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正直どうでもいい(移転しました)

マンガ感想を主に書くブログ。移転につき凍結中。

[漫画]全力の情熱は連鎖する。『FULL SWING』5巻

FULL SWING 5 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)FULL SWING 5 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)
(2012/07/12)
武論 尊

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   振らなきゃ何も始まらないんだ。

武論尊さんが原作、マツセダイチさんが作画で連載された「FULL SWING」。
登場人物の関係が連鎖するような構成となっていた、実に青臭く泥臭い青春漫画。
ちょっと前に、最終巻となる5巻が発売されました。
個人的にはもっと続いて欲しかったんですが、単行本5冊、連載はまるっと二年ということで、ここらへんがいいタイミングだったのかなーとも思ったり。
それでは最終巻の感想を。



20話から24話の5話を収録。読み切り形式なので、特に気に入った話なんかをピックアップ。

●20話 福本直也
柔道をめぐってのボーイミーツガール。まぁこの作品基本ボーイミーツガール。
挫折を味わっても、そこからまた歩み出す・・・そんな1シーンを描き続けた「FULL SWING」ですが、そうなるとやっぱり雰囲気も重くなりがちだった。しかしこの作品はなんだか妙にコミカルで雰囲気がいい。きっと主人公がバカだからだろう。いやバカな主人公はいっぱい出てきたが、中でも頭からっぽな感じがいいんだろうな。集中できるものを見つけられたらそれに飛び込んでいける愚直さも気持ちいい。
ヒロインの景ちゃんもまっすぐで可愛らしい!マツセさんの描く女の子は連載が進むにつれだんだんかわいくなってきているけども、5巻新登場ヒロインだとこの娘が一番好きかな。

FULL1.jpg

女の子としての楽しみを我慢している分、月に一度だけ女の子になってめいっぱい遊ぶという景ちゃん。そういう小さな取り組みもいちいちかわいい。
しかし「女のコの日」と言われると、なんか、うん。なんでもない。やめる。
あととてもどうでもいいことですが、途中のバーガーショップのシーンで急に絵が少女漫画っぽいタッチになってて笑いました。なんかキラキラしてるw

●23話 岡秀樹
過去に登場しているオッサン、岡が主人公ともいえるエピソード。
前に登場したときもカッコいいところを見せてきているオッサンですが、この話のは一段とカッコいいな!オッサンの渋さ満点です。
今回は明確に「父と子」の関係性を描いていて、これがまた胸を熱くさせられる。

FULL 2

『いつの間にか"男"と"男"になっちまうんだ・・・!』

父と子はどうやって関係して生きていくんだろうな。こういうのだったら、カッコいい。
わりとクズだったら息子も、親父の触発されて心に日を灯す。それは感謝というより対抗。借りなんか作っておきたくないよというライバル心です。こうなったらコイツもきっとだいじょうぶ。

●24話 すべての愛すべき女たちと男たち。
最終話。どうしめるのかなと思ったら、なんとこれまで登場したカップルたちの性事情を描いたもの。いちおう少年漫画雑誌で連載されていたのに、よくやるものだと思います。
でも恋人になったらセックスの問題というのは切実なもの。と断言してしまいましたけど合ってますかね、完全知ったかぶりなんですけど。まぁ俺のことはどうでもいい。
個人的に1番好きだった小暮と潤のカップルが再登場し歓喜に沸く・・・!しかし夜にはなんかおっぱい揉んでました。ありゃーお前らやることやってたの!なんか嬉しいような残念なような嬉しいような・・・。あやっぱ嬉しいなw
そして各カップルそれぞれにセックスに対して思うところがあって。
どんなに好き合ってても、時々ちょっと関係が揺らいでしまう瞬間もある。
そういうときどこまで自分から歩み寄って解決に持っていけるかってことですかね。
しかし小暮は完全にサカリのせいだよ、潤をちゃんと幸せにしてやれオイ!

全24話の完結編としてこういうエピソードを持ってくるなら、もっとたくさんのカップルたちを再登場させてほしかったかな、とも思いましたが、まぁ構成上難しいかな。
そして最後の最後にはなんとあの人が・・・という結構衝撃展開。5巻でも活躍してたのに・・・!
けれどもう描かれない「第25話」への繋ぎがとてもいい。
ラストシーンのあの場にいた全員に、次の打席がつながれていくかのような。
急に終わってしまった感は拭えませんが、いつもどおりの1話ではなく確かにシリーズ通しての総括となる一話だったと思います。最後のページが綺麗ですね。



そんなこんなの第5巻。「FULL SWING」完結しました。
地味な良作、というのはこういう作品かなと思います。大きく目立ったところは少ないけれど整っており読みやすい。それでいてきちんと心を震わせてくれる。
一話完結の青春漫画ということで、そういうのが好きな人におすすめしたいです。
いろんなキャラクター、いろんな物語が散りばめられた作品。どこかに気に入るものが見つかるのではないかなと思います。
1巻から読んでいくと、新人であるマツセさんの絵もグングン上達しており、作家の成長を感じられる作品でもありました。いやぁ、初期と比べると女の子も随分かわいくなった。男キャラも凛々しい。
なにより、込められたメッセージもアツかった。
「人とのつながりを大切にしろ。自分を変える努力をしろ。立ち向かう勇気を持て」と。
情熱は人を動かす。情熱は伝わる。フルスイングは、連鎖する。

『FULL SWING』5巻 ・・・・・・・・・★★★★
完結巻。最終話はいろんな意味で注目どころでしょう。土の匂いが漂う、熱い青春ドラマ。

[漫画]この恋、もどかしすぎる!『ラストゲーム』2巻

ラストゲーム 2 (花とゆめCOMICS)ラストゲーム 2 (花とゆめCOMICS)
(2012/07/05)
天乃忍

商品詳細を見る

   ・・・いーよもう どこまでも付き合いますよ

「ラストゲーム」2巻発売!
もともと全三話の集中連載として構成されたお話ですが、好評につき連載化されました。
本屋行ったら今でてるLaLaの表紙になってましたね。人気出てきているのか!可愛すぎて買いましたとも。ちなみに雑誌の方はこの2巻のすぐ続きになってました。
さて2巻の感想を。1巻の感想はこちら。



もともと全三話で終えるはずだったため、1巻だけでとても綺麗にまとまっていました。
小学校、中学、高校、そして大学と、ずっと一緒で腐れ縁みたいな2人。
1巻はその構成が見事にハマっており、気持ちいい読後感を与えてくれていました。
というところで2巻。続編は大学生となった2人を描いていきます。
20歳を超えても、まったくもって二人とも進歩がない。いい意味でも悪い意味でもw
大学生になってまで、なんて純な関係やってるんだろうかと!
それがもう本当にかわいくて仕方ないのです。なんという牛歩。もどかしすぎる。

2巻で特にオイオイこいつらと思わせられたのは
いろいろあって九条に「私に何かしてほしいことない?なんでもする」といってもらった柳くん。
やったれ柳!花とゆめレーベルからヤングアニマルレーベル飛び出しちゃえよ!と、この2人にはありえない展開を冗談として期待しながら読み進めたら・・・やっぱりいつもの期待を裏切らない奴らです。
主人公の柳は家よし顔よしの勝ち組、そしてオレ様チックな少年。
そんな彼が自分の思い通りになってくれない女の子にお願いしたことは・・・

ラスト3

「下の名前で読んでほしい」ってこと。なんだよコイツかわゆ!!
ここでそういうお願いをするのが柳くんですよ。実際呼ばれて照れまくりだしなーあーもう!本当にピュアな奴らめ!10年来の腐れ縁で、いまさらこの進歩かよって。

この作品、いつもクールな九条さんを振り向かせようと柳くんは悪戦苦闘するっていう一番のお決まり展開があるのですが、お決まりと分かっていてもこれが読んでいて可愛すぎる。
柳くんのイケメンぶりは作中でアピールされていますが、彼はあまり嫌味じゃないですね。というか、自分の恋が上手くいかずいっつもジタバタ頑張っていて、微笑ましいくらい。
柳くんが他の女にグラつくこともないだろうなと思える。片思い一直線だねえ。




でもジタバタしてるだけじゃつかれてきてしまうもの。九条さんに全く反応がないわけでもないです。適度にデレ(・・・?)を出してきており、そのたび柳くんは浮ついてしまう。
九条さんがちょっと微笑みかけてくれるだけで柳くんは有頂天ですよ。
それで「コイツもしかして俺のこと好きなんじゃ」なんて。いや、そういう期待するたびに後でガッカリしてんだから学びなさいよと。でもいつまでもそんな微笑ましい男の子でいて欲しいw

ラスト1

九条さんがとる距離感って、時々すごく残酷かもしれない。
普段全然なついてくれないのに、ふとした時にはグッと近づいてきたりして。
九条さん自身が他人の気持ちにも自分の気持ちにも鈍感です。肝心な時にヘタレる柳くんと彼女の組み合わせは、ああそりゃ時間かかるよねえという感じ。

九条さんと言えば、2巻の7,8話なんかは九条さん視点が多く入っていて新鮮でした。
柳くん視点からじゃあまり見えてこない、九条さんが感じるささやかな寂しさが感じられてニヤニヤできましたね。恋とはまだ遠いけど、打ったらちゃんと、ゆっくり小さく響いてるじゃないですか。
彼女も柳くんの側にいる時間を大切に感じている。いい感じ。

ラスト2

柳くんと、だけじゃなく2巻で新しく入ったサークルのメンバーとも馴染めてきてますね。
本作はちょっとずつ九条さんが新しいことを知っていく、成長の日々でもあります。
そうそう、このサークルの女の子、藤本さんもいいキャラしてます。物語引っ張っていきます。元気いっぱいでかわいい。



「ラストゲーム」2巻はそんな感じ。小中高と時間が流れていった1巻とは違い、大学生に落ち着けて再始動。作者自身、1巻第3話の終わり方の後、どうストーリーを続けていけばいいのか悩んだそうですが、続編が読めて嬉しいというのが1番の想いです。
小学校からつながりがあるのに、どこまでもどかしい恋してんだよというw
純情すぎる大学生たちですが、大学生ならではイベントも活かされていていいですね。
1巻で感じたラブコメとしての少々のパワー不足ですが、2巻は全編ニヤニヤし通しでムハァ!
3巻以降もこっ恥ずかしくもどかしいラブコメを期待したいところ。
柳くんが萌えキャラすぎて辛い。

そしてこの2巻には最後に「わすれ雪」という読み切りが載ってます。
これがもう、名作。これ30ページほどの短い作品ですが、これだけでも★★★★☆つけたくなるくらい好き。
ラストゲームがだいぶ明るいノリのラブコメである一方、かつての「片恋トライアングル」や「夏のかけら」で見せてくれた、シリアスな中の鋭く切ない胸の痛みも天乃先生の持ち味。
この「わすれ雪」はかなり胸をえぐってくる切ない物語で、オチも含め素晴らしい。主人公がついつい悪口ばかり言ってしまうのも、最後まで読むとズキズキと。全編漂う切ない雰囲気もいい。

ラスト4

つなぐことができなかった手。それを踏まえてのラストシーンにはもう震えんばかり。泣いてしまいました。読み返すと見方がかわる構成もお見事。
天乃忍先生のこういう話も大好きだなぁ。というかここまで暗いのは初めて読んだかも。
この読み切りの出来も素晴らしいので、ぜひ読んでもらいたい・・・!!

『ラストゲーム』2巻 ・・・・・・・・・★★★★
ラブコメとしてグングン魅力上昇中の第2巻。本編とは雰囲気を変えた読み切りも必見。

[漫画]2012年上半期の読書感想まとめ

いそがしくて更新が滞り気味な最近。気づけば7月入って結構経ってしまった・・・。
今日は2012年上半期の読書感想記事のリスト更新。去年下半期のはこっち
全部で80更新してたようで。これぐらいのペースでまったりやれていけたらなという具合ですが、これからどうなるかなぁ。ひとまずもうすぐ試験期間ですが・・・!
まぁいいや。いつもみたく評価点数ごとにまとめていきます。



★★★★☆
熱狂がぼくらの背中を押す『四月は君の嘘』2巻
心ざわめく空の色。レッツ・ガガスバンダス。『空が灰色だから』1巻
歪み絡まる19歳たちの性。『ヒメゴト~十九歳の制服~』3巻
イヴの時間を楽しんでますか?『イヴの時間』3巻
全力でケンカして、全力で踊ろう。青春してるんだろ!『BUTTER!!!』4巻
胸の奥がずっとずっと熱いままなんだ。『演劇部5分前』

今期は満点(★★★★★)をつけた作品はなかったのですが、ここの作品もどれもすごく面白かった。これからを更に期待したくなるタイトルも多いです。
「四月は君の嘘」は今アツい少年漫画の筆頭といえるのでは。2巻ではぶっちぎりの大興奮。
「空が灰色だから」も大注目の新シリーズ。個人的には1巻第2話、3話の流れにゾクゾク。
「ヒメゴト~十九歳の制服~」も続きが楽しみすぎる一作。ストーリー展開が予想ができない、ちょっと複雑でカゲのある大学生たちの恋愛模様。ドキドキする。
「イヴの時間」漫画版は完結巻。原作アニメと並び立つ、素晴らしい出来栄え。
「BUTTER!!!」はなんかもう毎回高得点つけてる気がするけどやっぱり好き。勇ましい一歩なんて簡単には踏み出せない彼らを応援し続けたい。みんなかわいいんだ・・・。
「演劇部5分前」も完結。全3巻、高校演劇を舞台とした超青春。
あとタイミングのがして感想かけてないけど「3月のライオン」7巻も素晴らしかった。





★★★★
背徳と情欲で暴走する少年少女に目が離せない!『惡の華』5巻
青春は甘く切なく、ドキドキが鳴り止まない 『むすんでひらいて』5巻
みっちょんいんぽっしぼう! 『アマガミ precious diary』4巻
気持ちが育っていくキラキラな日々。『はじめてのあく』12巻
「好きだから」の先にあるもの 『ロング&ビューチフルライフ』

必ずお守りしますから! 『常住戦陣!!ムシブギョー』4巻
予測不能な恋と混沌の世界を疾走せよ『クラスメート、上村ユウカはこう言った。』1巻
今日も明日も楽しくゾンビライフ!『りびんぐでっど!』2巻
1人の強さ、仲間とともにある強さ 『ハンザスカイ』10巻
そこは明治の港町。優しさと季節の風を感じる癒し漫画『ちろり』1巻

傑作になりえた遺作。『よいこの黙示録』2巻
深く静かに心に染みる言葉たち。『同窓生代行 売野機子作品集2』
3月3日はヒナまつりだよ! 『ヒナまつり』3巻
好きな子がふたりに分裂!いま決断の時 『ウワガキ』3巻
この色香に惑わされたい。『妄想少年観測少女』3巻

近くて遠いせなか合わせ 『せなかぐらし』2巻
たっぷり、じんわり、甘いひととき。『あまあま』
嘘と罪に恋に縛られた姫。『屋上姫』3巻
君が好きだと叫びたい。『ねじまきカギュー』4巻
食べろ、生きろ、学べ。生命の物語。『銀の匙 Silver Spoon』3巻

君も僕もかわっていく。『君と僕。』11巻
世界が広がる。やさしくなれる。『Latin 高畠エナガ短編集 1』
今はまだ遠い君の所に。『鉄楽レトラ』2巻
鋭さを増す少女たちの闘争本能!『鉄風』5巻
電波少女は世界の秘密と出会う。『クラスメート、上村ユウカはこう言った。』2巻

波乱のコンクールが幕を開ける『四月は君の嘘』3巻
紡がれる人と戦艦の新たな絆。『蒼き鋼のアルペジオ』5巻
突然死んじゃったらどうすればいい? 『まじめな時間』1巻
妄執の果てになにがあるのか。いざ、最終局面へ。『朝霧の巫女』8巻
思春期の大暴走…もう後戻りはできない!『惡の華』6巻

触れて、感じて、愛して、1人で描く。『夏の前日』3巻
ゾンビ(に巻き込まれ)ライフはいつも賑やか。『りびんぐでっど!』3巻
女の子のげんしけんだなぁ。『げんしけん』12巻(二代目の参)
百合カップルに片思い男の子の三角形 『彼女とカメラと彼女の季節』1巻

いやーもう、『悪の華』の展開の凄まじさと言ったら!トップクラスに続きが楽しみな作品!
読み切り短編の名手である売野機子さんの『同窓生代行』も味わい深い一冊でした。
『妄想少年観測少女』は雑誌では完結しまして、完結の第4巻楽しみ。過激でじれったく甘酸っぱい、ナイス思春期恋愛漫画。
高畠エナガさんは要注目の新人作家さんの1人。『Latin 高畠エナガ短編集 1』はいろんな世界を楽しめる本でした。この人が描く表情は大好きだなぁ。
『まじめな時間』は雰囲気がツボった作品。軽くはなく、重くなりすぎず。
『朝霧の巫女』8巻・・・8巻・・・ついにここまで来た・・・次で最終巻・・・!
『夏の前日』の3巻は物語が大きく動きました。どうなってしまうのかハラハラします。でもやっぱり晶さんがかわいすぎてそっちに集中してしまう。しょうがないよこれは!






★★★☆
人と自然をめぐる、風味豊かな作品集『地上はポケットの中の庭』
小学校から大学へ、10年かけて挑む恋のバトル 『ラストゲーム』1巻
キスの3秒ルール、見せてあげます。『八潮と三雲』4巻
すぐ赤面しちゃう女の子、最高じゃないですか 『はぢがーる』1巻
前シッポもいきり立つ!パワーの源はドキドキとエロス『健全ロボ ダイミダラー』3巻

新たなダメ少女、登場。『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』1巻
声にできない想いを託して『雪にツバサ』2巻
男子高校生…魔法少女…?『妄想奇行―Adolescence Avatar』
色とりどりな世界のお伽話たち 『夜盗姫』
さよなら思春期の中の幻、ウシハル。『ウシハル』5巻

神話をめぐる戦争の終結『ゴッドシーカー』2巻
新たな希望へ進め! 『ハレルヤオーバードライブ!』6巻
この先生で大丈夫?保健室ではじまる医療ドラマ『放課後カルテ』1巻
もっとくっつきたいんだ。『たいようのいえ』5巻
星に届きそうな時代の、ささやかな恋たち『ほしのうえでめぐる』1巻

このモヤモヤも、空を飛んで吹き飛ばそう。『思春期飛行』
未来へつながる初期衝動 『THE DOG RACE 青山景初期作品集』
人も星も想いも、すべてめぐっていくんだ。『彗星★少年団』
暴走ブラコン妹と、無敵クールなお姫様『ウィッチクラフトワークス』3巻
素晴らしきかな農家の楽しさ逞しさ 『百姓貴族』2巻

25歳の、はじめて。『ひとりみ葉月さんと。』1巻
乳に幸あれ。『揉み払い師』3巻
毛を巡る暴走思春期じょりじょりラブコメ『スイートプールサイド』
1,2,3メインキャラ勢揃いでTRPG!『放課後プレイR』
こんなにも賑やかな、女の子同士の日々。『総合タワーリシチ』1巻

仲間を貶されて許せるか『常住戦陣!!ムシブギョー』5巻
取り戻せなくなる前に。『雪にツバサ』3巻
誰か声かけて・・・誰か好きになって・・・『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』2巻
恋と欲望のディープ・スロート・デイズ 『レセプタクル』
女子高生はやっぱり異常だな!『男子高校生の日常』6巻

お腹が空いて…どうにかなっちゃいそう…『pupa』2巻
今、別れの時。お嬢様は泣いて強くなれ。『ジゼル・アラン』3巻

「ラストゲーム」1巻は構成が見事でした。ラブコメとしてもばっちりニヤニヤできます。2巻は先日出ましたね。LaLaの表紙を飾ったりしまして、勢いが出てきている作品かも知れません。
『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』は・・・うん、イタすぎ。
『ハレルヤオーバードライブ!』は順調にストーリーが進行。青春バンドストーリー。
『放課後カルテ』はそのうちドラマ化でもしそうな。これからの成長が楽しみな作品であり作家さん。結構泣かされる漫画でもあります。
『ほしのうえでめぐる』は全2巻構成。まだ2巻が読めていませんが、とても楽しみ。この作家さんが描く宇宙との不思議な距離感と、こそばゆい恋愛模様は大好きです。
『総合タワーリシチ』はいちおう(?)百合漫画ですが、テンポいいコメディ漫画としての魅力が大きい。でももちろん百合要素も忍ばせており、なんにせよ心地いいです。





●アンソロジー系
一年ぶりにして更なる紳士の高みへ『アマガミ-Various Artists-』Vol.6
女の子の世界はやわく可愛く切なく危うい。『百合アンソロジー dolce』
採点の基準はたまにブレるんですが、基本的にアンソロジー系など複数の作家さんが参加している時には評価をしていません。でも一冊の本として気に入ることは多々あるもので更新はします。

●小説
かつて彼らだったぼくらが出来ること『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』4巻
思わず舌を巻く、良質な読書体験 『タイム・リープ あしたはきのう』
小説の感想はあまりかけませんでしたね。読むにしても感想書くにしても漫画がメインになりがちなので。月4,5冊ペースで読んではいるんですが。
「やはり俺の~」は大好きなシリーズで応援中。どんどん知名度上がっていってますね。

●同人系
名古屋コミティア40行って来たので本の感想など
コミティア100&第十四回文学フリマに行って来ました。
コミティア100で買った本の感想をいくつか。その1
コミティア100で買った本の感想をいくつか。その2
GWとかに行った即売会で購入した本の感想。同人誌での更新も適度にはやってみたいところ。



といった感じで80更新しました。更新ペースが落ち込んでいるのが気になるところ。
読書量は変わらないんだけど、更新に使える時間が減りつつあるというか。でも時間はなんとか捻出するもんだよってことでで、これからものほほんとがんばります。
感想書こうと思っても、書く内容で悩んでいる間に時間過ぎてしまったりすることが最近多くてアレ。小説更新やりたいし、ホワルバ2の更新もしたいし、少しはアニメのことも書きたい。漫画がメインですけど漫画に限定しているわけでもないので。
とかこんなことをやり続けてたら今月でこのブログ6周年。去年はわりと記念になりそうな5周年の年だったのに、スッカリ忘れてましたよ。まぁ別に覚えてても何もしてなかったと思いますが。
さて、ツイッターの時みたい思いつくことを適当に書いてきたら散文もいいとこに。終わります。
下半期もまったりやっていきたいですね。

[漫画]愛は無限か有限か。『ねじまきカギュー』5巻

ねじまきカギュー 5 (ヤングジャンプコミックス)ねじまきカギュー 5 (ヤングジャンプコミックス)
(2012/06/19)
中山 敦支

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   カモ先生の愛は無限なのっ!!!!!!

ウハー、かっこいい表紙だ。顔色悪そうなお姉さん大活躍の「ねじまきカギュー」第5巻!
まぁ美脚キャラということでしっかりそれをアピールしたイラスト。しっかり肉肉しいふとももだったり体のひねりだったり怪しい表情もいいなぁ。
これまでで1番好きな表紙かもしれない。インパクトも十分。
まぁこのマブルゥ姉さんが大活躍する巻なのですよ。

前巻→君が好きだと叫びたい。『ねじまきカギュー』4巻



ガタビシスターズがあっさり全滅してしまった前巻。
あんだけ「真打登場!!」的に登場した彼らが瞬殺される展開にはかなり驚かされた。
中山先生はもともとどストレートなバトルをやるために捻くれた展開をやる作家だと思うんだけど、この意表の付き方はすごく上手かった。俄然5巻への期待も上がっていました。
意外性をずっと持ち続けるというのは難しいことだと思うんだけど、やっぱこの作品上手い。

さて、5巻の主役はやっぱりマブルゥさん。4巻の時点でヤバいオーラを放ちまくりでしたが5巻はそれを全力全開に発揮しています。いやぁ病んでる病んでる!

カギュー1

とにかく濃ゆいキャラが勢揃いの本作においても、一際あぶない雰囲気を持つお姉さん。
何を考えているのかわからない、とらえどころのない挙動も怖いのですが、明らかに常人の感覚ではない重度のシスコンぶりも面白い。
自分は頭から水を被せられても温厚なままだったんだけど、カギューの頬に水滴がいくつか付けられただけで場を考えず一般人をタコ殴り!狂気ですらある溺愛。
あきらかに常識に縛られて動く人間でいないため(まぁそんなキャラはこの作品たくさんいますけど)、どう動くのかが本当にドキドキする。
そして39話は日常パートをちょっとやってから一波乱起こすのかな、と思いきや休み一切なしに緊張感MAXのバトルへ突入。この行き急ぐかのような疾走感はこの作品の目玉か。

で、実際このマブルゥさんがハンパなく強いのだ。
本作の主人公のカギューちゃんお姉さんであり、別の「螺旋巻拳」を継承。
マブルゥとカギューの姉妹対決は過去にない緊張感を持って展開しています。
姉を大好きなカギューちゃんだけど、姉がカモ先生を殺そうと知っていがみ合う2人。
「恋愛と家族愛、どちらをとるか」
今回のバトルは、単純に言えばそういう要素が強いのかなと。
まぁきっとどちらかを切り捨てることはせず、どちらも守りぬいてしまうのがカギューという女の子の強さだと思うのだ。マブルゥさんは強すぎるけどねえ、なんとかして欲しいな。
容赦なくカモ先生を追い詰めるマブルゥが「十兵衛(カギュー)だけを一生愛せないなら、カギューの側にいる死角はない」「人の愛は有限なんだぜ」と言うわけですが

agyu-2.jpg

カギューちゃんのムチャクチャな反論!
でもこれ本気に思っているのが彼女なんだよなあ。心のそこから信じている。
カモ先生は誰もかもを愛して、自分も幸せにしてくれる。カギューちゃんは周囲の人みんなが「好き」という気持ちで幸せになっていないと満足しないようで。愛とは奪うものじゃないと。

そしてカモ先生もまたカッコいい。コイツこんなにカッコよかったけか。
命が危険になっても自分の意志を曲げない。
「僕にも生徒は皆家族同然だっていう教師としての意志がある」(P104)です。
カギューだけを愛せるとはいえない。カギューは特別だけど、他の生徒達を愛することはやめられないと。・・・いやぁ熱い。カモ先生、こんなにカッコよかったのかとw
いつも優しいばかりの男だというイメージだけど、こういう時絶対に主張を譲らない。強い。



マブルゥが登場してからエンジンかかりっぱなしでテンション高いですねえ。
加えて5巻の終盤でさらに状況が代わり、ますます見逃せない状況に。
新キャラの生徒会メンバーも登場して、どう状況がかき回されるのやら。またしても濃い連中が増えたよ。生徒会長はまた随分とクセモノのようだし。そしてなにより・・・

カギュー3

マブルゥさんの暗躍怖いわ・・・!!
4巻のあのこっ恥ずかしいくらいの青春パートはこの展開のためだったのかと。
そして36話のラストで見せた暗黒面がいよいよ炸裂といったところ。
人間に潜む本性が暴かれるシーンはこの作品に多く登場しますが、その度ゾクゾクさせられますね!ここも好きなポイント。

人を好きになること。
そのシンプルなのに複雑になりがちなことを、怒涛のハイテンションで綴るバトル漫画でありますが、5巻もまたそのテーマにがっつり踏み込んだ内容であり、アツい。
バトルのスピード感や迫力が極上の魅力をきらめかしている。しかし決して勢いだけではない。
心震わせられるメッセージ性も込められており、ハイテンションの中でモヤモヤを見事に昇華させるカタルシスがある。小難しいことを、小難しいままの言葉じゃなく熱いエネルギーとして本能に直接叩き込んでくるような感覚が気持ちいい。
そういえばトラウマイスタも追い越して、中山先生としては最長の連載になっていますね。もう5巻かー、これからもゾクゾクさせてもらいたいものです。

『ねじまきカギュー』5巻 ・・・・・・・・・・・★★★★
圧倒される物語。勢いは十分、しかし6巻はもっとすごい展開になっていきそうな・・・!

[漫画]2012年7月単行本の購入予定

うげーもう7月!一年折り返してしまった・・・はやい・・・。
さて今月の購入予定も作りました。先月やったら便利便利。もっと早くはじめるべきだった。

参照 http://www.taiyosha.co.jp/comic/comic1207_date1.html

07/04 角川書店発行 いなり、こんこん、恋いろは。 4 よしだ もろへ
07/04 集英社 バクマン。 20(完) 大場 つぐみ
07/04 集英社 ニセコイ 2 古味 直志
07/05 白泉社 ラストゲーム 2 天乃 忍
07/06 秋田書店 空が灰色だから 2 阿部 共実
07/06 秋田書店 ハンザスカイ 13(完) 佐渡川 準
07/10 マッグガーデン ほしのうえでめぐる 2(完) 倉橋 ユウス
07/10 マッグガーデン 戦国妖狐 9 水上 悟志
07/12 小学館 ひとりぼっちの地球侵略 1 小川 麻衣子
07/12 小学館 ハレルヤオーバードライブ! 7 高田 康太郎
07/12 小学館 FULL SWING 5 マツセ ダイチ
07/12 芳文社 はじおつ。 2 卯花 つかさ
07/14 マッグガーデン flat 6 青桐 ナツ
07/14 マッグガーデン むすんでひらいて 6 水瀬 マユ
07/17 講談社 アゲイン!! 5 久保 ミツロウ
07/17 講談社 ボールルームへようこそ 2 竹内 友
07/17 講談社 AKB49~恋愛禁止条例~ 9 宮島 礼吏
07/18 小学館 銀の匙 Silver Spoon 4 荒川 弘
07/18 小学館 常住戦陣!!ムシブギョー 6 福田 宏 440
07/18 小学館 はじめてのあく 16 藤木 俊
07/19 集英社 イエスタデイをうたって 8 冬目 景
07/19 小学館 恋愛ディストーション 6 犬上 すくね
07/23 一迅社 ゆるゆり 8 なもり
07/23 講談社 ラブやん 17 田丸 浩史
07/25 スクウェア・エニックス いろは坂、上がってすぐ。 1 勇人
07/25 スクウェア・エニックス シスプラス 2 勇人
07/26 一迅社 ゆるゆり 9 なもり 900
07/27 アスキー・メディアワークス 妄想少年観測少女 4 大月 悠祐子
07/27 アスキー・メディアワークス フォトカノ Sweet Snap 1 柚木N’
07/30 少年画報社 それでも町は廻っている 10 石黒 正数
07/下 太田出版 青い花 7 志村 貴子
07/下 新書館 あさがおと加瀬さん 高嶋 ひろみ
07/下 新書館 ピュア百合アンソロジー ひらり、 8

今月はちらほらと完結巻を買うことになりそう。
あとは夏アニメで気になるものもチラホラあるので、原作本買うことになるかもしれない。
そうなるとしたら主にラノベになりそうですが。今期はラノベ原作多いですな。
そういえば最近小説の感想書いてないな。感想書きたい本は結構あるんだけども。
ああ、最近「アリソン」シリーズ読みだしたのですが面白い。
・・・なんかまとまりがなくなってきた。

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漣

Author:漣
「さざなみ」と読みます。
漫画と邦ロックとゲーム。
好きなのは思春期とかラブコメとか終末。

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