文庫版ZOO1巻の感想と色々
ZOO〈1〉 (集英社文庫) 乙一 (2006/05) 集英社 この商品の詳細を見る |
「…きみは人間になりたいと思ったことはあるかい」
ガラにも無くこんな本を読んでしまいました。ラノベじゃない小説とか久しぶり。
というわけで、乙一さんの「ZOO」の文庫版1巻です。短編集です。
乙一さんの作品はこれが初めてですが、とても読みやすい文章でした。以下感想。
「カザリとヨーコ」
しょっぱなから黒い。理不尽。ドロドロしすぎ。虐待とか簡便してください。
でも、かすかに救いの見えた終わり方は印象的。終幕はすぐそこにあるんですけど。
最後の「おっしゃー!」は・・・・・・カラ元気感強すぎて泣けてくる。
「SEVENROOMS」
最低。悪趣味すぎてやばい。7つの部屋に人が閉じ込められて、順番に殺されていくというストーリー。緊迫感と脱力感の波状攻撃。脱力、ってのは諦めのコト。姉ちゃんの最期に俺涙目。
良くも悪くも強烈な物語で、拒絶反応出る人絶対にいるwwこの本では一番暗いww
シンプルな設定ですが、だからこそ、迫る恐怖の輪郭がはっきりしてる気がする。
「SO-far」
と、ここでやっとサスペンスな雰囲気は薄れます。一息・・・・・・と思いきやこれも色々と・・・。
これはオチに全てがかかったようなストーリーで、それだけにどんでん返しが気持ちいい。
にしてもこのオチは・・・・・・・・・どうとらえればいいんだろう。幸せなのか・・・?
「陽だまりの詩」
これを待ってました、と言わんばかりの位置に感動話がきました。最高です。
アンドロイド?が主人公のSF作品。それ故にこの本の中では浮いてますが、いいものはいいのです。一冊の半分以上がドロドロした作品で占められているこの本ですが、まるでここだけ作者が入れ替わったようです。こんな作品もかけるんですね。
感情を持ったアンドロイドの、生きる意味。そして未来。泣けます。
「ZOO」
陽だまりの詩の余韻をぶち壊しにするグロテスクな物語。
淡々と読まれる紙芝居のような印象。サラリと流れていく作品。
しかし腐っていく死体の描写には戦慄。愛する人の死体を眺め続ける主人公。一人芝居を繰り返す、狂った人間の物語です。最後はちゃんと〆。でもやっぱり後味は悪いです。
「ZOO」1巻 ・・・・・・・・・★★★☆
文章は非常に読みやすいですが、内容はもうグログロ(?)。一冊総じて考えると実にカオス。1つ1つの作品はパンチが効いたいい短編ばかりです。
「陽だまりの詩」のようなヒステリックな表現が一切ないような作品がもっと読みたい。
でもいわゆる「黒乙一」作品こそがこの本のアジか・・・・・・辛いけど。
ラノベに文豪キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
何やってんですか筒井先生wwww これでイラストがモロにオタ系だったら革命。
ブラジャーに箸を仕込んでおける「マイ箸ブラ」
女心は分かりません。 ってねーよwww
12月に2週間以上もニュージーランドに行かなければならないのですが、全く持って準備できていない漣です。というか何を持っていけばいいんですか。覚悟ですか。
そもそも12月に2週間以上って・・・・・・秋アニメが一番盛り上がる時期ですよ・・・もう悔しくて悔しくて。家族にアニメの録画を頼みます。・・・・・・まぁでも、ニュージーランドに行くこと自体はワリと楽しみ。しかしホームステイですよ。どうしよう、怖くてゴッツいグラサンボスと同居とかになったら。ガクブル。
・・・・・・またどうでもいいことばかり書きました。
まぁ本当にホームステイは不安なんですが・・・・・・・・まぁ楽しんできますよーっと。
それと、なにやらハチクロがドラマ化らしいですね・・・・・・。
まぁ、うん・・・・・・いいと思うよ結構・・・・・・・多分・・・・・・・。
最近、漫画が原作のドラマが増えすぎだと思いますよ。ネタギレなのかちくしょう。
でもさ、はぐちゃん役が成海ですか・・・・・・。えーってカンジですよ。
まぁ決まったものはしょうがありません。一応期待して待ってます。
・・・主題歌はもちろんスピッツですよね?もしくはスガシカオでもいいよ!
アニメ第一話でのスピッツ挿入歌のタイミングは最高だったんだ。
というかむしろ、スピッツ関係から入った作品ですし・・・・・・思いいれ強いです・・・。
ではでは。