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[漫画]超弩級ラブストーリー、最大スケールで完結! 『超弩級少女4946』6巻

超弩級少女4946 6 (少年サンデーコミックス)超弩級少女4946 6 (少年サンデーコミックス)
(2011/08/18)
東 毅

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   運命の日というものは―――思わぬタイミングで訪れるものだ

もう1ヵ月近く経ってしまいそうですが、「超弩級少女4946」第6巻が発売されました。
普通サイズの男子中学生と身長約50メートルの女の子のラブストーリーも、これでいよいよ完結となりました。ちょっとさびしいですが、なかなかいいタイミングで終わったのでは。
それにしてもこの最終巻の表紙、やばいですね。すてきですね。
では今回はこの作品の感想をー。



迫りくる巨大宇宙生物の群れ!人類存亡の危機!敵の総大将は前世の自分の恋人・・・?
とまぁクライマックスらしくとんでもないくらいに話も膨らんできた本作。
最初からそうなのですが、やってること自体は王道も王道な作品で。それが「ヒロインの身長がだいたい49m46cm」というビッグスケールなばかりに新鮮な面白さを発揮していました。
主人公も今時珍しいくらいの超熱血少年でしたしね。
この6巻なんてまるっきりハリウッド映画の展開ですよw メインキャラそれぞれが、ほとんど出ていなかったワキ役でさえ、しびれるくらいカッコつけて戦いを繰り広げます。
このテンション、まさに映画のラスト30分の空気のそれ。ガンガンテンション上がります。

印象深いシーンがたくさんあるこの最終巻ですが、まずセンリくんカッコいいな!
第25話はセンリくんをフィーチャーしたもので、彼の過去回想シーンなども描かれました。
これまで秘密が多かった彼を、少しずつ理解できてくるものでしたね。
ぐずぐずしてる主人公・マコトに対し言い放った「2人ともキミへの想いの強さで競っているのに、キミはどっちがかわいそうかで相手を選ぶのか」は名言ですなあ!そしてこれである。

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「愛の探究者」として登場して以降、なんだか達観したキャラクターであり続けた彼
ですが、最後に至った結論は面白いものでした。この恥ずかしそうな笑顔も外見相応のものにも見えてジンと来ます。

彼から熱いメッセージを受けたマコトは走りますが、彼の前に立ちはだかったのは、巨大生物でもなく、地球の敵対勢力でもありませんでした。自分を好きでいてくれる、1人の女の子でした。
明美ちゃん、1巻で登場したときにはこんな大役を背負うまでになるとは思いませんでしたね・・・実際かわいいですし!あて馬感が最初っからハンパなかったですけどね(涙)!
でもそこもかわいいんですよ!

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彼女も、自分が選らばれるに違いないとは思っていません。けれど少しでも自分が、彼のなにかを変えることができれば。それで彼を救うことが出来たなら。『人類の敵』になんかにさせないために・・・。そんな一心の告白です。がんばった!女の子!
戦闘も恋愛もクライマックスに突き進んでいきます。



この先のネタバレはあまりすべきではないでしょう。せっかくの最終巻です。
主役2人のドラマへと全てが集約されていく様子はやはり盛り上がりますねー!
世界の運命を背負うラブストーリー。いいですね、セカイ系のスケール感です。
ただ途中から話の規模が膨らみすぎて、自分の中でその全体像をうまく把握できないまでになってしまいました。ちょっともどかしい!けれど、それでもテンションが突き上がっていく。
それはやっぱり、どんなに超弩級なスケールになったとしても、この作品が最終的にはシンプルなラブストーリーであるからなのではと思います。
50メートルほどの超ビッグなダイダラボッチも、ただの恋する女の子であるように。
・・・それにしたって、覚醒後のまなちゃんの強さは、やはり意味がわからないレベルw
突き抜けた爽快感、達成感、感動。少年漫画はこれくらい大胆な味付けなほうがおいしい!・・・のかも?

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第1話とつながっていくラストシーンにも大満足!おなかいっぱいです!

改めて、今回の表紙はすばらしいですね。
きっとこの2人の心の距離感は、いつだってこんな風に隣り合っていて、手をつないでいる。
バカみたいなスケールで炸裂する、身長差45メートル超弩級ラブストーリー、完結!
言葉、絵、物語。何もかもが恥ずかしいくらい力強くまっすぐで、熱を帯びています。

『超弩級少女4946』6巻 ・・・・・・・・・★★★★
テンション上がりました。これで最終巻。王道でありながら唯一無二な魅力!

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漫画と邦ロックとゲーム。
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