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正直どうでもいい(移転しました)

マンガ感想を主に書くブログ。移転につき凍結中。

[本]確信犯的中二病「レンタル・フルムーン」1巻

レンタル・フルムーン〈第1訓〉恋愛は読みものです (電撃文庫)レンタル・フルムーン〈第1訓〉恋愛は読みものです (電撃文庫)
(2009/06/10)
瀬那 和章

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   第五訓、恋愛は読むものだ、するものじゃない。

2巻が今月発売されたので、それに合わせて一巻目の感想を。
ちょっとイタかったり残念なキャラが織り成すコメディ作品。

「月光文庫」を毎月コンプをするためにバイトをこなす主人公、新太。
バイトをクビになった帰り道、ふと目に付いた貸本屋「満月堂」に入ると
無愛想な女の子の店員、お供には耳からオコジョ耳を出した幼女と、神様と出会うことに。
そこで彼は、幼少の頃「梅干戦争」で得た能力を買われ、彼らの手伝いをすることに。
新太がちゃんと仕事しないと、神様がいじけて世界を滅ぼしてしまうのです。

面白かったのは、各キャラクターの絶妙な立ち位置。
多くのキャラクターが登場しますが、女性キャラが主人公に言い寄ってばかり・・・なんて展開はこれっぽっちもなく、あくまでもメインヒロインであるツクモと主人公の関係を描くことに集中しています。
女性キャラがツクモ以外に3人出てきますが、ツクモを狙う百合っ娘だったり、主人公の友人のことが好きな中2病委員長だったり、恋愛なんて眼中になさそうな神様だったり。
主人公へと向かう好意ベクトルがないのですね。
これが実に気持ちいい。
個人的に漫画・小説でのハーレムはどうも気が進まないのです。
(もちろん好きな作品も、たくさんありますが)
その上この主人公である新太は、一巻目にしてツクモへの片思いを完璧に自覚し、鈍感主人公にイラつく心配もなし!
主人公が高感度高いまま終わってくれた、というのはとても素敵なことです。
好きな女の子のために立ち上がる、というその行動に嘘が生じないので。
各キャラクターもそれぞれ濃く、ツッコミどころ満載w

全体的にコメディ調が続きますが、特徴的なのは確信犯的な中ニ病。
特に後半の盛り上がりはいろんな意味で笑いがとまりませんでしたw
大げさにかっこつけたセリフや行動と、それを突っ込んでいく主人公がw
ラストも実にアホらしく、バックでは遊戯王に見立てたカードバトルが繰り広げられ、ツクモと新太が対するは下半身から五羽の白鳥を生やした、滅んだ世界の「エグニルの魔人」。
シチュエーションがなにがなんだか・・・でも格好いいとこはちゃんとキメてくれる作品w

キュラクターがみんなとても魅力的で、全くストレスがたまりませんでした。
イラストもかわいく、感度抜群なツクモが素晴らしい!
それと何気に気に入っているのが
人生教訓メモを手に、消極的な生き方を望む主人公が
ツクモと出会い、自らその教訓メモの内容を書き直していく姿。ニヤニヤw
好きな女の子がいれば、男はいくらでも変われるし頑張れるのさ!
脳内BGMはスピッツの「Holiday」。もーしーも~。

『レンタル・フルムーン』1巻 ・・・・・・・・・★★★★
上手いことまとまり、かつテキストのテンポ、キャラも高感度高し。
なんとか続いて欲しいなぁ・・・人気出ると思うんだけど。



いちご100%で抜いてたヤツ集まれwwwwwwwwwww
東城さんにはお世話になりましたね(笑顔)!いちごは完全版出たら買ってしまいそう。
【精子クソ杉ワロタ】 卵子×卵子で生まれたマウス、 寿命1.3倍up 免疫力up 体重2/3
マジで男いらねぇな。

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[本]赤いのが飛びかい飛びちる「C3」8巻

テスト中なのでストックから更新。
まだまだ書き溜めあるので、1月以降も大丈夫。
C3-シーキューブ 8 (電撃文庫 み 7-14)C3-シーキューブ 8 (電撃文庫 み 7-14)
(2009/11/10)
水瀬 葉月

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   どうやら本当に、今日は願いが叶う日だったらしい。

オビが大事なシマシマを隠さなくなってからまた結構経ちますが
今回はいつも以上にデンジャラスな要素が・・・。
20091126225842.jpg(ちょっと撮影ミスった。パンツ映ってる)
オビを上に5mmほど上にズラすと・・・・・僕らのドリームが5割増しに!
ミニスカサンタがたくしあげて・・・見せ付けて・・・嬉しそうに・・・ふぉおおおおおおお

しかし内容はかなり血みどろな感じなのが面白い。
今回は、一巻から登場するあの人たちや素性が明かされたり、4巻以降音沙汰の無かったあの娘の今後や、前回に六巻から再登場のあのコンビも再登場、などなど、かなり見所のあるバトル編となっています。
女の子が腹に風穴あけたりあけられたりするのは少々キツいですが・・・。
後半のラストバトルでは、誰が見方か敵かとも分からず、突然変態ガスマスクが乱入してきたりする大混戦な上、敵のココロちゃんは傷つくと服がかわりにダメージを受け消えていく意味の分からない仕様。
バトルに燃え、パンツにも燃えてしまうというワケですね!(上手くない)

今回のヒロイン、イゾイーちゃんもまたいいですねー。
無自覚なエロスというのもまたそそります・・・。
ぜひともハルアキにはこの娘を思う存分調教してさしあげて欲しいですね・・・恋愛的に!
というかこの娘は過去に敵として登場したのですが、こんなにもいいキャラになって再登場するとは思いませんでした。
これ以上友人キャラが増えるのは混乱のもととなりそうですが
イゾイーちゃんを絡ませて巻き起こるハレンチなあれこれを期待したいですねw
それと思い出しましたが、最近このねぇが怒ってばっかりなので
そろそろ幼児化したハルアキに擬似授乳プレイとかしてほしいですね。
彼女自身に降りかかるハレンチなイベントに飢えておるのです。
口調が変わったあとのこのねぇのおっぱいハミハミして困らせたい。

それとマジメな話をするなら、変態ガスマスクこと学園長について。
今回いちばんいいトコを彼が持っていってしまいましたが、
その分、かなり重要な部分が明かされましたね。
現在ハルアキたちと敵対している組織「竜島/竜頭師団」のナンバー2だったと。
彼はパートナーであった槍『トリーズン・ピアサー』と恋に落ち
しかしその呪いによって彼女を失うこととなった過去を持っていました。
軽いノリでいつもひょうひょうとしていた学園長にそんな過去があったことにも驚きですが
彼がそのことをハルアキたちに明かした心情を思うと・・・切な過ぎる。
彼が報われることを祈りつつ、たまにはバトルにも顔を出してくれると面白そうですね。
魅力的な大人キャラはこの作品にはなかった要素。

色々書きましたが、個人的に最高にニヤニヤしたのは
いいんちょーのクンカクンカだったことは、言うまでもないことです。
あと、巻末のラフスケッチにて、スコッティのヒモ水着が大公開。
うん・・・まぁ・・・どう見ても変態です。

『C3 -シーキューブ-』8巻 ・・・・・・・・・★★★☆
血みどろエロスのミニスカサンタが活躍する第八巻。
処刑具とかの名前がよく出てきて、結構勉強になるシリーズ。いつ使うかは不明。



みつどもえ アニメ版公式HP
リンク中のアニプレの名に戦慄を隠し切れない・・・!期待できそう。
アニメはいつになるかなー。噂だと秋ですが。
オタクを選んだ美人女性「オタクは紳士、一途で誠実、2次元にしか浮気をしない」
オタクとしてはわざわざ窮屈な生活を強いられるために結婚をする必要はない。
…はい、ピザでブサな男のヒガミですよー。
アニメーターの生活実態、国内初の大規模調査-時給は動画298円、原画698円、監督1412円
「好きだから」でやっていくにしても辛すぎる数字・・・酷い。

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[本]さみしさの周波数 感想

文学少女、上映するのは池袋・伏見・梅田のみですってよ奥さん。
よかった・・・名古屋に来た・・・!伏見ミリオン座は思い入れの強い劇場なので嬉しいw 

さみしさの周波数さみしさの周波数
(2002/12)
乙一

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   自分は、ついに自殺する方法を思いついた。   

短編の名手、乙一さんによる、極上の短編集。
安っぽく言ってしまえば神。これぞ名作であると声を大にして言いたいです。
個々の感想を書こうにも字が増えすぎ、素晴らしさを伝えようにも言葉が浮かばず
もうこうなったらさわりだけ書いて読んだ人に任せよう・・・となった一冊。
大げさでもなんでもなく、本当に、どう書こうか悩みました。

「未来予報」「手を握る泥棒の物語」「フィルムの中の少女」「失はれた物語」を収録。
どのお話も特別で、どうしようもないくらいに好きなものばかり。
月に2,3度は授業中にふっと思い出して、切なさに身もだえしてるしてるくらいにw
読んでからもう結構たっていますが、いまだに衰えない破壊力です。

あえてこれだけは!と言いたいのは、「失はれた物語」。
事故によって右手の指先以外の感覚を失った男性と、その奥さんのお話。
たった30ページのこの短編を、自分は何度も反芻し読み直してしまいます。
これほどまでに完成された30ページを自分はほとんど知りません。
もちろんこの他にも、衝撃的な切なさでもって漣を丸2日ほど再起不能に陥れた「未来予報」や
本作最大級のニヤニヤを記録したラストシーンにむけて突っ走る「手を握る泥棒の物語」。
会話表現のみの独特なテンポで描くホラー「フィルムの中の少女」も、どれもこれも。
これまで乙一さんの作品を読んできて、物語そのものよりむしろその技法というか、物語を展開させていくテクニックのようなものが乙一さんの魅力だと思ってきたんですが
この一冊は至極ストレートに、眩暈がするほど美しい物語を紡いでくれています。
これでさらに乙一さんが好きになりました。著作全部読みたいなぁ。

ちょっと仰々しすぎる感じにもなってしまいましたが、本当にいい本です。
切ないお話が好きな人には満遍なくオススメできるかと。
短編集なのでさらりと読めますが、読後の傷は一生モノです。
文句なしで今年読んだ小説NO.1。出たのは7年前ですけどねw

『さみしさの周波数』 ・・・・・・・・・★★★★★
強烈な短編集。切なさのあまり転げまわっておりました。
ごたくはいいからさっさと読んでみることです。←エラそう



尽くしすぎてフラれる女たちが急増中 「あんなに尽くしたのに去っていくなんて、ひどい!」
スパイラルのひよのさんが言ってましたね。「愛は見返りを求めないもの」だとか。
1000円カットにありがちなこと
美容院行っても1000円カットと同じ感じになったので、以来ずっと1000円。経済的。
まぁ美容院行って「スポーツ刈りで(キリッ」はねーよと自分でも思いましたけどw 
  
 

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[本]C3-シーキューブ-7巻 感想

流星群を見ようと少し寝る→2時間前まで晴れてたのに起きたら曇りに・・・。
流れ星も流星群もみたことないので、見てみたいです。
C3‐シーキューブ〈7〉 (電撃文庫)C3‐シーキューブ〈7〉 (電撃文庫)
(2009/07/10)
水瀬 葉月

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   にっ!? ふ、ふにゃー!?

伝統の縞パンも7回目となりました、シーキューブ7巻。
今回はマガジンの方に掲載されていた短編+書下ろし短編という構成。
よって、全くといっていいほど黒要素、つまりはバトルやグロ描写はありません
短くですが、各短編ごとの感想。

『ハロー、ギロチン』
ギロチン子が全て持っていきましたね。

『日曜日はすとーきんぐ日和』
あまり出番のない?ラブラブな2人がメインの短編。
サヴェちゃんが可愛いw嫉妬する白穂もかわいいw

『はじめてのおまつり/A little reckoning day』
夏祭り=浴衣ッ!
ということで、浴衣大好きなおにいちゃんたちお待たせしましたな短編。
P133のフィアは、シリーズ最高峰のクオリティだと思う。

『スクール☆ウォーズ ~人形原黒絵は退屈しない~』
口絵には、非常に貴重な黒絵パンチラ制服verが!これだけでイケるNe!(何が
黒絵ファンにはたまらない、彼女のための短編でした。
黒絵を攻略できる同人ゲームないかなぁ。絶対色恋沙汰にはほとんど絡まないキャラだし。

『上野錐霞を懐かせる方法』
同じ設定でいくらでもエロ同人が作れてしまいそうなお話。
呪われたネコミミを装着した者は、猫のような行動を無意識にとってしまう・・・。
今回の短編集の中ではこれが一番面白かったかも。かわいすぎるw
普段クールないんちょーさんが、ふわふわした笑顔で・・・むふ、ふふ・・・ふふふふ。
シリーズ中最高に悶絶した素晴らしい内容でしたww

『とある出会いの死亡遊戯』
タイトルは禁書目録のパロ。数年前、黒絵がやってきたときのお話。
ふんどし祭り開催中な内容でした。このはさんはずっと「妾モード」で居ればいい。

いつも可愛いんですが、今回はより一層イラストのクオリティが高かったと思いますw
自分がこのシリーズに求めているのは、殺伐としたカオスな要素なのですが
まったりとしているのもアリだなぁと思いました。みんな可愛いー!
・・・作者が自重してしまったようですが
『礼澤瀬璃の証明』のような、廚2病エピソードももっと読みたいww

『C3 -シーキューブ-』7巻 ・・・・・・・・・★★★☆
キャラ萌えオンリー。イラストのレベルも高く、ニヤニヤまったり読める一冊。

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[本]毛布おばけと金曜日の階段 感想

毛布おばけと金曜日の階段 (電撃文庫)毛布おばけと金曜日の階段 (電撃文庫)
(2002/12)
橋本 紡

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   これが、いつもの金曜日の風景―――

だいぶ前、2002年に発売された橋本紡さんの「曜日シリーズ」第一弾。
橋本さんはどんどん新作を出していますが、自分はなぜか過去作に戻ってますw
この本で注目すべきは、イラストを描いているのが学生時代のヤスダスズヒト先生だと言うこと!
神様家族やオリジナル長編「夜桜四重奏」でもアニメ化を果たした人気絵師さん。
そーいや電撃の「デュラララ!!」も今度アニメ化しますね。
両先生のファンである自分には、そういう点でもたまらない一冊です。

さて、サラリと内容。
死んだ父。いなくなった母。壊れた姉。
これだけシリアスなシチュエーションなのに、すごーく穏やかな作品。
3つの章に分かれていて、異なったキャラの視点から物語が紡がれていきます。
そのどれをとっても爽やかな青春小説で、心地いい空間が広がってます。
しかし、ところどころにある違和感。トゲ。
何かが狂っている―――その世界の上になりたつ、不安定で幸福な瞬間。
お姉ちゃんがちゃんと回復するのか、それすらも読者の判断にまかせてしまう。
作品の内容も、読んだ後の自然と頭の中で巻き起こる想像も、すべてが不安定。
「でもいいじゃないそれで。人間って、世の中ってそういうものだよ」
そして最後に行き着くのはこういったメッセージだったり。
昔の作品ですが、この時には既に「橋本さんらしさ」は確立されていたんですねぇ。
半月でも、それから発売された数々の一般書籍においても、橋本さんは終わりを書かない。
真実や明確な未来を、書かない。書いたとしてもそれはごく断片的。
それでも作品の中の登場人物たちは、とても生き生きとしています。
不幸な未来なんて跳ねのけてくれそうな気がするくらいにw
だから橋本さんの本はいつも、前向きな気持ちで本を閉じられます。

穏やかな空気の中に、ほんすこしだけ毒をまぜて、それと戦うだけの勇気を与えて終わる。
こういった流れは、現在の橋本さんの作品の主流と思われます。
デビュー前に書かれた物語だそうなので、おそらくこれがオオモト。
現在一般向けとして発売されている「木曜日」「流れ星」等の原点でもあるのでは。
というわけで、それらの作品が好きな方にオススメの一冊。
もちろん、気持ちいい青春小説が読みたいって人にもw

『毛布おばけの金曜日の階段』 ・・・・・・・・・★★★☆
百合っていいね!現在の橋本作品のルーツとなる作品。読みやすいです。

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引っ越し先

ブログを引っ越しました。 当ブログは更新を停止し、新ブログにて更新をしています。 https://sazanami233.hatenablog.com/

楽園に花束を

プロフィール

漣

Author:漣
「さざなみ」と読みます。
漫画と邦ロックとゲーム。
好きなのは思春期とかラブコメとか終末。

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omuraisu0317あっとyahoo.co.jp(あっと→@に)

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基本毎日います。記事にしない漫画感想とかもたまにつぶやいてますので、宜しければどうぞ。

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