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正直どうでもいい(移転しました)

マンガ感想を主に書くブログ。移転につき凍結中。

[漫画]天然少女に和み癒され温まる。『あまねあたためる』1巻

あまねあたためる 1 (少年チャンピオン・コミックス)あまねあたためる 1 (少年チャンピオン・コミックス)
(2013/04/08)
佐渡川 準

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   あの子…明日もここ通るのかな

「あまねあたためる」第1巻の感想です。
「無敵看板娘」「ハンザスカイ」等を手がけた佐渡川先生の最新作。
ハイテンションな作風の印象が強い作家さんですが、今回の「あまねあたためる」はわりとまったり系かな。とりあえず1巻の段階では。
マイペースでちょっと天然なあまねちゃんが、知らず知らずのうちに周りの人を元気づけていく。そんなホッとする人情ドラマみたいなコメディみたいな、そんな感じです。まぁつまり、とてもなごむ漫画。
一話完結のかたちなので大盛り上りはしないタイプではありますが
繰り返し読んでは安らいでいたい作品ですね。
なにより主人公・あまねちゃんがとてもかわいくって、本当に彼女を見ているだけで時間を忘れられるような、そんな感覚です。
笑えてニヤニヤして、最後にはホッと少し元気になってる。いい癒し漫画だなぁ。

実は前作「ハンザスカイ」とのノリの落差が激しくて、最初おっ?となりました。
ハンザスカイに熱中していたし、佐渡川先生の物語重視な新作を読みたいなと思っていたので。
でもこういう路線もアリだな。別ベクトルにこれはこれで面白い。



なにはともあれ、あまねちゃんが可愛いんですよ!
むしろあまねちゃんの可愛さを堪能するための漫画ですよ。きっちりあまねちゃんという主人公で読み手を掴んでくれる。
クリッとしたまんまる大きな瞳。ちょっと太めな眉。そして天然。
特別スタイルが良いという描き方はされませんが、しかしなんかこう……女の子っぽいくにゃっとした肉体の柔らかさというか爽やかな色気というか、そういうのも感じます。

あまね2

こういうのを純粋にやってのける娘だからなぁ。あざとい!だがそれがいい!
自覚なしに、誰かの記憶につよく残る一瞬を彩る女の子。
こういう女の子に出会えたら、一度でも話せたら、ぜったい思い出になるなぁ。男ってそういうもんかもな。単純でバカで、なんか女の子にからかわれたり怒られたり手のひらの上で踊らされたり、とりあえずちょっとでも接することができればそれで心晴れちゃいますから。ハイ。

よし、好きな話でも上げていこう。
第2話「あまね噺を聞く」は逆ギレ男の子がかわいいな。
うまく噛み合わない2人の微妙な空気もさることながら、キレられて目をしろくろさせて硬直するあまねちゃんかわゆい!
第3話「あまね猫を飼う」は必殺の決め台詞が登場である。

あまね1

おっぱいあげれます!!
よし、頂こうかな。

つか人を猫に見立てて甘やかすあまねちゃんまじ聖母状態。頭のカタい生徒会長でしたが、あまねちゃんのリラックス効果ですっかりくだけた性格に。
あまねちゃんはいろんな人の「忘れられない日」を作るねえ。

そして第6話「あまねからまれる」のバカらしさ満点で一番すきw
ナースがいいかチャイナ服がいいかをファミレスで争う男2人。
そこに無防備に近づいてしまったあまねちゃんは、面倒な形でからまれてしまう。
コスチュームには各人いろんなこだわりがありますよ。でもさ、まぁ、きっと大勢の大人の男が等しくその視線に眩い憧れを込めてしまうアレの魔力にやられてしまうのは、どんな男も共通なものだ。

あまね3

やはりナマ制服の女子高生は素晴らしいよねと!



ド天然なあまねちゃんの言動はナチュラルにドキッとする。
作中の男たちもあまねちゃんには驚かされて、そして元気になる。
あまねちゃんを観察しては、その魅力にメロメロにされちゃう。
そうやって思考を優しく柔らかくしてくれる、癒してくれる作品だと思います。

こういう漫画でしっかりバッチリ主人公がかわいいというのは武器。
ストーリーもほっこりするものが多くていいなぁ。
平坦じゃなく一冊読み通した中でも印象に残ってる噺だらけというのもすごいですわ。まったりしている中で、頭に残るシーンもたくさんある。程よい『手軽さ』が嬉しいのです。
一話完結ですがさらりと流れていく感じではない。目から頭から、インパクトのある場面は読者に焼き付く。
そのどれもが「どんなあまねちゃんだったか」ということな訳で、やっぱりこの作品はあまねちゃんが全てであり命であるのです。(断言)
めちゃくちゃあざといんだけど、そんなロマン的存在感がまたいいんだ。
なんか凄くいい匂いしそうだよねえ、あまねちゃん。

男だけじゃなく女の子だって元気にしてしまう。
むしろ人じゃなくたって元気にしちゃう。
まったりスウィートで、クスクス楽しい、心がぽかぽかしてくる漫画です。
確かにオビにあるとおり、ぬくぬくのお風呂みたいな女の子。
あとがきを読むと、この漫画の中でいろんなものを描いてみたいっていう意識が見えますね。
これから作品のノリもさらにバラエティー豊かな感じになるのかな。楽しみです。

『あまねあたためる』1巻 ・・・・・・・・・★★★☆
あまねちゃんエロかわいい。清純かわいい。天然かわいい。

[小説]それでも彼らは当たり前の嘘をつく。『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』7巻

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7 (ガガガ文庫)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7 (ガガガ文庫)
(2013/03/19)
渡 航

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   ―――けれど、一番の大嘘つきは俺だった。

TVアニメ始まったみたいですね。え、いや、愛知県は放送まだですがハハ…
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」7巻感想です。
こりゃあ・・・すげえな・・・。
何がってこのビターっぷり!ほろ苦い、どころじゃなく顔がぐんにゃり歪むレベル。
どうしようもなく愚かで脆くて繊細で、愛おしくもあり憎らしくもある。
コミカルかつシニカルな日常描写から滑り出し、たどり着く先は、またしても……。
『青春ラブコメはまちがってるって言ってもあれでしょ、なんだかんだでハーレムとかだったりなんでしょ』とタカをくくっているとまじでカウンターを食らう。キツイのを食らいますよ。間違えすぎたこんな青春は胸が苦しい。心が痛い。脳が揺らぐ。けれど切実な苦味が理性を貫いてほとほと感服する。
アニメも始まってるっていうのに、原作は原作らしく突き抜けてますわ!

文化祭終わって第7巻。今度は京都へ修学旅行。
舞い込む恋の相談が、奉仕部をさらなる面倒と混乱に突き落とす。
しかし深まる人の想いも見逃せない。
シリーズ後半戦の幕開けに相応しい、激動の一冊。

過去の感想。
青春とは嘘であり、悪である。『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』
優しい女の子は嫌いだ。 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』2巻
甘い青春には慣れない。『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』3巻
かつて「彼ら」だったぼくらが出来ること 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』4巻
憧れだった君を許せない。『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』5巻
独りの英雄は、ステージの輝きを浴びられない。『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』6巻
八幡の腐った目もゆきのんの照れ顔もナイスなコミカライズ!『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。-妄言録-』1巻

青春ラブコメではないな。特に今回はラブコメ要素少なかった……!
ただ、素直に、すばらしい青春作品だと思う。
どうしようもなく胸に迫る、若さゆえの不安定で曖昧な人間関係。それに悩まされる人々。自分すらごまかして、それでも壊したくない時間。
この作品に織り込まれるのは、濃厚で濃密で、淡く苦い青春。
木々も色づく秋の頃、彼らの青春模様もまた彩りを変えていく。

ネタバレありありで書いていくので未読の方は読まない方がいいです。




さて感想。
修学旅行篇、いろんな観光地の描写があり、わたりん取材がんばったのかなーと嬉しい出来。色彩豊かな情景が浮かぶ。ちょっと現地に行ってみたくなりますなー。
でもぶっちゃけストーリーにはあんまり関係ないので今回はトバすよ!書きたいこといっぱいあるから!

●ゆきのんが八幡を意識しすぎてヤバいニヤけるヤバい
大変ですよこれは。
7巻しょっぱなから八幡のための紅茶を用意するという異常事態に俺は素で「どういうことだってばよ…」と衝撃。
やはり6巻の出来事は彼と彼女にとってとても大きなことだったんだな。明らかな変化を見つけて、改めて事の重要さを把握できた感じ。
そして紅茶を淹れているとき、なにかを気にしているようだった雪ノ下。
これがもしかしたら修学旅行の夜におみやげコーナーでなにかを見ては考え込んでいたシーンにつながるのかな。もしかして紅茶のカップとかを見てました雪乃さん?やべえ。

そして夜での出来事は凄まじい破壊力でもって読者を撃ちぬく!
おそらく過去最高のデレが拝めましたよ。俺のニヨニヨっぷりヤバい!

「その……こんな時間に、……一緒にいるのを見られると、ちょっと…」

ですってよ―!
おそらくは6巻のアレで他の人に雪ノ下と八幡の不思議な関係を気づかれています。
実行委員の仕事しながら仲良くしてましたからね…カンがいい人には(きっと雪ノ下のクラスの)イジられて困ってるんでしょうねゆきのんw 
だってアレだけいつも冷たい態度のゆきのんが楽しそうにおしゃべりするもんだから…。
それでイジられたことで、客観的にどう見られているかを理解し、さらに八幡との関係に悩んだり…かな。
ゆきのんは八幡との恋愛を意識しているわけでは無いでしょうけれど(あくまでも、お互いの理解者のように感じているように思う)どこかのタイミングでその気持ちが変わることもありえるわな。もしかしたら、既に。
デレゆきのんの破壊力まじハンパない!

今回の相談に関しては、雪ノ下は八幡(といちおう由比ヶ浜)にほぼ全てを任せていました。クラスが違って全然手伝いが出来ないこともあるけれど、これには八幡への信頼が見える。6巻で、全てを救った彼への信頼が。
だからあのラストシーンにつながるんだけども…。



●失ったものは戻らない。
高校の3年間なんて短い。けれどその只中にいる若者たちにとっては、それが全てになる。
そしてその3年間は、いろんなものを変化させていきます。それは成長とも言えるかもしれないし、別の歪みかもしれない。個人が変われば、人間関係だって日々少しずつ変わっていく。
日々は不可逆。失ったものは戻らない。変わってしまったら戻れない。いつだってなんだって、取り返しはつかない。
このことが7巻の大きなテーマだったのかなと思います。

●失うことを恐れた八幡

変わりたくないという、その気持ち。
それだけは理解できた。
理解してしまった。
想いを伝えることが、すべてを打ち明けることが本当に正しいとは限らない。
(略)
もう今の俺は葉山を卑怯だと詰れなかった、臆病だと馬鹿にできなかった。(P242,243)

この場面の八幡の心理描写で「ああ……」と思わず心が震えた。
何かを失うことを恐るようになった。今まで自分の誇りすら捨ててこられた彼が、「変わりたくない」という葉山に同調してしまった。明確で残酷な変化です。

クライマックスの261P、「今回の、俺の、依頼人、海老名姫菜」とやたら勿体つけて八幡は海老名さんを見るわけですが、ここにも現れていますよね。
八幡が依頼を「受け取った」のは、戸部ではなく海老名さんだった。
そして海老名さんの依頼は葉山とも重なっていた。
というか海老名さんは最初葉山に相談を持ちかけていたように描写されていましたね。その後に奉仕部に来て、「八幡なら伝わるであろう」婉曲さで依頼をした。
ある意味、海老名さんは「葉山じゃダメかもしれない」と彼を見限ったようにして奉仕部に依頼に来たわけですから、やはり海老名さんコワイ。
そして葉山はまたしても、本質的に誰かを救うことはできなかった……
まぁそこらへんの海老名さん・葉山さんに関してはまたあとに個別で。

大切なものができると弱くなってしまうんだな、八幡は。
もちろんそれが悪いとは言わない。きっと当たり前のことなんだ。でもそんな「当たり前」を高潔に許さなかったことが、彼の魅力でもあったのに。そしてそのことを八幡は自覚していて、苦々しい想いを抱えている。
これまでの八幡なら、「努力や細工をしなきゃ保てない人間関係なんて本物じゃない。そんなのは要らない。」みたいなことを思ったんだろうなと思う。
でも彼は「自発的な行動でもって現状維持を選択する」という、これまでの彼とは全然ちがった結論を出す。

きっと、壊したくない人間関係を結んでしまったから。
きっと、それはこの修学旅行での時間でも深まったから。
やっと、居心地のいい場所を見つけられたから。

だからそれを守りたくなった。その想いは葉山の抱える気持ちにシンクロした。彼は苦しみながらいつものように、誰かを助けた。
しかしそのことを快く思わなかった少女2人。
奉仕部としての絆が深まることで、彼女たちを悲しませることになった。結果的なものではあるけれど皮肉すぎるラストシーン。このすれ違いには、またしても心持っていかれた……。



●八幡のやり方を嫌う由比ヶ浜、雪ノ下
八幡の嘘告白での解決を不満に思った由比ヶ浜と雪ノ下。
それぞれ違ったショックの受け方をしているように思ったのでまとめてみよう。

・由比ヶ浜の場合

「人の気持ち、もっと考えてよ……」
「なんで、いろんなことがわかるのに、それがわかんないの?」

彼女の場合は簡単ですね。良くも悪くもピュアすぎる恋愛脳ガールなので、「本心じゃない告白」というものにまず嫌悪感があったように見える。
八幡に対しての好感度を隠そうともしないガハマさんなので、「好きな男子が別の女子に告白する」のを目の前で見たことも動揺の原因でしょう。本心かどうか置いておいても、そういう場面ふつう見たくはないだろうから。

というか今回の7巻のこじれは、まず由比ヶ浜が他人の恋愛事に首を突っ込みたがったことも理由として大きいですし。
八幡の告白前に「ここで告白されたいな」とかわかり易すぎるぼやきを入れておいて、ラストで傷つけられちゃうガハマさん……うまく行かないもんですな。

海老名さんの『本当の依頼』を彼女が読み取れていれば状況は違ったんだろうけれど……。おなじグループであり、人間関係に敏感な由比ヶ浜すら欺く海老名さんの対人スキルが凄いのか!

というか八幡の嘘告白は、見方によっては、由比ヶ浜との距離を取ろうとした八幡の作戦のようにも思えてくる。修学旅行中で関係が近づいたことは八幡は感じていただろうし。彼女が抱いている好意に、もしかしたら気がついているのかもしれない。
でも八幡はいまの関係のまま「変わりたくない」。
だから由比ヶ浜の傷つく光景を見せることで、彼女を遠ざけようとした……とか。

ひとつの可能性としてはありそうだけど、自分に向けられた好意を退けるためにある種の自傷行為に及ぶ、というのは八幡にしてはやりすぎかな感はあるか。

・雪ノ下の場合

雪ノ下はなおも、刃のような眼光を緩めない。
「……あなたのやり方、嫌いだわ」
「うまく説明ができなくて、もどかしいのだけれど……。あなたのやり方、とても嫌い」

俺ガイル7

せっかく修学旅行中にまた距離も縮まったのに、最後にはコレだよ!(泣)
というかこんなヒドい目で見られるとか辛すぎる。泣くわ!文章でもダメージでかいけどラストの挿絵のインパクトが凄まじく強烈!この作品は効果的なイラストの使い方をしてくれる……。
ヒロインにここまでシリアスにボロクソ言われる八幡さんに涙を禁じえない。頑張ったのによ……。それでも、きっと八幡は、彼女を裏切ったのだろう。
上の表情は落胆、そして悲しみに似た、泣きそうな表情にも見える。

由比ヶ浜は「八幡への恋愛感情」がある分わかりやすいですが、雪ノ下がどうして八幡の嘘告白を嫌ったのか。けっこうこれは議論を呼ぶというか、難解なポイント。
個人的に1番これかなと思うのは
「八幡が問題解決ではなく現状維持を目指して告白を“流した”から」かな。

告白によって劇的に変化する人間関係。それを回避するため、八幡はまたしても自己犠牲で物事を一旦収束させました。変化させたくなかったから。今の宝物のような日々を、少しでも今のままで止めておきたかったから。
でもそれはこれまでの八幡らしくなかった。当然、雪ノ下が好むやり方でもなかった。これは妥協だからだ。恐怖で身がすくんだ結果の逃避だからだ。
これまでも「弱い自分を肯定する」ことに関して、八幡と衝突していたなぁ。

雪ノ下からすればこんな結論を出す八幡なんて見たくなかったんだろう。だから一方的に失望したような感じか。
これは構図としてはちょうど、5巻末と重なる。
一方的に憧れを抱いて、一方的にそれが裏切られてショックを受ける身勝手な自分。5巻末のときは八幡が雪ノ下に対しての失望でしたが、今後はその逆でしょうか。雪ノ下の勝手な失望。彼女の言う「うまく説明ができない」はそういう複雑で言葉にすればどんどん自分の理想を押し付けが暴かれることを無意識の恐れてのものかもしれないな。
それなら、これから先は雪ノ下自身が自分でちゃんと八幡に迎えるようにならなくちゃならない。今度は彼女の成長が見られるかなぁ。

さて、「これまでとは違った八幡のやり方に失望した」ということが大きな理由のものでしょうがほかにもありそうです。
またしてもまたしても、八幡は自己犠牲で解決してしまった。
そのことに対しての落胆のようなものはあるでしょうね。進んでボロボロになりにいく友人を見て、いい気はしない。八幡に対しての尊敬の念が強まったことで、彼の自己犠牲解決への嫌悪感が、耐え切れないほど膨らんだ。そういうのもありそうだ。

そしてもういっこ。「うまく説明ができない」ということは、きっと色んな理由が複数混ざり合っているってことだろうけれど、そこに1%くらいは『嫉妬』があるのかもな。恋愛感情に慣れない雪ノ下は、自分のその気持ちに混乱して、八幡を攻撃してしまったのかもしれない。
個人的には雪ノ下は八幡に恋をしてほしくないなとは思っていますが、7巻の様子をみるに、十分可能性としてありえますわ。嫉妬原因説は。
唯一無二の大親友とか、尊敬しあうライバル関係とか。そういうのが八幡と雪ノ下にはにあっているように思っているのですが。もうコイツらは恋愛のような性別に縛られた関係はもったいないんじゃねーのかみたいな。



正直言って今回の出来事の原因作った由比ヶ浜に対しても、仕事を任せて(仕方ないけど)一面的な結果だけを見て「嫌いだわ」と告げてくる雪ノ下に対しても、今回はちょいと心がチクリとした。
でもそんな2人の暴力に対して、言い訳すらせずただ受け止める八幡。
最後の最後まで、カッコよすぎでしょうが……!
でも、本当にそれでいいのかよ。仲違いする奉仕部メンバーを見るのは、辛すぎる。

自己犠牲で解決するのは八幡のお決まりパターンでもあった。
今回もそれを踏襲している……ように見せかけて、結果は今までの真逆。
はてさて。どうなるか。後半戦目が離せない!



ここから各メインキャラたちを個別で書いていこうかな。

●海老名さん

「私、ヒキタニくんとならうまく付き合えるかもね」

ここまでクセモノだったとは……マジかよ。でも面白かったな。
きっと本当にBL好きなんだけど、「わたしBL好きなんですよー!!」っていう面を強く見せることで、別の一面を他者に悟らせない。こういう対人テクニックの持ち主だったか。めちゃくちゃ頭がいい女の子ですよねえ。奉仕部への依頼方法にもそれは見える。八幡を利用する気マンマンで八幡だけに伝わるように依頼してきた策士っぷり!

面白いのが最終章のタイトル「彼と彼女の告白は誰にも届かない」。
彼、彼女。それらが誰を指すのかは明示されません。だからこそ考えるのが面白い。「私、ヒキタニくんとならうまく付き合えるかもね」は、冗談か本心か。言ったあとすぐにごまかしちゃったけど、これこそ「彼女の告白」だったのかもな。
本当の気持ちなんて見えないくらい底がふかい海老名さんの心は、でも別に汚いわけじゃないんだ。深すぎて見えないだけで。

いやしかし、総合的に見てナイス糞女でしたね。でも6巻の相模とは違って、好感度が高いクソ女。というかこの作品の主人公は八幡で、もうひとりの主人公は雪ノ下だとすると、海老名さんは隠しプレイアブルキャラみたいな。八幡と似たポジションとひねくれっぷりは、この作品らしさたっぷりのほの暗さ。

●葉山

「すまない」
「謝るんじゃねえよ」
「君はそういうやり方しか、知らないんだとわかっていたのに。……すまない」

八幡に同情する葉山。同情されて飛び出しそうな拳を押さえ込む八幡。
いやぁこの2人は……ラノベらしからぬホモ妄想が捗るな(最低)
一筋縄じゃないかない、嫉妬と憎しみとそれ以外もろもろの想いで抱きあう葉山と八幡。あくまでも目は合わせない。普段は距離を保つけれど、ふとこうして近づいた一瞬には、苦々しい感情をバチバチさせあって、すごくドキドキさせられる。男同士だからこその、クラスの中で真逆の存在だからこそ。エロい。

という冗談(ということにしておくよ!!)はおいといて。
普通の作品だったら主人公にでもなりそうな葉山くんの役立たずっぷりがすごい!お前なんにもできなかったクセに八幡哀れんでんじゃねーよ!クソ!!
ここにきてまで一皮剥けられない葉山くんにガッカリだよ!だからこそ八幡がカッコいいんだけどさ。やはり葉山の成長も見たいところですわ。なにげに大好きなキャラなので。いい意味で八幡とは真逆のポジションにいるので、相対的に八幡の魅力を映す鏡にもなる男(ひどい

●平塚先生

「ちゃんと見ているから、いくらでもまちがえたまえ」

先生の優しさ暖かさ包容力が大爆発!このセリフ最高です!!
ババァ!俺だ!はやく誰かと結婚して幸せになってくれ!式には行く!

●三浦さん
女王様。海老名さんをめぐる今回の騒動に関して、しっかり様子を伺って効果的に八幡にプレッシャーを与えてきました。当然ラブコメヒロインとしては見れませんが、あの深夜のコンビニのシーンで三浦の株は急上昇ですよ!女子クラスカーストの頂点にいるからには、ちゃんと人を見れているんだよな。ガラは悪いけど根はいい人っぽいんだ。

●小町
うわあああああん妹成分が足りないよおおおおお!!
でもドラマCDでたっぷり活躍してくれたのでヨシ!

●川崎さん
ちょろいっっ!!意識しまくりですやん!由比ヶ浜もなんだかんだで複雑なヒロインなので、1番何も考えずにかわいいなーかわいいなー言っていられるサブヒロインですねw
今回でするっとグループに入ってぼっち脱却していたり。

●戸部
初めて挿絵でどんなヤツなのかわかったリア充サブキャラ。
告白の邪魔をされても恋のライバル宣言ができるあたり、根はいいやつなのか、単純すぎるバカなのか。いい意味でも悪い意味でもかるい男なのでそういう感じの描写でした。
でもこういうやつが無自覚にナチュラルに次の火種持ち込んできそうで怖い。

●材木座
あれ?いたっけ?(いました



そんな7巻でした。
本編のビターエンドのあとにくる、ボーナストラック(ドラマCDのシナリオ)がいろんな意味で破壊力高かった…!!
まぁとにかく、見どころは八幡の変化。奉仕部の人間関係。海老名さんの本性。葉山の葛藤。などなど、だいぶ盛りだくさんです。
6巻が折り返し地点ということで、前半戦のクライマックスを飾る大盛り上りがありましたが、7巻は後半戦の開幕に相応しい。
6巻で「八幡らしいカッコよさ」を突き詰めたところで、その「八幡らしさ」が揺ぎだす変調。
まさに今後の展開に期待せざるを得ない、つかみバッチリの内容でしたなー!容赦なさすぎて、またして読者をふるいにかけてる感じですが!
しかしこうしてシリアスな中で、人間関係の緊張感と甘さと切なさと苦さがぜんぶ存在していて、めちゃくちゃ楽しい青春作品になってきていますよ。
たしかにラブコメはしてない。でも、ナイーブでちょいダウナーで、心に突き刺さる青春の匂いに、心揺さぶられっぱなし。

間違えた僕らはやはり間違える。きっとみんなが誤魔化しあった青春の汚い部分を、彼はあえて見つめてきた。そして今度はその数少ない理解者たちに背を向けられ、情けなくも同情さえ受けるという結果に。
うわぁ辛い、心が痛い。でも、八幡のクズがゆえのカッコよさを堪能しました。

きっと変わり続けてそれに抗い続けて、でも現実に飲み込まれる。
嘘なんてつきたくないのに、それでも当たり前の嘘をつく。
自分の心にさえ嘘をついて、きっといつか嘘だと分からなくなる。
それでも臆病者と、曳かれ者と、笑われようと踏みつけられようと。
戦おうとする者がいる。

一瞬しかない大切なものを守るために、彼らはいつだって嘘をつく。



やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7 ドラマCD付き限定特装版 (ガガガ文庫)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7 ドラマCD付き限定特装版 (ガガガ文庫)
(2013/03/19)
渡 航

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ドラマCD付き限定版の話も。
安定のキャスト陣の好演により、今度もいい仕上がりですよ!
声優繋がりのパロディもしつこいくらい投入されていて、ドラマCDならではな感じアリw
ドラマCDのシナリオ自体は巻末にちゃんと小説として載っているんですが、ところどころでドラマCDでしかないセリフ(主にパロ)があってニヤリとさせられます。
陽乃んが中原さんってのは思ったよりピッタリですわ。人あたりいいけどどこか薄気味悪さがあって絶妙!
会話劇の面白さを追求するテキストは、流石に本当に声がつくと面白い面白い。
上司に言われてイヤだったセリフTO3~、とか、わたりんやりすぎw

とり下ろし楽曲「ROCK YOU!!」はゆきのんガハマさんデュエット。
バンドサウンドでバチッと決まった楽曲で、歌詞は完全に八幡に向けてラブソングっぽい感じw 雪ノ下・由比ヶ浜両者の6巻での印象的なセリフが歌詞中に挿入されており、キャラソンっぽさ強めで○。

ひとりぼっちのひねくれ者だって
その不器用な優しさを隠してるんだ
ヒールな役も理不尽なスコールも
逃げない君をずっと見つめてきたんだよ

と、こんな歌詞が実にイイ。小っ恥ずかしいけど!
ROCK→LOOKとも聞こえたりするかも。早見さんも東山さんも歌ウマ声優なので普通に楽曲クオリティ高し。
あえて演奏がちょっと篭って風に録音されていて、生の演奏っぽさが増している。2人の声も重なる箇所でびんみょーにズレていたりして、結構リアルな作り。ちゃんと高音質で聞きたかったけれど、こういう演出は楽しい。
そして歌わないわって豪語したのに演奏始まったら速攻ノリノリで歌いだすゆきのんに草不可避。
相変わらずクオリティ高いドラマCDなので、ファンなら買っとけ物件!

俺ガイル71

そして今回も店舗特典かき集めました。とらとゲーマーズのブックカバー。
アニメイトはメッセージ入りのペーパーでした。

[漫画]終末のそばに儚い日常はある。『花と奥たん』2巻

花と奥たん 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)花と奥たん 2 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
(2013/03/29)
高橋 しん

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   生きていること。繰り返されること。その幸せ。

でたー!高橋しんさんの「花と奥たん」2巻!
何度かの発売延期を経て、1巻からなんと4年ぶりの第2巻ですよ!
1巻が2009年4月発売でした。高橋しんさんがスピリッツでたまーに載せる不定期連載シリ―ズですが、まさかコレほどスローペースになるとは…。

個人的には「最終兵器彼女」以降の作品では1番お気に入りなのです。
カラーもたっぷりなおかげで値段もちょい高めですが、満足度高し。高橋しんさんのカラーはめちゃくちゃ眩しく綺麗なので、ちょっと値段張ってもこういう豪華仕様なコミックスが嬉しい。
内容は、非日常における日常系お料理漫画…という感じでしょうか。
毎回料理のレシピもついてくるので、料理漫画の要素は濃いです。
でもそれだけではない。心を締め付ける人間ドラマこそ最大の魅力。

1巻から2巻の間、この作品の読み方に影響を与える出来事がありました。311です。
物語が始まったのは、もちろんあれよりも前のことです。
しかしこの作品は緊急事態に陥った日本の混乱、そしてその中で生きる「家族」の現実を描いています。フィクションではありますが、しかしこの内容は、東日本大震災をめぐる出来事にも重ねられる…かも?
まぁそういう読み方ばかりしてもアレなので、普通に漫画として読みますが。

高橋しんさん自身、311以降にこの物語を進めていくことに、痛みが伴っていることがあとがきから伝わってきます。少しの迷いも感じ取れます。でも頑張って欲しいなぁ。この漫画を読んで、きっと勇気づけられる人もいるんじゃないかな。

そんな「花と奥たん」2巻の感想を。
ほのぼの天然な奥たんの日常は、驚きと優しさと、どうしようもない痛みと切なさの中にある。ほんわかとした中に、心がピリピリくる仄暗さと破壊的な部分が隠れていて、その二面性にドキドキする。



東京に巨大植物に呑み込まれ、奥たんの旦那さんは、帰ってこなくなった。
東京は完全に閉ざされ音信不通。たくさんの人の無事が分からなくなった。
それでも奥たんは待ち続けます。
きっと今夜にも旦那さんが帰ってくると信じて、旦那さんのごはんを作ります。

奥たん22

なんとも平凡そうにみえる日常。でも空を見れば、禍々しい巨大な花。
日常に異物が溶け込んだ風景は、この作品ならではの強烈なインパクトを与えてくれます。
「花と奥たん」は奥たんのお料理が主軸。食材を集めるために外出しいろんな人と出会ったり話したり、そして最後にごはんを作っておしまい。そんなお話なのです。

簡単に料理と言ってもこれが大変!
東京に巨大植物がはえて、そのせいで環境は大変化。おかしなカタチだったり、巨大すぎたり、いろいろ不安にさせられるミラクルな野菜たちが現れる。
そんな中で、「旦那さまのために!」と美味しく健康的なお料理を作るために奮闘する奥たん!
一途でおっちょこちょい、だけど逞しい奥たん。奥たんの活躍を見ていると、おもわず心動かされてしまうというものです。
…ちょっと、というかかなり、あざとさも感じますけどね、奥たんのキャラクターってw でもそれもいいのです。あざとくても和むしかわしいし胸がほかほかするのです。
奥たんは、家を守るために頑張るのです。家族でいるために頑張るのです!

奥たん21

多くの家族が離れ離れになり、心も荒んでいくひどい現実の中で、
奥たんのこの言葉は、とてもとてもきらめいている。



2巻。着実にストーリーが進みました。主に悪い方向に。
実は世界中であの巨大植物、通称「花」が咲いていて、世界中で混乱が起こっていること。…もはや世界の終わりを感じさせる、ショッキングな事実。
2巻で登場する学者の話では、「ちょっと、東京は手遅れかな。」とか。

そして人の心も、やがて疲れ果てます。
帰ってこない人を待ち続けることに。みにくい現実に。
奥たんと同じく夫の帰りを待ち、本来は避難しなくてはならない地域に住み続ける主婦たち。みんなで稲作をしたり、やってくる巨大バッタと戦ったり、賑やかに強く生きてきた主婦たちです。
その奥たん以外の主婦たちが、少しずつ、この町を去っていく。

これが2巻でとても重要なことであり、すごくつらかった。
だってそれは諦めだ。「もうあの人は死んだんだ」と割り切ったわけではない。けど生きるために今は決断をしなくてはならない。他の主婦たちは、帰りを待ち続けることを諦めてしまう。
彼女たちを責めることはできないんだよな。きっと当たり前のことなんだ。生きていく中での取捨選択。
でもあまりに「家族」が迎える一つの区切りとしては寂しくて、でも終わりが見えないから自分たちの心に区切りをつけるしかなくて。

奥たんは町に残ります。異常な日常の中に、自らを取り残します。
今日も旦那さんの帰りを待つために、美味しいごはんで出迎えるために。
みんなが去っていった2巻。だからこそ、いまだ家に居続けてたくましき生きていこうとする奥たんのその姿に、どうしようもなく胸打たれてしまうんだよな。
いつも奥たんの胸を揉んできてエロ親父もいなくなったのかな。
いままで彼女が暮らしていたおかしな日常も、寂しくなっていく。
3巻からどうなってしまうのか。今まであったものが失われたことで、さらにこの作品は冷たく鋭く、奥たんの笑顔を破壊していく。
あんなにちっちゃくて優しくて天然な奥たんには、いつ笑っていて欲しいのに!

そして変わっていくのは、奥たんの周りだけじゃない。奥たん自身だって変化がある。
とあるエピソードで描かれた、「今日、奥たんは結婚して初めて、旦那たんのためだけのゴハンをつくることができなかった。」という一節がすごく苦しかった。
生きるために、ひとつずつ「切り詰めて」いく。その中で、奥たんは小さな、しかし大切な決断を一度したのです。これまでずーっと作り続けた、旦那さんのためだけの夕飯を作らなかった。作れなかった。…崩壊の始まりかのような不穏を突きつけてきます。嫌な動悸が…!
他の家族はバラバラになってしまった。もう一度固く結ばれて幸せをかみしめるハッピーエンドを、なんとか奥たんには迎えてほしいんだ。

奥たん23

「さみしんだよ。ばか。」

ぽつり、小さく小さくこぼした寂しさ。
どうしようもない心の傷をにじませながら、今日もお料理を頑張るのです。
それにしても普段おとなしい奥たんが「ばか」とかわいい悪口を言うこの場面は、夫への愛情の深さが感じられてなかなかお気に入り。でも萌えるというよりはこう涙腺にくる感じの…。



清らかで暖かで尊い、そして力強い「家」「家族」への憧れ。
生きること。誰かと共にあること。そのことへの前進力。生命力。
「花と奥たん」を読んでいると、そんなことを感じます。
奥たんに萌える漫画としては、あまりにも禍々しく重苦しいこの作品は
きっと大切なことは全て日常の中にある、と訴えているかのようです。
奥たんのペットのウサギ目線で語られるこの作品ですが、ウサギのこのモノローグがいいんですよ。

繰り返されること。その幸せ。
夜が来て、朝が来ることの幸せ。
冬が来て、春が来ることの幸せ。
おなかがすいて、ゴハンを食べた時の幸せ。


そんな日常の中の「幸せ」が見開きで語られるシーンが、今回のハイライトかな。
まさにこれがこの漫画の本心なんじゃないだろうか。
生きてることって、幸せなんだよ。なんてそんな軽々しくは言えないことをさらっと読み手に呑み込ませるのは、この作品のチカラに違いない。
生命賛歌。もしかしたら、そういうのも感じられる。苦しすぎる現実を描いているから。
生きるために。明日のために。家族のために。今日もごはんを食べよう。

その点で良かったのは、途中めちゃくちゃデカくて気持ち悪がられる巨大バッタが出てくるのですが、奥たんはバッタくんを保護して飼い始めるのです。
排除するのではなく、共存しようとしてみる。うまくいくはわからないけど、こういうところにもこの作品の(というか奥たんの)包容力が伺えます。
でもこんなおかしな世界との共存は……奥たんでも、できるのかな。

今にも消えそうな、信じることだけでつながっている家族。
それでも、今日も奥たんは旦那さんを待って、たくましく生きている。
切なくて暖かくて、大事なものをくれる、とある家族の物語。

巨大キノコの中で見つけた謎の植物。こっそり奥たんちの庭に生えてきました。きっとまた話が大きく動く第3巻。できれば…早めに読みたいな…!2年以内くらいでよろしくおねがいします!

『花と奥たん』2巻 ・・・・・・・・・★★★★☆
待ちに待った最新刊はこの作品らしさたっぷりの出来栄え。生命とは、家族とは。そんな大きなメッセージを内包した奥たん癒し漫画である。
そういえば月刊スピリッツ創刊号に載った、花と奥たんエピソードゼロは収録されませんでしたね。そのうち載るでしょうけれど、それが何年後になるか分からないのが怖いんだよ!

[漫画]2013年4月単行本の購入予定

4月!…は今ちょっと忙しい時期なので、更新ちょいと滞るかもしれません。更新は時間見つけてちまちまやって行きたいですね。あんまり更新頻度落としたくないのですが。

04/04 集英社 To LOVEる-とらぶる- ダークネス 7
04/05 講談社 もやしもん 12 石川 雅之
04/05 講談社 戦闘破壊学園ダンゲロス 3 横田 卓馬/架神 恭介
04/08 秋田書店 あまねあたためる 1 佐渡川 準
04/08 少年画報社 桃色メロイック 3 福田 晋一
04/09 講談社 進撃の巨人 10 諫山 創
04/09 新潮社 ヒル 4 今井 大輔
04/10 マッグガーデン バガタウェイ 9 古日向 いろは
04/12 講談社 たいようのいえ 8 タアモ
04/12 講談社 放課後カルテ 4 日生 マユ
04/12 フレックスコミックス発行/ほるぷ出版発売 恋愛暴君 2 三星 めがね
04/15 エンターブレイン発行/角川グループパブリッシング発売 あまがみっ! SS+ plus ピアイ才/エンターブレイン
04/17 講談社 アゲイン!! 8 久保 ミツロウ
04/17 講談社 ボールルームへようこそ 4 竹内 友
04/18 小学館 銀の匙 Silver Spoon 7 荒川 弘
04/19 集英社 源君物語 3 稲葉 みのり
04/19 集英社 ねじまきカギュー 9 中山 敦支
04/19 ジュリアン 三途の川の向こうの君 さかもと 麻乃
04/19 小学館 神様ドォルズ 12 やまむら はじめ
04/19 少年画報社 おくさん 5 大井 昌和
04/23 講談社 BLOOD ALONE 9 高野 真之
04/23 メディアファクトリー 僕は友達が少ない 8 いたち/平坂 読
04/25 スクウェア・エニックス ブラパ THE BLACK PARADE 2(完) 緑のルーペ/フジワラ キリヲ
04/25 スクウェア・エニックス 思春期のアイアンメイデン 1 渡辺 静
04/26 プランタン出版発行/フランス書院発売 ばらのすべて 山田 酉子
04/30 少年画報社 朝霧の巫女 9(完) 宇河 弘樹
04/30 白泉社 お前は俺を殺す気か 1 シギサワ カヤ
04/30 白泉社 14歳の恋 3 水谷 フーカ

購入予定はこんな感じ。
いろいろ楽しみな作品は多いですが、中でも「ボールルームへようこそ」は。うん。超期待。
「神様ドォルズ」はいよいよ最終巻か。はてさて。
「ブラパ」最終巻も楽しみですな。緑のルーペ先生は「ガーデン」の2巻もはよ!
「朝霧の巫女」ついに最終巻。ホントに出るのか?未だに信じてないですよ!(ひどい
あと珍しく「三途の川の向こうの君/さかもと麻乃」「ばらのすべて/山田酉子」とBL漫画もリスト入り。まぁ作家買いなんですけど。山田酉子さんは安定としても、さかもと麻乃さんは過去のBL漫画が未読なので楽しみー。
そして最後に待ち受ける「お前は俺を殺す気か」「14歳の恋」の楽園作品ズ。
「14歳の恋」着実に巻数を重ねていってますね…よきかなよきかな。続いてほしい。
そんな感じの4月。

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楽園に花束を

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「さざなみ」と読みます。
漫画と邦ロックとゲーム。
好きなのは思春期とかラブコメとか終末。

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