[小説]呪われた者たちの“正しさ”とは 『C3-シーキューブ』12巻
たまにやるラノベ更新。
止まれ。いや。止まるな。
アニメも現在放送中の「C3 シーキューブ」の最新第12巻です。
不安だったアニメが予想よりいい感じでうれしいです。フィアかわいい!
これで原作も大ヒットすれば・・ご祝儀適的に前作「ぼくと魔女式アポカリプス」の新刊も出るのでは・・・なんて淡い期待を持っているわけですが、・・・うん、ムリっぽい。
魔女カリ復活への希望も託したりしてますが、シーキューブそれ自体もとても好きで。
今回もこの作品らしい2面性ある内容になっているのではないでしょうか。
あとカラー口絵で乳輪みえてますね。サービスサービスゥ。
さて今回のメインイベントは奈良・京都の修学旅行。
わいわいと友人同士で盛り上がってる様子にはニヤニヤしてしまうというもの。
修学旅行というスペシャルな時間の中で、どう行動すべきかに頭を悩ませるヒロインたちの姿にもまた。
しかし旅行先で以外な出会いを果たすことになります。
それはビブオーリオ家族会。
解散したはずの彼らは、遠いその地に争いをすてた生活を送っていたのでした。
しかし平和を望む家族会と主人公一行に、竜島/竜頭師団のニルシャーキら、闇曲拍明率いる研究室長国とぞくぞく敵対勢力が登場。三つ巴、四つ巴の戦いになっていきます。
個人的に嬉しかったのは家族会のメンバーの再登場。
シリーズのわりと初期のころに活躍した彼らですが、お気に入りのキャラも多かったです。
組織としてでなく家族として愛し合っていた彼らは、戦いから退いた今でも、愛でつながっていました。しかしそれは歪んだものなんかではなく、ありふれた普通の家族としての、正しい愛。
二階堂クルリちゃんがとんでもない萌えキャラになってたのも最高ですな!
家族会メンバーの変化には、おもわず心温まりました。
そして修学旅行なので、当然イベントだって盛りだくさん。
ラブコメ的にも今回見逃せない大きな変化がやってきましたし、必見です。いんちょーさんの恋する乙女っぷりが最高潮すぎて素晴らしい・・・!
んでもって思ったのが、今回もエグいことやってんなということ。
意表を突く展開が連続するのはこの作品の面白さですが、直接的なグロさというより、精神を蝕ませる毒のようなエグみを含ませてあるのもやはり特徴的。
クルリへの陵辱シーンがありましたが、あれは終盤明かされる事実を踏まえて読み直すと、さらにゾッとするシチュエーションでしたねえ。つーか、虎徹、お前・・・!
通常のラブコメ展開とのバトルでの温度差がアンバランスなんですが、アンバランスなまま12巻まで続いてきましたしね。こういうものですよ。そこが美味しくもある!
正しくあることを求める、呪われた道具たち。
正しいとはなんだろう。呪われた自分たちに、それを求める権利はあるのだろうか。道具の本質として「正しく」あろうとするなら、きっと人を傷つけるのに。
そんな葛藤を抱えつつ戦うキャラクターたちの姿も、今回の見所。
強烈に続きが気になるヒキで終わったのも面白かったですね。
しかし12月に出る13巻は、本編といったん離れて短篇集となるらしいです。
この12巻の続きが読める14巻はさらに先なのかー。もどかしい!
とは言え、2度目の短篇集となる次巻も楽しみにしています。
アニメとあわせて、未読の方は原作も読んでみてはどうでしょうか。
C3‐シーキューブ〈12〉 (電撃文庫) (2011/10/08) 水瀬 葉月 商品詳細を見る |
止まれ。いや。止まるな。
アニメも現在放送中の「C3 シーキューブ」の最新第12巻です。
不安だったアニメが予想よりいい感じでうれしいです。フィアかわいい!
これで原作も大ヒットすれば・・ご祝儀適的に前作「ぼくと魔女式アポカリプス」の新刊も出るのでは・・・なんて淡い期待を持っているわけですが、・・・うん、ムリっぽい。
魔女カリ復活への希望も託したりしてますが、シーキューブそれ自体もとても好きで。
今回もこの作品らしい2面性ある内容になっているのではないでしょうか。
あとカラー口絵で乳輪みえてますね。サービスサービスゥ。
さて今回のメインイベントは奈良・京都の修学旅行。
わいわいと友人同士で盛り上がってる様子にはニヤニヤしてしまうというもの。
修学旅行というスペシャルな時間の中で、どう行動すべきかに頭を悩ませるヒロインたちの姿にもまた。
しかし旅行先で以外な出会いを果たすことになります。
それはビブオーリオ家族会。
解散したはずの彼らは、遠いその地に争いをすてた生活を送っていたのでした。
しかし平和を望む家族会と主人公一行に、竜島/竜頭師団のニルシャーキら、闇曲拍明率いる研究室長国とぞくぞく敵対勢力が登場。三つ巴、四つ巴の戦いになっていきます。
個人的に嬉しかったのは家族会のメンバーの再登場。
シリーズのわりと初期のころに活躍した彼らですが、お気に入りのキャラも多かったです。
組織としてでなく家族として愛し合っていた彼らは、戦いから退いた今でも、愛でつながっていました。しかしそれは歪んだものなんかではなく、ありふれた普通の家族としての、正しい愛。
二階堂クルリちゃんがとんでもない萌えキャラになってたのも最高ですな!
家族会メンバーの変化には、おもわず心温まりました。
そして修学旅行なので、当然イベントだって盛りだくさん。
ラブコメ的にも今回見逃せない大きな変化がやってきましたし、必見です。いんちょーさんの恋する乙女っぷりが最高潮すぎて素晴らしい・・・!
んでもって思ったのが、今回もエグいことやってんなということ。
意表を突く展開が連続するのはこの作品の面白さですが、直接的なグロさというより、精神を蝕ませる毒のようなエグみを含ませてあるのもやはり特徴的。
クルリへの陵辱シーンがありましたが、あれは終盤明かされる事実を踏まえて読み直すと、さらにゾッとするシチュエーションでしたねえ。つーか、虎徹、お前・・・!
通常のラブコメ展開とのバトルでの温度差がアンバランスなんですが、アンバランスなまま12巻まで続いてきましたしね。こういうものですよ。そこが美味しくもある!
正しくあることを求める、呪われた道具たち。
正しいとはなんだろう。呪われた自分たちに、それを求める権利はあるのだろうか。道具の本質として「正しく」あろうとするなら、きっと人を傷つけるのに。
そんな葛藤を抱えつつ戦うキャラクターたちの姿も、今回の見所。
強烈に続きが気になるヒキで終わったのも面白かったですね。
しかし12月に出る13巻は、本編といったん離れて短篇集となるらしいです。
この12巻の続きが読める14巻はさらに先なのかー。もどかしい!
とは言え、2度目の短篇集となる次巻も楽しみにしています。
アニメとあわせて、未読の方は原作も読んでみてはどうでしょうか。
Comment
コメントの投稿
Track Back
TB URL