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マンガ感想を主に書くブログ。移転につき凍結中。

[漫画]太く高く強く、伸びていけ。『ハンザスカイ』13巻

ハンザスカイ 13 (少年チャンピオン・コミックス)ハンザスカイ 13 (少年チャンピオン・コミックス)
(2012/07/06)
佐渡川 準

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   ありがとうございました!!!

「ハンザスカイ」ラストの13巻。終わってしまった・・・!
終わったのは結構前で、最終巻まで読んだら燃え尽きて・・・だいぶ遅れましたが感想を。
連載終了は残念ですし、「えっ、ここで終わり!?」と最初はビックリしたものですが
冷静になれば、いいタイミングでの終了と言えたのかな、とも思います。



「えっ、ここで終わり!?」と思った理由というのは、終わるタイミングに最初戸惑ったから。
長らく戦っていた高校総体の千葉予選を終え、インターハイへと駒を進めました。終わるならこのタイミングかなと思っていましたが、IH出場決定後、半座のスランプの話になったんですよ。
これはこれで面白かったし、これは半座のさらなる成長フラグだろうと。
終わるなら大会終わった時点で終わるだろうし・・・これは全国大会編来るで!
と思ったら全115話にて完結。111話からの新展開に胸躍らせたら5話後に終わってた。

けどやっぱり団体戦決勝、VS要陵は、どの試合もアツかった。とても面白かった。
この巻の前半に納められた青柳と徳良の試合も、すばらしい迫力でしたよ。
個人技を競う個人戦でありながらも、とてつもないまでに仲間同士のきずなを感じさせる構成には何度も心震わせました。思いを背負う。憧れる。歴史。伝統。
一言ではとてもまとめられないような様々な背景が、男たちのドラマをさらに面白くしていました。決勝戦、大満足でした。
声を張り上げた、あふれんばかりの声援も背負ってくれる頼もしいその背中!部長・青柳の魅力の真髄がありましたね。バーサーカーとしての一面も。
でもオチもよかったですね。無我夢中で何も考えられないというだけの試合。クリアな脳みそ全部を使って敵を見る。難しいことなんて知らない。ただ戦おう。

そして大会が終わったあとの、いわば「ハンザスカイ」の総括となる5話。
ここには反復の演出が光っていましたね。気持ちのいい終わり方だった。
かつて学んだことが活かされる。学んだことが血となり肉となる。
そして学んだことを、今度は自分がだれかに教える・・・次へとつないでいく。
この作品は、様々なつながっていく姿が描かれていたと思います。過去の因縁や、学校の伝統、先輩の意思・・・。人と人のつながりは巡っていく。
このラストシーンでは初心者としてスタートした半座が、もなかちゃんに空手をイチから教えていく。その姿は非常に感動的というか、感慨深い思いを与えてくれました。

ハンザスカイ131

ところでこのラスト5話、描き残すことがないようにしているかのように、もなかちゃんのかわいい道着姿やら練習姿やらが描かれており・・・なんていうか・・・ありがとうございます。

ハンザスカイ133

不思議とエロい雰囲気ただよう1シーン・・・!俺がおかしいだけなのか。
で、そのあとは因縁の、そして大切な相手である穂波との・・・いいラストだったと思います。
ダメな終わり方をしたという残念さはない。でも悔やんでしまうのは、もっと読みたかったという思いがあるからで。でもやりきった感はあるかなぁ。全国大会編も見たかったけど、ここまで盛り上がる内容にできたかどうか。
それに、作品の終わりを惜しめるというのは、複雑な思いですが、いい作品の証明でもあると思います。うん、いい漫画だった。ありがとうございました。



完結記念ということで、シリーズ全体通して好きな試合TOP3とかをやってみる。
団体戦を主に描いてきたハンザスカイ。大会を勝ち抜いていくあいだに、数多くの試合が描かれていきました。どれも印象に残るものばかりですが・・・

3位。VS一ノ橋高校編。中でも青柳と工藤による大将戦。単行本5巻。
5巻の感想の時にも書きましたが、本気で一ノ橋魂がカッコよすぎる。
彼の背負うものの重みや情熱・・・それらを踏まえて試合に望む工藤選手。
第40話の一連の流れは最高でした。今読み返してもゾクゾクします。

2位。これ。

ハンザスカイ132

単行本12巻。VS要陵高校、野田対尾形。
これはもう仕方ないんです。これまでの野田の悔しさがあってこその爆発的歓喜。
ページをめくってこの見開きでしたから、初読時は自分まで吹き飛ばされそうな迫力でした。そして泣けてきましたよ・・・本当に。最後に最高の笑顔を見せる野田。名シーン以外の何だという。頭が果てしなくしびれてしまいそうな感情の高ぶりが味わえました。

1位。自分にとっての記念的な意味も込めて、VS蓮城、半座対峯岸戦。
単行本は第3巻。半座としては初の個人試合でした。
自分はこの作品を熱心に読みだしたのって、チャンピオンでこの一連の試合運びとその熱い展開を読んだからです。この試合からこの作品を好きになったのです。だから記念。
事実、この試合は最初の試合にふさわしい熱量。ハラハラしながら読んでいましたねえ。で、やっぱり面白い。長くじっくり描かれた試合ですが、テンポも良い。個人的にはこの作品と言えば、な代名詞的イメージとなっている1試合です。



『ハンザスカイ』13巻 ・・・・・・・・・★★★★
最終巻。最初は戸惑いましたが、いいラストでした。心が晴れる爽快感を、何度も味わわせてくれた作品でしたね。太く高く強く、空へ。

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