[漫画]ずっとイチャイチャしてればいいよ!『琴浦さん』5巻
琴浦さん 5 ドラマCD付き限定版 (マイクロマガジン☆コミックス) (2013/05/24) えのきづ 商品詳細を見る |
私は知ってるの 真鍋くんが本気で私を好きでいてくれてることを
「琴浦さん」の第5巻の感想です。
こちらは限定版。書きおろし漫画の小冊子とボリュームあるドラマCD付き。
通常版はまた後日発売されるようですが、ファンならこの限定版を買っておいて損はない。ドラマCDは普通に単品3000円で販売したほうが自然なほどの収録時間だし…!限定版にのみ付属のものについてもまた後ほど書こう。amazonでは瞬殺してるがな!(今のところ
テレビアニメが放送終了して一段落といった所ですね。
原作のストーリーも4巻で大きな局面を迎えたこともあり、5巻は息抜きのように明るくほんわかとしたラブコメモード全開であります。うん、琴浦さんかわいい!堪能できましたよ!
ドラマチックな展開が特徴的な4コマ漫画ですが、1冊トータルで見るなら過去1番平和だったんじゃないかなw
人の悪意とか不幸、ネガティブな要素も盛り込んでくる作品。
だからこそ琴浦さんが掴んだ今の幸福が染みる。甘酸っぱい恋愛を彼女が「普通の女の子」として楽しめているということを自然に楽しめるし、ふと冷静になってみればその尊さに感動してしまう。
平和な日常を好きな人となにげなく過ごす琴浦さん最高にかわいいよ!
とは言え、今回は琴浦さんを狙う新しい男キャラも登場したり。
真鍋のライバルとなるのか…!?いま2人の愛が試される!…的な感じか。
前巻→かわいい妹ができました。『琴浦さん』4巻
さて先にも書いたとおり、今回の5巻はまるっと平和モード。
4巻にて登場した琴浦さんの妹・絢香ちゃんも町にやってきて、賑やかな日常が展開していきます。
子供らしい無邪気さで話題に無意識に切り込んでいくのが面白いなw
すでにESPメンバーに溶け込んでいる感もある絢香ちゃん。
彼女が出ると彼女の話題に引っ張られがち(みんながゲームにハマりだす流れなんかそのままで、彼女の影響力は作中でも強いんだなと思った)なので、結構扱いがむずかしい娘なのかもしれません。
でもいい動きをしてくれるのは間違いないし、やはり準レギュラーくらいにはなってほしいなぁw
表情が豊かで見ていて楽しいし!
真鍋くんのエロスな妄想にあきれつつ自分とのギャップにガッカリしつつな琴浦さんは、絢香という餌につられて社交界デビュー。そしてそこでどこぞの金持ちぼっちゃまに目をつけられてしまいます。
真鍋からすれば、ライバル出現というわけですね。
琴浦さんも母親たちから「恋人の選択肢は多ければいいじゃない?」みたいな事言われちゃうし。
しかし、なんというか深刻さはあまりないので、わりと安心して見てられるw
暗い展開もやる「琴浦さん」ですが、琴浦さんと真鍋くんのこじれた関係とかダメになっていく恋とかが見たいかと言われればそれはNo…。他の作品ならそういうのも好きだけどこの2人でそれはやっちゃいけないのだ…!
不安は無く、むしろライバルが現れたことでさらに2人の絆が深められようとしている様子を見て胸もほんわかしますよ。お坊ちゃま勝ち目なさすぎぃ!
このシリーズは次の巻まで続きますが、最後までニヤニヤできるものがいいな!
エロスだエロスだと妄想やってますけれど、琴浦さんと真鍋くんはい今のところ実にピュアなお付き合いができていますよね。頭で考えていることはともかくw
なんにもエロいことはしていない。キスだって…。
けれど真鍋くんが持ち前のエロスを前面に押し出して、それを琴浦さんが読んでしまうというシチュのおかげで、「性的なことを意識する関係」にはなっている。このスレスレ感というか…いまだに初々しい感じがたまらなくかわいいじゃないですかー!
真鍋くんは妄想はするけど、現実に琴浦さんを傷つけてしまうようながっつき方はしませんしね。考えているやっているものではなく、人間関係における生粋のバランス感覚のよさがあるのではないかなと思います。
でもせっかくこんな美味しい展開(恋のライバル!関係の見つめなおし!!)をやっているのですから、やはり期待したいのは、恋人としての2人の前進ですね!
というわけでラブコメっぽい雰囲気でとても楽しめました。
「なんで私のことを好きになったの?」って上手く聞けなくてもじもじしてる琴浦さんを見て、なんの気持ちも沸かないヤツがいるかー!
5巻でなにげなく書かれていた母親との距離感に「おっ」となった。
こんなに自然に連絡をとり合って、食事をして、親子で恋の話をしたりする。
まぁその恋の話というのがお母さんの失敗談だったりするのでズーンと重かったりもするのですが…でも、こんな近い存在になれていることが、素晴らしいです。
上にシーンはちょっとしたケンカですが、以前のような深刻さは薄い。家族としての信頼を前提とした、ある種親への甘えのようなスキンシップに感じられます。
実際このあとのシーンで母親が「誤ってばかりだったあの子がねぇ 私に口答えするようになるとは」と微笑みながら言っています。仲いいじゃないですかもうー!
親子関係。それは琴浦さんを縛る呪いのような過去。ですが少しずつそこから開放されていっているのが目に見えてわかり、作品の成熟を感じさせます。着実に変化してきているよな。
そんな第5巻でした。
全体的に日常ラブコメディな雰囲気で、とても和やかです。
こういうのが大切な時間なんだなぁと、この作品においてはこの平和がとても嬉しく感じるものです。
巻末のオマケ漫画では琴浦さんがメイドさんになってご奉仕の巻。恥ずかしがり屋な琴浦さんの魅力が詰まりまくりで実に美味であった(渋い顔で)
あとがきでは「もうちょっと続く」とあるので、もしやあと3巻以内には終わる感じだろうか。最後まで追わせて頂きます。
まったくどうでもいいけどこのコマがすごくツボったのでなにか使えそう。いや使わないけど。じっくりみるほどに面白いよこれwww
あとこれも非常にどうでもいいが、最近の森谷さんの髪型を見ていても自然と笑える。なんかカニっぽい。コレ毎朝セットしてんのかな…。「いってきまーす」と朝家から出かける彼女を見て家の人たちは「あの娘もオシャレに目覚めたね」とか思ってるんだろうか…なんだろう…すげぇな…。
さてこっからは限定版についてくるものの話。
この限定版は2100円ですが、ついてくるものを考えればだいぶお得でしょう!
まず小冊子。
書きおろしのショートストーリーが8P。そしてWEBで見ることができた「春香の部屋」の原作脚本(絵コンテみたいなもの)が収録。
やはり注目したいのは書きおろし漫画の方なわけですが…
正直ギャグのキレとかニヤニヤ指数とかすごくて超おもしろいww
実に平和なバカップルやってます。それでいて頭悪い!!
夢の中だからなんでもありだ!とばかりに無茶苦茶な展開だよw
琴浦さん「しちゃう!?いちゃいちゃしちゃう!?」
なにこのノリw 夢でも現実でもイチャイチャしてくれてればいいよ!
真鍋の夢に出てきた巨乳の琴浦さん。乳浦さんと呼ぼう(どうでもいい
おっぱいが増量して気分も上向きな謎テンション琴浦さんかわいいし、ワイプで見られる現実のひんぬーリアル琴浦さんも不貞腐れた様子もダブルかわいいのだ!
そしてドラマCD。こちらは2部構成。
1つめが「アニ浦さん」。アニメと原作の設定入り乱れてのメタ発言飛び交うコメディドラマ。
森谷さんの家が宗教家から道場にかわったこととか、琴浦さんの小さな胸の話とか、まぁいろいろ。話題が混沌としていてまとめづらいw
結構際どい話題もしていて(アニメBDの売上的な…)、だいぶ冒険している脚本。バカだなぁw
バーリトゥードと表現されていたけれど、まさにそんな感じ。
2つめ「それから…」。こちらはアニメ版のアフターエピソード。琴浦さんと真鍋くんのデートを描いたもの。エピソード的には原作との矛盾もないので、原作しか読んでなくても問題なさそう。なによりすげぇニヤニヤできるからイイよ(笑顔
デート中はエロス妄想は一切禁止だ!と言われ、がんばって欲望を抑えこむ真鍋。そのせいでデートなのにうまく楽しめず疲労感が募っていく。みかねた琴浦さんは勇気を出して自分から少しだけ迫ってみたりもしたり…うん…いいよぉ…(気持ち悪い笑顔
微妙なスレ違いがまた頬をゆるませてくれやがる!
「何も考えられず笑っていられる今」を噛み締める。素晴らしい幸福感。
琴浦さん演じる金元さんのわざとらしい&あざといボイスの連打にも笑うw
気を利かせる森谷さんのいい仕事っぷりも格好いいな!
そしてこのドラマCD!ケースからCDを取り出すとその下には……!!
はい。期待通りでした。ホントに期待通りで笑ってしまったよ!!
『琴浦さん』5巻 ・・・・・・・・・・★★★★
限定版の内容も本編も、イチャイチャ成分多めで素晴らしいな……!恥ずかしがり屋琴浦さんをしゃぶりつくす(ゴクリ