[漫画]新たな希望へ進め! 『ハレルヤオーバードライブ!』6巻
ハレルヤオーバードライブ! 6 (ゲッサン少年サンデーコミックス) (2012/02/10) 高田 康太郎 商品詳細を見る |
全然届いてなかったなぁ・・・・・・・・
ゲッサンにて連載中の「ハレルヤオーバードライブ!」の6巻が出ました。
恋と音楽に燃える青春バンドストーリー。前巻から引き続き新メンバー加入関連です。
表紙は今回から本格的に参入する若葉ちゃんですね。
演奏するとクセ毛が爆発してしまい、それを人に笑われるのが恥ずかしかった若葉。
しかしこの表紙ではそんな状態でも静かに微笑んでおり、本編と同様に彼女の成長を刻んだイラストとなっています。いい顔してますね!
前巻→更に加速、ラブ・バンド・ピース! 『ハレルヤオーバードライブ!』5巻
●5巻ラストで若葉が覚悟を決めてステージに上がりました。
そこから続く6巻では、自分の力でこのバンドを支えたいと願い、それが結果に現れます。
爽快なライブシーンから幕を開けた今回、色々と見逃せない展開が詰まっていますよ!
大きなアクションはありませんでしたが、細かな部分で新展開を迎えています。いや細かくはないか。実際に動きは少なくとも、大切な一歩を踏み出しています。
その1つが、明確に目標との差を自覚するということ。
小雨らティアドライブがゲリラライブを行ったあと、同じステージに立ったのは浅緋先輩。
ハル先輩の作った『希望』を奪った人物で、小雨が追い越そうとしている男です。
皮肉なカットですねえ。輝きの向こうから響いてくる『希望』。
浅緋先輩は小雨達が演奏を終えたあとのステージに立ち、圧倒的な才能と力量を見せつける。オーディエンスは大盛り上がり。その場の全員が魅了されて、話題も全てかっさらわれた。
彼の音楽は人々を虜にする。そのステージでは間違いなく彼がまぶしく輝いているのです。
何もかもが上を行く浅緋先輩。主人公たちにとってその輝きは忌むべきもの。
太陽の輝きの指す向きなど、このカットは非常に印象深かったです。
目指すべき目標であり、事実彼は輝いている。けれどその輝きは、小雨らの胸に悔しさを募らせるばかり・・・。
偶然とは言え同じステージに立ったからこそ見せつけられた、圧倒的な差。
●もう1つの進展。それはバンド活動の活発化。
小雨とハル先輩が協力して作曲をしたり、ライブハウスでオリジナル曲でライブしたり。
若葉が参加したことで必要なメンバーが揃ったこともあり、活動が本格化してきました。
それにもともと楽器の練習法などの描写もある作品でしたが、今回なにげにそういうのが多かったかも?
より貪欲に成長しようという向上心が見受けられた気がします。浅緋先輩のライブの影響か。
でも本格化してきたせいで、うまく演奏が出来ないことに悩むシーンもありました。
まぁなにごとも、やっていけばいつか壁にぶち当たるもので。試練の時!
7巻あたりでは麗の成長がポイントになりそうな予感。
あとこの進展に関して、ハル先輩のつくる新しい『希望』も気になる所。
誰かを強く想う気持ちをこめて作った歌『希望』。
新しいそれを作るにあたって、いったい誰をイメージしてハル先輩が曲を作るのか。
自然と小雨のキーに合わせて曲を作ってきちゃうハル先輩ですよ!この件はラブコメなイベントをこなすごとに進んでいくんじゃないかなーと思います。ふひょー。
あと小雨はひとまず感情を思いっきりこめた、それを歌った時にはいつでもスイッチが入るようなとっておきの曲を作ることが課題。さぁさがんばれ。
そんな風に、バンドとしての成長プランが見えてきたこともあり、視界が開けた感があります。
●さて進展と言えばもう1つ。ラブコメ戦線に異常アリ、ですよ!
具体的に言えばそう、てっきり作中的には悪役かとおもいきや・・・な御門先輩!
ええー、なにこれかわいい!
あんなにコワそうに登場して「この人は一筋縄じゃいかなさそうだな・・・ゴクリ」とか勝手に思っていたのに、まさかこんな・・・めっちゃいい人だしめっちゃ可愛いしで意表をつかれました。
「がんばったんだからね、褒めてよね」と言わんばかりですよ!かわゆ!
そしてどうみても鷹木部長を好きで・・タンポポとしては心中穏やかじゃない!
当然タンポポとケンカする場面もチラホラとあって、今後賑やかになること間違いなし。
御角先輩のラブコメぶりには目が話せませんな。ARCH ENEMYが好きだというのもいいなぁw
でこの巻では自分がイチオシしている麗ちゃんも大活躍しておりますよ。
適度にアピールをしてくる麗がまじでかわいい。具体的に言うと第31話。
オオオオオオオオ!この甘えた感じ、素晴らしいですね・・・!!
他にもアイスをたべあいっこして関節キスを意識しちゃう麗ちゃんとか、うまく演奏ができなくて涙ぐんじゃう麗ちゃんとか最高でしたねハイ。
恋のライバルであるハルさんだって好きで、恋愛的に正々堂々ありたいと願う彼女の誠実さもツボなのですが、でもこういう意識的に女の子っぽく振舞って見せてるのがたまらない。彼女が計算高いのはわかっていますが、それでも全然器用にはできないないあたりがなー!小雨が天然なので気づいてないだけだよ!もっと甘えちゃおうぜ!
これから麗がバンドのキーとなり成長が求められていくこともあり、7巻では彼女がメインとして描かれていくことになりそうです。これには期待せざるを得ない・・・!
しかしこの作品の女性キャラはみんな応援したくなっちゃうんだよなぁ。
そんなこんなの「ハレルヤオーバードライブ!」6巻でした。
バンドとしての課題が見えてきましたし、ラブコメ的にもさらなる進歩が見えます。
新キャラのおかげでこれからの展開も楽しみですよ。タンポポどうなる!
地道に前に進んできている作品ですし、これからも面白くなっていきそうですね。
恋にバンドに、全力をかけて青春を楽しんでいるシリーズです。
ラブ・バンド・ピース!
『ハレルヤオーバードライブ』6巻 ・・・・・・・・・★★★☆
大事な一歩を踏み出す第6巻。キャラも増えて賑やかになってきました。
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