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正直どうでもいい(移転しました)

マンガ感想を主に書くブログ。移転につき凍結中。

[漫画]情熱の行き場と置き場。『げんしけん』11巻(二代目の弐)

げんしけん 二代目の弐(11) (アフタヌーンKC)げんしけん 二代目の弐(11) (アフタヌーンKC)
(2011/12/22)
木尾 士目

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   俺・・・・・・・・・受けだったん・・・?

復活のげんしけん、二代目2巻目、通しでは11巻目になる新刊が出ています。
表紙はコミフェス(まんまコミケ)を満喫する新メンバーたちです。
そろそろ冬コミですし、いつも以上に親近感湧きますね(?)
という訳で今回のメインはみんなでコミフェスに行くお話ですが、コミフェス準備段階で一騒動あったり、開催真っ最中に意外な再開があったり、終わった後にも・・・とだいぶ賑やかな内容。
班目さんモテ期きてる!
二代目げんしけん、はじまりはじまり。 『げんしけん』10巻(二代目の壱)



夏のコミフェス目前、げんしけんが何をやってるかと言えばみんなで原稿。
荻上さんの商業誌読みきりをスー含む1年生メンバーでアシスタント。
みんなで眼の下にクマ作って修羅場やっていたらそのうち着替える必要が出てきて、だんだんと必要性の薄いコスプレをみんなですることになって・・・と。
吉武の海月姫の似合いっぷりに軽い衝撃を受けつつみんなコスプレかわいいなあフヘヘとか思ってたら最後に超弩級のサプライズがやってきたのです。荻上さんのコスプレが・・・

げんしけん

あず……にゃん。
似合い過ぎててビックリしつつ笑ってしまいましたよw つまりちかにゃんか!(ムリある
自分からすすんででは無く、「責任とってコスプレする」という妙なシチュエーションですが、わりと抵抗なくコスプレするようになってるのは彼女の変化でもあるのかな。
波戸くんはどうやっても似合ってるのでここでは言及しません。

しかしさて、やはり目玉はコミフェスですよ。
3日間で4話を使って描かれているので色々見所はあるのですが、とにもかくにも班目さん周りが大変なことになっていますよ!
コミケ時期だけ日本やってくるアンジェラが、班目に猛アピールをおっぱじめる。
当然女性に迫られた経験のないであろう班目はあたふたする・・・というより固くなってしまう。

げんしけん2

カチコチに硬直中。
しかしそんなアンジェラを快くは思わないのが波戸くん。班目さんにはちゃんと想い人がいるのだから、関係ない人にはあまり出てきて欲しくない、とか思っているようで。
そこにエロゲメーカーの仕事でコミフェスに来ていた高坂とも遭遇。
いろーんな思いが交錯してるような気がする波乱のコミフェス編なのです!



今回荻上さん関連でかなりドキッとさせられる出来事がありました。
荻上の同級生、中島さんの再登場。
今回もあのちょっと怖い目つきで荻上のサークルにやってくるのです。
そこに荻上はいなかったので、繰り広げられるのは中島VS薮崎・スー。
中島の挑発に、涼やかに「あの荻上はもう知っとります」と返す藪崎さんには思わず目頭も熱くなるというもの!もう荻上は孤立しないんだなって。こんな心強い友達がいるんだ。
今回は最初はギクシャクしていたスーとの関係も深められた感じ。単行本カバー裏にもニヤニヤしてしまう。薮崎さんっていいキャラクターだなと改めて感じました。

それにしても中島さんだって「これ以上荻上を楽にしてやる必要なんかない」と言っていたり、なにか伝えたいこともあったようで、荻上に心強い味方がたくさんいることを確認してそれを言うことをやめたようですが、どんな内容だったんでしょうかね。あの巻田くんがナントカカントカ。
中島さんも決して性格悪いだけの女の子では無いのは確かなんですけども。

そしてもう一個。個人的にすごくショッキングなことが。
班目さんが、オタクとして冷めてきてる。

げんしけん3

現役時代のあのやや演技がかった位の熱い語り口はどこに行ったんだ班目さん・・・。
生活費削りまくって同人誌買いあさったり、骨折して倒れて泡吹くまで痛み我慢して会場を練り歩いていた、あの輝きは・・・。自分は班目さんの姿にオタクとしてのお手本を見せてもらっていた気がします。お手本にするにはちょっとアレですけど、根性とか心意気とかそういう面で。
そんな彼から「そりゃ熱も冷めるわな・・・・・・」ですよ。
こんな言葉聞きたくなかったなぁというのが正直な感想。班目さんもなんだか寂しそうですけど、自分もショックですよ、なんだか。

社会人になって毎日疲れて、趣味に費やせる時間も減れば、そういう変化も有るのかもなぁ。
自分はまだ学生で趣味にばっかりのめり込んでいますが、でもなんだか、将来こうなってしまうかも知れないってのを見せられてちょっと怖じ気づく。
班目さんだってアニメや漫画が嫌いになったわけではないんですけど、そこに注ぐことができる気力と情熱の量が変わっってしまった。なんか悔しい。好きなものはずっと好きなままでいたいものです。
自分の希望を託すようでイタいですが、班目さんには再起して欲しいなぁと
班目は愛すべき、愛されるべきキャラクターなんですけども、でも初代とこの二代目ではだいぶ違ったキャラクターになってる。作品として班目さんを中心にシナリオが動くことが増えた代わりに、現役のオタク学生たちをどこか見守るようなポジションになってきてるような。
勝手にくじアン会議を始めるようなエネルギッシュな班目さんまたが見たいのよ。いつまでも下の子たちを引っ張っていくアホみたいに力強くて、時々情けない先輩でいて欲しいのよ。あ、情けないのは今もか(

というか班目さんはアンジェラさんから積極的に迫られるわ、波戸くんから心配されるわ、クッチーからケツを狙われるわでモテモテじゃないですか!どうなってんだ!



あい。という訳で「げんしけん」11巻でした。
前回の10巻は新メンバーの紹介的な内容が多かったのですが、今回はコミフェス編を中心としていろいろ動きが出てきたなと感じました。
現げんしけんメンバーの絆が深まってきてるのが見えてきて微笑ましいですね。
波戸くんのインパクトが強いですが、今の1年生の女の子たちそれぞれカラーが違っていて、みんな好きです。かわいいなぁ。元気のいい吉武さんかわいい。さやかちゃんコスする矢島さんかわいい。
そしてげんしけんと言えば豊富なオタクネタの数々。今回もかなり多いです。
ネタの範囲も広く量も膨大で、そこかしこに散りばめられてるのでいちいちツッコミ切れないw
コスプレネタも多く、この服ってなんだっけ?と考えてしまうものもちらほら。でもそういうのを考えたり探したりするのも楽しかったり。
というかスーはJまでよくカバーしてるな。どうなってるんだこの娘w
「げんしけん」は本当に話題に事欠かない作品ですねえ。12巻も楽しみにしてます。

『げんしけん』11巻(二代目の弐) ・・・・・・・・・・★★★★
新シリーズ2冊目。大波乱のコミフェス編はワクワクしたりニヤニヤしたりヘコんだり。

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