[漫画]かわいい妹ができました。『琴浦さん』4巻
琴浦さん4 (マイクロマガジン☆コミックス) (2013/02/22) えのきづ 商品詳細を見る |
妹・・・かわいい・・・
「琴浦さん」4巻が出ました。
やーアニメの「琴浦さん」おもしろいですね!めちゃくちゃ出来良くて、原作読んでいても心揺さぶられています。アニメがどう締めくくられるのか楽しみです。
で、漫画版は第5部に突入しました。VSお父様編といった所でしょうか。
3巻あとがきに、4巻までしばらくかかると書かれていましたが、確かに結構かかりましたね。1年半くらい待ちました。まさに待望の新刊!
そういえば今回の表紙、琴浦さんともう一人のおかしな髪型の子は誰なんだ、と思ったら・・・「モリ!」のこのポーズでやっぱりお察しだった・・・。
森谷さんはこれっぽっちもドラマチックじゃない風に不幸というか不遇というか。ある意味で彼女らしいポジションを確立しましたよね。いいことなのかは置いといて。
3巻→夏は遊ぼう!海へ行こう! 『琴浦さん』3巻
琴浦さんのもとを訪れた謎の女性。彼女は、なんと琴浦さんの父親の秘書をしているという人物。琴浦さんは東京に行き、父親と合ってくれないかと話を持ちかけられます。
ぜんぜん気乗りしないのに秘書の女性のために、とりあえず父親に会いに行くことにします。
かつて自分を捨てた父。今なお自分を嫌っているかもしれない父。
それをわかった上で会いに行こうという琴浦さんを見ていると、この娘も強くなったもんだよなぁと感慨深い。真鍋らと仲良くなっていなかったら、きっと逃げただろうから。
そして東京にいく琴浦さんにセットでついていくESP研の面々。
第4巻は父親との再開編。そして東京ぶらり旅。
さて、新キャラも出ました!
・・・なんか目つき悪くて怪しい。
いや、かわいい!!
琴浦さんの父親は再婚し、子供もいます。琴浦さんの腹違いの妹がいたということです。
姉の琴浦さんが春香。この妹さんが絢香。
「まさか私に妹がいるとは!」「まさか私に姉がいるとは!」
の衝撃が双方にあり、めちゃくちゃ不器用になっちゃう姉妹のファーストコンタクト。ニヤニヤしましたねえここはw 絢香がだんだんと琴浦さんになついていく過程。瞬時に妹を溺愛するシスコンおねえちゃんに変貌した琴浦さん。2人ともかわいいわ・・・!!
ワガママだけど素直になれない。いったん懐いたら甘えん坊。ゲーム好き。いいですやん・・・レギュラーキャラになっておくれよ・・・!
絢香ちゃんのおかげで、親子みたいな格好になって2人が照れちゃうシーンもいい!
いい光景ですなー・・・琴浦さんも嬉しそうだし。
そしてここで唐突にいやな妄想をしてしまったので書いてみる。
というか単行本を読んだときから、ここはちょいと引っかかった。
春香と絢香。なぜ名前が似ているのか。
この父親にとって「春香」の名前は忌々しいものだったはず。ならなぜ新しい子供の名前を、春香と似た響きの「絢香」にしたのだろうか。
琴浦さんことを嫌っていたお父さんは、新しい子にあえて春香と似たような名前をつけることで、子育てをやり直そうとした、とか、あるかな。
「やり直す」というのは前向きな意味じゃない。琴浦春香への申し訳なさからくる「やり直し」じゃなく、自分のリセットのためだとしたら。
今度こそ琴浦春香のことを頭から消してやろうと思ったのではないだろうか。失敗した子育て(と考えているんじゃないかなと思う)を上書きするために。後悔すらなくなるくらいに綺麗サッパリ上書きするために。・・・そういう黒い妄想。
我が子への憎しみをごまかすために絢香に接してきていたら怖いですわ。
自分で考えておいて、そこまでクズい親かなぁと肩を持ちたくなりますが
でもまぁ、琴浦さんの超能力を会社運営に利用しようと最接近を測った時点で、やはりこの男の揺るぎないクズっぷりは輝かんばかりでございます。
この巻で展開される琴浦さんVS父親の構図は、ある意味期待どおり。
形としては、琴浦さんが父親にビンタを張る、というシーンが見れて、結構スッキリです。
しかもそれが自分のためじゃないってのがカッコよかったなー!復讐のためじゃなかった。これは大きいことなのだ。きっとこの親子のために。
その後の琴浦父の様子を見ると、まぁ反省はしても根本は変わっていないよね、という感じ。まぁそうそう根っから生まれ変われるはずもなし。
そらそうだ。全てまるっと綺麗に収まるなんてことはありえない。
「琴浦さん」という作品は、そういうシビアな一面があるのは前々からですが、新刊でもやはりそういうチクリとした毒を仕込んでいる。チクリどころじゃないかも。ヘタすると心にクギ打ち込まれて抜けないことありますからね。いたたた。
ストーリーは(琴浦さんの心の問題として)ひと段落ついたかな、という印象。
琴浦さんの心に巣食っていた、両親へのトラウマは、そのうち父親に関しては解決されたかもしれない。人と人として向き合えた、大事な内容だったと思います。まぁ親父はなんともかんともですが、少なくとも絶縁状態ではなくなっということで。
今回は限定版などの発売はありませんでしたが5巻ではドラマCD付き限定版が出るんだとか。5月31日発売。アニメも好調ですし、これからのいろんなメディア展開も見たくなりますね。
ストーリー漫画色も強い「琴浦さん」、これからの展開が楽しみですわ。
そうそう、今回のオマケ漫画の「ちびうらさん」も垂涎モノの可愛らしさですよ!
カワイイ(断言)
もうなんの脈絡もなく登場したオマケ漫画なんですが、マスコット的かわいらしさと、その天真爛漫な様子が普段とのギャップが合わさり大変素晴らしい・・・よし、これで一冊だそう(無理
『琴浦さん』4巻 ・・・・・・・・・★★★☆
アニメも好調で嬉しい限り。今回はグッと視界が開けたような、動きのある展開。
[漫画]気持ち以外は、君のもの。『クズの本懐』1巻
クズの本懐(1) (ビッグガンガンコミックス) (2013/02/19) 横槍 メンゴ 商品詳細を見る |
一人が寂しいなら 寄り添ったっていいじゃないか
遂げてみせるよ クズの本懐
横槍メンゴさん「クズの本懐」第1巻が出ています。
前回更新した「君は淫らな僕の女王」の作画を担当した横槍メンゴさんのオリジナル連載。
「君は淫らな」と、その原作者の岡本倫さんの「極黒のブリュンヒルデ」と3冊同時発売。3冊合同発売記念に「極黒の君は淫らなクズフェア」が開催してます。タイトル混ぜただけでインパクト抜群なことになってますね・・・!
「君は淫らな僕の女王」は暴走しまくりのド変態漫画でしたが、明るい雰囲気のライトエロコメディと言った感じでもありました。
一方でオリジナルの本作「クズの本懐」は、それとは違ったムード。
色っぽくて歪んでいて、じんわりとブラック。
こういうの好きだなぁ・・・雰囲気で魅せるエロだ。
直接的なエロい描写もありますが、しっとりとした感触がまずあって良い。
お似合いのカップルとして周囲から認められている、花火と麦。性格ルックス互いにハイレベル。それでいて関係に清潔感がある。まさに男女交際の理想像。
・・・というのは、花火と麦が、周囲にそう装っているだけの話。
本当に彼らはそんなんじゃない。カップルの理想だなんてとんでもない。
2人が抱える秘密は、きっと2人だけのあやふやな闇。
どん底みたいに暗いというものではありません。
でもハッキリと暗いというわけでもない。それが作品のポイントでもある。
この関係は幸せなのか、不幸なのか。正しいのか間違っているのか。
当人たちの気持ちにすら白黒つかない、不安定さがあります。
彼らの秘密。それは、本当に好きな人の身代わりとして、交際しているということ。お互いがお互いに、別の人を思いながらキスを交わして抱き合って。
高校生ながら結構ドロドロな恋をしていますよ・・・。
しかも花火と麦のそれぞれの想い人たちも、また好き合っているであろう現実。
花火と麦をつなげたのは、最初は単なる悪ふざけでした。
でも次第にその甘い時間を求めてしまう。触れ合ってしまう。
大好きな人じゃなくたって、誰かに触れられたら、暖かいんだ。冷えた心は安らぐんだ。
印象的だったのはこのモノローグ。
「人の身体はあたたかい やわらかいし 心なんかよりずっと確実に そこに在る 私を満たす」
イビツで間違った関係かもしれない。でもとにかく切実さが心に滲む。器用なようでぜんぜん不器用な2人です。もどかしさとも似ているけどまた少し違うのだ、彼らを見守っていたくなる気持ちは。
キスをしているその時にだって、別の人を想うことは出来る。
それでお互いが慰め会えるなら、それはそれで、虚無な愛なんかじゃない。
「気持ち以外は 君のもの」っていう言葉にゾクゾクするなぁ。
逆にいえば、気持ちだけは捧げてあげない。本当に好きな人のためだけの「好き」。
気持ちだけは違うんだ、というのがこの2人の関係の、最後の一線なんでしょうね。
だからこそこのラインが揺らいだときどうなるかが、すごく楽しみです。
それでまた、主人公2人だってあんまり報われてない不幸キャラなのに
花火や麦を好きという、また別のサブキャラクターまでぞろぞろ出てくるのです。
報われることのない片思いキャラ多すぎです・・・イイネ!(ニカッ
中二病こじらせた痛いコも生粋の百合っ娘も、なんだかんだでキャラが豊か。
1巻の中ではあまりストーリーは進みませんでしたが
2巻からは各キャラも動き出して、ストーリーも進んでいくのかな。
全体的にポエミーな雰囲気で、(なんとなくART-SCHOOLとかの世界観っぽい)ストーリーに動きが乏しく、そこが寂しかったかも。
ムードの良さは抜群に個人的趣味にハマってくれたので、これからの展開に期待!
巻末には本編とは無関係?の読み切り「にゃんにゃんプレリュード」も収録。
人懐っこい猫耳美少女視点から、なんとなく冷えてしまった交際を寂しく見つめるおはなし。ぜんぜん違うおはなしなのに雰囲気は本編と近くて、合わせて楽しめます。忘れちゃうのは悲しいことだな。
そんなこんな。各キャラクターの気持ちをゆっくり切なく堪能しながら、なんとも甘酸っぱいような苦々しいような不思議な味わいを楽しめました一冊でした。
「恋は結ばれなくちゃ意味がないのに!!」というくらいなのに行動には移せないチキン女子花火ちゃんですが、やっぱいっちょコテンパンにフラれて欲しいですな。そっからそっから。
『クズの本懐』1巻 ・・・・・・・・・・★★★☆
ほんのりインモラルな香りにゾクゾク。クズだから、クズらしく、堕ちていたい。
[漫画]ド淫乱オナニストの幼馴染に求められすぎて困る『君は淫らな僕の女王』
なんかこの記事タイトルみたいなエロゲとかAVとかありそうな。
昴の出すものは よだれでもなんでもおいしい
オナニー狂いの変態幼馴染にペロペロどころじゃなく色々されたい(あいさつ)
「君は淫らな僕の女王」のコミックスが発売されましたよ。
岡本倫さんが原作、横槍メンゴさんが作画を担当するというコンビからして興味をそそられるってもんですが、内容もかなりぶっ飛んでいで楽しいですよ!
というか正直、抜きゲーのような設定である。エロくないわけがない。
ヒロインが発情しまくり、主人公襲うわ夢中で自慰するわで大変です。
リビドー全開な少年少女を楽しめる一冊!
もとはヤングジャンプで読み切りとして登場した作品でした。
単行本化するかわからなかったし単純にお気に入りだったので、掲載されたヤンジャンは保管してありましたが、上手いこと人気出てくれたようで続きが連載されました。
1巻完結漫画としてまとまり、収まりがいいです。
長々やっていくタイプの作品ではないと思いますし、インパクトを大事に最後まで駆け抜けてくれて良かったです。さくっと読めてだいぶ心に残る、いいエロコメですね!
第一話が試し読みできるようなので、こちらでチェックしてみては→試し読み
作画の横槍メンゴさんのオリジナル連載「クズの本懐」1巻も同時に発売されてます。
「君は淫らな」とはまた違った方向からせめる色っぽい漫画でした。
→気持ち以外は、君のもの。『クズの本懐』1巻
お嬢様育ちで勉強もできて、おまけにめちゃくちゃ可愛くて。
クラスメイトの男が「完璧すぎてエロい妄想なんかできない」とまで言う。そんなヒロイン・昴の幼馴染が、主人公の斎藤。なんてことない平凡な男の子です。
誰にでも優しい昴は、なぜか幼馴染の斎藤にだけ、辛辣な態度。
ある夜、学校で流行りのおまじないを、きまぐれに斎藤がやってみたところ、なんと願いが叶えられて昴との同居生活がいきなり始まる。
急激に近づいてしまったことで見えてくる昴の本心・・・。
しかし願いが叶えられたことで、とある代償を支払われます。
それは、自制心をなくすこと。一日に限られた時間のみですが、昴が自制心をなくすと・・・
うん、ヒドい。
清楚で優等生な美少女が、まさか口にするなんてありえないかのような淫語を連発!
ポイントは「自制心をなくす」という表現ですよね。
別に性格が変わったとか普段と違うことを考えてしまうとかではない。「こんなことしちゃいけない」ってリミッターが外れるだけ。だからこれは、いつも昴が考えてることが、素直に現れてしまっているだけなのだ・・・!ド変態じゃねーか!
受精。着床。孕ませて。続くセリフではもっと過激に
「一生あなたの性欲処理係させて欲しいの・・・」
「私の子宮をあなたの精子で満タンにして欲しいよぉ・・・」
とまぁアタマ悪い感じの発情っぷりである。
昴は淫語たっぷり系のエロ漫画とかエロゲーとかで知識を得たと見た。じゃなきゃこんな言葉使いになるかよ!随分と男性の欲望そのまんまのセリフを言うよなw
しかも自制心をなくしてるあいだの記憶は本人にバッチリ残っている。
自制心を取り戻したあとの昴の慌てぶりとか強烈な恥ずかしがりは、もう美味しすぎてほっぺた落ちそう。かわいすぎるんや・・・!
性欲をむき出しにしてあへあへしちゃうのも当然良い。
しかし理性を取り戻した後のリアクションで2度美味しいのだ!
プライド高い素直になれない系女の子が精神的に丸裸にされて涙目になっちゃう展開とか、大好きです。余裕なくしちゃう女の子ってステキ!
しかし昴は自制心を失っていなくてもスゴい。なにがってそのオナニー狂いっぷりが。
カッコいいぜ昴さん。プロのオナニストの顔だ。
いろいろストレスの多い昴さん。それを発散すべく、彼女はとてつもない勢いでオナニーに勤しむのである。ゴミ箱には丸まったティッシュが山を成す。
とにもかくにも、彼女の壮絶なオナニー模様は圧倒されてしまう。
画像付けようかと思いましたがあんまり過激な記事にしてしまうのもいかんかと自嘲したでござる。まぁこれまで書いてきた内容もアレなので今さらな気もするけれど・・・。
オナニーに全力投球する昴の姿は、エロいとかよりむしろ笑えてくるw
人の性事情ってコミカルなものとして楽しめることもある。自分はそういう視点を持ちたい(ゲス
あとあれ。すごい単純。オナニーにふける女の子が好きなんです。
人に肩を揉ませておいて、自分はオナニーをしているというこの傲慢さ。
しかも気づかれてないと思っている。この至近距離でわからないわけねーだろ!
そしてこの漫画は、昴がオナニー好きを公言することで人生を変えてみせた漫画でもある。素晴らしい。オナニーで好きな人もゲット。最高だ。最高にバカだ。オナニーは世界を救う!!たぶん!!
とにかく全力でオナニーしてたらなんとかなる。そういうことを僕らに教えてくれる!
ヒロインのことばかり書いていますが、主人公も悪くない。
きっちりと性欲を隠さない男の子で、好感が持てます。
HしようHしようって迫ってくるヒロインを払いのけることはできなくて、ちょっと流されちゃう。Hしなきゃいいんだ・・・ってフェラは許しちゃう。えっそういう問題なの?って思いましたがもとに戻った昴があんまり怒ってなかったのでOKみたいです。ちょろいっっ!!
個人的に感じたのは、3、4000円くらいで買えるロープライスの抜きゲーみたいだな、ということ。悪い意味じゃなく、そういうライトエロな雰囲気って素敵だと思います。エロゲーの設定としてこういうのありそうだし、やってみたいですわ。
物語の締め方というか、余韻も実に抜きゲーっぽくていいですよねw
自制心を失わなくても、好きあったならHなことはしたいよね。するよね。
えっちいのはいけないことだ、と言わない。自分がそれを許せるか、相手がそれを許せるか。どこまで、何まで、愛し合えるか。
コミカルですが性行為を肯定するメッセージがあり、清々しくもある。
だってきっと当然のことなのだ。いけないことなんかじゃない!
普段は主人公の斉藤君目線ですけど、昴目線になったときの彼女のモノローグは
「Hしたい」「オナニーしたい」とかそればっかり。女の子だってスゴいのだ。
リミッターが外れたから斎藤くんが知ってしまっただけで、本当に彼女はいつもいつだってエロいことで頭がいっぱい・・・!もっと昴視線のエピソードも読んでみたかったですね!
性欲で暴走するヒロインが強烈な、ピュアでエロエロな漫画でした。
読後感もスカッとするし、単純にエロい漫画としてもばっちり行ける。
淫語を連呼しながら誘ってくる系ヒロインは大好きなので、昴はツボでしたねー。
ってなんか普通に18禁漫画の感想かいてるような気分に仕上がってきましけど、これ一般向けですからね!でもあえてその気分のままで終えてしまおう。いいエロ漫画でした!
『君は淫らな僕の女王』 ・・・・・・・・・・★★★☆
淫乱に変貌する優等生な女の子ってエロおもしろい。発情する女の子ってかわいい。
君は淫らな僕の女王 (ヤングジャンプコミックス) (2013/02/19) 横槍 メンゴ 商品詳細を見る |
昴の出すものは よだれでもなんでもおいしい
オナニー狂いの変態幼馴染にペロペロどころじゃなく色々されたい(あいさつ)
「君は淫らな僕の女王」のコミックスが発売されましたよ。
岡本倫さんが原作、横槍メンゴさんが作画を担当するというコンビからして興味をそそられるってもんですが、内容もかなりぶっ飛んでいで楽しいですよ!
というか正直、抜きゲーのような設定である。エロくないわけがない。
ヒロインが発情しまくり、主人公襲うわ夢中で自慰するわで大変です。
リビドー全開な少年少女を楽しめる一冊!
もとはヤングジャンプで読み切りとして登場した作品でした。
単行本化するかわからなかったし単純にお気に入りだったので、掲載されたヤンジャンは保管してありましたが、上手いこと人気出てくれたようで続きが連載されました。
1巻完結漫画としてまとまり、収まりがいいです。
長々やっていくタイプの作品ではないと思いますし、インパクトを大事に最後まで駆け抜けてくれて良かったです。さくっと読めてだいぶ心に残る、いいエロコメですね!
第一話が試し読みできるようなので、こちらでチェックしてみては→試し読み
作画の横槍メンゴさんのオリジナル連載「クズの本懐」1巻も同時に発売されてます。
「君は淫らな」とはまた違った方向からせめる色っぽい漫画でした。
→気持ち以外は、君のもの。『クズの本懐』1巻
お嬢様育ちで勉強もできて、おまけにめちゃくちゃ可愛くて。
クラスメイトの男が「完璧すぎてエロい妄想なんかできない」とまで言う。そんなヒロイン・昴の幼馴染が、主人公の斎藤。なんてことない平凡な男の子です。
誰にでも優しい昴は、なぜか幼馴染の斎藤にだけ、辛辣な態度。
ある夜、学校で流行りのおまじないを、きまぐれに斎藤がやってみたところ、なんと願いが叶えられて昴との同居生活がいきなり始まる。
急激に近づいてしまったことで見えてくる昴の本心・・・。
しかし願いが叶えられたことで、とある代償を支払われます。
それは、自制心をなくすこと。一日に限られた時間のみですが、昴が自制心をなくすと・・・
うん、ヒドい。
清楚で優等生な美少女が、まさか口にするなんてありえないかのような淫語を連発!
ポイントは「自制心をなくす」という表現ですよね。
別に性格が変わったとか普段と違うことを考えてしまうとかではない。「こんなことしちゃいけない」ってリミッターが外れるだけ。だからこれは、いつも昴が考えてることが、素直に現れてしまっているだけなのだ・・・!ド変態じゃねーか!
受精。着床。孕ませて。続くセリフではもっと過激に
「一生あなたの性欲処理係させて欲しいの・・・」
「私の子宮をあなたの精子で満タンにして欲しいよぉ・・・」
とまぁアタマ悪い感じの発情っぷりである。
昴は淫語たっぷり系のエロ漫画とかエロゲーとかで知識を得たと見た。じゃなきゃこんな言葉使いになるかよ!随分と男性の欲望そのまんまのセリフを言うよなw
しかも自制心をなくしてるあいだの記憶は本人にバッチリ残っている。
自制心を取り戻したあとの昴の慌てぶりとか強烈な恥ずかしがりは、もう美味しすぎてほっぺた落ちそう。かわいすぎるんや・・・!
性欲をむき出しにしてあへあへしちゃうのも当然良い。
しかし理性を取り戻した後のリアクションで2度美味しいのだ!
プライド高い素直になれない系女の子が精神的に丸裸にされて涙目になっちゃう展開とか、大好きです。余裕なくしちゃう女の子ってステキ!
しかし昴は自制心を失っていなくてもスゴい。なにがってそのオナニー狂いっぷりが。
カッコいいぜ昴さん。プロのオナニストの顔だ。
いろいろストレスの多い昴さん。それを発散すべく、彼女はとてつもない勢いでオナニーに勤しむのである。ゴミ箱には丸まったティッシュが山を成す。
とにもかくにも、彼女の壮絶なオナニー模様は圧倒されてしまう。
画像付けようかと思いましたがあんまり過激な記事にしてしまうのもいかんかと自嘲したでござる。まぁこれまで書いてきた内容もアレなので今さらな気もするけれど・・・。
オナニーに全力投球する昴の姿は、エロいとかよりむしろ笑えてくるw
人の性事情ってコミカルなものとして楽しめることもある。自分はそういう視点を持ちたい(ゲス
あとあれ。すごい単純。オナニーにふける女の子が好きなんです。
人に肩を揉ませておいて、自分はオナニーをしているというこの傲慢さ。
しかも気づかれてないと思っている。この至近距離でわからないわけねーだろ!
そしてこの漫画は、昴がオナニー好きを公言することで人生を変えてみせた漫画でもある。素晴らしい。オナニーで好きな人もゲット。最高だ。最高にバカだ。オナニーは世界を救う!!たぶん!!
とにかく全力でオナニーしてたらなんとかなる。そういうことを僕らに教えてくれる!
ヒロインのことばかり書いていますが、主人公も悪くない。
きっちりと性欲を隠さない男の子で、好感が持てます。
HしようHしようって迫ってくるヒロインを払いのけることはできなくて、ちょっと流されちゃう。Hしなきゃいいんだ・・・ってフェラは許しちゃう。えっそういう問題なの?って思いましたがもとに戻った昴があんまり怒ってなかったのでOKみたいです。ちょろいっっ!!
個人的に感じたのは、3、4000円くらいで買えるロープライスの抜きゲーみたいだな、ということ。悪い意味じゃなく、そういうライトエロな雰囲気って素敵だと思います。エロゲーの設定としてこういうのありそうだし、やってみたいですわ。
物語の締め方というか、余韻も実に抜きゲーっぽくていいですよねw
自制心を失わなくても、好きあったならHなことはしたいよね。するよね。
えっちいのはいけないことだ、と言わない。自分がそれを許せるか、相手がそれを許せるか。どこまで、何まで、愛し合えるか。
コミカルですが性行為を肯定するメッセージがあり、清々しくもある。
だってきっと当然のことなのだ。いけないことなんかじゃない!
普段は主人公の斉藤君目線ですけど、昴目線になったときの彼女のモノローグは
「Hしたい」「オナニーしたい」とかそればっかり。女の子だってスゴいのだ。
リミッターが外れたから斎藤くんが知ってしまっただけで、本当に彼女はいつもいつだってエロいことで頭がいっぱい・・・!もっと昴視線のエピソードも読んでみたかったですね!
性欲で暴走するヒロインが強烈な、ピュアでエロエロな漫画でした。
読後感もスカッとするし、単純にエロい漫画としてもばっちり行ける。
淫語を連呼しながら誘ってくる系ヒロインは大好きなので、昴はツボでしたねー。
ってなんか普通に18禁漫画の感想かいてるような気分に仕上がってきましけど、これ一般向けですからね!でもあえてその気分のままで終えてしまおう。いいエロ漫画でした!
『君は淫らな僕の女王』 ・・・・・・・・・・★★★☆
淫乱に変貌する優等生な女の子ってエロおもしろい。発情する女の子ってかわいい。
[漫画]本気で吠えて本気で悔しがる、これぞ青春!『銀の匙 Silver Spoon』6巻
銀の匙 Silver Spoon 6 (少年サンデーコミックス) (2013/01/18) 荒川 弘 商品詳細を見る |
でも私、めんどくさい馬けっこう好き!
『銀の匙 Silver Spoon』6巻が発売されました。そしてアニメ化も決定!
ノイタミナ枠での放送ってのはなるほどピッタリじゃないか、と思いますが・・・「銀の匙」のような作品だったら、夕方とかいろんな人が見られる時間帯に放送してほしかったなーとも思ったり。ちょっともったいないかなぁ。今の時点で充分メジャー作だからこそ。
それはともかく6巻ですよ。まるっと秋の章です。
今回の大きな見どころはやはり馬術の試合。八軒の初試合です!
エゾノーで世界やら視界やら広げた八軒が再び挑む、勝負の世界です。
表紙にも登場した馬・マロンが活躍しまくりの一冊でしたね!
前巻→秋深まり絆も深まる。『銀の匙 Silver Spoon』5巻
●ゆるいけどここは確かに勝負の世界
乗馬の秋季大会がいよいよ開幕。
大会そのものは、かなりゆる~っと進んでいく。静かでもなく厳かでもなく、和やか。
でも出場する選手たちは緊張の面持ち。だって自分の実力が周囲と図られて、ほかの人にも見られる場なのだから。ややゆるっとしていても大会だ。試合だ。
そして中でも八軒の緊張やら気合やらは並大抵のものではない。それは実力をはかる場面で、いつも結果を求められていた彼だからこその気負いなんでしょう。
「試験」はいくらでもやってきたものだけれど「試合」は初めてなんですね。
試合はうまくいかなかったり、最大限の集中で結果を出せたり。
シビアな勝負の世界で、八軒は思いっきり喜んで、思いっきり悔しがるんだ。
戸惑うこともあったり、むしろ戸惑ってばかりだった乗馬の世界だけど
こうして全身全霊で臨んでいる八軒の姿がまぶしかった。そのことが印象的なエピソードだったと思います。アツいじゃないか、八軒。
こんなに感情を爆発させちゃって、青春を満喫してますよ!
この乗馬大会エピソードでは、人だけじゃなく、馬も主役です。まぁこの作品は最初から人だけじゃ生きてらんないよって言ってきたので今さらですが、これまた、カッコいいんだ、馬の躍動が。
マロンはあんなかわいくない上に緊張感もない顔のように思われますが、流石走ってる時はカッチョいいですわ!気難しいけれどそれがいい味出してる馬。
迫力たっぷりの真剣勝負。人と馬が一体になる瞬間がカッコよくてキラキラしてる!
●御影アキってヒドい女?
そう、御影アキってけっこうヒドい女だと思うんですよ!
八軒との間に一線引いて、いいところで踏み込ませないように後ろにさがる感じ。
やさしい言葉をかけて誘い込んでおいて、近づいたら拒絶するかのような。
そんなことを彼女は無意識でやっているもんだから、これはちょっとした悪女。
今回ちゃんとクラスメイト達が本人にそれを指摘してくれました。
ちょっと気持ちがスッとしたような気がしますw 別に恨んでいるわけじゃないですが・・・!
いやまぁ、クライメイトたちは実態を知らないからこそ「ニブい!」の一言で済ませているけど、ホントはニブいだけじゃないんだ、彼女のいけない所は・・・!
まぁそれはいいや。彼女はここから改善されていく流れにはいった様子ですし。
クラスメイトたちに指摘されて、ようやく男女のデートのお誘いを受けたとわかる御影(ヒデェ)。その夜の御影の混乱っぷりは、初々しくてかわいかったですな・・・!!
来てる!ラブコメ来てる!ちゃんとしたの来てるよ!
でもこういうドキドキを、周囲に見せませんからね御影は。友達の前じゃこんな顔しなかったし、本当の自分をあまり周囲に見せたがらない娘だと思います。こんな一面があるって、ほかの人はあまり知らないだろうに。
計算じゃなく本能レベルで、他人に近づきすぎないように自分をセーブしている印象さえある。
そういう意味で、今後の御影がどうなっていくのか楽しみなんですよ。
八軒のがんばりは、確かに御影を普通じゃなくさせているのだから。
そんなこんなの第6巻。
馬術の試合風景ってあまり漫画で読んだことなかったので新鮮でしたね。
でも6巻のヒキはなかなか強烈で、これからどうなるんだよ!と次の巻を急かしたくなる感じ。八軒の抜けた穴はデカい。どうなるのか・・・!7巻は4月に出るとのことです。
しかしこの漫画、どれくらいで完結するんでしょうね。作中で1年経って、また次の春の章になって完結、と思っているんですが。アニメに合わせる形で完結したりするのかな。
作品としても大きな盛り上がりどころに突入していくでしょうね。
さらりと壮大さを感じさせてくれるのも上手い作品です。
車の全然通らない、ずっと先まで続く車道を、馬で進んでいくあたりとか。
きっとすっげえ気持ちいいんだろうなーと羨ましくなりますね!
なんでもないことのように北海道の雄大さを感じさせてくれるシーンはこの作品の見どころでもあります。
『銀の匙 Silver Spoon』6巻 ・・・・・・・・・★★★★
乗馬大会の興奮が味わえる一冊。八軒と御影の関係もちょっとずつ・・・?
[漫画]クール・クーラー・クーレスト!スタイリッシュ学園コメディ『坂本ですが?』1巻
坂本ですが? 1 (ビームコミックス) (2013/01/15) 佐野菜見 商品詳細を見る |
…やれやれ 貴方もMr.ビーも授業中ですよ 静粛に
「坂本ですが?」いや知らねーよ。そんな『坂本ですが?』1巻が出ました。
この絶妙にウザいタイトルが、すごくあってるんだよなあw
Fellows連載のギャグ漫画で、もとは読み切りだった記憶があります。それが連載化して単行本化という流れ。
雑誌で追っていたしコミックスはいいかな~とも思っていましたが、書店でこの1巻表紙の坂本くんに鋭く見つめられたら、逃れられなかったですね・・・。そのままレジまでお供。
坂本くんはとにかくクールでスタイリッシュな男子高校生。
何気ない日常の一幕も、彼の手にかかれば映画のオシャレなワンシーンに変わる!
シュールながら爆発力のある、いいギャグ漫画ですよ。
やっていることは普通なんですよ。登校して、遅刻しそうになる。授業を受ける。日直の仕事をこなす。バイトをする。普通の高校生と同じ生活。
でも坂本くんは、それらを全てカッコよくやってのける!
坂本くんにかかれば日直の仕事すらこんなカッコいい!普通にやれよ!なんてツッコミはヤボってもんですよ!
学校のみんなは、いや学校外の人も坂本くんのクールっぷりに惚れている。
彼のことを気に食わない不良も登場しますが、最終的にはコロッと坂本くん攻略されてしまいます。坂本くんハイスペックすぎィ!
そんなわけで、もうとにかく坂本くんのキャラクターが強烈。
どんな時でもブレない。媚びない。孤高のイケメンである。
読者としては、坂本くんのクールなアクションも、それに「おおっ」と見惚れちゃう観客たち(もう観客と言ってもいいと思う)も、バカバカしすぎて笑ってしまうのだ。
でも、坂本くんのやるスタイリッシュアクションは、もしかしたら読者自身が妄想したことがあるものもあるかもしれない。こんなことしてみたいなぁ~っていう、とりとめもないバカな妄想。
なんでもない一挙一動を、気取ったふうにクールにやってみる、なんてことはもしかしたら今もひとりでやっているかもしれない。ちなみに俺はたまにやる。・・・やりません?テレビのリモコンをかっこよく構えてボタン押したりとか。・・・や、やらないですか。まぁともかく。
そんな、誰かが見てるところでは絶対にやれないようなことや妄想を、現実にやっちゃってるのが坂本くん。それも恥ずかしげもなく、めちゃくちゃカッコよく。
だから「うわぁぁぁぁぁ」と顔を覆いたくなるような恥ずかしさが、笑いに昇華されるってところがこの作品の面白いポイントだと個人的には思いますw
行き過ぎたスタイリッシュは、笑いに変わってしまうんだな・・・・・・・。
笑わせるつもりでスタイリッシュに描かれている漫画なんですが!
ストーリーも実にしょーもない。しょーもないからこそ笑える!
授業中にハチが入ってきて大混乱になったり、ボヤ騒ぎを反復横とびで消そうをしたり。いちいちバカらしくて楽しいですなー。
「やれやれ」じゃねえよ!
バカっぽいんだけど、坂本くんがちゃんとホントにカッコいいのがいいですね。カッコいいけどバカみたい、バカみたいだけどカッコいい。その揺らぎがこの作品の魅力。
そして坂本くんのおかげで、周囲の人たちは大切なことを知っていく。
しょーもないストーリーなのにイイハナシダナー的に終わるのがまた笑えるw
Fellowsと言えば雑誌に深い味わいを与えてくれる、ギャグ漫画が豊富な雑誌でもあります。
「ヒナまつり」「秋津」「ふうらい姉妹」あたりはすでに人気ある作品だと思いますが
そこに「坂本ですが?」も加えて、いい連載陣になってるじゃないの、と。ギャグ漫画のレベルが高いのは嬉しいものですからね。
余談ですが、Fellowsは「ハルタ」って名前に変わるらしいですな。名前まで変えなくてもいいのにねえ。
さぁ、これを読んだらきっとあなたも坂本くんの虜!
スタイリッシュすぎて笑いがこみ上げる不思議な学園コメディ漫画です。
『坂本ですが?』1巻 ・・・・・・・・・★★★☆
書いておいてなんですが、細かな説明は不要。読めばわかる、坂本くんのかっこよさと面白さ。