2ntブログ

正直どうでもいい(移転しました)

マンガ感想を主に書くブログ。移転につき凍結中。

[告知]C81『くろろん!』に参加しました。

・ C81 「くろろん!」出します-水星さん家

黒髪ロングが好きすぎて水星さんが本を作ったそうです。内容もはもちろん黒髪ロングだ!
で、自分もこの同人誌に参加させていただきました。記事を1つ書きました。
好きな黒髪ロングのキャラクターについて語るという、ブログではあんまりやってない内容となってますので、興味があるかたはぜひとも。
というか周りが豪華すぎてなんで俺いるんだろって感じです。
黒ロンが好きなんだよ!!!!って人はきっとマストバイ。漣はスルーしてってください。
自分も一読者としてどんな本になってるのか楽しみです!3日目東P42aとのこと。

ちなみに水星さんによる全選手入場コピペですっかりアダルトサイトとして紹介されてしまいましたが、寄稿は全年齢向けだからご安心を(?)。『ルールの無いケンカがしたいからアダルトブログになったのだ!!』は個人的にも使っていきたい名文句w ただしいつ使えるかは不明。あとなったのだ!!というかいつの間にかされてたのだ!!

[漫画]グッバイ、アネキ!『鬼灯さん家のアネキ』4巻

鬼灯さん家のアネキ (4) (角川コミックス・エース・エクストラ 22-4)鬼灯さん家のアネキ (4) (角川コミックス・エース・エクストラ 22-4)
(2011/12/02)
五十嵐 藍

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   姉貴は俺の姉だよ

鬼灯さん家のアネキ新刊です。この4巻で完結となります。
グッバイ、アネキ!でもアニメでも会えるよ!ビックリ!
「鬼灯さん家のアネキ」にアニメ化の動き、フェアも開催
しかしなんかエース系は、未来日記もそうでしたが完結作品のアニメ化が結構あって面白いですね。個人的にもこういうのは嬉しいといえば嬉しい、かも。
でも完結はやっぱり寂しい。・・・うう、もっと長く読みたかった!んでは4巻の感想。



いきなりカラーでアネキの卒業式!おおーい、早いよ!
清々しいくらい展開を先延ばしにしませんねえ。でも不思議とちゃんと余韻はある。
卒業証書を手にしたアネキが、静かに五郎を見て微笑むのが印象的でした。
基本的に五郎視点の作品ですが、たまにアネキ視点が来ますね。
さてそんなこんなで無事に卒業式当日を迎えたアネキですが、五郎が黙ってないぞ。

アネキ3

ボロボロと涙をこぼす五郎・・・予想通りすぎる・・・!
制服姿のアネキは見納めなんだなぁと意識したら普段のアネキを見ただけで涙ぐんだり、現実逃避で時間を止める魔法を探したり、とにかくアネキの卒業を惜しみまくる五郎。
相変わらずのヘヴィーなシスコンっぷりを見せつけてくれる彼ですが、イヤお前家でいつでもアネキに会えるじゃんって。それでもアネキと一緒に学校にいられないというだけでこの惨状です。本当にアネキが好きなんだなぁ。
「今こそ姉離れの時!」と奮起し、HDに眠るアネキ画像フォルダを削除しようとするシーンも面白かったですね。いろんな意味でダメだコイツ感。しかも姉離れできるはずもなく!
そういえば五郎の妄想シーンだけアネキの胸がおおきくなってるのも、彼の痛々しさを加速させていました。まぁアネキだって吾郎のこと大好きなんですけどね。

この作品らしいシスコン・コメディに笑わせてもらいましたが
でもやっぱり卒業式というものはどうしたって切なくなってしまうものだなと。
14P、涙目になりながらもしっかりとアネキを見送る吾郎の姿が印象的です。
さりげなく吾郎の成長物語という側面も持ち合わせているこの作品ですが、4巻はたしかに彼の成長の集大成が・・・ちょっとだけ、見えるかも。
全然アネキへの熱い想いを鎮められてないんですけども、アネキが一人暮らしをすることになってからの本編ラストエピソード、ベンチに腰下ろし2人で会話する「鬼灯さん家のアネキ」での彼の言葉には、なかなか感じ入るものがありましたね。
姉のおかげでまた立ち上がることができた。
でもいつまでも姉に背中を支えてもらいっぱなしじゃいけないよな、と。
4巻の表紙は、吾郎を力強く前を押しだすアネキ。ちょいとしんみりしてしまいます。

アネキ2

そうそう、4巻表紙でもわかりますが、アネキが髪を切ります。
これまでも好きでしたが、さっぱりしたこの髪型もかわいいですねえー!



完結巻だけあって、一応総括的な内容になっていました。
しかし全体的にあっさりしていましたねえ。ダレること無く終わったのは素晴らしいことですが、もっと突っ込んでほしい要素もあったというのは事実で。
もっとスポットライトを当てて欲しいサブキャラだって大勢いたんですがー・・・!

アネキ1

京ちゃんとか、結局男だって誤解されたまま終わっちゃったじゃないですかー!
まぁそういうポジションの女の子だったんですけどもw
というか「姉貴の新たな門出の神聖な式をなんだと思ってるんだ・・・」とか言ってますけど、吾郎はほんと世界がアネキを中心に回ってて面白いなぁ。
3巻で吾郎とケンカをした後距離感を見なおした水野さんも、もっとじっくり見てみたかったキャラクターの1人。彼女とは3巻で大盛り上がりしましたが、それでも。
水野さんは攻略対象キャラというよりは親友ポジションの、面白い女の子だったなと。
もはや痴女どころか怪物になってしまった美咲は・・・、いや、美咲さんだって可愛かった!
ここでお終いにしてしまうのは寂しいなぁ・・・本当。いいキャラ沢山いましたよ。
そのぶん、キャラ総登場の書き下ろし漫画は大満足。
水野さんのドライな感じがよかったです。なんか水野さんの話が多いですね自分。

ともかく、これで「鬼灯さん家のアネキ」は完結しました。
アニメ企画がどんなものなのかも気になりますが、大きな区切りを迎えましたね。
1巻のころから楽しませてもらいました。五十嵐藍先生の次なる作品を楽しみにしてます。
末永くお幸せに、賑やかな弟とそのアネキと、その友人たち。
・・・・・・でもアニメ化に合わせて復活とかしませんかね?ムリかなぁ。

『鬼灯さん家のアネキ』4巻 ・・・・・・・・・★★★☆
最終巻なりの寂しさがある内容。でも最後までらしさを失わず。

[漫画]欲望にまみれて生きよう少年少女 『妄想少年観測少女』2巻

妄想少年観測少女 2 (電撃コミックス)妄想少年観測少女 2 (電撃コミックス)
(2011/11/26)
大月 悠祐子

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   …なんかまるでそれって 愛の告白みたいだ

大月悠祐子先生の「妄想少年観測少女」2巻が出ました。
第1巻はジャストミートし何度も読み返したもので、2巻が楽しみでした。
フェチ心あふれる、少年少女の恋愛模様 『妄想少年観測少女』1巻
背後から忍び寄るような、それでいて暴力的なような、独特の色気に魅了される作品です。
思春期のドロドロした欲望が詰まっています。あとマニアック。



●山田愛音
1巻でまさかのタイミングで終わってしまったエピソードの続き。
本作は基本的に男女2人を主役に、視点キャラを入れ替えての2話構成をとります。
2巻冒頭は後半にあたるお話で、これまたしょっぱなからニヤニヤしてしまうのですよ!
また、特定のキーワードを主軸に各エピソード展開されるのがお決まりの本作。
このお話では「眼鏡」。眼鏡を嫌う少年と、眼鏡を愛する少女。

主人公が女の子で、彼女のモノローグからは本当に男の子のことをよく観察しているのだなぁということがわかります。顔や身体のパーツ1つ1つに深い興味と愛情を向けている。
最初はその少年が好きというよりは、彼の持つ顔のパーツが好き、という感じで。
しかしそれが変化するきっかけとなっているのがこのシーンでしょうか。

妄想少年2

下品な発言をたくさんしてしまう男の子。でもそんな自分を客観的に理解していて、自分は汚いやつだからと好きな娘に近づくことができない。天使や女神様のように崇めているだけで充分なのだと。
メイン2人してどこか弱気なところがあるのがいいですよね。
興味の入り口はちょっとおかしくても、確実にその人そのものを好きになっていく過程。
ちょっとした歩み寄りと、ちょっとした勇気。やーニヤニヤしてしまう!
この作品にしては、まだ正統派なラブコメと呼べる・・・かも知れない?w



●木村のの×藤堂うずら
「ニオイ」がキーワードということでこれまでよりもさらに一段上のマニアックさを見せつけ、しかも女の子同士の接触を描く百合作品。
ストレートな描写が多いですが、「ニオイを溜め込む」というゾクゾクくる表現が飛び出したり、女の子の邪な欲望が性的にまっすぐと突き刺さってくるかなりいやらしい作品だと思います。

妄想3

ののをむさぼるように愛するうずらの姿は印象的で、高圧的なキャラに見えますね。まるで男性のように、ののを抱いたりする。ちょっと暴力的なくらいに求めている。
マニアックで衝動的で、生々しい百合カップルの様子はかなり見ごたえアリ。
「女」である自分を、どうしたいのか。どうありたいのか。それに悩む少女たち。
そこにサブの男の子が抱える「汚してやりたい」なんてサディスティックな想いも入り混じったりして。
わざと女の子の髪に牛乳をかけてしまうシーンなんて最低の一言ですけども、思わずちょっとばかし興奮してしまうような。この気持ち悪さもまたクセになってしまう。
かなり毒が強いというか、素晴らしく匂い立つエロス。たまらない・・・!
ラスト「大変美味しくいただきました」はまったくこちらこそと言った具合です。



●清水良介×木乃内リサ
「美しさ」をめぐる女の子と男の子のお話。
良介はいじめられっ子ですが、そんな彼が密かに備える美しさに目をつけたのがリサ。
良介は彼女に弱みを握られ、女装をすることを強要。
かくしてリサの言われる通りの着せ替人形になってしまった良介ですが・・・。

たしかに少年の中にある女性らしさというのは、それはそれで色っぽいものなわけですが、
良介がちゃんと「男の子」らしいのが面白い。綺麗ではなく、等身大の男子なのだ。
外見はまるで女の子なんですが、思春期の少年らしい、汚れた欲望をしっかりいだいてもいる。それも非常に男性的などす黒い性欲を。無理やり黙らせてキスしてやりたいとか、組み伏せ脱がしてやりたいとか。そんなギャップがまた面白い。

妄想少年観測少女

で、乱暴に彼女を自分のものにしてまう想像をしては自己嫌悪。そんな所が可愛い。

このエピソードでは良介の成長を切なく描いてもいる。
少年の体から、男の体へ。それは学生時代だからしかたのないこと。しかしそれは少年だったからこその美しさを少しずつ手放していくということでもある。期限付きの美しさです。
でもその変化がネガティブではなく、むしろよりニヤける自体になってしまうのだから、してやられたという感じですよ。彼女を自分のものにする勇気がなかったころとは違うんですよと!
強烈な所有欲を結実させるラストシーンはまさに至高。これただの変態だよ!でも2人にとっちゃ最高のハッピーエンド。
ちゃんとお姫様になれたし、させてあげることができた。こっ恥ずかしいー!

・・・それにしてもリサは立派な痴女ですね・・・しかし、情熱がゆえの行動力の高さです!自分をエサにしてでも、という確固たる意思。
まぁそんなヒロイン・コンプレックスの女の子も、最後には。ダメだニヤける。



ざっと紹介してきましたが、以上「妄想少年観測少女」2巻でした。
1巻でも2巻でも目立っていましたけど、この作品に登場する男の子たちはけっこうな自己嫌悪を抱いているのがいいですね。
思春期だからドロドロした欲望を持つのも自然なんだけど、彼らはそんな自分を憎んでもいるみたいで、でも本能に抗うことにはないわけで。そんな要素をしっかり存在させてくれるのがこの作品の好きな所でもあります。
そして自己嫌悪だけじゃなく、思春期の少年少女のエネルギーが込められている。
言葉に出来ないあれこれを直接叩きつけるみたいに、つい力づくになってしまったり。
自分をコントロールすることが全然出来ない。若さをこじらせてます。
ある意味、すごく生き生きしてるんですよね、この漫画のキャラクターたちって。
人と人がリアルにぶつかったり関係している感じが素晴らしい。

相変わらずマニアックな内容ですし、思わずゾクッするシーンも盛りだくさん。
ラブコメではありますが、単純な男性向けとは一線を画していると思います。
エロいというよりは、しみじみ、生々しい色気がある。
キャラクターが見せる表情や、添えられるモノローグや投げかけるセリフや・・・とにかく作品全体から匂いが漂ってくる。
3巻にはどんな恋模様を見せてくれるのか、今からワクワクしてしまいますよ!

『妄想少年観測少女』2巻 ・・・・・・・・・★★★★
本能を刺激するエロティック青春劇マニアクス(?)。いろんな欲望でぐるぐるしてます。

[漫画]喋れない少女とエスパー少年『雪にツバサ』1巻

雪にツバサ(1) (ヤンマガKCスペシャル)雪にツバサ(1) (ヤンマガKCスペシャル)
(2011/12/06)
高橋 しん

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   翼がなければ 翔ぶこともなかったろう。傷つくこともなかったろう。

高橋しん先生の久しぶりの週刊連載作「雪にツバサ」1巻が出ました。
少年サンデーでやった「きみのカケラ」以来の週刊連載なんですね。
やはり「いいひと。」や「最終兵器彼女」を連載したこともあり、小学館のイメージが強い作家さんですが、講談社のヤンマガでの新連載です。最初ちょっとビックリしました。
現代を舞台とした、中学生の男の子と高校生の女の子のお話。
ちょっとファンタジーが入っていますが、なかなか読みやすい作品じゃないでしょうか。



周囲とうまく馴染めない中学生・翼。なんとなく不良グループに入っています。
そんな彼には、実は超能力者であるという秘密が!
といっても手を使わずテレビをけしたりハブラシを動かしたり、これじゃ「少能力」。
実際手でしたほうが効率がよかったりして、せっかくの超能力なのにムダとしか思えないことも翼のネガティブ思考を増長させるかたちに。
しかしある日、となる少女の心の声を読んでしまったことからストーリーが動き出します。
翼が出会ったのは、しゃべることができない女の子・雪。
誰にも聞こえない彼女の声を、翼だけが聞きとることができるのです。

この2人をメインにストーリーは進んでいくのですが、まだ大きくは動かず。
とりあえず舞台の説明と、2人の馴れ初めと心のふれあいをしっかり描くことを重視したオープニングになっていると思います。丁寧に2人が近づいていくことがわかります。
その際、この作品のキーワード「超能力」が大きく働いている。

しゃべることができず、そのせいで酷い目にあわされることもしばしば。外見的にはかなりかわいい娘なので、街の不良たちに目を付けられてレイプされそうになったり。しゃべることが出来ないのでうるさくされる心配がないんだとか。いやぁ胸糞悪いですね。
彼女にはとにかく拠り所がないのです。友達と仲良くしてる様子もみられないし、翼を探して平日に街中うろついてる謎の行動力は、普通は周囲から疎まれてるだろうなと。しゃべれないという障害もきっと影響してるだろうし、そのせいで悲しい思い出もたくさんあること臭わせられる。(男たちにおもちゃにされてる的な・・・)
まだ雪の家庭環境は明かされていませんが、そこも気になる所です。
そんな雪ちゃん、自分に超能力があると思い込んでめちゃくちゃテンション上がります。

ツバサ1

私には超能力があるに違いない。そう信じて涙を溢れさせる。
自分を劇的に変えてくれる。ドラマチックな未来がやってくる。
己だけではなんとも打破できない現実と戦う、新しい圧倒的な力を信じる。
普段はあっけらかんと明るい雪ですが、冷たい寂しさを溜め込んでいるはずなのです。
超能力の『誤解』がストーリーを動かし、少女を変えていくのかな。



でも雪ちゃんの拠り所が超能力だけではなく、翼くん自身でもありそうなのがステキだ。
ボーイ・ミーツ・ガールのぬくもりですよ。寒そうな作品だからより強くそう感じる。
でもこの主人公がまたクセモノで、名言されてませんがかなり馬鹿で、卑怯者。
本当に超能力を持っているのは彼ですが、彼はもう何かを成すことを諦めている。
卑屈になって努力をしない。さえない自分を受け入れてしまっている。

雪にツバサ

まぁ自虐ですよね。自分なんてなにもできないし、誰とも必要とされてないんだと自分と言い聞かせる。誰かと関わることにちょっとした恐怖を抱いている。
でも、ときどき超能力がすごい威力を発揮する瞬間があります。
彼自身戸惑っていましたが、そのシーンを改めて並べて見ると、全部の場面に雪先輩が関わっている。雪先輩のためなら、彼はすごい力を出せてしまうのだ。
第1話、誰も聞くことができないはずの雪の悲鳴をただ1人聞きつけ、助け出せる程度には。
「自分でもなにかをすることができる」そんな発見をついにしてしまうのです。
訳に立たないと思っていた力だけど、女の子を守ることができそうなのだ。なんだ充分だ。
これまで無価値だった超能力は、少年と少女が出会ったとたんに輝き出す。
表面上は見えない、2人の意識のすれ違い。けれどそれも居心地の悪いものではない。
雪ちゃんが「自分には超能力はない」と気づいてしまった時は怖いですが・・・それはきっと先の話で。今は2人のぎこちないやりとりを眺めていたいです。

そういえば友達がいない翼くんですが、街のおねえさん方には人気なようで。
「翼の童貞はわたしたちが予約してる」とまで言われてる。どういうことだ!

ツバサ2

翼くんもってもてやないか。まぁ童貞ってことでからかわれてる意味合いも強そうですが、羨ましいかぎりでござりまする。おねえさんたちも今後物語に強く絡んでくるかも?



そんな「雪にツバサ」1巻でした。
まだ展開に起伏が少なく、1巻の段階ではやや面白みに欠けたというのが正直なところ。
でも卑屈で寂しげなのに、どこか暖かな雰囲気づくりのうまさは流石です。
雪が降り積もる街において、ただひとつのぬくもりがあるように。
節々で感じられる切ない雰囲気、そしてメインの2人のやりとりの面白さが魅力。
この高橋しん先生は単行本での加筆修正が多いので、ためしに雑誌掲載Verと見比べつつ読んでみたりもしましたが、今回はそこまで大きな変更点はなかったです。
冒頭「翼がなければ」の詩と、第1話の冒頭がリファインが1番大きい箇所?
あとせっかくカラーが綺麗なのだから、第1話の冒頭はカラーで収録してほしかった。

「雪」という少女、「翼」という少年。
タイトルはそのまま主人公である彼らの名前からですが、しかしそれだけではないメッセージが込められていそうでワクワクしますね。「雪にツバサ」。
話すことができない「雪」、彼女は翼という少年の存在でうまく羽ばたけるのか。翼は彼女をうまく羽ばたかせてあげることができるのか。
単行本頭に添えられた詩も、この先の展開を暗示するかのようで意味深。
『翼がなければ 翔ぶこともなかったろう。傷つくこともなかったろう。』雪が翼が出会ったことで、傷ついてしまう未来にもなってしまうのか。はてさて。
1巻のラストでは予想外に緊迫した雰囲気になってきましたし、今後どんなストーリーになっていくかは気になる所です。2巻は早くも1月に発売予定。

『雪にツバサ』1巻 ・・・・・・・・・★★★☆
盛り上がりは2巻以降かな。雰囲気はかなり好み。雪先輩の笑顔に癒される。

[漫画]もっとあたしに甘えなさいよ・・・!『こみっく☆すたじお』3巻

こみっく☆すたじお(3) (ヤンマガKCスペシャル)こみっく☆すたじお(3) (ヤンマガKCスペシャル)
(2011/12/06)
此ノ木 よしる

商品詳細を見る

   これってクリスマスのデート・・・・だよね?

うおー「こみっく☆すたじお」3巻がやってきましたよ!
今回の表紙はこれまでで1番のお気に入りかも。かわいいなぁ・・・。
格闘漫画を描く売れっ子作家・高倉健二のもとにアシスタントにやってきた主人公の相原。しかしその高倉健二先生は、実は見た目はまるっきりロリな女の子だったのだー。
本作はいちおう漫画家漫画ですが、メインは高倉健二こといちこ先生とひたすらイチャつくことです。こってり盛り込まれた怒涛のラブコメ展開になすすべなく悶えるのみ・・・!



クリスマスだったりみんなで冬コミに参加したり、3巻も賑やかです。
特にクリスマス関連は4話も使ってじっくりと描かれており、まさに必見と言えるエピソード。
これまでだって積極的だったいちこ先生ですが、クリスマスという素晴らしいイベントを味わいつくようにアグレッシブ。クリスマス前からワクワクしてる先生がすでにかわいい。

こみすた2

くわっ

クリスマスにデートに誘われて動揺しすぎですいちこ先生!大興奮です!
24日のイブを開けるために仕事をがんばりまくる姿といい、恋のためにあたふたしつつ頑張る女の子というのは本当に魅力的でございますよ。
でまぁクリスマスのテンションで主人公もついついノリ気で積極的。自分からいちこ先生を抱き寄せたりとか。おいおいやるじゃねーの。
で、ふたりともクリスマス・イブの夜を2人でどう過ごすかを想像してるからぎこちなさもあって、ドキドキ・もじもじです。
2人からして興奮しつつ緊張しつつ・・・な雰囲気がすんごく甘くて素晴らしい。
2人がどんなクリスマスを過ごしたのかは実際に読んでほしいなというところですが
・・・・・・看病イベントもワタシ大好きなのですよ。(結局言ってる)
一般的にロマンチックと呼べるものではないかもしれない。けれどこれも大事な思い出になること間違い無し。しかしクリスマスだからって主人公は勃起しすぎじゃかろうか。

こみすた3

クリスマスデートのワンシーン。クッソクッソ!かわいいなあーああーあー。
しかしこんなやりとりを牛丼屋でやってるのだから、2人の惚気っぷりも相当。
いちこ先生は一見ツンデレですが、実際はストレートなあまえんぼうだとも思います。
本当に相原のことが好きなんだなってのを感じるシーンがたくさんあってホクホクしてしまうのです。



相原といちこ先生のイチャつきっぷりは毎度バツグンの破壊力ですが
3巻では同時にもう一組見逃せないのがいます。桜塚先生と秋乃ちゃんです。
特に秋野ちゃんの細かな変化に自分はまたしてもニヤニヤと気持ち悪い笑顔。

桜塚先生が秋乃ちゃんへの好意を明らかにしてから、普段彼に対してツンツンで接してる秋乃ちゃんがいきなりギクシャクしてしまう。恋愛ベタな様子がたまらないのです!
秋乃は作中でも見える通りかなりのオタク趣味。いちこ先生第一ですし、現実の恋愛には免疫がないのかもですね。自分を好きだと言ってくれる相手が現れた途端に・・・!

こみすた1

ボロクソに桜塚先生を罵っておきながら、彼と会える日にはちょっと女の子らしい服装を選んでくる秋乃ちゃんに悶絶。
まだちゃんと気持ちは育ちきってはいなさそうですが、本人もこの状況をなんだかんだで楽しんでいそうでなによりですよ。いちこ先生と秋野ちゃん2大ヒロインですな!
桜塚先生も2巻のころと比べて好感度上がりましたね。「『ニャンマガ』に萌え漫画描いたら 秋野ちゃんにいやらしいことしていい?」と言ってましたし、これからどんな風に2人が絡んでいくのか楽しみですね。

そういえば、秋乃のエロ同人のボツ案読んで鼻血だしていたのも、本人がムダにピュアであることは当然としても、自分の好きな女の子のエロ妄想を現物として目の当たりにしたことも影響してるのか・・・?



そんなこんなの3巻でした。
いちこ先生の恋する女の子っぷりに相変わらずニヤニヤ。もちもちしたほっぺたもステキ。
相原といちこ先生のイチャイチャは本当に幸せな気分になってしまいます。
ひとつ言葉を言ったら、言われた方はもちろん言った方も「はぅわ!」みたいに一瞬時が止まるし、顔真っ赤だし、すぐひっつくし、プルプル震えるしなんだよこいつらはよー!もー!あー!かわいすぎるだろ!!
多い時には1ページに3度悶えます。こんな漫画を読み続けたら頭がヤバい
(これまでのリアクションで分かりきってましたが)いちこ先生のうっかり処女宣言も面白かったですねえ。「あなたは童貞なの!?」と相原に詰め寄ったりとかw
しかし急速にラブコメ要員として成長してきた秋乃ちゃんも見逃せませんよ!

月刊ヤンマガ連載作で、エロいイベントはかなり豊富。今回主人公勃起しまくりでしたね!
そういう風に下ネタがインパクトある登場をしますけれども、でもそれで興奮するというよりかは微笑ましさが先に立つ、優しいラブコメの雰囲気を持った作品だなと思います。

基本ラブコメな作品ですが、今回の終盤ではきちんと漫画家漫画らしいやりとりもあって、ストーリーの停滞感もありません。萌え漫画好きの編集・安永ですが、彼なりにちゃんと漫画への言葉と理論を持っており、今回の編集と漫画家たちの意見のぶつかり合いは楽しかった。
3巻のオビに「『萌え漫画はつまらない』、・・そう思うあなたにこそ、読んでいただきたい『萌え漫画』です。」とありましたが、それはこのやりとりのことでしょうね。
4巻は春に発売予定とのこと。約束を立てた主人公の行く先ももちろん気になりますが、いちこ先生と秋野ちゃんの次なる赤面を心待ちにするのです。

『こみっく☆すたじお』3巻 ・・・・・・・★★★☆
ラブコメ三昧。つくづくニヤけるなぁ。絵もどんどん、もちっと可愛いくなってきています。



そういえばチーフの男性経験の豊富さを物語るエピソードがありましたが
3巻の虎特典、チーフが相原の股間を「なるほど、こういうタイプか」と冷静に見てるのに笑ってしまったwどういうタイプだよw ビッチーフさん流石です!

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引っ越し先

ブログを引っ越しました。 当ブログは更新を停止し、新ブログにて更新をしています。 https://sazanami233.hatenablog.com/

楽園に花束を

プロフィール

漣

Author:漣
「さざなみ」と読みます。
漫画と邦ロックとゲーム。
好きなのは思春期とかラブコメとか終末。

連絡先。
omuraisu0317あっとyahoo.co.jp(あっと→@に)

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基本毎日います。記事にしない漫画感想とかもたまにつぶやいてますので、宜しければどうぞ。

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