[漫画]強くまっすぐ、貴方を護るために。 『ねじまきカギュー』1巻
ねじまきカギュー(1) (ヤングジャンプコミックス) (2011/06/17) 中山敦支 商品詳細を見る |
愛は 奪い取るものじゃない
ヤングジャンプにて連載中の「ねじまきカギュー」の1巻です。待ってました!
作者の中山敦支先生は前に「トラウマイスタ」を少年サンデーで連載しており、またそれより遡ると月刊少年ジャンプ(今は亡き)などで作品を発表してました。
もともと中山先生の作品は好きだったのですが、もーあの「トラウマイスタ」の終盤には心底惚れこんでいまして、新作を待ち望んでいました・・・!
そんな中届けられた新連載「ねじまきカギュー」。中山先生らしさをたっぷりと詰め込んだ、これまたかわいらしくもハードに破天荒な作品に仕上がっています。
主人公・葱沢鴨(ねぎさわ・かも)は学校の先生をしている23歳。
風貌は平々凡々な彼ですが、実は「ヤバイ」女の子たちを無条件で惹きつけてしまう、タチのわるい女難体質を持ってもいました。今日も今日とて女の子たちに追いかけられる朝。
しかしそんな時に颯爽と現れた謎の人物!鉤生十兵衛(かぎゅう・じゅうべえ)と名乗るその人は華麗に鴨先生にカラむタフネス系女子高生を撃退してみせました。
「先生を護るために転校してきた」らしいその人物の正体とは・・・・・・!?
と、そんな感じで始まるお話です。
この作品の魅力は、やはりというか何というか、女性キャラクターかなと。
なんせ主人公の「ヤバイ女の子を惹きつける」という体質なので、とにかくゾクゾクとネジがぶっ飛んだ女の子たちが登場してくれます。敵も味方も総じてイカれ気味な少女たち。
いや、これはコワい。
でも読んでると、ビクッてなると同時に笑ってしまうシーンでもあるんですよね。
「トラウマイスタ」でもその狂気的な部分に強烈な魅力を感じたわけですが
今回もその狂気を存分に全面に押し出しつつ、「でもこういう状況っておもしろいよね?」と言う風にコメディチックな見せかたをしているように感じました。そこは新しい所。
現実を舞台にしているけれどオーバーアクションしまくりで、お前らどんだけ超人なんだよと思いつつ、その迫力に驚いたり思いきり笑うこともできるw
女の子たちはイッちゃってますけど、サスペンス的な理不尽さから恐怖感というのはありません。むしろキャラのふり幅に大きさに「お前かわりすぎだろww」と笑い飛ばすことができる安心感すら。
確かに怖くもあるんですけど、結局は恋心からきたものですし、この漫画の方向性からして本当にエグいことにはならないだろうなと思えます。でもその破天荒さはやはり笑えるのです。狂気をまっすぐ楽しめてしまうのがいいですね。
青年誌ならではのHなシーンもあるものの、ノリは少年漫画にかなり近いと思います。
というかバトル漫画の雰囲気そのまま。ぶっ飛び加減がいい心地です。
「トラウマイスタ」のおかげで自分は中山先生の描く狂気にビビりっぱなしなのですが、前作はシリアスに、今回はギャグテイストに。そこに気づけれたらまたとても楽しめました。
さて、キャラクターのイカれぶりが魅力的だと書きましたが
いつもイカれていてはあまりインパクトがないというもの。普通だと思っていた人が、実は・・・というようなサプライズが大切ではないでしょうか。
上の画像の怖い女の子は実はかわいらしいクラスの学級委員で、しかも色っぽく鴨先生を誘っていたりもしてて、でもこんなすんごい顔をしてみせたりする。
その切り替わりというか、2面性が面白いのです。この作品は2面性あるキャラばかり。
というところで2面性があるといえばメインヒロイン・カギューちゃんですよ!
最初登場したときは無表情・性別不詳でなんとも不気味な人物だったのですが
主人公がほかの女の子に「大人しくしろ!」殴られた途端、ブチ切れました。
ものすごい殺気・・・!
なるほど、無表情キャラからの怒ると超怖い女の子かー、と思いきや
おいなんだこれ、かわいすぎるー!!
顔が変わりすぎです。誰ですかこの美少女は!さっきまでの怖い顔はどこに!
そう、カギューちゃんの魅力は「実は凄くかわいらしい乙女であること」なのですよ。
主人公が好きなあまり暴走もするし敵をボコボコにもするしでしょうもないんですが、彼女のその一途さに一発KO。彼女の想いの純粋さは、ライバルの女の子たちをも驚かせるほど。
螺旋エネルギーを利用し超絶な破壊力を発揮する螺旋巻拳の使い手であるカギューちゃんですが、彼女自身は清々しいくらいにまっすぐな女の子なんですね。
にしてもやっぱりカギューちゃんかわいすぎせんか!あー。
女の子として魅力的になるためには「先生を護るための力」が邪魔・・・でも戦わないと先生を護れない・・・そんないじらしい悩みを抱えていたりするカギューちゃん。
この作品らしいぶっ飛びキャラでもありますが、間違いなくヒロインとしての魅力も十分です。
ではまとめ。
中山敦支先生だからこそ、という感じのテンションに圧倒される作品。
ドキッとさせられる狂気的な描写がやたらとカッコよく、作品の大きな魅力です。
加えてそんな中でこそ輝くピュアなカギューちゃんの可愛らしさ!これもすばらしいです。(他のおかしな女の子たちもある意味ピュアを貫いていますけど・・・)
作画は結構クセのあるほうだとは思いますが、読めばすぐ馴染むのでは。
バトル展開が多く大きなコマも相当量ありますので、ズムーズに楽しく読めました。
最初こそカギューちゃんの2面性を強調するふうなエピソードでしたが、単行本後半になるとむしろカギューちゃんの純粋さが相手を変えていく、という風なお話へシフト。
今後も色々おかしな女の子が鴨先生に迫っていってほしいものですね!(笑顔)
というわけで「ねじまきカギュー」1巻の感想でした。
ゆがんでるようで、本当はすごくストレートな作品なのではないでしょうか。
『ねじまきカギュー』1巻 ・・・・・・・・・★★★★
怒涛のハイテンション・バトル・ラブコメ。カギューちゃんかわいいですな!
[告知]3回目のラジオをやります。
第3回『正直どうでもいい酔いどれ眼鏡ラジオkarimi046』をやります。
今回のゲストは、karimikarimiのkarimi046さんです。わー。
【日時】
6/19 日曜日 22:30~23:30
基本的には1時間の予定です。
機材トラブル等の予期せぬ事態で開始が遅れた場合・盛り上がりに応じて延長する場合のために、23:30~24:00の30分間を予備とします。
懸念事項の一つであったTOKYO MXでの「花咲くいろは」の放送にも対応!視聴後からお聴き頂けます!
【話す人達】
葵(あおい) from 酔いどれ眼鏡の漫画居酒屋
漣(さざなみ) from 正直どうでもいい(当ブログ)
【ゲスト】
karimi046 from karimikarimi
【話す話題】
徒然なるままに、日暮れにマイクに向かいて、心に移り行く作品達を、そこはかとなく喋ってみよう!
要するに、最近読んだオススメ作品や面白かった作品を、私達3人がテキトーに話すフリートークです!
【配信URL】
http://www.ustream.tv/channel/%E6%9C%AC%E7%95%AA%E4%BA%88%E5%AE%9A%E5%9C%B0
話す私達の当日の余裕次第ではありますが、ツイッターでの書き込みは出来る限り確認するつもりです。
必ず反応する事をお約束は出来ませんが、ご感想やご意見等、遠慮なく書き込んで下さい。
今回は、全編フリートークという事もあり、前回までよりも沢山反応出来るかもしれません!
【関連記事】
■[お知らせ] 第2回『正直どうでもいい酔いどれ眼鏡ラジオまごごはん』放送ファイル公開のお知らせ
第3回の放送決定に伴い、たまごまごさん(たまごまごごはん)がゲストに来て下さった第2回放送ファイルを公開しました!
以下、【話す話題】について少々補足。
最近読んだ面白い本について話そうぜ!というざっくりとしたテーマな今回。
思いつくようにぽんぽん色んな作品を口にするかもしれませんが
とりあえずもしかしたらこの辺りの話をするかも?というのを挙げてみます。
「ナナマルサンバツ」。競技クイズを扱ったちょっと珍しい青春部活漫画です。
荒川先生がサンデーでやってる新作「銀の匙」。1巻は来月発売ですが、雑誌分から。
「まどか☆マギカ」関連から、完結した漫画シリーズ2つ。
あと今度3巻が出るのでおさらいをした「ウシハル」(ゴトウユキコ先生)も?
とかを考えていますが、全部取り上げられるかどうか分かりません。
やっぱり他の漫画で話しだすかもしれません。17日たくさん漫画出ましたし。
まぁそういうぼんやりした感じで挑んでしまうので、本当にフリートークですね。
というわけでそういうラジオをやります。よろしければどうぞ。
今回のゲストは、karimikarimiのkarimi046さんです。わー。
【日時】
6/19 日曜日 22:30~23:30
基本的には1時間の予定です。
機材トラブル等の予期せぬ事態で開始が遅れた場合・盛り上がりに応じて延長する場合のために、23:30~24:00の30分間を予備とします。
懸念事項の一つであったTOKYO MXでの「花咲くいろは」の放送にも対応!視聴後からお聴き頂けます!
【話す人達】
葵(あおい) from 酔いどれ眼鏡の漫画居酒屋
漣(さざなみ) from 正直どうでもいい(当ブログ)
【ゲスト】
karimi046 from karimikarimi
【話す話題】
徒然なるままに、日暮れにマイクに向かいて、心に移り行く作品達を、そこはかとなく喋ってみよう!
要するに、最近読んだオススメ作品や面白かった作品を、私達3人がテキトーに話すフリートークです!
【配信URL】
http://www.ustream.tv/channel/%E6%9C%AC%E7%95%AA%E4%BA%88%E5%AE%9A%E5%9C%B0
話す私達の当日の余裕次第ではありますが、ツイッターでの書き込みは出来る限り確認するつもりです。
必ず反応する事をお約束は出来ませんが、ご感想やご意見等、遠慮なく書き込んで下さい。
今回は、全編フリートークという事もあり、前回までよりも沢山反応出来るかもしれません!
【関連記事】
■[お知らせ] 第2回『正直どうでもいい酔いどれ眼鏡ラジオまごごはん』放送ファイル公開のお知らせ
第3回の放送決定に伴い、たまごまごさん(たまごまごごはん)がゲストに来て下さった第2回放送ファイルを公開しました!
以下、【話す話題】について少々補足。
最近読んだ面白い本について話そうぜ!というざっくりとしたテーマな今回。
思いつくようにぽんぽん色んな作品を口にするかもしれませんが
とりあえずもしかしたらこの辺りの話をするかも?というのを挙げてみます。
ナナマル サンバツ (1) (角川コミックス・エース 245-4) (2011/05/02) 杉基 イクラ 商品詳細を見る |
「ナナマルサンバツ」。競技クイズを扱ったちょっと珍しい青春部活漫画です。
銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス) (2011/07/15) 荒川 弘 商品詳細を見る |
荒川先生がサンデーでやってる新作「銀の匙」。1巻は来月発売ですが、雑誌分から。
魔法少女まどか☆マギカ (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) (2011/05/30) 原作:Magica Quartet、作画:ハノカゲ 他 商品詳細を見る |
魔法少女おりこ☆マギカ (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) (2011/06/13) 原案:Magica Quartet、漫画:ムラ黒江 他 商品詳細を見る |
「まどか☆マギカ」関連から、完結した漫画シリーズ2つ。
あと今度3巻が出るのでおさらいをした「ウシハル」(ゴトウユキコ先生)も?
とかを考えていますが、全部取り上げられるかどうか分かりません。
やっぱり他の漫画で話しだすかもしれません。17日たくさん漫画出ましたし。
まぁそういうぼんやりした感じで挑んでしまうので、本当にフリートークですね。
というわけでそういうラジオをやります。よろしければどうぞ。
[漫画]おっぱい揉んで問題解決!期待の新シリーズ 『揉み払い師』1巻
少し経ってしまいましたが、50万ヒットしました。ありがとうございます。
世界と胸を揺るがす物語が―――・・・
やっふゥ!「揉み払い師」の1巻がついに発売されましたよ!!
今年の週刊少年サンデー8号に、出張読み切りとして第1話が載ったのですが、そのあまりにぶっ飛んだ内容で読者の度肝を抜いたのがこの作品。
心の弱った人間にとり付いて悪影響を及ぼす"邪霊”。それを対処するのが『揉み払い師』である少年・小影。そのサポートをする妹の小波ちゃんもセットです。
そしてその邪霊、人の胸部に巣くうものらしく、払うにはおっぱいを揉むのが一番なのだとか。
つまりは人助けのためにおっぱいを揉みまくるよ!っていう作品ですね。
「・・・スゴイ!キちゃう・・・」らしいです。サンデー盛り上がってるな!!!!
なお、クラブサンデーの公式で、第1話がまるっと試し読みができますのでどうぞ→HPへ
盛り上がるシーンになると、クリックでエロいボイスも聞けちゃうアホまるだし仕様。
少年サンデーの秘密兵器・・・なんでしょうか。なにはともあれ感想を。
おっぱいが全面におしだされているこの作品ならば、期待するのは乳首加筆!
作品によっては雑誌掲載時からがっつりとトーンからその御姿までが描き加えられているケースがあるのですが、さてこの作品ではどうでしょうか。第一話が掲載されたサンデーと比較。
(雑誌掲載時)
↓
(単行本)
ありがとうございます。
雑誌の時にはのっぺりとモチのように突起のなかったヒロインのおっぱいにも、単行本ではちゃんとかわいらしい乳首が乗っています。もちろんこのシーンだけではなく、乳首が出せるところには惜しげもなく乳首が出ます。よかった、空詠大智先生はやってくれたぞ!
ちなみに上の乳首をキュリリとやる「菊白摘み揉み」という技はわりとしょっちゅう出てくるもので、どうやら一時的に邪霊の動きを封じる効果があるようです。
騒動あれば現場に駆けつけ、すかさず相手の乳首をきゅっとやって黙らせます。
あらためて文章におこしてると、なにバカなこと書いてるんだろうという感じに・・・
が、これをいたって真面目にやってるのがこの作品のひとつの面白さですね。
毎回かわいいゲストヒロインが登場し、まぁおっぱいを揉まれていくのですが
またこのヒロインたちもばっちり可愛くて!単なるおっぱい漫画じゃないです。
お払いのために毎回おっぱいを晒さなければならないヒロインたち・・・彼女たちの恥ずかしがる表情が、またたまらないのですよ!
そしてそこから徐々に主人公のテクニックに骨抜きにされていく様子もまた・・・!
しかし彼女たちが取り付かれてしまうに至る理由は、切ないものもあります。
亡くなってしまった友人のため・・・自分が奪ってしまった父の栄光のため・・・
そんなちょっとヘヴィーな設定を背負い、心のスキマにつけこまれるヒロインたち。
そこから前向きに解決していくストーリー展開に流されて「いい話じゃないか」と思わされてしまいますが、とりあえずおっぱいを揉んで問題解決しちゃう作品なので全然重くなりませんw
また毎回邪霊に取り付かれた女性が登場しては主人公がおっぱい揉んで解決するこの作品。
つまりは毎回おっぱいを揉むシーンがあるということですが、毎回ただただ単純に揉んでいるだけでは面白みがありません。揉みかたにもバリエーションが無ければ・・・!
と思いますが、そこもこの作品は安心。どうやら揉み払い師は『型』と呼ばれる必殺技のようなものを複数を習得しているようで、毎回フィニッシュのシーンは様々な揉み方で見せ付けてくれます。構図もよりダイナミックに!大きく見開きを使って!魅せてくれますねぇ。おっぱい揉んでるだけなんですけど。
しかしまさか少年漫画で乳首をクリクリやってるだけの見開きページを見ることになるとは。
第1話は雑誌版と見比べると、おっぱいを揉んでいるだけの見開きが新たに描き下ろしされています。大迫力。大きくおっぱいが描きたいのでしょうか。ステキ。
そして何気に主人公も面白いんですよねぇ、この作品。
いつも両目をつむっているクールな主人公・小影ですが、セリフがおかしいです。
「邪霊は乳と同じだ。繊細で敏感・・・素直だ。」
すごいことを言い出しました。他にも「ああ・・・まるで春先に摘む乳首のようなイイ演奏だった」などなど、よく分からない、けれどムダにカッコよさげなセリフが続々登場します。
しかしこの主人公、実は感情がないという設定があるのです。
つまりは別にこれらの妙なセリフも別に「面白い」と思って言っているわけではないと。至って真面目におっぱいを思っているようです。スタイリッシュですが完全に変態です。
しかしこの感情がないという設定がまた面白いのですが、同時に上手いなとも思います。
おっぱいを揉んで揉んで揉みまくる主人公ですが、このとき全くの無表情で、淡々と仕事をこなすようにやっています。まさにプロ。ですが主人公がなんの悪意もやましい想いもなくやっていることも、やらしくなりすぎないふうに作品のテンションが整えられるというか。下品さが抑えられているのがポイント。主人公にとってはあくまでも仕事なのですから。
そんな主人公に胸を揉まれて思わず気持ちよくなっちゃう女の子たち。真面目にやってることなのに「頭がまっしろに・・・」というところまで感じてしまうのはなんというか昂りますね!
作中で名言はされてませんが、きっとイッたら除霊完了なんだと思います。(最低)
なんか久しぶりにひどい更新をした気がします。何度「おっぱい」って打ったんだろう。
さてそんな「揉み払い師」でしたが、シリアスにバカエロやってる作風は凄く好み。
女の子はかわいいですし、主人公も高感度高いです。妹の小波ちゃんもかわいいですねぇ、第4話の涙にはキュンときてしまいました。両親と火事は気になるところ。
そして目玉の乳揉みシーンは、圧巻というしかありません。すごい勢いで揉みまくってます。
強弱のアクセントから構え、細やかなテクニックを駆使し、お払いと称して揉みます。
特に見開きのインパクトは素晴らしい!今後もこの見開きフィニッシュは定着してほしいかも。
うまくマンネリしないように続けていってほしい作品ですね。
雑誌に連載してほしいものですが、クラブサンデーのほうで音声付で無料配信するなど、ネットならでは楽しみ方ができるよう工夫してあるので、そこもいいところですね。
以上「揉み払い師」1巻、続きも面白そうです。2巻にも期待大ッ!
『揉み払い師』1巻 ・・・・・・・・・・★★★★
乳揉みをテーマにした少年漫画、と呼べるのか分からない漫画。エロ面白い。
揉み払い師 1 (少年サンデーコミックス) (2011/06/17) 空詠 大智 商品詳細を見る |
世界と胸を揺るがす物語が―――・・・
やっふゥ!「揉み払い師」の1巻がついに発売されましたよ!!
今年の週刊少年サンデー8号に、出張読み切りとして第1話が載ったのですが、そのあまりにぶっ飛んだ内容で読者の度肝を抜いたのがこの作品。
心の弱った人間にとり付いて悪影響を及ぼす"邪霊”。それを対処するのが『揉み払い師』である少年・小影。そのサポートをする妹の小波ちゃんもセットです。
そしてその邪霊、人の胸部に巣くうものらしく、払うにはおっぱいを揉むのが一番なのだとか。
つまりは人助けのためにおっぱいを揉みまくるよ!っていう作品ですね。
「・・・スゴイ!キちゃう・・・」らしいです。サンデー盛り上がってるな!!!!
なお、クラブサンデーの公式で、第1話がまるっと試し読みができますのでどうぞ→HPへ
盛り上がるシーンになると、クリックでエロいボイスも聞けちゃうアホまるだし仕様。
少年サンデーの秘密兵器・・・なんでしょうか。なにはともあれ感想を。
おっぱいが全面におしだされているこの作品ならば、期待するのは乳首加筆!
作品によっては雑誌掲載時からがっつりとトーンからその御姿までが描き加えられているケースがあるのですが、さてこの作品ではどうでしょうか。第一話が掲載されたサンデーと比較。
(雑誌掲載時)
↓
(単行本)
ありがとうございます。
雑誌の時にはのっぺりとモチのように突起のなかったヒロインのおっぱいにも、単行本ではちゃんとかわいらしい乳首が乗っています。もちろんこのシーンだけではなく、乳首が出せるところには惜しげもなく乳首が出ます。よかった、空詠大智先生はやってくれたぞ!
ちなみに上の乳首をキュリリとやる「菊白摘み揉み」という技はわりとしょっちゅう出てくるもので、どうやら一時的に邪霊の動きを封じる効果があるようです。
騒動あれば現場に駆けつけ、すかさず相手の乳首をきゅっとやって黙らせます。
あらためて文章におこしてると、なにバカなこと書いてるんだろうという感じに・・・
が、これをいたって真面目にやってるのがこの作品のひとつの面白さですね。
毎回かわいいゲストヒロインが登場し、まぁおっぱいを揉まれていくのですが
またこのヒロインたちもばっちり可愛くて!単なるおっぱい漫画じゃないです。
お払いのために毎回おっぱいを晒さなければならないヒロインたち・・・彼女たちの恥ずかしがる表情が、またたまらないのですよ!
そしてそこから徐々に主人公のテクニックに骨抜きにされていく様子もまた・・・!
しかし彼女たちが取り付かれてしまうに至る理由は、切ないものもあります。
亡くなってしまった友人のため・・・自分が奪ってしまった父の栄光のため・・・
そんなちょっとヘヴィーな設定を背負い、心のスキマにつけこまれるヒロインたち。
そこから前向きに解決していくストーリー展開に流されて「いい話じゃないか」と思わされてしまいますが、とりあえずおっぱいを揉んで問題解決しちゃう作品なので全然重くなりませんw
また毎回邪霊に取り付かれた女性が登場しては主人公がおっぱい揉んで解決するこの作品。
つまりは毎回おっぱいを揉むシーンがあるということですが、毎回ただただ単純に揉んでいるだけでは面白みがありません。揉みかたにもバリエーションが無ければ・・・!
と思いますが、そこもこの作品は安心。どうやら揉み払い師は『型』と呼ばれる必殺技のようなものを複数を習得しているようで、毎回フィニッシュのシーンは様々な揉み方で見せ付けてくれます。構図もよりダイナミックに!大きく見開きを使って!魅せてくれますねぇ。おっぱい揉んでるだけなんですけど。
しかしまさか少年漫画で乳首をクリクリやってるだけの見開きページを見ることになるとは。
第1話は雑誌版と見比べると、おっぱいを揉んでいるだけの見開きが新たに描き下ろしされています。大迫力。大きくおっぱいが描きたいのでしょうか。ステキ。
そして何気に主人公も面白いんですよねぇ、この作品。
いつも両目をつむっているクールな主人公・小影ですが、セリフがおかしいです。
「邪霊は乳と同じだ。繊細で敏感・・・素直だ。」
すごいことを言い出しました。他にも「ああ・・・まるで春先に摘む乳首のようなイイ演奏だった」などなど、よく分からない、けれどムダにカッコよさげなセリフが続々登場します。
しかしこの主人公、実は感情がないという設定があるのです。
つまりは別にこれらの妙なセリフも別に「面白い」と思って言っているわけではないと。至って真面目におっぱいを思っているようです。スタイリッシュですが完全に変態です。
しかしこの感情がないという設定がまた面白いのですが、同時に上手いなとも思います。
おっぱいを揉んで揉んで揉みまくる主人公ですが、このとき全くの無表情で、淡々と仕事をこなすようにやっています。まさにプロ。ですが主人公がなんの悪意もやましい想いもなくやっていることも、やらしくなりすぎないふうに作品のテンションが整えられるというか。下品さが抑えられているのがポイント。主人公にとってはあくまでも仕事なのですから。
そんな主人公に胸を揉まれて思わず気持ちよくなっちゃう女の子たち。真面目にやってることなのに「頭がまっしろに・・・」というところまで感じてしまうのはなんというか昂りますね!
作中で名言はされてませんが、きっとイッたら除霊完了なんだと思います。(最低)
なんか久しぶりにひどい更新をした気がします。何度「おっぱい」って打ったんだろう。
さてそんな「揉み払い師」でしたが、シリアスにバカエロやってる作風は凄く好み。
女の子はかわいいですし、主人公も高感度高いです。妹の小波ちゃんもかわいいですねぇ、第4話の涙にはキュンときてしまいました。両親と火事は気になるところ。
そして目玉の乳揉みシーンは、圧巻というしかありません。すごい勢いで揉みまくってます。
強弱のアクセントから構え、細やかなテクニックを駆使し、お払いと称して揉みます。
特に見開きのインパクトは素晴らしい!今後もこの見開きフィニッシュは定着してほしいかも。
うまくマンネリしないように続けていってほしい作品ですね。
雑誌に連載してほしいものですが、クラブサンデーのほうで音声付で無料配信するなど、ネットならでは楽しみ方ができるよう工夫してあるので、そこもいいところですね。
以上「揉み払い師」1巻、続きも面白そうです。2巻にも期待大ッ!
『揉み払い師』1巻 ・・・・・・・・・・★★★★
乳揉みをテーマにした少年漫画、と呼べるのか分からない漫画。エロ面白い。
[漫画]誰かにプレゼントしたくなる短編全24作。『ストレニュアス・ライフ』
ストレニュアス・ライフ (ビームコミックス) (2011/06/15) 丸山 薫 商品詳細を見る |
シーロン公共図書館は また明日の皆様のご来館をお待ちしています
丸山薫先生の初単行本「ストレニュアス・ライフ」が発売されました。
丸山先生は商業ではこれが初単行本で、個人的にはまさに待望と呼べる1作!
Fellows!創刊号から巻末で掲載され続けていたファンタジー短編作品たちが一冊になり、この単行本では24もの作品が収められています。
雑誌で読んでたときから単行本になるのが楽しみでしたねぇ。
250ページを超えるなかなかなボリュームで、多彩な物語をたっぷりと堪能できます。
表紙もちょっと独特な感じ(Fellowsっぽいですが)。ではどんな感じの本なのかを紹介。
24の短編作品を収録。そのほとんどが10ページ強ほどで、単行本で読んでると次から次へと新しいお話に出会っていける構造です。
コンセプトとしては「おしごとにまつわる」短編集ということですが、どれもファンタジー要素が含まれていてやたら夢のある作品が並んでいます。
公式?で紹介動画が製作されているのですがこれがとても作風を掴みやすいので
どんな作品か知りたい人はこれを見てみるといいかも。まさかのアニメ仕様・・・!!
しかも大きく見ると高画質→■
なにぶん1つ1つの話が本当に短く、雰囲気を味わって楽しむという側面も強い作品なので、大好きなのにがっつりと語るというのが難しいのがちょっと歯がゆいです。
「秘密にしておきたい、でも誰かにそっと教えたい、宝物みたいな1冊」
とオビにあるのですが、まさにそのとおり。
言葉にはしづらいのですが、絵本のような、宝箱を覗いているような感覚で読める漫画。
ちょっと不思議な風景・世界をいくつも見せてくれるのです。
では特に気に入った作品をいくつか。
・8A
ウサギバスちょっと機転の利く運転手。
小さな女の子たちの仲直りのためにちょっ人肌脱いでみたり。
その世界観にほとんどなんの説明もされないのがこの単行本に共通する特徴ですが
それが与えてくれるサプライズが、この短編は特にほほえましくて好き。
ところで丸山先生の描く女の子のかわいさは何気に素晴らしい。素朴なような。
・工場の日々
読んでて一番「おーっ」となったのがこの作品かも。
いつもとある白い物を使っているらしいどこかの工場。そこで1人のバカな男がしたイタズラで、社会は大混乱。でもこういう夢のある混乱なら、ちょっと味わってみたい気も。
・ホムンクルス
この単行本では珍しい、ちょっとブラックな要素を含んだ一作。
仕組みとしてはわりとよくあるタイプなものですが、単行本で読むとこれだけ毛色が違ってドキッとさせられます。世界のどこまでがホムンクルスなのだろう。
箱庭的閉塞感が、その中で起こる少し切ないイベントの印象をさらに強めてる感じ。
まぁそれが連続して、どこにでもあり得る研究の1ケースになってしまうのが黒い。
・雲山の送り狼
少女と狼の2つの視点から描くお話。送り狼くんかわいいですね。
・小説家助手
ネコの動作が妙に愛くるしいw 無愛想なようでちゃんと主人想いな助手ネコさん。
・百万像の国
エッセーコミック風に始まる、ラオスを舞台にした作品。
ジャール平原という実在する場所を舞台にしたお話なのですが
現実とフィクションの境目をぼかしてありますね。もしかしたら、なんて気持ちに・・・
・・・は、あんまりならないのは、このインパクトある見開きのおかげか。
(クリック拡大)
これが現実だったら・・・・・・いやいや、それはそれで面白そうかも知れない・・・!?
・セイレーン
時の流れって残酷ですね・・・。でもこういう普通じゃないロマンスの思い出も間違いなく素晴らしいもので。セイレーンさんが色っぽくかわいい。そこからの変化はちょっと残念なようで、でもいい年の取り方したようでニヤニヤしますね。
ベイジル爺さんの現在の情けなさは・・・まぁおいとこう。いい夫婦ですねってことでw
基本はほのぼのしたファンタジーものばかり。
何度も読み返して味わっては、それぞれの世界に想い馳せて楽しめます。
「やばい、超面白い!」と興奮する作品ではないのですが、じんわりと「いいなぁ・・・」という気分にさせられるといえば良いのでしょうか。いや、大好きなんですけど、上手く説明できない!
単行本ラストの「シーロン公共図書館」で、もしかしたらこの短編集の作品はすべてこの図書館に収められた物語なのかも、という形で上手くまとまっているのも好き。
絵の安定感もバッチリ。背景もしっかり描かれていますが、人物絵もシンプルながらいい雰囲気を出しているように思います。女の子もかわいいし、作画の面でもお気に入りですねえ。
24もの作品を収められているので、きっと好きな作品に出会えると思います。
「おお、そうやるのか!」と驚かされる、人とそれぞれの世界の時間。
ポップでファンタジック、色んな世界を一挙に楽しめる短編集。
プレゼントとして誰かに贈りたくなるような漫画は、久しぶりに出合った気がします。
『ストレニュアス・ライフ』 ・・・・・・・・・★★★★☆
寝る前に気楽に読むのが合いそうな、ファンタジックな一冊。いい夢見れそうです。
[漫画]悪友ヒロインのスキンシップがすごく照れる。 『アマガミ precious diary』3巻
アマガミ 3―precious diary (ジェッツコミックス) (2011/05/27) エンターブレイン 商品詳細を見る |
うるさいわねぇ 暴れんじゃないの
メデゥーサだァー
東雲太郎先生手がけるコミカライズ「アマガミ precious diary」も3巻目。
綾辻さん編が完結し、今回からヒロインチェンジです。悪友ヒロイン・棚町薫編へ!
ファンとしてはまさに待望と言えるのではないでしょうか。薫漫画をメインに据えたコミカライズはこれまで意外と無かったんですよね。アンソロジーなどでなんとかモジャ成分を摂取したり。
しかもあの東雲先生が描くわけですから期待できないワケがないのです!
その特徴的なモジャヘアーがかわいい棚町薫ですが、やはり魅力的なのはその表情。
単行本最初のカラーページには、読み出した瞬間に速攻でやられてしまいました。
いまにもイタズラを仕掛けてきそうなこの笑み、ツリ目な上目遣い・・・うむ!
立ち位置とか、主人公橘さんとの距離感なども、他ヒロインとは違っているのも面白い所です。すでにかなり仲がいい関係が出来上がっている状態から物語が始まるので、「関係性の変化」にさらに強調される感じ。
単なる友達から、ふとしたきっかけで進み深まるドキドキ、そして恋人へ・・・。
そんなちょっと照れくさい2人の変化が、この話の魅力です。
さて薫編といえば開始しょっぱなからタイトルどおりのアマガミを見せ付けるシナリオなのですが、漫画版では第一話開始3ページでアマガミ突入です。ビックリの早業。
東雲アマガミは綾辻詞ルートから始まったのですが、薫の積極的な性格も影響しているのか、詞編と比べるとだいぶ立ち上がりから賑やかというかイベントが豊富というか!そこは中学時代から親交のある悪友ヒロインならではと言った感じです。(もちろん詞編がテンポが悪いと言っているのではなく、描き方の違いです)
橘さんとの関係について「そろそろ少しぐらいの変化があってもいいと思うんだ」と言う薫。橘さんの返答はおかまいなしに迫り、アプローチをかけてくる様子は微笑ましいものです。
薫の積極的なスキンシップは読んでて凄くニヤニヤするというか、テレる!
ブルマをはいた状態で橘さんの膝に座ってくる薫には正直「どういう関係に持っていこうとしてるんだよ」とドキドキしてしまったものですが、そんな風にはしゃいでいたらアクシデント発生。
悪ふざけをしてたら唇が触れ合ってしまった2人ですが、「ノーカウト」ということでお互い了承。
けれどその時の胸の高鳴りをごまかすことはできず、これを機にまたどんどんと盛り上がっていくこととなります。
この巻も印象的なイベントがたくさん収められていますが、中でもインパクトイの大きかったのはこれでしょうか。
男らしいところを見せてやるぞ!と張り切る橘さん。なにをするかと思えば
『なでなで』『ちゅぴっ』
おヘソにキスでした。妖怪紳士!ヘソ舐め純一!(なんとなく)
キスをしながら愛撫も欠かさぬ橘さんはさすがのテクニシャン。
しかし確かにゴクリ・・・と思わず黙り込んでしまいそうになる色っぽいおへそ。これならむしゃぶりつきたいですね。薫のリアクションも素晴らしく、やっぱり東雲先生の女の子は素敵!
恋人になる前ですが、モザイクが必要なレベルまでならどんなマニアックなことでもやってくれそうなのがこの作の楽しみなところですよね!
薫がバイト先で考えた新作スイーツの試食を橘さんにお願いする話も好きですね。(第8話)
「世の女の子達には、意地でもこれを本命に食べさせて欲しいわ」と語る彼女ですが・・・・・・そう言った後の薫の表情にまたトキメく!
橘さんはギャルゲー主人公スキル『鈍感』を発揮していてさっぱり分かっていない様子ですが、この発言は明らかに橘さんに「何かを察して欲しい」アレですよ!なにそれかわいいー!
それでこの表情である。カンッペキに恋する女の子の顔ですよ!
3巻はここで終わりですが、後半戦となる4巻にも期待をせざるを得ない流れ!
そしてこの3巻の巻末には、森嶋はるか先輩をヒロインにした番外編も収録されています。
2人でダッ君カフェに遊びに行くというお話で、犬ミミ森嶋先輩が素晴らしくキュート。
しかし、見事に犬になりきる橘さんの勇姿も見逃すことはできないでしょう。
(クリック拡大)
ワンワンアングルで見ると本当にラブリー先輩ですよねぇ!
現在は、まだ本編で描かれていないヒロインの短編を読み切りで複数発表している東雲先生ですが、ヒロイン全員ちゃんと本編で描かれることになるんでしょうかね。
今のところ1ヒロインに2冊を使っているので、全員このペースで描いていくには時間がかかってしまいますが・・・全員やってほしいなぁw
そんなアマガミprecious diary3巻でした。
薫というキャラクターの可愛らしさをいっぱいに引き立ててくれていると思います。
芽生えてからの薫の変化やその赤面っぷりには胸が熱くなってしまいますね!
しかしそれにしても、ブチ切れた薫は怖かったですが・・・迫力満点。
続く4巻の内容にも、次のヒロインは誰なのかも楽しみですね。
現在発売中のヤングアニマルあいらんど第15号(AA)にはこの巻のかけかえカバーが付いてきますが、なにこのけしからんシチュエーション!という感じなのでオススメ。いい表情・・・!
『アマガミ precious diary』3巻 ・・・・・・・・・★★★★
棚町薫編スタート。薫に振り回されてる感が魅力的な1冊。