[漫画]下品でも単純でもないと証明します! 『こえでおしごと!』6巻
こえでおしごと! 6巻 (ガムコミックスプラス) (2011/07/25) 紺野 あずれ 商品詳細を見る |
エロゲの仕事が下品でも単純でもないことを証明します!
「こえでおしごと!」6巻が発売されました。
毎回凝った限定版を用意してくる本作、今回はなんとゲームが付いてきました。→こえでおしごと! 6巻 【初回限定版】 (ガムコミックスプラス)(AA)
うぶな女子高生がエロゲー声優をやってしまうという随分とひどい羞恥プレイに注目があつまり、アニメにもなってしまったこの作品ですが、この6巻はいつもよりぐっと真面目に声優業の厳しさを描いた内容になっています。
それでもサービスシーンは欠かさないのがこの作品のジャスティス!では感想。
今回は最近ちょっと出番が少なかった文花さんのエピソードが多くを占めています。
エロゲ声優として主人公の憧れの先輩であり、真面目でおっぱいも大きいナイスなお方。
しかし彼女、エロゲーでの演技は素晴らしいのですが、アニメのい現場となるととたんに緊張してしまい、実力を発揮することができないという悩みも抱えていました。
オーディションに出て見ても、いい役は全く獲得することができず・・・
そんな中、既に有名な役をいくつもゲットしている文花の同期・住吉神楽が登場。
不調な文花に対し、こんなセリフを吐きます。
(クリック拡大)
「エロゲーみたいな下品で単純な仕事ばっかりやってるから――
アニメに耐えうる技術とか度胸とかが身につかないのよ!」
エロゲの仕事も、大切な声優の仕事の1つ。
プライドを持って今まで積み重ねてきたものを「下品で単純なもの」と馬鹿にされ、イライラを募ら文。しかし現状彼女を見返せるような、アニメ関連の大きな仕事を獲得することは難しく・・・。
難しい局面に立たされた文花さんはどう立ち向かっていくのか。
文花さんの声優としてのレベルアップをしっかりと描いた大切なエピソードだったと思います。
ライバルキャラも憎たらしいだけではなく、恋愛や声優としてのライバル意識を絡めなかなかに読ませられる仕上がり。えっちぃシーンが少なくとも楽しめました。というとなんかおかしい気がしますけど、実際えっちぃシーンを売りにした作品であるのは間違いないと思うので、そんな中で声優業のハードな側面にもきっちり触れ、そこに真剣に立ち向かっていく声優さんたちの姿を描いたというのは大きいのかも知れません。実際面白かったですし。
過去にも声優業の難しさを語るエピソードはたくさんありましたが、今回はより生々しかった気がします。エロゲー声優がちょっとバカにされてしまうこととか。
現代の「売れる声優」に必要なスキルの話は、かなりリアリティがありました。
とまぁこの作品にとってはちょっと珍しい方向の読み応えを見せてくれましたが
紺奈はなんだかいつもどーりにラブがコメってニヤける展開を繰り広げてました。
ぐぬぬ。
今回は文花さんが強く存在感を放った巻でしたが、紺奈もちゃんと仕事はしましたね。
基本的に脱ぐ方向で。
というところで「こえのおしごと」6巻でした。
今回は間違いなく文花さんのターンでしたね。面白かったです。
過激なシーンが目立つ作品ではありますが、ネタに走り過ぎずしっかりと業界漫画らしいところも描く、懐の深さを見せつけた1冊と言えるのではないでしょうか。
しかしちょっとだけ寂しかったのは確かでもあり・・・!文花さんも脱ーげーよー!!(ジタバタ
そういえばエロゲの曲を歌った時、紺奈たちがユニット名に彼女たちが実際に通っている高校名を使ってましたが、大丈夫でしょうかね。いくら良くある名前の学校とは言え。
なんか学校バレしてしまうフラグのようにも感じてしまうんですが、心配しすぎかな。
結構長い恋愛になってきましたが、まだまだ楽しめそうです。7巻も期待。
『こえでおしごと!』6巻 ・・・・・・・・・★★★☆
生々しい話も交え、真剣に声優漫画をやってもやっぱり面白いんだなと再発見。
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