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正直どうでもいい(移転しました)

マンガ感想を主に書くブログ。移転につき凍結中。

[本]大切な一瞬一瞬を、君と家族として過ごしたい。 『高杉さん家のおべんとう』3巻

高杉さん家のおべんとう 3 (MFコミックス フラッパーシリーズ)高杉さん家のおべんとう 3 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
(2011/01/22)
柳原 望

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   大きな未来は君の思いのままに 小さな未来を共に語り 共に作る

31歳の独身主人公のもとに12歳の女の子がやってきて、もう随分と経ちました。
最初はぎこちなかった2人も少しずつ少しずつ絆を深めているようで。
2人を繋ぐのはお弁当。そんな「高杉さん家のおべんとう」も第3巻です。
毎話しっかりと料理をメインに物語を進めていくのですが、今回もほんのり切ないような、でも温かなエピソードが満載。色んなキャラクターが動き出してより賑やかになりました。
では3巻の感想へー。



夏!ということで冒頭カラーページには水着の久留里ちゃんが登場。
雑誌掲載時の季節に合わせた進行をしている作品なようですので、単行本とのズレは仕方ないです。でもしっかり水着姿頂きましたー!
まぁそんなことは置いときまして、今回ちょっとした騒動がありました。
ふとしたきっかけで血液型の話になったのですが、その際に温巳と久留里は実は血縁関係に無いということが発覚してしまいました。
「そういうものか」というふうにわりと簡単に受け入れた久留里ですが、温巳にとっては少なからずショッキングな出来事だったようで、かなりの動揺っぷりを見せます。
しかしそうした中で、2人は今ある自分たちの関係を改めて認識することになります。
血は繋がっていなくても、これまでこうして2人で生きてきた。
お弁当をつくって、何度も2人で食卓について。これが家族以外のなんなのだろう。
「家族」たるに必要なのは血の繋がりではなく、心の繋がりなのでしょうね。
家族のぬくもりを噛みしめる久留里と温巳にほっこりしてしまうのです!

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ちょっぴりの気恥かしさと、温かな安心感。
「家族だ」と言えることは、素敵なことですね。
この温巳の表情、なんだかとても好きだったりします。

と、家族としてまた一つ強くなった2人ですが、久留里ちゃんの方は更に大きな進歩!
ひっそりと温巳に恋心を寄せているらしい彼女ですが、今回でついに・・・

20110305205828.jpg

ついに!本人の前で「ハル」と呼んじゃいましたよ!
これまで本人に聞こえないようにだったり心の中でだったり、こっそりと「ハル」の呼び名を自分の中で定着させていった彼女ですが、うっかり本人の前でも言ってしまいました。
しかし大喜びの温巳!大興奮の俺!照れる久留里ちゃんがもおおおおー!あー・・・
照れてさらに料理に気合いがはいる温巳も含め、この2人はホントかわいいですね!

そうそう、彼女はこの3巻でもう一つ大きな進歩をしていました。
結構かわいいはずなのに学校の友達が少ないのは、彼女の性格ゆえ。しかし学校行の2泊3日林間キャンプにて、ついにその料理スキルをみんなにお披露目することとなったのでした。

20110305205822.jpg

これまで上手くいかなかったので、周囲の子たちが久留里に対して話すきっかけが見つけられなかったというのも理由にあったのかもしれません。そして人気者になってしまう久留里・・・!
と思いきやお昼の弁当に××を入れてきてドン引きされ、いつも通りに戻ってしまったり。
そう言うちょっとズレた部分も可愛らしいですが、彼女にとっては今回のようなケースは珍しいことで、いい経験、というか刺激にはなったのかもしれません。その結果、やっぱり1人の方が気楽だなと感じていても。
人間としても、女の子としても順調なステップアップを重ねている久留里。
本作の鉄壁ヒロインとして、今後も目が離せない存在です。いい娘です。



まとめ。
今回も心地よく読める料理×家族な漫画でした。
今日取り上げたのは久留里ちゃんのことが多かったですが、本記事冒頭でも書いたように少しずつ作品の世界観も広がってきましたし、主要な登場人物も増えてきて賑やかになってきたと思います。
特に丸宮兄は今回で随分マイルドなキャラになってくれたなーと。
2巻で兄が初登場したときには、今のこの作品のムードを若干変えてしまいそうな気がして不安だったのですが、全くの杞憂でした。自分の思いを誤爆して伝えてしまったことや、血のつながらない弟との不器用なやりとりにはほくほくと笑顔になってしまいましたw
毎回作中に取り上げられた料理のレシピがきちんと記されるなど、料理漫画としても良い。
それと舞台が自分の現住所・愛知県であることもなんだか嬉しかったりします。
いくつか見たことある背景が出ていましたし、故郷の岐阜もときたま舞台になりますしね。
そんなわけで色々と楽しみがある作品になっているのです。
(今のところですが・・・)安心して読める作品ですし、男女関係なく広くオススメ出来る漫画。
ラストの「最後の日まで」のモノローグにチクッとしましたが、長く続いて欲しいなぁ。

『高杉さん家のおべんとう』3巻 ・・・・・・・・・★★★★
しっかりと未来へ歩んでいって欲しいキャラクター達と物語。みんなかわいいです。

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