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正直どうでもいい(移転しました)

マンガ感想を主に書くブログ。移転につき凍結中。

[漫画]スパルタで行くわよ!←火々里さんには難しいようです『ウィッチクラフトワークス』4巻

なんかラノベみたいな記事タイトルをつけた気がする。
ウィッチクラフトワークス(4) (アフタヌーンKC)ウィッチクラフトワークス(4) (アフタヌーンKC)
(2012/11/07)
水薙 竜

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   私は鬼教官!!スパルタで行くわよ!

「ウィッチクラフトワークス」4巻が出ました。感想を。
今回のオビにも載っていましたが、アニメ化ですって!
まぁ今は、まだ4巻しか出ていなくても特別早いアニメ化だという印象にはならなくなりましたが(自分だけ?)、それでも思ったより早かったなーという印象。
アニメでうねる炎とかド派手な爆発とか、見てみたいですね。
でも1番見たいのはもちろん火々里さんなのは、ファンなら間違いないと思うんですが!
素直でクールで常に無表情デレでとっても素敵な火々里さんが動くの、楽しみです!
アニメ化への期待が膨らみますが、最新刊も火々里さんは相変わらずの大活躍。
けっこう入り組んだストーリーを把握するのをそっちのけにして火々里さんばかり見ている気はしますが・・・い、いいよね・・・!だって可愛いもんね・・・!

前巻→暴走ブラコン妹と、無敵クールなお姫様『ウィッチクラフトワークス』3巻



母娘対決!かざねさんと火々里さんのバトルから4巻スタート。
バトルの中で、主人公でありヒロインである多華宮くんの封印がとけ、スゴい魔法を使って苦しい戦況を抜け出したりします。おお、多華宮くんが活躍してる!
しかし封印がとけるのはマズいので、「これ異常、特殊な力を望んではいけない」と火々里さんから言いつけられます。で、根本的に彼を戦えるようにすべく、火々里さん流スパルタ特訓が始まったり・・・。

あらすじとして言葉にしてみると、ゆっくりですがストーリーは動いているんですよね。
この漫画を読んでる最中、俺がどれだけ多華宮くんと火々里さんのラブコメとして読んでいるかって話ですよ!というか他の要素が小ネタくらいの扱いな気がするんだけどなぁ・・・w
実際、本格派学園ファンタジーと言えるだけの練り込みがされているのです。魔法とかも、設定を見ればすごく作りこまれている。けれどそれがメインストーリーにがっつり影響してくることは少なくて、影響していても状況の把握が難しくなるってこともない。
ドラマの全てが多華宮くんと火々里さんに集約されているような感じ。
世界観を楽しみ味わうこともできる奥深さがあり、びっちり書き込まれた絵と相まって情報量はかなりぎっしり。でも本題(多華宮くんと火々里さんにもだもだする)にはあんまり影響ない!
この設定の贅沢な無駄づかい感(ひどい言い方だなこれ)も、ある種の笑いになってるかな。

くどくど小難しいことは置いといて、4巻の火々里さん~!(タイトルコール風)
火々里さん4巻でも様々なアプローチでぼくらの心をゆさぶるぞ!
「うおーかわいい!」とテンション上がったシーンを逐一あげて行ったらキリがなくクドくなってしまいそうですが。気に入ったシーンを順番に。

ウィッチ42

サービスしすぎだろ!ナース姿の火々里さんが登場しております。
俺は完全にエロい目で火々里さんを見ていますので、このピッチリした看護服の殺人的破壊力の打ちのめされるばかり。というか制服の上から着てるんですね。ナース服と制服のスカートの謎コンボ。

「多華宮くんともっと深く結びつきたい」とか言って、むりやり膝枕+耳かきはじめるところとか笑いましたね。自分でやっておいて緊張していつも以上に表情カタいわ仕草もおかしいわでぎこち無さすぎるw(ちなみにその後エネルギーかなにか溜まったようで輝き出す)

今日はスパルタでいく!と意気込んで特訓をはじめてみれば、すぐにこんな有様だったり。

ウィッチ43

スパルタでいくんじゃないのかよ!バトル中にでも滅多にこんな焦った表情しないだろ!
多華宮くんに厳しく接するってのは火々里さんには難しいと思うんだ・・・。
とは言えビルの上から突き落として試すってこともしてしまったり、ムチャな事はするんだな。

火々里さんがかわいいのって、読者視線からではもう多華宮くんのこと好きで好きで仕方ないのが見え見えなのに、それを言葉に表せず、かといって態度で示すにも力みが入ってぎこちなくて、不器用なところだなぁ。
それでいてこっそり自分の欲望に忠実で。
全然変わらないその無表情も、その裏にあるものを感じるとすごくかわいいw
あ、自分の欲望に忠実なのは火々里さんだけじゃなかったな。

ウイッチ41

思ったけど、この作品の女性キャラってマトモな人の方が少ない。



そんな「ウィッチクラフトワークス」4巻でした。
ほんとにねえ、多華宮くんを溺愛する火々里さんがかわいくて仕方ない。2人揃ってかわいい。
4巻の見どころといえばもう1つ、中学時代の火々里さんを描いた過去編があります。
現在と変わらぬ麗しさがこのころから!と驚きつつ、まだまだ初々しい様子がなんとも微笑ましい。
しかし多華宮くんと最初に出会った瞬間、苦しげな表情をしてお腹に手を当てていたのが気になるな。
表紙裏の設定集では火々里さんはお腹に傷があるようです。これはのちのちメインストーリーの中で触れられていく、重要な話にもなりそうですね。

日常から一気にスケールアップして魔法が炸裂するファンタジーの世界。
そのイキオイの良さや世界観の広がりの気持ちよさも好き。
日常とファンタジーが混在するにしても、その切り替わりが、ファンタジーが日常をブチ壊す様子が面白いですねえ。学園ファンタジーの1つの醍醐味でもあるのかな。

アニメ化についてですが、個人的にはもうちょっと眠らせていて欲しかったかなという思いも。
でもそういう話が出たからには、脳内はアニメになった魔女たちが止まらない。
なんだかんだでアニメとても楽しみです。もちろん次の5巻も。
そういえば掲載誌の「good!アフタヌーン」が月刊化するようですね。
となると単行本の発売ペースも変わるのかな。無理はしないで欲しいですが。

『ウィッチクラフトワークス』4巻 ・・・・・・・・・・★★★☆
恐るべき安定度の主人公2人。いつまでもこの調子でいてほしいなぁ、ニヤニヤしていたい。

[漫画]きみに失望されるのだけは、いやだから『BUTTER!!!』5巻

BUTTER!!!(5) (アフタヌーンKC)BUTTER!!!(5) (アフタヌーンKC)
(2012/10/23)
ヤマシタ トモコ

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   1回の失敗でなんにもダメになったりしない

あまりに眩しい青春模様を紡いでくれる「BUTTER!!!」。
毎巻ヘトヘトになるまで心揺さぶってくるのですが、5巻もやっぱり素晴らしかった・・・!
1巻から感想書くたびに好きな理由を書いてるので、そっちを見てもらえれば。
まとめると、「苦しみや痛みや恥ずかしさやらが等身大の高校生たちの中で爆発してて最高!」ってことです。イマイチ本気になれないときも、本物の気持ちをぶつけ合うときも、常に青春の香りが強く強く漂ってくる。ムハァたまらん。
今回の表紙はダンス部の男子メンバー集合の図。かわいい。

全力でケンカして、全力で踊ろう。青春してるんだろ!『BUTTER!!!』4巻
苦しくても逃げたくても、立ち向かわなきゃ。『BUTTER!!!』3巻
ざわめく心。ダンスで味わう青春の苦味と感動! 『BUTTER!!!』2巻
回って溶けて1つになって 『BUTTER!!!』1巻

では内容の話を。
5巻はまるっと二宮&高岡のペアのエピソードが並びます。部長、副部長コンビ。
これまでは各ペアや各個人をフィーチャーする内容が続いていました。
4巻ではストーリーの一旦の区切りかと思った文化祭が、そのまま次の展開への起爆剤になりました。むしろ作品としては熱血への道を進んでいく・・・!
進んでいくのですが・・・まぁそう簡単に「よっしゃ!やるぞ!」となれたら幸せで。
「むちゃくちゃがんばってみたい」とダンスの大会へ出ると決めた二宮高岡ペア。しかし始まってみればすぐに壁にぶつかってしまいました。
足並みが揃わない。目標に向かっていけない。そんなもどかしさをまず味わいます。
無気力人間、二宮さんと、いまいちリード能力が足りない高岡くん。どうなるやら。



●子供たちを見守る大人たち
歩みだしたのにうまく前に進めない子供らを見守る大人たち。
なんでもないように彼らから発せられる大切な言葉は、その1つ1つに深い愛情が感じられます。
今回は特に年上キャラがカッコいいセリフ言ってたなーと、印象に残りました。
なのでちょっと自分でいいなと思ったのをまとめてみる。

「1回くらい死に物狂いでやんなきゃだめだ、人間」
「納得してないのに反抗もしないなんて、何やったって本当に楽しいわけない」

ここら辺はやる気をださない、出せない子達を優しく厳しく鼓舞するような感じ。
ダンススクールの先生をやっている宇塚さんの言葉ですが、彼は常からダンサーとしての矜持を持つとともに、「いい人生経験をさせてやりたい」っていう情熱がほとばしってて好感度高いですよ彼は。
ダンスの道をゆく子供たちに対して、結構キビしいけど、いい先生だよな。本気でぶつかってくるなら本気でぶつかり返してやろうっていう気概がある。

「・・・ってゆーのは・・・ま、大人がきみらに期待しちゃう・・・いわば理想のお話、ですけどね」
「・・・希望を託させてくださいよ若者に・・・ってコト」

こちら鬼田健吾先生の言葉。いつもゆる~っとした先生。
彼らしい、力の抜けたいいセリフだと思います。あえて情けないところを見せるところがいいなぁ。ちょっと弱音っぽい響きを持たせつつ、でもやっぱり応援しているわけで。
そうそう、もう命燃やす勢いで青春かけられなくなったら、期待を託したくなるものかもしれない。まだまだあがいて苦しんでばかりの彼らを見守るのも、それはそれでオツなもの。
大人は子供に期待してしまうよ。きっとそれは理想を押し付けてしまうことにもなってしまうときもあるけれど

そしてそう、その「期待」というキーワードが5巻では重要だと思う。
5巻の主人公とも言える二宮さんは、その「期待」に苦しめられていた女の子。
周囲が無責任に押し付けてくる期待のまなざしに、彼女は嫌気がさしていた。
そんな彼女にとって強烈なインパクトを与えたのが理佐さんだったな、5巻26話だ。

「―――期待ってね、『思い通りになってほしい』ってコトじゃないんだよ」

これにはもうビビビッと。自分も一緒になって衝撃を感じました。
そのとおりなんだけれど、窮屈さをこらえるばかりで思考の行き詰まりになってしまっていた二宮さんは、この答えにたどり着けなかった。二宮さんを突き動かした、パワフルで情熱たっぷりなセリフです。5巻の中でもかなり好きだなこれは。

Butter51.jpg

これを聴いてハッとしたかのように、食いかかるように練習をする二宮先輩。
直情的な理佐さんと二宮さんは相性悪いけど、だからこそかな、二宮さんはムキになる。なんかもーここら辺の流れは何度読んでも胸が熱くなりますな。人が燃え上がる瞬間を見ているんだ。

以上大人たちのいいセリフまとめでした。
というかつくづく思うけど、青春における大人キャラって重要だなぁ。
もちろん主人公は10代の子供たちなんだけれど、でもなんというか、名脇役というか、むしろ影の主役でもあるというか。
迷う子たちをひっそり導いてあげる彼らのカッコいいことカッコいいこと。むしろ導かなくてもいい。ただ見守っているだけでもいい。視線を向ける大人たちの想いにしびれるのだ。
まぁ青春漫画の大人キャラに注目が行くようになったということは、つまり俺が年とってきたということだとも思うが!いいよそこは。漫画の新しい見方を知れたということだよ。



●二宮さんと高岡くんの心が1つに
言ってしまえば5巻は彼ら2人の独壇場であり、ほかのメンバーはもうサブ。
ギスギスした練習から燃え上がってからの特訓、そして大会本番―――
どんどんと心近づけていき、そして2人はひとつ、決着を迎える。

Butter53.jpg

高岡ァ!!(辛抱ならず叫ぶ

ってことで言っちゃうとこの2人、くっついちゃいました。
まだ明言はされてませんだって「好き」とか「付き合おう」とかいう言葉は交わしてない。でもただ、そこにある姿が全てで、物語っているんだろう。
これまた読んでるこっちが恥ずかしさで吹き飛んでしまいそうな、破壊力、でッ・・・!
二宮・高岡ペアを見て女の子たちが「もだもだ」してましたけど、俺ももだもだするよ!

Butter52.jpg


ツイッターで作者・ヤマシタトモコさんのこんな発言を見つけました。見た瞬間、感動した。すごく大切に描かれた2人なんだな。
高岡くんのヘタレ片思いっぷりはこれまでもイジられてきました(愛おしいものを見る生暖かな視線で)が、その上でのこの展開。いよいよやってくれたよ、と自分も俄然テンション上がりました。
この単行本終盤はこれまで見たこともないような晴れやかな笑顔に彩られていましたね。
ここまで恥ずかしくて晴れやかなムードって、これまであったっけ?



●1年生たちの成長
さっきは「二宮&高岡以外はサブ」とまで書いてしまいましたが撤回しません。
撤回しませんが、でも群像劇たるこの作品なので、見落としたくないシーンはいくつも。
掛井くんと端場くんのやりとりはときどき刺々しくて、でも心許しあった友人の温度が感じ取れて、どれもこれもお気に入り。
掛井くんはとっさに口に悪さが出て空気を悪くする(24話とか)ところがあって、そこらへんは治らないんだけど、そこもまた可愛いよな。

げっつこと柘さんに関しては、なんか端場くんと息があってきたなーと思うところもあり。
そして大会中ではまっさきに「ごばーん!(5番)」って大声で応援始めたな。
我慢できなくって溢れ出たって風だったけど、ああこの娘がここまで出来るほど、のめりこんでるんだな応援してるんだな、ってのが感じられてすごくいいシーンでした。恥ずかしがり屋なのにね。

大きいのは「先輩がいなくなった来年から、部活どうしよう」ってところに目が行ったこと。
新設部だし、これは大きな問題でしょう。そして、先輩に頼ってばかりじゃダメなんだ、という意識が芽生えだしたということも熱い。確実な成長が見えますね。

そして夏は、先輩2人の大会でのダンスを見て、たぎっている。
「あたしもがんばりたい。泣けちゃうくらいに。」
悔しそうにそうこぼす彼女は、きっと本気の顔になっていた。次のアクションは、彼女から生まれそうだな。5巻で一息ついたところだけど、まだ休みそうにない。

文化祭がひきがねになって外部の大会への出場を決めた。
先輩たちが大会で踊るのを見て、後輩が胸を熱くした。
情熱が伝染していく。連鎖していく。その様子も、最高だな。



以上、「BUTTER」第5巻の感想。また結構長めに書いたな。
これだけ書きたいことがあるくらい、心を突き動かしてくる作品です。
不和の緊張感。緊張がとけだしあふれる興奮。その緩急も絶妙!

本気になるって難しいな、とても。でも、本気になればそれだけ楽しそうだ。
一緒に戦う仲間もいる。競技ダンスは少なくとも、パートナーと2人でやるものだ。
部活の仲間たちもいる。やりたいこともある。大変だけど、笑いあえる。
そんな・・・やっぱり言葉にすると照れが入ってしまうような青春の風景が、これでもかこれでもか描き込まれています。6巻も「もだもだ」したい!苦しいことでも楽しいことでも!
おもったより情熱家だよな、人間ってさ。この作品を好きになる自分も含めて。

Butter54.jpg

いい表情するよな、2人とも。この2人のための1冊でした。ごちそうさま。

『BUTTER!!!』5巻 ・・・・・・・・・★★★★☆
極上の青春漫画。あれこれ含めて最高にこっぱずかしいぞ!ラブ的にも照れるぞ!

[漫画]恋の病は死より重い?『サイトーくんは超能力者らしい』3巻

サイトーくんは超能力者らしい 3巻 (ガムコミックスプラス)サイトーくんは超能力者らしい 3巻 (ガムコミックスプラス)
(2012/10/25)
いみぎむる

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   不死身能力を上回る 謎の病魔だ

「サイトーくんは超能力者らしい」3巻の感想。
ここのところリアルが忙しくちょっと通常更新を止めたら、文の書き方を忘れた・・・。
1週間あけるとこうなってしまうんだなぁ。まぁいいや、さくっと感想いきましょう。

今回が初めてとりあげる作品ですね。超能力者が集まる部活を描くコメディ漫画です。
まずキャラの掛け合いが楽しいんですよ。しっかり会話を投げかけ返してつないでいく。爆笑できるとかではないんだけど、ホッと一息つける安らぎがあるというか。
そういう気持ちいいテンポがキープされつつ、いみぎむるさんの超キュートな絵がきらめく。
この絵の魅力はデカいですわ。アニメっぽいタッチでデフォルメが異様に可愛いのである。
絵が好きな漫画ってなにげなーく手に取って読み返しやすいですね。
コメディ色が強いですがラッキースケベ的エロ要素もあり、ばっちりニヤニヤできます。
しかし毎回ヒロインたちが水着を披露するコミックス表紙シリーズですが、今回もやっぱり水着シーンはないのであった。



それじゃ3巻の内容に。
2巻は気になるヒキで終わったのですが、それに関連する志乃森さんメインのエピソードから幕を開けます。ここらへんは超能力がテーマとなる作品だけに、結構SFチックな仕組みになっていました。
でも小難しさは全くなくお気楽でしたね。もっと真面目な感じに振り切って面白そうだけど、頭使うような内容になってしまったらこの漫画じゃなくなる!これでいいよ!

なにに志乃森さん巫女部の部長さんとフラグ立てちゃってる気がするな。
まぁその巫女部部長さんというのが憎めないヤツなので、違和感はない。
というかそもそもこの作品は、ダメ人間だが憎めない、というのが大勢いて、そういうのがこの雰囲気の良さを作り上げている理由の1つなのかもしれないな。

それでだ。志乃森さん関連が片付いたと思ったらラブコメ編突入ですよ!
いつか来るだろうかと思っていた展開が、なんかやや突然始まった感はあるけども!
ラブコメみたいな設定でラブ要素がほとんど無いのも面白かったのでちょいと寂しいけれど!

サイトー31

恋することり先輩が可愛すぎるので全て良し。
(きっと)初めての恋にわたわたしたりぼうっとしたり、熱まで出してしまったことり先輩。
しかし彼女が熱を出すということは、そもそも異常なのです。

だってことり先輩、不死身です。傷も負わない病気もしない、無敵の人だったはず。
外的要因からなら決して死なないことり先輩が、なんと熱を出す。
命を脅かすありとあらゆる難病より、なんでもない恋の病が彼女を火照らせてしまった。
死んでもおかしくない現象も受け止め無効化してきた彼女の「不死身」の超能力ですが、恋の前には無力だったと。うわぁ、クセぇ!そんなバカな!いやいやバカでいい。こういうクサいシチュ大っ変好みですよ!

言いすぎかもしれないけれど、彼女にとっては、死より恋の病が方が重いってことだ。ことり先輩はそういう逆転現象が起こってしまう。いいねぇバカみたいだ!これぞ超能力だ!
ここらへん、不死身の超能力者という設定でラブコメがよりドラマティックにうまい盛り上がり方をしていて興奮。
さらに。ことり先輩が主人公に文字通りお熱な最中、サイトーくん目掛けてもう1人の女の子が空を颯爽と駆けてやってくる。恋のライバル出現か!真っ当にラブコメっぽいぞ!

でも実際、主人公のサイトーくん、いいヤツだ。
間違いなくクズだろうけれど、結果的にキメるところキメちゃう美味しい男の子。
主人公がイヤミっぽくないのも好きだったりする。憎めないなぁ。クズだけど。

ともかく風雲急を告げるラブコメ編のまま3巻は終わって4巻へ続く。
2巻までも面白かったけど、なんだかんだでラブコメ始まったら断然のめり込んでしまいました。ううむ、突然ラブコメになったときは「おぉう・・・」と思ったけれど、急に転がり落ちていくのもまたいいものだよ!
とことんラブコメ漫画好きなんだなぁ俺は。即物的。
ほかのヒロインもラブコメはじめちゃってもいいのよ(チラッ



そんなこんなで3巻の感想でした。
今回も全然頭使わなくていいお気楽コメディ。ラブコメ要素も濃くなり歓喜。
1巻から洗練されてきた絵も、3巻はビシッと定まって高水準。むちゃくちゃ可愛い。

サイトー32

いみぎむるさんの女の子のクリッとした目には本当に・・・いいな!
表紙とかこのイラストとかを気に入った人はぜひ。本編ずっとこのタッチで頭ほわほわする。
いみぎむるさんは最近、電撃マオウでも新連載を始めたようで。そっちもチェックしたい。

『サイトーくんは超能力者らしい』3巻 ・・・・・・・・・★★★☆
おやおやラブコメ始めたよ、もっとやれ。賑やかで爽やかでたのしいです。

[漫画]2012年11月単行本の購入予定

11月・・・だと・・・って確かにもう結構寒いですもんね。ちょっと前まで暑かったのに。
今は文化祭うんぬんいそがしいです。来週には普通に更新できそう。
11月の購入予定はこんな感じ。さっと見ただけだから見落とし多そうだなぁ。

11/02 角川書店 ワールドゲイズ クリップス 1 五十嵐 藍
11/02 角川書店 O/A 7 渡会 けいじ
11/02 集英社 ニセコイ 4 古味 直志
11/02 集英社 暗殺教室 1 松井 優征
11/06 講談社 戦闘破壊学園ダンゲロス 2 横田 卓馬/架神 恭介
11/07 講談社 ウィッチクラフトワークス 4 水薙 竜
11/07 芳文社 中2限定!?ガールズトーク 2(完) 坂巻 あきむ
11/09 小学館 坂道のアポロン BONUS TRACK 小玉 ユキ
11/09 新潮社 向ヒ兎堂日記 1 鷹野 久
11/09 マッグガーデン 素足のメテオライト 5(完) 小西 幹久
11/12 小学館 鉄楽レトラ 3 佐原 ミズ
11/12 芳文社 少女素数 4 長月 みそか
11/12 芳文社 魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ 下(完) ハノカゲ/Magica Quartet
11/12 芳文社 はぢがーる 3 みやび あきの
11/12 フレックスコミックス ブレイクブレイド 11 吉永 裕ノ介
11/13 講談社 たいようのいえ 7 タアモ
11/14 マッグガーデン お嫁さんは神様です。 1 瀬川 藤子
11/15 エンターブレイン 健全ロボ ダイミダラー 4 なかま 亜咲
11/15 エンターブレイン ウワガキ 4 八十八 良
11/16 講談社 ボールルームへようこそ 3 竹内 友
11/16 講談社 AKB49~恋愛禁止条例~ 11 宮島 礼吏/元麻布ファクトリー
11/19 集英社 ねじまきカギュー 8 中山 敦支
11/22 講談社 ヴィンランド・サガ 12 幸村 誠
11/22 スクウェア・エニックス 妖狐×僕SS 8 藤原 ここあ
11/22 スクウェア・エニックス 黄昏乙女×アムネジア 8 めいびい
11/22 メディアファクトリー 断裁分離のクライムエッジ 6 緋鍵 龍彦
11/24 スクウェア・エニックス WORKING!! 11 高津 カリノ
11/26 角川書店 新世紀エヴァンゲリオン 13
11/27 一迅社 宇宙ヨメ 1 原 悠衣
11/27 スクウェア・エニックス 君と僕。 12 堀田 きいち


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ブログを引っ越しました。 当ブログは更新を停止し、新ブログにて更新をしています。 https://sazanami233.hatenablog.com/

楽園に花束を

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漣

Author:漣
「さざなみ」と読みます。
漫画と邦ロックとゲーム。
好きなのは思春期とかラブコメとか終末。

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