[漫画]コミティア100で買った本の感想をいくつか。その1
コミティアから1週間が過ぎましたね。入手した本も読み終えられました。
どうせならいくつか感想かいてみようかなぁと思う今日の更新。普段同人誌で更新しませんし、たまにはということで。
気に入った本からいくつか。画像が残念画質なのは携帯のため仕様。
「高嶋屋。」さんの新刊「チョコレートと加瀬さん」。
たっぷりニヤニヤできる、甘み100%な一冊でしたね・・・かわいいなぁーもう!
新書館の百合アンソロジー「ひらり、」にて連載?中の「加瀬さんシリーズ」番外編です。定期的に買っている「ひらり、」でも特に楽しみにしている作品。
20ページほどの、本編と比べれば短めなエピソードですが、バレンタインなんてとっておきのお話を持ってきてるわけで、これが面白くないわけがないだろうっていう。
山田さんの乙女全開の慌ただしさは見てて癒されるし、加瀬さんが山田にだけきっと見せている特別な表情の素晴らしさにテンション上がります。
そしてこのセリフに心射抜かれる。「友チョコ・・・他の友達にはしてないから 誰にも内緒にしてね?」ってもう・・・友チョコって言ってんのに本気すぎるでしょうが・・・!
しかし高嶋先生のHPでさらっとコミックスって言葉が出てきて、ああ単行本化するんだなぁと一安心。同人誌とは話が外れてしまいますが、「ひらり、」はかなり良質な百合漫画を送り出してるので単行本化が待ち遠しい作家さんが沢山いるのです。まだひらりレーベルでの単行本出てないですし、加瀬さんシリーズの単行本も期待大!
続いても「高嶋屋。」さん。俺は自分で思ってるより自分が高嶋ひろみ先生が大好きなんだなって分かって来ましたよ最近。
さて「ポンチョ。」とはまんがタイムラブリーやらスペシャルで連載がされていた4コマ漫画。1巻は出たのにもろもろの理由で2巻が出版されなかったので同人誌で!というのが今回のこの本ですね。
このパターン、自分は以前にまがりひろあき先生の「よいこのしごと」って漫画で味わいましたが、4コマ界隈ではわりとあるあるな話なんでしょうかね。ちらほらと見かけるような気がします。ちゃんと買えてよかったー・・・。
彼氏が彼女さんの家に遊びにくるんだけどなぜか彼女さんの妹のポンちゃんと遊び転げて帰っていくという、ラブコメのふりしてあんまりラブいことしないコメディ漫画。しかし直接会うような描写がほぼ無いとはいえ、恋人同士の絆の深さを印象づける甘い場面は盛りだくさん。ニマニマしながら楽しめる一作でしたね。最終話は念願の・・・というお話で読後感もよし。読みやすく雰囲気も心地いい、賑やかな漫画でした。
「小さな子でも読める漫画」を目指したということですが成功してるんじゃないかなぁと思います。ポンちゃんがぐいぐい作品を引っ張っていきますし、大人キュラも純粋で。
個人的に、お化けに扮した彼女さんの手を一瞬で見分けてにぎにぎする彼氏、それに慌てながら赤面する彼女さん、な「バイトDEおばけやしき」のオチが大好きw
「Neige」さんの新刊「How's life?」です。
このサークルさんは葵さんに教えてもらったんですが、この作家さんの感性はなかなかに自分の心に直撃する。今回の新刊だってすごく淡々としていて、ちょっとドライな印象すらある。
今回の本は2つの短編が収録されていますが、そのどちらもなんとなく煮え切らない。その煮え切らなさが、なんだか魅力的なんですよね。
登場人物に特別な事件はおきない。悶々とした悩みや、現在の自分への違和感を抱えていて、ぐずぐずと立ち止まったりうまく歩み出せない女の子たちが描かれます。
そして結局を言えば、彼女たちは大きな結論は出さない。
「ピアノとわたし」では母親の期待を背負ってピアノを始めた女の子の話。
繊細で淡い印象がある絵とマッチした微細な心理描写・・・いつのまにかぐいぐいと引き込まれています。「しょうがないから」と言う「わたし」。最後のピアノを弾く姿に不思議と胸に刺さってくる。本当に煮え切らない。現実に押し流されてるだけ・・・なのになんとなく切ない。
表題作「How's life?」はなんとなく疎遠になった元カレと再開する女の子の話。
もう1つの短編は自己完結のお話だとするなら、こちらは他者との距離がテーマかな。
なんでもないように自然に会話をしていった、その最後にそっと小さな決意をするというのが面白い。決意といっても小さく、けれどそこから派別する様々な感情を想像するのが楽しいのです。そしてチクリと胸がいたくなる。
最後のページではちょっと泣きたくなるくらい。
なんとなく何かを感じる、そんな本でした。朧気なんだけど漂っている切なさ。
じっくり静かに読んでみたくなる、淡々と心のゆらぎを描いた一冊です。
「メメチダイヤモンド」さんの「トリコトナリテ」1~4巻。4が新刊でした。一気買い。
今回のコミティアで初めて出会ったサークルさんだったんですが、ツボすぎて衝撃。出会えてよかった、もしかすると今回では1番の掘り出し物かもしれない、予期せぬものに出会えたという意味で。
とびきり可愛い絵柄で綴られるのは、離せなくなった狼の男性と、甘えん坊で一途な小さいウサギの女の子の夫婦生活!ようするにロリコン狼が幼な妻ウサギ娘とイチャラブしまくる漫画である!
18禁ではありませんが2人の間にちゃんと夫婦生活があることは間違いなく昂ぶります!
それは興奮するというよりあくまでも微笑ましく見守ることができる絶妙のバランス。
舞台は動物たちの国、十二神国。森の動物たちは人間に隠れ、人間の姿をして生活している。そして自分の身分のずきんを着用することが義務付けられている。狼なら狼の、ウサギならウサギのずきん。
単純にケモミミではなく、みんなが耳つきフードみたいなのをかぶっているそのデザインだけでもひたすらに可愛らしくて心射止められる。
そしてなにより奥さんウサギの六花ちゃんがかわいすぎんぞ、と!
4巻までに新キャラもちらほらと登場したり、色々と事件も起きたりしますが、最終的には夫婦の愛情の深さを生温かく見守りニヤニヤする漫画だと断言できる!
一途でちょっとエッチで夫にベタ惚れで、もう本当にハートを鷲掴みされる女の子。
少女としての未熟さと、妻としての包容力・慈しみ深さをその小さな身体に共存させていて、くるくるといろんな姿をみせてくれるキャラクターなんですけど、そのある種の忙しさもツボですね。
妻となっても「恋する女の子」のまま在り続けている、日々のふれあいに新鮮に感動して赤面して興奮して・・・ああーなんか長くなってきましたけど本当にかわいいんだ、本当に!
一方、夫である狼の十真も魅力的なキャラクター。こんなかわいい女の子を射止めた男がどんなものかと見てみれば単なるロリコンムッツリ野郎じゃねーか!
でも仕事できる男ですし、ロリコンと言っても、妻への愛が大きくてそれを隠そうともしない、力強い夫婦の絆の証明でもありましょう。まぁロリコンというのは彼を面白半分になじるための言葉で、十真はロリコンだから六花を好きになったのではなく、偶然出会った六花に心惹かれて、結果的にロリコンのレッテル張られてるだけw
そんな男なので嫌いになれるわけもなく、むしろもっと心の奥底に秘めたムッツリエロスを開放し俺に見せてくれよとがぜん応援したくなるのですよ!だってどんな事だって六花ちゃん受け止めて頑張ってくれちゃいそうで・・・!
ということで主人公である夫婦にイヤミがなく、見ていて本当に気持ちがいい夫婦なのです。
2人ともが相手を全力で好きでいる。なんて眩しい、なんてかわいらしい!
あまあまなラブコメ好きならきっと好きになるシリーズだと思います!
そして本当に絵が可愛らしいんですよ・・・サークルさんのHPに行ってイラストをいくつか見てみると、どんなものかわかりやすいかも。六花ちゃんがする様々な甘い表情にクリッとした瞳にぷにぷにしてそうなボディラインにぐへへへうふふふ。六花ちゃんへの愛が止まらない。脳が蕩かされる。
とりあえず今回は以上の4つで〆。書いてたら長くなってしまった・・・。でもそれだけ熱く入れこむことができる作品にたくさん出会えたのってすごく嬉しいことです!
まだ書きたい本はあるのでその2も書きます。(追記)→書きました
どうせならいくつか感想かいてみようかなぁと思う今日の更新。普段同人誌で更新しませんし、たまにはということで。
気に入った本からいくつか。画像が残念画質なのは携帯のため仕様。
「高嶋屋。」さんの新刊「チョコレートと加瀬さん」。
たっぷりニヤニヤできる、甘み100%な一冊でしたね・・・かわいいなぁーもう!
新書館の百合アンソロジー「ひらり、」にて連載?中の「加瀬さんシリーズ」番外編です。定期的に買っている「ひらり、」でも特に楽しみにしている作品。
20ページほどの、本編と比べれば短めなエピソードですが、バレンタインなんてとっておきのお話を持ってきてるわけで、これが面白くないわけがないだろうっていう。
山田さんの乙女全開の慌ただしさは見てて癒されるし、加瀬さんが山田にだけきっと見せている特別な表情の素晴らしさにテンション上がります。
そしてこのセリフに心射抜かれる。「友チョコ・・・他の友達にはしてないから 誰にも内緒にしてね?」ってもう・・・友チョコって言ってんのに本気すぎるでしょうが・・・!
しかし高嶋先生のHPでさらっとコミックスって言葉が出てきて、ああ単行本化するんだなぁと一安心。同人誌とは話が外れてしまいますが、「ひらり、」はかなり良質な百合漫画を送り出してるので単行本化が待ち遠しい作家さんが沢山いるのです。まだひらりレーベルでの単行本出てないですし、加瀬さんシリーズの単行本も期待大!
続いても「高嶋屋。」さん。俺は自分で思ってるより自分が高嶋ひろみ先生が大好きなんだなって分かって来ましたよ最近。
さて「ポンチョ。」とはまんがタイムラブリーやらスペシャルで連載がされていた4コマ漫画。1巻は出たのにもろもろの理由で2巻が出版されなかったので同人誌で!というのが今回のこの本ですね。
このパターン、自分は以前にまがりひろあき先生の「よいこのしごと」って漫画で味わいましたが、4コマ界隈ではわりとあるあるな話なんでしょうかね。ちらほらと見かけるような気がします。ちゃんと買えてよかったー・・・。
彼氏が彼女さんの家に遊びにくるんだけどなぜか彼女さんの妹のポンちゃんと遊び転げて帰っていくという、ラブコメのふりしてあんまりラブいことしないコメディ漫画。しかし直接会うような描写がほぼ無いとはいえ、恋人同士の絆の深さを印象づける甘い場面は盛りだくさん。ニマニマしながら楽しめる一作でしたね。最終話は念願の・・・というお話で読後感もよし。読みやすく雰囲気も心地いい、賑やかな漫画でした。
「小さな子でも読める漫画」を目指したということですが成功してるんじゃないかなぁと思います。ポンちゃんがぐいぐい作品を引っ張っていきますし、大人キュラも純粋で。
個人的に、お化けに扮した彼女さんの手を一瞬で見分けてにぎにぎする彼氏、それに慌てながら赤面する彼女さん、な「バイトDEおばけやしき」のオチが大好きw
「Neige」さんの新刊「How's life?」です。
このサークルさんは葵さんに教えてもらったんですが、この作家さんの感性はなかなかに自分の心に直撃する。今回の新刊だってすごく淡々としていて、ちょっとドライな印象すらある。
今回の本は2つの短編が収録されていますが、そのどちらもなんとなく煮え切らない。その煮え切らなさが、なんだか魅力的なんですよね。
登場人物に特別な事件はおきない。悶々とした悩みや、現在の自分への違和感を抱えていて、ぐずぐずと立ち止まったりうまく歩み出せない女の子たちが描かれます。
そして結局を言えば、彼女たちは大きな結論は出さない。
「ピアノとわたし」では母親の期待を背負ってピアノを始めた女の子の話。
繊細で淡い印象がある絵とマッチした微細な心理描写・・・いつのまにかぐいぐいと引き込まれています。「しょうがないから」と言う「わたし」。最後のピアノを弾く姿に不思議と胸に刺さってくる。本当に煮え切らない。現実に押し流されてるだけ・・・なのになんとなく切ない。
表題作「How's life?」はなんとなく疎遠になった元カレと再開する女の子の話。
もう1つの短編は自己完結のお話だとするなら、こちらは他者との距離がテーマかな。
なんでもないように自然に会話をしていった、その最後にそっと小さな決意をするというのが面白い。決意といっても小さく、けれどそこから派別する様々な感情を想像するのが楽しいのです。そしてチクリと胸がいたくなる。
最後のページではちょっと泣きたくなるくらい。
なんとなく何かを感じる、そんな本でした。朧気なんだけど漂っている切なさ。
じっくり静かに読んでみたくなる、淡々と心のゆらぎを描いた一冊です。
「メメチダイヤモンド」さんの「トリコトナリテ」1~4巻。4が新刊でした。一気買い。
今回のコミティアで初めて出会ったサークルさんだったんですが、ツボすぎて衝撃。出会えてよかった、もしかすると今回では1番の掘り出し物かもしれない、予期せぬものに出会えたという意味で。
とびきり可愛い絵柄で綴られるのは、離せなくなった狼の男性と、甘えん坊で一途な小さいウサギの女の子の夫婦生活!ようするにロリコン狼が幼な妻ウサギ娘とイチャラブしまくる漫画である!
18禁ではありませんが2人の間にちゃんと夫婦生活があることは間違いなく昂ぶります!
それは興奮するというよりあくまでも微笑ましく見守ることができる絶妙のバランス。
舞台は動物たちの国、十二神国。森の動物たちは人間に隠れ、人間の姿をして生活している。そして自分の身分のずきんを着用することが義務付けられている。狼なら狼の、ウサギならウサギのずきん。
単純にケモミミではなく、みんなが耳つきフードみたいなのをかぶっているそのデザインだけでもひたすらに可愛らしくて心射止められる。
そしてなにより奥さんウサギの六花ちゃんがかわいすぎんぞ、と!
4巻までに新キャラもちらほらと登場したり、色々と事件も起きたりしますが、最終的には夫婦の愛情の深さを生温かく見守りニヤニヤする漫画だと断言できる!
一途でちょっとエッチで夫にベタ惚れで、もう本当にハートを鷲掴みされる女の子。
少女としての未熟さと、妻としての包容力・慈しみ深さをその小さな身体に共存させていて、くるくるといろんな姿をみせてくれるキャラクターなんですけど、そのある種の忙しさもツボですね。
妻となっても「恋する女の子」のまま在り続けている、日々のふれあいに新鮮に感動して赤面して興奮して・・・ああーなんか長くなってきましたけど本当にかわいいんだ、本当に!
一方、夫である狼の十真も魅力的なキャラクター。こんなかわいい女の子を射止めた男がどんなものかと見てみれば単なるロリコンムッツリ野郎じゃねーか!
でも仕事できる男ですし、ロリコンと言っても、妻への愛が大きくてそれを隠そうともしない、力強い夫婦の絆の証明でもありましょう。まぁロリコンというのは彼を面白半分になじるための言葉で、十真はロリコンだから六花を好きになったのではなく、偶然出会った六花に心惹かれて、結果的にロリコンのレッテル張られてるだけw
そんな男なので嫌いになれるわけもなく、むしろもっと心の奥底に秘めたムッツリエロスを開放し俺に見せてくれよとがぜん応援したくなるのですよ!だってどんな事だって六花ちゃん受け止めて頑張ってくれちゃいそうで・・・!
ということで主人公である夫婦にイヤミがなく、見ていて本当に気持ちがいい夫婦なのです。
2人ともが相手を全力で好きでいる。なんて眩しい、なんてかわいらしい!
あまあまなラブコメ好きならきっと好きになるシリーズだと思います!
そして本当に絵が可愛らしいんですよ・・・サークルさんのHPに行ってイラストをいくつか見てみると、どんなものかわかりやすいかも。六花ちゃんがする様々な甘い表情にクリッとした瞳にぷにぷにしてそうなボディラインにぐへへへうふふふ。六花ちゃんへの愛が止まらない。脳が蕩かされる。
とりあえず今回は以上の4つで〆。書いてたら長くなってしまった・・・。でもそれだけ熱く入れこむことができる作品にたくさん出会えたのってすごく嬉しいことです!
まだ書きたい本はあるのでその2も書きます。(追記)→書きました
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