2ntブログ

正直どうでもいい(移転しました)

マンガ感想を主に書くブログ。移転につき凍結中。

[本]本当の自分で居られるこの場所で。『アマガミ Precious diary』2巻

アニメ版りほっちがとてもかわいいです。
アマガミ 2―Precious diary (ジェッツコミックス)アマガミ 2―Precious diary (ジェッツコミックス)
(2010/10/29)
エンターブレイン

商品詳細を見る

   わたし やっと幸せになれた

わっほい!
あの東雲先生が手がけるアマガミコミカライズ第2巻が発売されてますよ。
今回で絢辻詞編は完結となります。
1巻では橘さんといる日々に慣れ過ぎて、自分の変化に戸惑い涙した絢辻さん。
「あなたとの日常を失いたくない」と言う彼女と、我らが橘さんは契約をしますが
しかし今回彼女は、変わってしまったことによりアクシデントを生んでしまいます。



第2巻は2人の下校デートのエピソードからスタート。
この話がしょっぱなから最高すぎて最初からクライマックスです。古いです。
帰り道見つけたメロンパン屋台。たくさんメロンパンを買って食べあるき。
ぼんやり絢辻さんの唇を見つめてた万年発情期橘さんに気付いた絢辻さん
メロンパンを橘さんの口に詰め込みまくります。照れ隠しです。これはヤバい。
うっほぁーニヤニヤするなぁ!とゴロゴロしてたらまだ続きが。

20101116184454.jpg (クリック拡大)

背伸びしてするキスってマジたまんないですな!

しかし特筆すべきは下半身ですよ!絢辻さん、ノリノリで脚擦り合わせてます!
キスしたら盛り上がっちゃったのでしょうか・・・エロい・・・。俺も下半身が熱くなってきました。
やはり東雲先生の作品としてはエロスを求めたいところ。
1巻のエロスはやや大人しめでしたが、物語も後半に入りブーストかかって来ましたね!



さて、エロいエロいと言ってるだけでもアレですし真面目な話。
今回、絢辻さんは色々面白いキャラクターだなぁと改めて思いました。
人前では優等生、けれど本当はドS性悪少女。
この落差も十分に面白いのですが、それだけに終わらないのがまた絢辻さんの魅力。

1巻の感想で、彼女は仮面を2枚被っていると書きましたが、
今回の2巻では、全ての仮面を取っ払った絢辻さんを堪能できるのですよ!
1つ目の仮面は『優等生』。2つ目の仮面は『ドS』。まぁこれが本性でもあるけれど、彼女はたまに、ドSで傍若無人なふりをして、本当の自分を隠してしまう時があるのです。仮面キャラを隠れ蓑にしてるというか。
だから、仮面は2枚、と言ってもいいんじゃないかなと。
意地悪なそぶりも、メロンパンの時みたいに照れ隠しだったりしますしね。
周囲を、そして自分をコントロールする方法を知っている、とても器用な女の子なのです。
だからこそ、露わになる不器用さがとてもかわいらしい。
彼女は強い意志による選択で、自ら不器用になるのです。
第11話。彼女はクラスメートが大勢いる中で、本性をさらけ出します。
自分だけではなく、手伝ってくれていた橘さんに批判まで及んだためです。
不器用になることを選択してしまう不器用さ!これが良いですよね。
愚かだと知りつつ、「優等生である自分」より大切なものを彼女は守ろうとします。

本当ならもっと上手くできたのに。
こんなのダメだって分かってる。自分らしくないとも、理性的でないとも。
でもここでムキにならないと、自分の気が済まない!

変わってしまった自分。変えてくれた、大切な人。
絢辻さんの心はいまだ不安定。無理をしすぎたり、感情的になったり。
というわけで、彼女は橘さんにとある提案を持ちかけます。
その提案というのが、また素晴らしく赤面モノで・・・「奪って」ですよw
彼女、普段はSだけど決定的な部分では受け身ですよね、恋愛においては特に。

20101116184449.jpg

泣きながらキスをする絢辻さん。
自分じゃどうにもならなくなってしまった自分。
じゃああなたがどうにかしてよ、っていう。ああ、なんだこれ。ニヤける。
絢辻さんは強い女性です。1人でだって生きていけるはずです。
けれど変わりました。その手を誰かと繋ぐことを選びました。
罪な男だなー橘さん。

そして迎えたクリスマス。
絢辻さんは茶化しもせず、いつものような意地悪もしない。
彼の前だけでは本当の自分でいられる。大切な場所を彼女は手に入れた。



2巻は絢辻さんシナリオだけではなく下級生3人のエピソードも収録されています。
みゃー、紗江ちゃん、七咲の3人で下着の見せあいっこですよ!

20101116184431.jpg

眼福!

また、それぞれのキャラにあった下着のデザインでもあり、ほっこりほっこり。
愛する七咲の、ちょっと背伸びしちゃった感ある大人下着には、もっ略。
単純にえっちくもありますが、賑やかな雰囲気でなんとも微笑ましい短編になっています。
ほんとに良いキャラぞろいですなアマガミは。



ではまとめ。
東雲先生版絢辻詞編、無事完結しました。
原作のエピソードをたくさん拾い、漫画としても魅力的な内容に仕上がっています。
絢辻詞という少女の変化、心の揺らぎ、非常に丁寧に描いています。
中盤は胸が苦しくなる展開ですが、ラストの幸福感が何とも言えない・・・!
よく言われるエロいシーンに関してですが、十分にエロいけれど下品になりすぎないラインは保っていて、相変わらず上手いなぁと。
キスをこれだけ情熱的にエロく描いてくれるのは本当に素晴らしいですw
そしてなんといっても女の子が可愛いのですよ。いい表情、いい肉感。
総じて、良質なコミカライズ作品だと言えると思います。
次のヒロインはもじゃだのメデューサだのワカメだの言われる棚町薫。
このクオリティを維持し、どんどん魅力的なヒロインたちを描いていって欲しいですね。
キミキスの頃から本当にいいコミック化をしてくれますね、東雲先生。

『アマガミ Precious diary』2巻 ・・・・・・・・・★★★★
終始丁寧に描かれた絢辻さん編でした。次の薫にも期待大!!

[本]震える心と指先。どうやってあなたに触れよう。 『三日月の蜜』

11月も折り返しとか・・・。
三日月の蜜 (まんがタイムコミックス)三日月の蜜 (まんがタイムコミックス)
(2010/10/07)
仙石 寛子

商品詳細を見る

   好きって言ってみていいですか

仙石寛子さんの2冊目の単行本「三日月の蜜」。
前作「背伸びして情熱」も良いものでしたが、今作も素敵な内容でした。
全8話の表題作と短編10作、そしてびっくり、巻末オマケには前作のあの2人・・・!
と、非常に充実した内容の作品集となっています。
今回は表題作と、短編をいくつか取り上げようかなと。

三日月の蜜

表題作。切なくふんわりとした百合作品です。
ではストーリー。
主人公・佐倉さんは杉さん(男性)が好き。でも杉さんは桃子さんが好き。
佐倉さんは杉さんの恋を応援しているんだけど、同時に恋してもいます。
しかしながらその杉さんがとんだヘタレ野郎で、そんな彼にイライラを募らせている彼女。杉さんへのあてつけに、その場の思いつきで桃子さんに「付き合ってもいいですよ」なんて口にしてしまう。
でもヘタレ杉さんはその誘いにも乗らず・・・晴れて、佐倉さんと桃子さんのカップル成立。
最初は桃子さんへの申し訳なさでギクシャクしていた佐倉さん。
けれどいつからか彼女の心の揺らぎが生まれ、そして・・・。

オビでは「女同士って、どうやるのか知ってる?」なんて挑発的で刺激のある文句が置かれており、思わずそういう要素を求めてしまいますが、真摯に女性同士の恋を描いた作品。
押し倒したりされたりな嬉しいシーンももちろんありますがね・・・!
・・・さて、この作品の面白い所は佐倉さんの意識にあると思います。
桃子さんとの現在の関係は、自分の軽率な行動によるもの。
あの時は本心ではなかった。
けど今は?恋していないと、好きではないと断言できる?
好きだとしても、こんな恋のはじめ方は不義理じゃないだろうか。
でも、真実を告げるのも恐い。桃子さんを悲しませるのは嫌だ。
そして彼女は何度も泣きそうな顔をする。「ごめんなさい」と言う。

そんな彼女を変えていくのは、まぎれもなく桃子さんの存在。
佐倉さんを苦しめるのも、幸せにするのも、全て彼女です。
優しい笑顔。ぬくもり。言葉。ひたむきにを自分好きでいてくれる桃子さん。
桃子さんは佐倉さんが何かを抱えこんで苦しんでいることを十分に分かっている。その悩みがなんなのか、佐倉さんが誰のことを好きなのか、うすうす見破ってもいる。
けれど桃子さんは優しいままで、それが余計に佐倉さんを追い詰めていってるような・・・。
上手くいかないなぁ。でもそれが面白くて、胸がしめつけられて。

20101112233828.jpg

そしていつも自分をリードしてくれていた桃子さんが、一歩引いてしまった瞬間。
耳元で自分の名前を囁いて、そして離れていく唇
もっと名前を呼んで欲しい・・・なんて感じる佐倉さんでした。
欲張りになってもいいんだ。それが人を好きになるってことなのだから。

こうなってからは転がるようにニヤニヤ展開が続き、俺もうどうしようかと・・・!
これまでの切ない展開があるからこその、痺れる展開が終盤には待っています。
桃子さんが本当にまっすぐ「好きよ」なんて言ってしまうものだから
佐倉さんもうっかり「私も好きって言ってみていいですか」なんて言っちゃう。
いつだってウェルカムですよくっそおおおおとゴロリゴロリした自分です。
終始落ち着いたテンポのまま、さらりさらりと2人のやりとりがこなされ
切ない、けれど暖かな、ゆったりとした空気が出来上がっているように思います。
少しずつ近づいていく心の距離に、何とも爽やかな快感を得られる1作。

キラキラ青虫

これが表題作でもよかった」とあとがきに書くほど、作者の仙石さんもお気に入りの作品。
どんなお話かと言うと、ヒロインが青虫なのです。

20101114114228.jpg

本当に青虫です。
主人公の男の子のことが好きな青虫ちゃん。
2人の馴れ初め描写も舞台説明もないので読者としてはいきなり青虫ちゃんにばったり遭遇してしまう形で、自分も最初はちょっと戸惑いましたが、これが以外と良い。かなり良い。
ちょっとSな主人公と青虫ちゃんのやりとりは素直に微笑ましいし、主人公は人ならざる存在である彼女に嫌悪感があるどころかむしろちょっと好感持ってたりするので、すっと青虫ちゃんに馴染めてしまう。自分は。
青虫ちゃんがサナギなってからの主人公もかわいらしい。
彼女の成虫姿はどんなものなんだろうか。ちょっと想像してみると面白いかもしれない。
まぁ、きっと普通にアゲハ蝶なんだろうけれど。でっかいアゲハ蝶。

20101114114224.jpg

キモかわいい。いや、かわいい。

夢でも、夢でも

人魚が登場するファンタジックな短編。
童話「人魚姫」や、日本昔ばなし「雪女」を例にあげながら
人間の男の子と人魚の女の子が、共存について話し合うお話。
結局上手い結論は出せないんだけれど、なんとか幸せな未来を見つけられないだろうか悩む人魚の姿は、思わず胸がズキっとしてしまう。
子供じみた理想論にすぎないかも知れない。
けれどどんな結末であれ、2人で一緒にいる間は幸福であるに違いない。
重いテーマを描いてはいますが、作品の雰囲気は明るく、締めくくりにも笑顔がある心地いい作品になっていると思います。切なくなり過ぎないどこか能天気な部分が救いでもあり、好きでもあり。

あなたにとって、わたしにとって

幼馴染の男女が観覧車に乗るお話。
男の子がフラれて、それを慰めるために女の子がデートに誘うところから始まります。
フラれて落ち込んでるのかと思いきや、別れを切り出したのは男の子からだったようで。
恋人から「もう好きじゃないかもしれない」と言われたことも、理由の1つではあるけど
男の子がショックを受けていたのは、自分の心のこと。
彼もまた、彼女のことを好きなのかどうかを見失っていた。
「一方的にフラれる形で終わってもいいから せめて俺は彼女を好きでいたかったな」
これがやたらと刺さる刺さる。
変わってしまうことが悲しい、悔しい。けれど認めるしかない。
ラストの幼馴染2人の会話を見るに、次の恋はそう遠くないと思います。
次こそは。

間接、直接

書きおろし漫画。前作「背伸びして情熱」収録の「赤くない糸」のまさかの続編。
どう来るのかと思ったら、結構ガチに近親相姦ネタを挑んできました。コメディで済ますと思って侮ってました。そう来たかと。攻めてくるなぁw
締めくくりかたも結論を置き去りにした不安定なもので、それもたまりません。
禁忌だからこそ、安定感がないからこそ、物語として魅かれてしまう。
やー、面白い。あえてこれを描いたということは、意味があることだったと思います。

弟君の「決意」。
彼はわざと、それを見せつけた。口にした。
さぁ、お姉ちゃんはどうしよう。

20101114114209.jpg

飲む?



まとめー。
前作が気に入った方はもちろんのこと、切ない恋愛が好きな方にオススメしたい1冊。
男女間の恋愛だけでなく百合作品もありのは一応注意点?
作者はBLも描きたいそうで、自分もこの作家さんのBLは読んでみたいです。
4コマ漫画の形式ではあるものの、完全にストーリー漫画として描いてあるので
普段4コマ漫画あまり読まないなぁ、という人も馴染みやすい、かな。

仙石寛子さんの作品は、「好き」などストレートな言葉を持ってくるタイミングがちょっと不思議。不意を突かれるような、けれどそれで流れが大きく変わるわけでもない本当に絶妙の位置でふわりと、軽く、強く。
それが面白いなぁと、ドキドキしながら読んでいます。
「三日月の蜜」は表題作以外の短編がたくさん収録されているので
最初にこの作者の世界に触れる1冊としても優秀なのでは。
ページを開くたびチクリと胸が痛み、そして優しくなれる、味わい深い作品集です。

『三日月の蜜』 ・・・・・・・・・★★★★
色んな恋を楽しめる作品集。切ない、けれどそれだけじゃない物語たち。

[本]木尾士目先生新連載、どう見ても“あの2人”です・・・他『楽園 Le Paradis 』Vol.4

新海誠監督の新作が楽しみ。
楽園Le Paradis 第4号楽園Le Paradis 第4号
(2010/10/30)
シギサワ カヤ日坂 水柯

商品詳細を見る

   ・・・好きよ・・・だから ・・・もうおしまい。

最近めっきりやらなくなった雑誌感想・・・ですが、楽園はやっておきたいなと。
まぁ正確にはは雑誌ではないんですけども。
「楽園 Le Paradis 」は白泉社より年3回発売される、恋愛をテーマにしたアンソロジー。
今回も表紙はシギサワカヤさんが担当。vol.3では出てこなかった「手」が再登場してます。
美しい夜景と紅いドレスの女性。月明かりが印象的で、ちょっと影になった部分から相手の腕が伸びてきて髪に触れている。イスに片脚乗り上げていたり。これから何が始まるのか・・・。
楽園表紙は一枚の絵に様々なドラマが潜んでいそうで、妄想の楽しみがあります。
毎回女性がひどく冷めた目をしてるのがなんだか刺激的でもあり・・・!
今回も数ある作品のうちいくつかを取り上げていきたいと思います。



愛のけものにしたがいなさい

売野機子先生新作。
この作家さんの学生が主人公&ヒロインの長編というのはちょっと新鮮・・・?
主人公が男色家なのも、ボーイミーツガールとして面白いですね。
恋愛関係に無くてもヒロインがきちんとヒロインになっているのも良い。

今作の恋愛要素はそれほど強いものではなく、未来の可能性の描くものになっていますね。
空白ばかりであることを、恐怖ととるか安心ととるか。
愛したいけれど応えてもらえない。埋らない心の隙間。
それにさっくりあっさり、素敵な言葉を差し出せる主人公のまたカッコいいこと。
ラストの「good naight mster Angel.」が完璧にハマってて気持ちよかったです。
彼女の次の夢は、きっと笑顔になれるもの・・・だと、いいな。

この作家さんの作品は、現代を舞台としたものでもどこかレトロで妙にファンタジックな雰囲気があって、安定感があるようで無い。でも読み進めている時は気持ちいいテンポで、読了後しっかりメッセージが残る。
ああ、好きだなぁ売野機子先生。再確認。

魔法使いの冷酷

二宮ひかる先生の作品。
想い人とセックス出来るが記憶を失うor本当にしたかのような記憶を貰う
さて、あなたはどっちを選ぶ?という作品。
あいやー、二宮ひかるセンセの女の子はなんでこう体温を感じるのかねー。
コメディタッチで、オチの仕掛けにもニヤリ。ナイス短編。

spotted flower

新連載。木尾士目先生の作品。
WEBにて公開された第0話も合わせて掲載されています。
オタクな旦那さんと、妊娠中のその奥さんの、まったり&過激な日々を描く本作。
木尾先生らしい空気感と会話テンポは変わらず、何とも微笑ましい2人を楽しめます。
・・・が、この2人・・・

20101110020708.jpg

なんだか・・・なんだかその・・・・・・くっそー狙ってんな木尾先生!!
オタクな旦那、非オタの奥さん。2人は大学時代同じサークルに所属していて、奥さんの元カレも同じサークルのオタクだった・・・と来たら、そりゃげんしけんの斑目と咲ちゃんを想起せざるを得ないというもの!
そんな設定と合わせて、キャラデザ的にも2人ともどことなく彼らに似ていますね。
旦那さんはヘタレ、奥さんはオタクの扱い方が完璧。
1年近くがんばった子作りやら、安定期とは言え妊娠中の奥さんには手を出さない旦那さん、でも誘っちゃう奥さん・・・などなど、見たいようで見たくなかった、でも見れて最高にハッピーなあの2人の結婚生活!!・・・をなんとなくイメージさせられるこの作品。
単行本化は遠いと思うので、読むなら今のうち。げんしけんファンはチェック。

で、改めてタイトルを見てみます。
『spotted flower』
spot→しみ、よごれ、まだら flower→花
と、spottedは斑目、flowerは咲をイメージさせられます。狙いすましてる・・・!

げんしけん好きとしては思わず心掴まされる内容ですが、もちろんげんしけんを切り離しても、げんしけんを知らない人でも楽しめる作品なのでは。
正式にげんしけんの続編だと描かれてるわけでは当然ないのですが
ほんのり、どころじゃなく色々匂わせる木尾士目先生の新連載でした
今後、もしかすると他のメンバーっぽい人物も登場するかも。期待です。
・・・しかし、抵抗ある人も当然ながらいると思います。あの2人は結ばれないからこそだな・・・ブツブツ、って思いは自分にもあります、が、それはそれとして楽しみたいと思います。

想いの欠片

竹宮ジン先生の、がっつり同性愛を描くシリーズ。
今回は前号ラストに登場したブラコン妹ちゃんがメインとなるお話。
同性愛者と、彼らと向き合う異性愛者(ノーマル)の衝突。
あけすけな心のやりとりがされているこの話には、しばしばやたらと刺さる台詞が。
センシティブな話題を真正面から描いている、考えさせられる話ですね。
まぁ難しいことは置いといても、
思わず目覚めそうになってる妹ちゃんの今後が楽しみです。

ディアティア

おかしな風にこじれてしまった3人の仲。
でも想いはどんどん大きく強くなっていく。
上手くは言えないし、出来ないことばかりで、自信だってないけれど。

今回物語がかなり動きましたね。
前の回に桐ケ谷と葉月の関係が危うくなりましたが、今回で修復。
というか修復するまでもなく、2人の絆は確かなものだという証明がされましたね。
そして肝心の成田先輩と桐ケ谷の関係は・・・というところですが
今回ラストでついに、成田先輩やってくれましたよ!
あとはまだ揺らぎ続ける桐ケ谷の想いが固まるか、ですね。
1巻完結漫画とするとそろそろ完結が見えてきましたかね。次回は胸熱くなりそう・・・!

14歳の恋

水谷フーカさんの作品。
思春期全開!素朴で微笑ましい中学生カップルの物語です。
今回は2話掲載。第2話は席替え、第3話は夏祭りでの2人が描かれます。

席替えではなんと運よく隣同士に!思わず(心の中で)ハイタッチ!
今回こんな感じの『内なる声』がやたら可愛かったw

20101110020705.jpg

と思ったら、後ろの子の事情で田中さんは席を移動。和樹と離ればなれに。
2人の関係は周囲に隠しているものだし、2人とも学校では大人キャラで通っているから
この展開はちょっと心苦しくはあるけれど仕方がないもの。
子供のようにダダをこねようとはしないし、出来ない2人。少し窮屈な学校生活。
しかし互いしか知らない1面を隠し持っている優越感はあるし
窮屈感をフォローするために作る2人きりの時間で、彼らはもっと深く結びついていく。
心はどこまで近くに寄り添い続けている。
でも思春期。恥ずかしいから素直に成りきれないこともたくさんある。あー可愛い!
第3話ではおんぶしたい&されたい願望を隠して、もじもじする2人。くっそ可愛い!!
14歳。コドモとオトナのハザマ。
なんだかそわそわするよね、思春期って響き。

すきなひと

日坂水柯先生の作品。
いよいよもって、2人の宙ぶらりんの関係における緊張感が高まってきた。
心通わせ、何度も身体を重ねているのに、なにかを恐がってしまう2人。
でももう限界。『云えない』苦しみを必死にかみしめて、どこに向かうのか。
さーて、そろそろ物語動きそうですよ。次号必見。

Kissing number problem

黒咲錬導先生の作品。前Vol.3の作品も素晴らしかったですが、今回も良いですねぇ!
付き合いだした男と女。けれど交際するにあたり女が出した条件は「Hをしない」
じゃあキスは?→まぁOK ということで、とにかくキスをしまくる彼氏さん。
男はかなり一生懸命恋愛をしてるんだけど、女側は本当に冷めた表情しかしない。
甘い空気に包まれても、濃密なキスの後でも、ずっとあの目つき。
けれど些細な、本当に些細な行動に、彼女の想いは少しだけ見ることができるような。
真正面から「好き」と言われた後のおかしな目線の逸らし方とか。
でも彼女はずっと、あの見てる方が不安になるような、深い黒の釣り目のまま。
それが崩れるのは、ようやく訪れた2人の夜のこと。
自分のことを「マグロ女」を卑下した彼女は、過去のトラウマを引きずっているみたいだけど、この時間が彼女の何かを大きく変えた。初めて彼のキスに応えた。

20101110020710.jpg

自分から求めること。
恐がらず、立ち向かうこと。
愛を受け止め、愛すること。
至福のラストシーンでは、この先の彼女の幸せな未来を見守りたくなります。
粘着質なエロスは流石黒咲先生。ヒロインは眼鏡無表情ガリ・・・とこれまたフェチっぽい。
毒があるのに甘い、不思議な恋愛を描いてくれる作家さんですね。好きだなぁ。

エンディング

トリはシギサワカヤ先生。今回は女性同士の恋愛。
頼れる上司・漆原。会社の問題児・長谷川。二人が同棲してることは周りには秘密。
けれどただ甘い時間ばかりではなく、たまに衝突したりしながら
生ぬるい日々を過ごしている。

物語は漆原視点で展開。
わがままな子供をあやすように長谷川と付き合っている彼女ですが
自分からあえて堕ちるというか、泥沼にはまって抜け出せなくなる関係を心の底では楽しんでさえいるような感じ。楽しんでるというか、自分を虐めてるというか。
もちろん長谷川のことは好きだけど、彼女自身「迂闊なこと」だとはっきり認識している。
もともと世話焼きな正確なんだろうけれど、読み進めるたびにちょっと違う風にも見えてくる。
文句はたくさんあっても、現実に離れようとはしない。
長谷川もそれがわかってるから、わざと困らせてるようなそぶりが見える。
漆原は長谷川が自分に甘えてくるような捉え方をしているけれど、
実は甘えてるのは漆原も一緒なんだろう。
わがままを言われることに、要領の悪いことをするのにイラつきながらも、そんな長谷川さんを愛しく思ってることが分かる。求められてる自分に酔ってるようでもある・・・。
居心地の悪さも、確かにある愛しさも、ぼんやりした温もりに溶ける生活。
けれど。

20101110020642.jpg

答えの見つからない、恋愛のかたち。
釈然としないまま歩み続けるには、彼女たちは脆すぎた。
最後の夜、長谷川にもたれかかるように言葉を零している漆原の姿は子供のようで
でも彼女の決断は悲しいほど大人だったりする・・・。
外的要因が無ければ漆原はさよならを言わなかったかと言うと、そうでもないような気も。
どっちみち真面目な彼女は、どこかで堪え切れなくなってしまったと思う。
今も昔も、漆原の「大丈夫」には変わらず安心感がないのだけれど
もしかしたらその言葉の裏を知っていたのは、長谷川だけだったのかも知れない。
長谷川を失った後も、彼女は変わらず「大丈夫」と言い続けている。
傷の癒えないまま、熱を宿らせたまま、恋をしたまま。

擦りきれそうなほど切ない恋愛衝動。
これだなー、ここれですよ。流石です。大好きです。
シギサワさんの描く恋愛は甘くてシビアで、非常にセンチメンタル。
しみじみ、人間って面白。



Vol4、刊行スタートから1年が経過しましたが
雑誌のコンセプトがちっとも揺らがず、高いレベルを維持してくれている良アンソロ本。
今後とも独自の方向性を貫いていって欲しいですね。
次回、Vol.5には新たにKashmir先生、志摩時緒先生が登場予定。2月発売。
ヘロヘロになるまで恋愛を楽しもう。これぞ、楽園。

『楽園 Le Paradis 』Vol.4 ・・・・・・・・・★★★★
高品質を保ち続けている恋愛アンソロジー。良い作家さん揃ってます。

[本]キスしてめぐって次のあなたへ 『キスメグルセカイ』1巻

キスメグルセカイ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)キスメグルセカイ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
(2010/10/12)
ジェームスほたて

商品詳細を見る

   もし たった一言唱えるだけで世界が変わる言葉があったら どうする?

表紙が気になって手に取ってみたら、作者はまさかのジェームスほたて先生!
そんな感じで今回は先月発売された「キスメグルセカイ」1巻について、軽く。
ジェームスほたて先生と言えば、男性向けのえっちぃ業界で活躍をされているお方。
恥ずかしながらきらら系列で連載を持っていたとは初知り。ビックリでした。



いくつものパラレルワールドを舞台にしたファンタジーラブコメ、という内容。
14歳の主人公・めぐるは、彼氏いない歴=年齢の女子中学生。
告白は何度もしたものの、そのたびに何かしら起きて言葉は届かない。
そんなある日、妙な縁でクラスメートから不思議なお守り(?)を貰ってしまうめぐる。
「願いがかなうかもしれない」それを持ったまま、憧れの環先輩と2人きりの部室へ。
そこでアクシデントにより、先輩とまさかのキスをしてしまった・・・!
と思ったら次に目が覚めたらそこは見覚えのない風景。けれど目の前には環先輩。
めぐるはいつの間にかパラレルワールドにやってきてしまったのだ。

1話ごとに世界を移動していく構成で、毎回違ったシチュエーションを楽しめますね。
そして移動するたびに微妙に違った性格の環先輩が登場。
んでまぁお約束のように最後にはキスをしてめぐるちゃんが別世界に飛ぶわけですね。
というのも、次元移動のカギとなるのは粘膜接触・・・。
という実に素晴らしくあざとい設定のおかげで、何度もニヤニヤさせられてしまう。
まだまだキスにとどまっていますが、さてこの先どうなるんでしょうね?(笑顔
定番化したキスにちゃんと毎回ドキドキしてくれるめぐるちゃんがかーわいいんだー!!

しここで引っかかるのが、パラレルワールドという設定。
それぞれの世界には、シチュは違えど同じ人々が存在をしていて
毎話のように先輩をキスをしてもその先輩とも、その世界ともすぐにお別れ。
それが当たり前の設定で、うっかり流してしまいそうになるけれど
ふっとそれぞれの世界を思い出すと、なんとなく切なくなってしまう。
きっともう2度戻れない世界の数々。
加えてそれぞれの世界の環先輩は、きちんとそれぞれ違う未来を歩んでいくだろうに
めぐるちゃんは別世界の大勢の環先輩の心に、少なからず傷痕残していってるような。

20101106212007.jpg

美しい次元移動シーンには、思わず胸も切なくなるというもの。
よく見るとこの単行本の表紙も、めぐるちゃん涙ぐんでるんだよなぁ。



んではまとめ。
繊細でありながら肉感的なタッチは流石ですね、ジェームスほたて先生!
ちょっとした照れ顔だけでなんでこんなにもエロいのか・・・。
女の子も男の子もぷにっぷにしてそうで思わずじゅるり。
特に色んな事にあわてふためくめぐるちゃんはホントに可愛いな・・・!
相手となる環先輩も、世界ごとにキャラが少しずつ違うので、そちらも楽しめたり。
個人的には、ところどころに切なさ覗くオタク環、ちょっと調子に乗ってるショタ環が・・・!
特にショタverの「俺の彼女にしてやるよ」が効くましたね・・・
こんなセリフ、子供じゃなかったら言わせられないでしょうw上手い!
しかし、全体的に説明が不足しているなぁとは少し感じました。
設定は魅力的ですが、上手くどっぷり浸かることができない、微妙なもどかしさが。
どんどん開けた展開になっていくと面白そう。今のままでも面白いですけどね。
伏線も丁寧に張っていっているようですし、気持ちいい完結を望みます。

20101106230750.jpg

めぐるの旅は、どこまで続くのか。

『キスメグルセカイ』1巻 ・・・・・・・・・★★★☆
肉感たっぷりなファンタジックラブコメ。キスってえっちなものですよ。

[本]正義の味方より、あなたの味方を。『セカイのミカタ』1巻

1回アップしたこの記事をうっかり消してしまい、全文書きなおしました・・・。Ver.2です。
セカイのミカタ 1巻 (ヤングキングコミックス)セカイのミカタ 1巻 (ヤングキングコミックス)
(2010/10/30)
鈴木 小波

商品詳細を見る

   信じてもらえませんか

YKアワーズにて連載中の作品「セカイのミカタ」の1巻が発売されました。
連載当初から気に入っていた漫画ですので、今回はこの作品について。
オビには、同じくアワーズにて「惑星のさみだれ」を連載していた水上悟志先生が登場。
「この視点を、このコマ割りを、この画を見よ!!」とコメントを寄せています。
これぞ少年漫画!と言った内容でありますが、作者・鈴木小波先生の独特のセンスが上手い具合に混ざっており、ストーリー以外にも楽しめる部分が多い作品に仕上がっているかなと。



ではストーリー。
舞台は万住町。何者かの手によって異世界への扉が開かれるこの町では、
たびたび扉の向こうからやってきた、異世界の住人たちによる事件が起こります。
そんなこの町の平和を守るのが異界管理局、通称『イカイカ』の役目。
物語は、そんなイカイカにとある少年が志願しにくることから始まります。
名前は伊達カイチ。
彼はかつて好奇心から異世界への扉をくぐり、双子の兄を失った過去を持っていました。
そんな過去から、彼は異世界とその住人達を憎んでおり
イカイカへの志願動機も、消息不明の兄を見つけたいのと同時に、この町にやってくる化け物たちを追い払い倒すこと・・・と、まず自分の目標を果たすことが目的で、私怨も混ざってる。
しかし意気揚々イカイカにやってきた彼を待っていたのは
むしろそのイカイカに所属している異世界の住人達。
カイチはイカイカメンバーになれるのか?きちんと仕事ができるのか?



この話の根本にある「異世界」の設定は結構面白い。
互いに干渉できないため気付かないが、我々が住むこの世界以外にも多くの世界がある。
それぞれの世界にはそれぞれの価値観があり、それに沿った常識が存在する。
そのことを、当初のカイチは理解していなかった。
所詮はこの世界のことしか見ておらず、異世界のことを理解しようともしていなかった。
イカイカたるには、それではいけない。
もっと広く深い見識を持ち、全ての存在に優しくなければならない。
人間が正義を語るのはあまりにも傲慢。数あるうちの1つの世界の住人に過ぎないのだから。
つまりイカイカは正義の味方ではない。
正義の味方より、世界の味方を。あなたの味方を。
この意味を理解した彼の心境の変化とを、鮮やかに描いた第1話はなかなかに爽快でしたね。
これは結構、現代にも置き換えられるテーマだなと。
一般的な価値感・常識から外れる存在は、きっといつの時代だってあるものだけど
それらを全て「悪」だと切って捨てることも、またおかしな話。
もっと広く、もっと優しくなれたらなーとか、そういうお話でもあるかもしれません。

「価値感」を語るうえで重要なのは、第2話だと思います。
このエピソードには異世界からやってきた獣人と、彼と恋に落ちた人間の女性が登場します。
獣人はこの世界では常識外れな怪力を持り、殺人を犯してもいました。
それは襲われそうになった恋人の女性を救うためでもあったのですが、罪は罪。
「人じゃない、世界を見ろ」というウブメさんの台詞は、残酷でもあり正確でもあり・・・。
結局獣人はもとの世界に戻されることになります。恋人はこの世界の住人。もちろん離れ離れ。扉をくぐれば2度と会うことはきっとできない。もうすぐで、永遠に引き裂かれてしまう・・・。
けれど、ウブメさんが作り出した一瞬の隙。
女性は走った。

20101103205203.jpg (クリック拡大)

異世界の恋人の腕の中へ。この世界に笑顔で別れを告げて、扉をくぐった。
それを呆然と見るカイチの眼には、衝撃と驚愕。
扉をくぐり、大切な人を失ったトラウマを持つ彼だからこそ感情が表れているなぁ。
自分とは明らかに違う価値感を、自分と同じ人間の中にみつけてしまったのだ。
それを理解し、受け止めてこそ、イカイカなんだろう。
戸惑いながらも彼は、確実に「世界の味方」の1歩を踏めたのでは。
ウブメさんまじ男前。

この作品の大きなテーマの1つに、カイチの成長は間違いなくあるでしょう。
最初はいがみ合っていたパートナーのウブメさんとの関係の変化は
特にそれを感じさせてくれる描写だったと思います。
第6話の66号とのエピソードなどでもそれは非常に強く描かれていて
異世界からやってきた存在に彼は自分を重ね、理解し、救うために全力を傾け、抱きしめることすらしてみせます。第1話から見れば大変な進歩ですよこれは。
そういうのも、読んでいて気持ちいいのです、この作品。



物語も熱いですが、この作品は作画にも特徴が。
魚眼連レンズ式に風景をぐんにょり描いてみるさせる・・・なんて普通普通。
酔いそうななほど強烈に回り込んだアングルから描いてみたり
異常なほど遠近感を強調した構図をとったりと、面白いこと結構やってますw

20101103205228.jpg

第1話、カイチが初めて異世界の住人とのバトルに巻き込まれるシーン。
個人的に大好きな絵!歪んだ背景と強大な敵のインパクトが絶大!
作者の鈴木さんがこういう絵の描き方が好きなのもあると思いますが
見たこともない構図で描かれる町や異世界の風景、そしてバトルには
読者にも、新しいなにかを見つけられたようなドキドキ感があるのでは。
この工夫は作品の雰囲気を良くするのに一役買っていると思います。

それと異世界を舞台にしているだけあって、登場キャラも独特のデザインが多いですね。
特に先ほどから話題にしているウブメさん。
やってることは超カッコいいアニキなお方ですが、外見はコレですよ。
20101103223620.jpg
なんだこのシマシマ!かわいいぞ!!
ちなみにこの単行本のカバー裏にはウブメさん完全図解が載っているぞ!みんな読もう!

他にも女性キャラもわりーと豊富で、それぞれ可愛かったりします。
2つ年下の幼馴染マコちゃん(嫉妬がかわいい)、眼帯がミステリアスなアリスさん(笑顔がかわいい)、過激な愛情表現が多いボボちゃん(まるくてかわいい)などなど。
謎のしゃべるキノコを頭に乗っけた45歳幼女とかもいたり。
まだまだラブ要素は薄いですが、単行本ラストではマコちゃんが勇気ある一歩を・・・?
そちら方面にも期待できるかもしれません!楽しみ!



んではまとめを。
王道の少年漫画でありつつ、独特のセンスによりオリジナリティーある作品になっています。
回を増すごとに面白くなってきてる気がするので、長く連載が続いて欲しい作品です。
人気あるのかないのかよく分からないのが恐いところ・・・。
それとどうでもいいことではありますが、作風やフキダシの書き方など、なんとなくオビにも登場した水上先生を彷彿とさせるような・・・?アワーズ巻末コメント等を見ても、お二人は仲がいいのかもしれませんね。まぁだからなんだって話なのですが。
これからも独特で気持ちいい少年漫画で在り続けて欲しいですね。
ほんのちょっとラブい展開を期待しつつ、2巻を楽しみにしたいと思います。

『セカイのミカタ』1巻 ・・・・・・・・・★★★☆
ちょっと捻りのある少年漫画。グリングリンアクションを堪能しましょう。

≪ BackHome

引っ越し先

ブログを引っ越しました。 当ブログは更新を停止し、新ブログにて更新をしています。 https://sazanami233.hatenablog.com/

楽園に花束を

プロフィール

漣

Author:漣
「さざなみ」と読みます。
漫画と邦ロックとゲーム。
好きなのは思春期とかラブコメとか終末。

連絡先。
omuraisu0317あっとyahoo.co.jp(あっと→@に)

ツイッター
ツイッターのログ

Twitter

基本毎日います。記事にしない漫画感想とかもたまにつぶやいてますので、宜しければどうぞ。

記事

カテゴリー

コメント

トラックバック

カウンター

カレンダー

月別アーカイブ

03  02  12  11  07  05  04  02  01  12  11  10  09  08  07  05  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07 

検索

リンク