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正直どうでもいい(移転しました)

マンガ感想を主に書くブログ。移転につき凍結中。

[本]三峯御大も絶賛!?初歩から目指せ、人気エロ漫画作家!『エロ漫の星』

エロ漫の星 上 (ヤングコミックコミックス)エロ漫の星 上 (ヤングコミックコミックス)
(2010/12/24)
金平 守人

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エロ漫の星 下 (ヤングコミックコミックス)エロ漫の星 下 (ヤングコミックコミックス)
(2010/12/24)
金平 守人

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   そんなキミに 星が輝かないワケがないだろう?

クリスマスイブに発売されました、金平守人先生の単行本「エロ漫の星」上下巻。
漫画家漫画ではありますが、「エロ漫画」作家の活動に焦点を絞った、ある意味怪作w
作者はあの金平先生…となれば期待も大きければ少々の不安もあり…と言ったところですが
思いのほかこの作品はガチ。本気でエロ漫画家を目指す人のための指南書的役割を果たしていると共に、文句なしに熱い漫画家ストーリーが展開されます。
作者自身を主人公とする点や、「クソ虫ゴロ太」というPNを使用し実際に掲載紙と連載を連動させる試み等、内容はもちろんそれ以外にも見所の多い作品となっています。
というわけで今日はこの作品について。



この作品は上巻下巻で綺麗に区切られています。
上巻はエロ漫画入門編…女体・汁描写やセリフを付け方など、描き方の解説。
下巻からはそれを踏まえ成長したゴロ太の波乱万丈な漫画家人生を描くストーリー展開。
こうした綺麗な構成になっているのもこの作品の良い所だなぁと思いますね。
テンポの良いセリフや散在する数多くのパロディネタと、単純にギャグ漫画としても面白い。
エロ漫画をテーマにしているので下ネタばかりなのはしょうがないですがw
しかし突然現れた謎の女性にレクチャーしてもらいながらゴロ太が漫画を学んでいく上巻、下巻でのアシスタント編でも、豊富なギャグシーンのおかげで軽快に読み進めることができますが、加えてネタに走りきらずにしっかりと講義形式での物語進行がされており、なるほどと頷く事しばしば。
村上ジョン先生()がエロシーンの構成を論じるシーンは特にお気に入り。

20110114003206.jpg

その内容にもバックに描かれた事後の女性にも胸が熱くなるというものです!

下巻からは本格的にストーリーモードが始まますが、その物語がまた面白かったのですよ。
謎の女性に家を燃やされ帰る場所を失ったゴロ太は、その後2人の人気作家の元でアシスタントを務めることとなります。その1人が上にも書いた村上ジョン先生。
エロ漫画への造詣も深く、ゴロ太の理解者にもなってくれる熱いエロ漫画作家です。
ジョン先生を信頼し、このまま彼の元でプロアシになってもいいかも知れない…そう考えるまでになっていたゴロ太は、先生に厳しい口調で職場を追い出されます。
それはゴロ太を想っての事。彼が目指すべきはプロアシではなく、プロの漫画家なのだ。
彼の才能を、努力を、未来を信じるからこそ、彼はあえて彼を解雇したのだ。
ジョン先生がカッコよすぎてテンションが上がりまくりですよ!犬のくせにー!!

しかし次に彼がアシスタントに就いたねこみみ7先生が、あまりに酷かった…。
SFエロを主軸に様々な作品を発表し続ける人気作家、というのは表の顔。実は彼は「バレなければオリジナル」をモットーにトレスでのし上った作家だったのだ!
一体今までどれだけの作品をインスパイアしてきたんですか!?と問われれば「オヌシは今まで食ったパンの枚数を覚えているかのか?」と悪びれることも後悔も無い有様。
そんな巨匠に幻滅をするゴロ太でしたが、徹底的に効率化された彼の仕事ぶりに徐々に感化されてしまい・・・そして三か月後、そこには…

20110114003236.jpg

「なんせ同人誌には著作権はないっスからね!!」

トレスネタを入手するため元気に即売会へ赴くゴロ太の姿が!まさに外道!狂いだした漫画道…そんな彼に、エロ漫の星は輝くのか!?



改めて読み直してみると、クソ虫ゴロ太の成長っぷりは気持いいですね本当。
画力・構成力など漫画に関する事だけでなく、人間として彼の内面の成長は目覚ましい。
下巻第16話からの彼の覚醒っぷりは震えるほどの興奮です!
一度ならず何度も地獄を見、呑まれ足掻き続けたゴロ太。
そうやく掴みかけたエロ漫の星。しかし肉体はすでに限界を超えつつある…そんな極限状態のゴロ太を支えるべく続々と仲間たちが集結する展開はベタながらやはり熱い!
金平先生、ちゃんとしたストーリー漫画もいけるのか!的な嬉しい発見だったりも?w
そして作中の漫画によって主人公の成長が分かるのもよかったですね。
主人公ゴロ太が描き上げた最初の原稿、「アヤコのアソコ」。全153ページ。

20110114003234.jpg (クリック拡大)

画力も構成力も無く、こんな風に始まったクソ虫ゴロ太のエロ漫画道…!
それが最終的には、大進歩を遂げてこのレベルにまで。

20110114003224.jpg (クリック拡大)

すげぇ。

この単行本では実際にクソ虫ゴロ太が描いた完成原稿「アヤコのアソコ」をまるっと読むことができ、改めて彼の成長に感動をするとともに、どうか金平先生エロ漫画で単行本を出してくださいと!もともと絵が上手く女の子も可愛く描ける作家さんでしたが…なんという破壊力!
この「アヤコのアソコ」だけでも十分すぎるほど魅力的な単行本だったり…!

それとエロ漫画を描く上で非常に重要な要素、その人の童貞力(DTP)を読者も実際に図ることができる、誰得な公式も紹介されていました。こちら。
DTP=M/1+SEX経験回数  M=年間G行為回数×(現年齢-G行為開始年齢)
算出した数値でどのようなランク付けがされているかは、単行本買ってのお楽しみ。
上巻裏表紙カバーでも紹介されてもいますよー。
※ちなみに漣のDTPは約2300で青銅童貞<ブロンズドウテイ>でした。
 泣けばいいのか喜べばいいのか、ちょっとよく分かりません。

また、作中ではしつこいくらい三峰徹氏をネタにしており、大丈夫かよとも思いましたが
なんと氏自ら「エロ漫の星」販促イラストを描き下ろしたり、上巻特大オビではかなり大きく「三峰徹絶賛!!」と表記されていたり、単行本特別企画として「三峰徹への100の質問」といったインタビュー記事が掲載されている等・・・神とあがめられる三峰徹氏の完全バックアップがされている、気合いの入った単行本になっていますw



エロ漫画を題材にしているということで幅広くオススメすることは難しいかもしれませんが、一読の価値は十分にあると思います。とにかく濃く、面白い。むしろエロ漫画をあまり読まない人にこそ読んでみて欲しいです。
繰り出される数多くのパロディネタももちろん楽しむことができますし、可愛い女の子からエロ漫画の技法、胸打つ名台詞の嵐、そして熱い物語と、本当に多彩な楽しみがある作品に仕上がっているなと思います。全て漫画好きに送る、怒涛のエロ漫画サクセスストーリー。

『エロ漫の星』上下巻 ・・・・・・・・・★★★★
ばっちり面白い上勉強にもなる、お得感の高い上下巻。金平先生の女の子はかわいいなぁ。

一部書店で貰える上下巻同時購入特典小冊子も豪華で、ほんのりオススメしておきます。
たしかとらのあなとComicZIN等。まだ残っているかはちょっと確認できないのですが…!

[本]キャラとアクションが光る激走SFジュブナイル! 『018』

018(2) <完> (アフタヌーンKC)018(2) <完> (アフタヌーンKC)
(2010/12/22)
宮川 輝

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   そして未来は・・・・・・無限の可能性で充ち溢れている

アフタヌーンで連載された宮川輝さんの作品「018(ラブエイティーン)」。
2巻で終了してしまったことはちょっと悲しかったですが・・・ひとまず完結。
世界をも動かすスーパーコンピューターが設置された2018年の日本を舞台に
少年少女たちが戦場を駆け抜けていく痛快なアクションSF作品でした。
しかし2巻ではちょっとばかし方向転換、完結に向かっていきます。



複雑かつ長い説明セリフが多い本作。
しかし目を引くのはやはり大迫力のアクションシーンでした。
スピード感としっかりとした重量感を兼ね揃えた絵と画面作りがされており、読んでいて単純に気持ちがよかった。人間同士の戦いもロボットとの戦いも熱い。
加えてシチュ燃えもあり。突如少年少女がデカくてゴッツい謎のロボットから追われるも、自転車を全力で漕いで逃走→ショッピングモールに突っ込んで銃を構えてロボットに立ち向かっていく!1巻前半の流れは凄く盛り上がったなぁと。上手い導入。
1巻はブログでは取り上げませんでしたけど、非常に気に行っていました。
しかし12月に発売された2巻では、なかなかの超展開を見せてくれまして・・・!

20110111235011.jpg (クリック拡大)

両者にとって残酷な一発の銃弾。
親友の裏切りで大きく盛り上がった物語ですが、その決着の後には
なんといつの間にかタイムスリップ!&直樹の暴走・覚醒で地球の危機!
そしてマキ婆からされた怒涛の説明がこちら。

直樹君の媒介者の能力は物理的・能力的に互換性の無い者同士の間に立ち、互いの
能力や情報を共有出来るようにすること その力はアンタやタミちゃんの身体的・
物理的なモンとは違う 直樹君の心………メンタルなモンが大きく影響するねん
アンタを失った絶望感…そしてタミちゃんが放った弾丸の衝撃…それは田辺キヨミの
想像を遥かに超えた「LCP」の可能性を引き出した…直樹君のアンタを救いたいという
想い…精神は……クォークとレプトンに限定されていた媒介者の能力からだけでなく
私らの住むこの世界 4次元時空からも解放され…高次元時空との相互作用を可能にした
そして直樹君は小次元時空に存在する無数の並行宇宙を自分の体内空間で繋ぎ合せ…
私らの世界にはない特質を持ったエネルギーが伝えられるようになったんや それは
直樹君からアンタに伝わり超速で細胞を形成しアンタを更新させた 繋がった並行宇宙
のエネルギーは互いを干渉、次第に大きなうねりへと変化していき…直樹君の体内で
無数の素粒子を発生させたんや 直樹君は瞬く間に高密度・大質量になって周りの空間を
激しくねじ曲げ…辺りは一瞬にして荒野と化した…アンタとタミちゃんはねじ曲がった
空間に出来たワームホ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ールにのみ込まれて9年後の2027年にタイム
スリップしたんや……|    ……………  |アンタらにしたら一瞬のことやったやろ…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \__  ____/ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                   ∨       (゚∀゚ )  ←マキ婆
            アヤ→  <⌒/ヽ-、__ノヽノ |
                /<_/____/ < <

マキ婆が頑張って説明してくれますがアヤはちんぷんかんぷん理解不能。
まぁ自分も説明セリフは大体で流し読みで済ませてしまいましたが・・・
「つまり・・・どういうことだってばよ!」と内心思いましたが、すぐに答えが出ました。
このままでは地球そのものが無くなってしまう・・・そんな圧倒的危機、絶望。
それに対抗するためのただ一つの方法とは!

20110111221500.jpg

愛の力だー!!

「愛」と来たかー!とズッコケる人もいるかと思いますが、個人的には嬉しかったw
ここまで必要最低限の説明をするのみで疾走を続けてきたこの物語。
最後の最後で理屈っぽいことをされては逆に失速してしまったのではないでしょうか。
直樹の暴走はアヤを想う故、ということだけ頭に入れておけば作品のテーマとしてあっただろう「少年と少女の物語」というものにブレは無かったことが言えると思います。
物語の完成度という観点においては若干残念ではあったのですが、「018」という作品への高感度は高いままに幕を閉じました。いいじゃないパワーオブラブ。
ラストはきっちり、お決まりとも言えるキスシーン。そうそう、これでいいんだ。



正直に言えば2巻で完結するとは思いませんでしたし、展開的にもかなり力技が入ってたなと感じました・・・が、それでもかなり魅力的な作品だったと思います。
迫力あるアクションシーンや精巧に描きこまれたメカは単純に見ていて楽しいです。
意味がわからなくてもとにかく読者を読ませ惹きつける力もありました。
キャラクターも、メイン級2人の女の子はかなり魅力的でした。
親友を裏切る形になってしまい苦悩するタミの姿には等身大の18歳を感じられて良かったです。彼女の回想シーンは物語を盛り上げるのにかなり役だっていたと思います。
そしてヒロインのアヤは本当にエネルギッシュな女の子。コロコロよく変わる表情も可愛いし(ヒロインとしてどうなのってレベルまで崩れたりw)、物語をグイグイひっぱってくれる力強いキャラクター。けれどちゃんと女の子っぽい部分も見せてくれて、そこもグッと来ます。

20110111221438.jpg

突然のキスの後、呆然としたまま直樹に張り手をかますアヤ!
放心っぷりやその後の必死の弁解も可愛いなー・・・常に全力な女の子です。

1巻オビには「バトルアクションから本格SFに駆け抜ける物語」とありましたが
これは正しいようで正しくなかったかなぁと読み終えて少し感じました。
それはまぁ「愛の力や・・・」で突っ切っていったことが原因で、自分はこれはこれで良いと思っていますが、しかし本格SFを期待して読んだ方はきっとガッカリしてしまう・・・かなぁ。
小難しいことをやりながらも、実際は派手なアクションとシンプルな物語がメインでした。
2巻あとがきでこの作品がもとは32Pの読み切りとして考えられたものだと書かれており、ちょっと納得。結構実験的な作品だったかもしれません。しかし魅せる部分ではきっちり魅せてくれましたし、やや消化不良ながらも十分楽しむことが出来ました。
無理矢理まとめると、頭をからっぽにして楽しむべき作品。娯楽漫画。
新人さんの初連載としてもパワーがあって好感が持てます。
ハイスピード・ハイスケール(?)・ハイテンションなセカイ系作品!走れ少年少女!
宮川輝先生の次回作に期待!次号のアフタヌーンで新作読み切りが掲載とのことですよー。

『018』 ・・・・・・・・・★★★☆
粗は目立つものの凄まじい勢いが楽しいし読後感も良し。次回作どう出るか。

[本]ロリっ娘漫画家とイチャラブ同居アシスタントライフ 『こみっく☆すたじお』1巻

こみっく☆すたじお(1) (ヤングマガジンコミックス)こみっく☆すたじお(1) (ヤングマガジンコミックス)
(2011/01/06)
此ノ木 よしる

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   悪かったわね 高倉健二が萌えキャラで

月刊ヤングマガジンにて連載中「こみっく☆すたじお」の1巻が発売されました。
作者の此ノ木よしる先生はこれが初連載作とのこと。期待の新人さんです。
美味しい設定の数々やヒロイン・いちこのぷにぷに感も素敵であり
ちょっと過激でありつつも微笑ましいラブコメ作品に仕上がってます。

さらりとストーリーを。
漫画家を目指して上京してきた主人公・相原実20歳。
大好きな「アルティメット番長」を連載している月刊ニャンマガに原稿を持ち込むも「萌え漫画を持ってこいや!」と一蹴される。
が、その編集は憧れのアルティメット番長の作者・高倉健二先生の担当でもあり
なんと話の流れで高倉先生のもとに住み込みでアシスタントに入ることが決定。
不安と期待を胸に高倉先生の自宅に向かう実・・・しかしそこには

20110108224817.jpg

ちっちゃい女の子が木から下りなくなってました。
しかしその女の子こそが漫画家・高倉健二!はからずしも外見中学生のロリっ娘(でも実際は二十歳!やったね合法!)との同棲生活が始まってしまったのでした。



なんとっても本作の最大の魅力はヒロインの高倉健二・・・じゃなくて本名・瀬貝いちこ先生!
主人公には出会ってしょっぱなかな助けてもらった形になったため
物語序盤からいきなり主人公に対するかなり好感度は高めなご様子。細かいことは良いからロリっ娘にイチャイチャされたいんだ!という一部読者の心を鷲掴みですかね・・・
積極的に実との接触を図る様子はなんともほんわかかわいいのです。
いちこ先生はイメージとしては甘えん坊な子猫という感じですね・・・!
構ってもらいたそうにしている時の上目使いの破壊力はすさまじいものですよ!
素直に甘えられないけど、恥ずかしすぎることには耐えきれなかったり、ちょっと気にいらない事があるとぷくっとほっぺを膨らませてむくれたり、わりとすぐに泣いてしまったり・・・色んな表情を見せてくれますね。気まぐれなようで実への一直線な想いを大切にしています。
修羅場モード発動条件はなぜかお気に入りの猫耳装着だというのも、なんだかなぁw
20110108224840.jpg
似合いすぎてこれがデフォでもいいじゃないですかとw

さていちこ先生のかわいらしさを多少語ったわけですが
本作は月刊ヤングマガジン連載作・・・結構踏み込んだエロ描写もあるわけです!
実年齢20歳ではありますが外見はまるで中学生のいちこ先生・・・
分かっていてもなんとなく背徳感があるいちこ先生とのエロイベントにはドキドキですよ!
第6話での対面座位からの○○には身もだえしながら幸せを噛みしめましたね・・・うごぁー!
しかし個人的には第5話が最高に熱かった。
この回はとにかくいちこ先生のおなかおなかおなか・・・でお腹描写が眩しいエピソードだったわけですが、小さなおへそも可愛らしいのですが、なによりちょっともっちりぷっくりしたいちこ先生のお腹周り!テンション上がりますね!
そしてお腹を曝したまま服を脱げなくなってしまったいちこ先生を助けるべく行動を起こした実君にさらなるラッキーハプニング。うっかりつまんじゃいました。

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実「ロリっ娘漫画家宅に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」(性的な意味で)



ラブコメ作品でそれほど色が濃いわけではありませんが、本作は漫画家漫画でもあります。
漫画製作の裏側を覗けるシーンも少々あり、そういうのも楽しめると。
と言っても朗らかな物語の阻害をするようなリアルなシリアスはありませんね。
本格的な漫画家漫画の要素を求めるのはちょっと違うかもしれませんが
そこはやっぱりいちこ先生かわいいよ!!!ってことで一発解決です。
しかしその中で第6話のいちこ先生が「あたしの漫画好き?」と実に詰め寄るシーンでは、その後の実の返答によって彼女の表情が凄くキラキラしたものに変わったのも含めて、漫画家としてのいちこ先生が更に好きになりました。
楽しみにしてくれている人に面白いものを届けてやろうという意地、決意。
ラブコメ漫画としてこの作品を読んでいたので、意外とドキッとさせられたシーンです。
かわいらしい外見のいちこ先生ですが、精神面では逞しいのだなと。
また主人公・実の成長も今後気にして行きたい部分。
御飯担当メシスタントからアイスタントのアシスタントへ、少々の成長を遂げた主人公ですが
今後はどうなっていくのかも楽しみにしたい要素。それほど重要ではないかもですが。

ではまとめ。
まーいちこ先生が可愛すぎまして。それに尽きます。
外見はまるで中学生で、ドジで甘えん坊でツンデレで・・・本当に美味しいキャラですねw
やや人間関係の進展が早いようにも感じますが・・・どこまで行くのか楽しみです。ふへへ。
漫画家漫画としての今後の展開も気になります。
かわいらしいキャラクターとちょっと過激なイベント、心地よく読める柔らかなタッチで描かれた期待のラブコメシリーズ第一巻。2巻も楽しみですよ。

『こみっく☆すたじお』1巻 ・・・・・・・・・★★★☆
色んな意味で「こみ☆すた」と略したくなる作品。いちこ先生の可愛さでテンション上がりまくり。

[本]少年サンデー新連載「常住戦陣!!ムシブギョー」を旧連載版と比べてみたり

ついにサンデー6号が発売されましたよ!
サンデー超、およびWEBのクラブサンデーにて人気を博した「ムシブギョー」が
このたびサンデー本誌にて「常住戦陣!!ムシブギョー」としてリニューアル新連載です!

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連載当初より応援をしていた作品の躍進に自分もテンションが上がっております。
というわけで今回はこのお祭りにのっかりまして、「ムシブギョー」を語ってみたいなと!

1巻感想→貫け武士道、はためけふんどし 『ムシブギョー』
2巻感想→おっぱいとバトルの濃厚2重奏。男の子の漫画はこうでなきゃ!『ムシブギョー』2巻

・「ムシブギョー」ってこんな漫画。

まぁまずは作品の説明から。
「ムシブギョー」は、週刊少年サンデーの増刊雑誌である「週刊少年サンデー超」の09年9月号から連載が始まった、福田宏先生の初連載作品です。
ポップな絵柄と迫力あるバトルシーン、そしてかわいらしい女の子キャラ!
と完全に心鷲掴みにされた、『これぞ少年漫画!』と言える王道作品です。
単行本1巻オビでは藤田和日郎先生、2巻オビには安西信行先生と
なかなか豪華な面子が熱いコメントを寄せており注目もされたようです。
そうして順調に人気が高まっていきましたが、サンデー超10年10月号で突如連載が終了。
意味深な動きがあることは告知されていましたが、詳細のアナウンスが無いまま時が過ぎ
ファンがそろそろ本気で心配になってきたかもしれない2010年12月、
少年サンデー11年6号にて新連載として再開することが発表されました!
思わず歓喜のガッツポーズをかましてしまいましたね!
そして現在発売中(1/5現在)の少年サンデーにて、ついにお目見えとなったのであります。

いわゆる増刊→本誌移籍作品で、「史上最強の弟子ケンイチ」等と同じケースですね。
珍しいリニューアル新連載ということで、実際どのように本誌での連載を始めてくるのかはかなり気になっていたところではありますが、第一話の時点では設定等ほとんど変わっていませんでした。未登場キャラクターも、カラー見開きを見る限り外見的には変更無し。
1ページ目なんかほぼ完璧に超連載版と同じ構成になっていますし・・・とりあえず一安心?
しかしそんな中でも細かい部分に変更がされていましたので
これから旧連載版と新連載版の相違点等も考えてみようかなと思います。
まだ新連載一話目なのにせっかちですかねー。

・進度

第一話で描かれた内容は、新連載・旧連載版で大きく異なっています。
というのも今回の新連載第一話は、「ムシブギョー」(旧連載版)第一話の冒頭10ページほどをより肉厚にした内容となっているのですね。
旧連載版1話をざっと説明すると、仁兵衛が上京し蟲に遭遇、その中で同じ組織に所属するメンバーと出会い、そして圧倒的な力を誇る「蟲狩」無涯に憧れを抱く。1話目にして主人公の生い立ちやメンバー紹介、仁兵衛の大目標と、作品を彩る重要要素を全て出して来ていました。
それと比較すると、新連載版第一話は主人公である仁兵衛のバックボーンをより強固にするための工夫がされていたと感じました。その点についてはまた後で。
蟲奉行メンバー紹介も無涯との出会いも無く、状況に至るまでの仁兵衛の動きが新エピソードを踏まえてじっくりと描かれています。
第一話にふさわしく、物語としての盛り上がりはしっかりと用意してありましたが
長期連載を見越したがっしりとした物語作りを目指しているようですね。
第一話としてはやや華が無いように感じましたが、リニューアルだからこそできる慎重な土台作りがされているようです。力強い第一歩を描いたエピソードだったと思います。

しかし・・・主人公をきっちり掘り下げたエピソードを最初に持ってきてくれたのは嬉しいのですが
その影響で仁兵衛とその父がメインで、女性キャラほとんど出番無し!色気成分0!
おらおら早く春ちゃん火鉢ちゃんを出せー!次回以降が待ちきれないのですが!

20100822011831.jpg 春。

20100424212050.jpg 火鉢。

ヒロインたちが可愛いのもムシブギョーの魅力なんですよ!当然ですけどね!

・父親の存在感

旧連載版と比較して、最も大きな変化があったのは仁兵衛の父・源十郎かなと。
まず小松原がスカウトに来たのが仁兵衛でなく源十郎だということが目を引きました。
旧連載版では新兵衛に直接スカウトの話が来ており、当初から新兵衛の実力がある程度認められている上での旅立ちでしたので、この変更はこの先の展開の盛り上がりに影響するかもしれません。「力を認めてもらう」ということはこの漫画として非常に大切なことですし。

そして今回幼き仁兵衛と父とのエピソードが新たに描かれましたが、父の存在感が凄い。
旧連載版1巻オマケでも描かれていたとおり、陣兵衛が剣を握るようになるのは父の影響によるものですが、
その父親の「強さ」をより濃く描いたことは、その意思を継ぐ陣兵衛というキャラクターをより深くたくましいものにするための工夫だったのではないかと思います。
自分のせいで、尊敬する父は武士としての価値を大きく失った。
新しく付加されたこのプレッシャーは、彼のキャラクターを更に確立させているなと。
辛い過去と、それを背負い旅立つ主人公、仁兵衛。
彼は主人公らしくパワーアップしたキャラクターとなっていると思います。

20110106015610.jpg

父への憧れが、仁兵衛の強さの秘訣。



今後はとりあえずこれから数週は蟲奉行メンバーの紹介的エピソードが来ると予想。
仁兵衛のキャラに深みが増したように、他メンバーの進化にも期待がかかりますね。
リニューアルということで少々心配もありましたが、大好きな「ムシブギョー」が様々な面で改良され、しかも毎週読めるとなればこれからも応援を続けていくほかありません。
人気出てくれるといいなぁ。個人的にも、サンデー的にも。

まーそんなわけで
週刊少年サンデー連載「常住戦陣!!ムシブギョー」楽しみにしてます!
 
特設サイトはこちら→

[日記]2011年。

2011年、明けましておめでとうございます!

ってもう1月4日ですよ、挨拶遅すぎですね。すいません。
というのも年末年始色々と行事が重なって上手く時間がとれないままで・・・。
29日から31日には、人生初のコミケ参戦を果たしたりしてました。
コミケについてはまた機会があればそちらで色々書きたいところですが
ちょっとはしゃぎすぎて薄い本の量がとんでもないことになってしまったので
当分は読む漫画には困らない・・・というか買うペース抑えないと完全消化無理でしょっていう。
おかげで当分エロには困らないんじゃないかな。無理かな。無理だな。(え
やーでも楽しかったですね、すンごく。また夏にも行きたいです。
初参戦で三日皆勤ってのはかなりしんどかったですけどね・・・。

まぁそんな誰も気にしない日記はこれくらいにしましょう。
2010年は多方面にお世話になりまくったおかげなのか何なのか、素晴らしい1年になりました。
おみくじは大吉でしたので、今年もいい年になってくれると嬉しいのですが・・・!
今年も引き続きだらだらとブログ更新を続けていきますので
たまにでいいのでまた覗いていただけると嬉しいです。

今年の目標としては、一応更新ペースをもう少し上げることと
単行本感想ばかりでなく、色々な形の記事を書いてみることでしょうか。
実現できるかは微妙ですが、とりあえず目標はそんな感じです。

それでは
今年も楽しいことがたくさんありますように。

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引っ越し先

ブログを引っ越しました。 当ブログは更新を停止し、新ブログにて更新をしています。 https://sazanami233.hatenablog.com/

楽園に花束を

プロフィール

漣

Author:漣
「さざなみ」と読みます。
漫画と邦ロックとゲーム。
好きなのは思春期とかラブコメとか終末。

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基本毎日います。記事にしない漫画感想とかもたまにつぶやいてますので、宜しければどうぞ。

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