「よくこう思うの。 “あなたは私をどう思っているの?”…って…」

アキコは人間じゃない。これはアンドロイドとしての言葉だった。
彼女は人間を家族と考えているのだ。
人間たちはアンドロイドを家族なんて思っていない。道具としか思っていない。
事実アキコのマスターは、アキコをただの機械と扱う。
常に高圧的な態度で、傘も渡さず家に帰されたり、荷物運びさせたり、怒鳴りつけたり
もはやストレスをぶつける人形にもされてるような。こんな扱いが当然の社会だ。
そんな器のちっちゃい人間たちに対し、アンドロイドたちは
人間を家族だと、もっと歩み寄りたいと思ってくれている。
決して報われない隠された想いがあったことを、リクオは知ってしまった。



明確に人間とアンドロイドを区別したがる人間たち。
それはアンドロイドの外見が、あまりにも人間らしいからだろう。
人間とアンドロイドを見た目で区別するのは、頭上のリング以外に無い。
だからこそ、必要以上にアンドロイドをロボットとして、機械として、道具として扱う。
そうしなければ人間とロボットの境界線が揺らいでしまうからだ。
作中にもあった言葉だけど、浅ましいことにその「境界線」は人間の優位性を示すことに落ち着いてしまっている。人間の尊厳を守るためという大義名分を掲げ、ロボットは人間に従属する存在だという世界の常識を創り上げた。ロボットが恐いんだ、人間は。
徹底的に「ロボット=道具」という風潮を世間に植え付けようとしている倫理委員会の胡散臭さはもう見ての通り。ロボットを大切にすることに、必要以上に過敏になってるいるのは間違いない。
そもそもアンドロイドは作られた存在であるわけで、彼らが感情を持っているということは製作サイドは“あえて”感情を持つようにプログラムしていることは明らか。必要がない面倒はしないだろう。
にも関わらずそれをひた隠す政府(倫理委員会)…。
そう考えるとやっぱり倫理委員会の言い分はおかしいなと改めて。
彼らが目指す社会において、アンドロイドの感情なんて不必要すぎる。
なのにアンドロイドたちはみな感情を持ち、それを人間には悟られないようにしている。
「ロボット=道具」の風潮は、アンドロイドに心理的に近づきすぎてその秘密を知る人間が発生するのを防ぐためなんだろう。何故そんな無駄な危険を冒してまで感情をこっそりプログラムしているのか。
まとめると。
アンドロイドが感情を持っていることを一般人に知られてはならない理由と、
それでも絶対に各アンドロイドに感情を備えさせなければならない理由があるはずなのだ。
それがなんなのかは、物語が進めば明かされる…はず!
(アンドロイド開発機関と倫理委員会は別なのかな)

…さて、ちょっと話を戻してみる。
確かに、境界線を揺らぐということは恐ろしい。
尊厳うんぬんを理由にしていることを先ほどちと批判したけれど
人間のアイデンティティを守るなら、有効な手段ではあると思う。
優位に立つことでしかそれを保てないのは人間の弱さだとも思うが…。
…なにを変なこと言ってるんですかね俺は。臭い思想家になってるぞ。

しかし、ますますもってロボットたちはかわいそうだ。
何か政治的理由?で勝手に感情を持たせられ、その感情を隠すような生活を強いらている。
人間のような外見と心を持ちながらも、人間たちに道具として使われるアンドロイドたち。
感情を持たせられたせいで、本来感じるはずのなかった痛みを彼らは持っている。
残酷だなぁ。
この世界にアンドロイドたちの幸せなんて、ほとんど無いように思えてしまう。
彼らは今のところ、傷つけられるために生まれているようなものだ。
人間と歩み寄りたい思っているアンドロイドにとっては。



そんな苦い思いをしながら読み進める中で、リクオの姿は非常に眩しいものです。
歩み寄りたいと願うアンドロイドたち。
その隠された想いを知ってしまったリクオには少しずつ変化が・・・。

マスターのためを思って工夫をした、サミィの淹れるコーヒー。
最初は「そんな命令はしていない、余計なことはするな」というスタンスだったリクオ。
けれどいつしか彼は変わりました。
彼らの想いを、不器用ながらにほんの少し掬ってみせたリクオ。

20101019015216.jpg

小さな小さな、大きな一歩。
その言葉には、感謝も込められているはず。
この後リクオは目にしませんが、サミィはこっそりほほ笑むのです。
嬉しそうに。人間のように。


単行本後半で描かれるアンドロイドたちの恋愛も面白い。
その内容も、ちょっと切ないながらも胸熱くなるものですが
こういう恋愛を絡めたエピソードもあるのは、個人的にも好き。
恋愛ができるほどに完璧な感情を持ち合わせているのか、という驚きと
リクオとサミィの未来に、1つ面白い可能性も増えたなという、下世話な楽しみが…!

それと、これは漫画版にて自分は初めて触れるエピソードでしたが
アキコさんのマスターとリクオが仲良くなる話も興味深かったですね。
これでちょっと、アキコさんが報われてくれるといいなぁ。
そう簡単に変わることはないってことはわかるんだけど。



まとめ。
作画担当は今回で初連載・初単行本の大田優姫さん。
新人さんですがすでに絵柄は確立されてる感があり、かなり安定しています。
繊細で落ち着きある雰囲気は、男女ともに広くオススメできるものとなっているかなと。
コミカライズとしても非常に丁寧な内容で、追加エピソードもあり嬉しいです。
原作が好きな人は当然のことながら楽しめるでしょうし、原作を知らない方にもこの作品の魅力や面白さはあますことなく伝えられるのではないでしょうか。
激しいアクションなどは無い、ゆったりまったり、切なくなったり心温まったり。
古典的なテーマですが、今改めて考えてみると面白いものだなぁと。
未来はどう変わるのか。人とアンドロイドは、どう生きるべきなのか。
まだまだ終わらない「イヴの時間」。
原作ともども、続きが気になる完成度の高い漫画版です。

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アニメ版に関してですが
自分も劇場まで足を運び、アニメ版の感想記事をUPしましたのでよろしければ→
しかし漫画版ではまだ描かれていない部分に関しても書いてるので注意。
というかアニメ版も文句なしに面白い傑作なのでオススメですよー!

『イヴの時間』1巻 ・・・・・・・・・★★★★
完成度の高いコミック化。幅広い層にオススメできるまったりSF作品。
今回思いついたことを書いていったら長くなってしまいました、読みづらくてすいません。

[本]笑顔も良いね!デレまくり七咲にズームイン! 『アマガミ Love goes on!』1巻

朝のニュースはズームイン派です。特に意味はありません。
アマガミLove goes on! 1 (電撃コミックス)アマガミLove goes on! 1 (電撃コミックス)
(2010/08/27)
エンターブレイン

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   そんなに覗きたいのでしたら・・・私が見せてあげますよ

まるまるたっぷり七咲づくし!な『アマガミLove goes on!』の1巻。
表紙良いですね・・・ブランコは七咲を語る上では重要なのですよ!
作画担当はあの上乃龍也先生・・・ということで、アマガミコミカライズの伝統とも言うべき方向性ですが、予想以上にえっちぃ仕上がりとなっています。
正直、水着着てるのに身体のあちこち見えすぎだと思いますよw
物語自体は原作ゲームのメインイベントを拾って綺麗にエンディングを迎えます。
アニメ七咲編も順調に進んでいるところで、今日はこの漫画版の感想を。

注意を。
アニメのネタバレが含まれている可能性があります。(まだ七咲編放送終わってないですし)
アニメを楽しみにしている方は、まだこの記事を見ない方が良いかもしれません。



さてさて「Love goes on!」の1巻ですよ。見ての通りの七咲メイン。
全編通してひたすら七咲七咲!な1冊なのでなので(たまに1年組登場)
語りたいことなんて七咲の可愛さしかないのですよ!というわけでそんな内容で行きます。

七咲は高校1年のクールな後輩キャラ。
彼女の魅力は、小悪魔的なのに押しに弱いところだと思っています。
この漫画ではそこがきちんと描かれているのが嬉しいですね。野外でキスを求められうろたえるところとか可愛すぎて・・・!!
けれど好きになった橘さんをヘタレ認定してるのもいいんだよなぁ。
いざと言う時に出す橘さんの本気に弱いと!
しかしその魅力が開花するのは中盤以降。
序盤はやはり、彼女の小悪魔的な笑顔に翻弄されてこそ。

20101016113404.jpg

最初はとにかく七咲にドキドキさせられっぱなしの橘さん。
しかしいつの間にか形勢逆転。
いつしかデレデレになって、橘さんに赤面させられまくりになる七咲が・・・もう!!
そして盛りもついた橘さんも一層調子にのり、いろいろヤリたい放題。

20101016113425.jpg

首筋にキス痕つけられちゃう七咲。
七咲の表情がえっちぃなぁ畜生。ちょっとフェチな独占欲が駆り立てられる・・・!


そして物語も終盤へ。
橘さんへの想いが強まるうちに水泳に身が入らなくなっていく七咲。
ついに、期待されていた・自分も目指していた大会代表選考に、落ちてしまった。
自分がちょっかいを出したせいだと責任を感じる橘さんですが
七咲は彼を責めもせず、来年があるから・・・と気丈にふるまう。
けれど、空元気にも限界はあるのは当然で。
「大会にメンバーに選ばれた・・・って先輩に報告・・・したかった・・・です」
涙をこぼしながらそう言い、涙を隠すためにプールに飛び込んでしまう。
七咲の弱さがおもいっきり露呈する貴重なシーンですね。
あまりにも自分で背負いすぎる・強くあろうとしすぎる女の子。
胸が苦しくなるシリアスなシーンですが
この後の橘さんの行動があまりにも主人公らしくて素晴らしいのです。
七咲を追って、橘さんは華麗に制服のままプールにダイブ!!
これはにはさすが七咲もびっくり。
「何を考えているんですか!?」

そしてこれに対する我らが橘さんのベストアンサー

20101016113421.jpg (クリック拡大)

「七咲のことに決まってるだろ」

決まったあ――――――!!



まとめ。
本当にひたすら七咲を眺めてニヤニヤする内容でしたねw
成年向けでも活躍している作家さんということで、サービス満点な1冊。
特に股間の水着の食い込みはすさまじかった・・・です。
画像使おうかと思いましたが、あまりにもあんまりだったので止めました。
見たかったらお手にとってみてはどうでしょうか(酷い宣伝)。

ただこの1冊でエンディングまで進むために、展開の足早感はややあります。
物語を進めるためにラブ度の高いイベントが多く、彼女のクールな雰囲気はやや薄目。
個人的に薄めて欲しくなかった要素ではありますが・・・むむ・・・
しかしながら彼女の笑顔がたくさん描かれてもあり、そこは七咲ファンとして嬉しい所。
アマガミにおいて重要なクリスマスイベントも唐突ながらもきちんとあり、物語としての締りはあります。各イベントの再現っぷりなども含め、原作を大事にしたコミカライズ作品として良い出来だと思います。
欲を言えばもう1巻くらい七咲で単行本を出して欲しかったのですが・・・!
次回はヒロインを変更してのリセットということで、2巻を楽しみにしたいと思います。
「ヒロインを可愛く見せる」点において、間違いなく破壊力のある1冊です。

『アマガミLove goes on!』1巻 ・・・・・・・・・★★★☆
もうちょっとクールな七咲も見たかった?けれどこの笑顔はたまらない!

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