[本]春に春到来?修学旅行もマイペース5人組 『君と僕。』9巻
ムシブギョー、少年サンデー移籍で新連載とのこと!超→本誌は久しぶりですね。
大好きな作品だったので、再開を楽しみにしたいと思います…!俺のテンションが有頂天!!
みんなで行けばきっとどこだって楽しいですよ
ちょいと久しぶりに「君と僕。」新刊が発売されました。
作中の雰囲気や時間経過と同じく、刊行ペースもまったりしています。
今回の表紙には要と東先生の輝く眼鏡コンビが登場。この2人の空気感好きだなぁ。
それとこれまでの淡い色合いとは打って変わり、赤をメインに使用したなかなか大胆なカラーデザインとなっているのにも注目ですね。情熱的かつシック。
いつもは主に校内5人のぐだぐだ生活を描く本作ですが
今回は学生生活における一大イベント、修学旅行編!いうことで
この9巻はほとんど丸々一冊、それ関連のエピソードとなっています。
「君と僕。」としてもなかなかイレギュラーな内容の巻ではあるのですが
雰囲気はまったくもって普段通り、まったりゆったり時々センチメンタル。
さて、8巻で3年生に進級したというのに驚くほど生活に変化無しのメンバーですが
少しずつ、未来を見据えた展開にも入ってきたなと今回感じました。
そりゃあ高校三年生ですよ。将来への不安も、無視できない時期なのです。
いつも能天気な会話をしながらなんとなく日々を送っている5人。
しかし彼らにも、避けられぬ現実は確実に迫っているのだなと。
大学について調べ物をしている要と祐太。
それを見てショック…というほどでもないけれど、軽く衝撃を受ける春。
ほんの少し距離を感じてしまったんでしょうね。そして焦りが急に生じる。
これは結構経験ある人いるんじゃないかと思います。自分にもありました。
自分だけ実は置いていかれているんじゃないか…そんな恐怖感。
今回の話では結局それほど深刻な話ではありませんでしたが
いずれ近いうちに迎えることになるであろう未来を示唆するエピソードかなと。
もう18歳なんですよねぇ。それぞれの決断の時は、どんどん迫ってるんだ。
そしてそれに合わせて「大人」について悩みこむ春くんですが
大人である十先生が彼に向けた言葉は、なかなか深いものがあったり、今の悩める彼にはかなり救いになっただろうと思いますね。また、こういうことをさらりと言えちゃうのが、「大人」なんだなぁとも。ツルッパゲ先生カッコいい…。
明確な境界は無いし、焦る必要もない。
ゆっくりと、知らない間に、僕らは大人になっていく。
悩める少年は青春の証!第38話はいつもとは違うベクトルの青春を見せてくれました。
この巻は色々と春くんがクローズアップされている巻ですね。
考えてみれば、これまで彼メインの話が少なかったので、これは嬉しい流れ。
前述の青春らしさ満点の悩み事にもにやにやしてしまうのですが
9巻で熱いのはそこだけではない!修学旅行!新しい舞台!そこでなんと…!
ついに春くんに春の予感なのですよ!!
あの春くんこんな表情を!!
お相手は新キャラ、京都で舞妓をやってる鈴雛さん。2人して初々しさ炸裂中です。
春くんがゆっくり確実に魅かれていく様子も、鈴雛さんが彼の優しさに触れときめく瞬間も、もうキラキラ眩しいくらい。甘いなーなんだこれー!ウキウキするなー!
次巻予告を見るに、完全にロマンス展開に入っていく感じで期待大。
しかし単純に、この2人が恋に落ちたとしてこの先どうするのだろう。遠距離だよなぁ。
もしかするとこのエピソードが春の将来を決めるのかも。
いやしかし熱いのは春くんだけではありません。
依然続くメリーと千鶴のアホくさいイチャイチャっぷり(?)も見逃せないのです。
まぁ、今のところ千鶴が一方的に熱を上げてるのですが…。
せっかくの修学旅行なのに風邪をひいてしまった千鶴。
東先生と一緒に留守番をするのですが、先生から「好きな人いないの?」と尋ねられ、うろたえながら答えていきます。その相手(メリー)のことを、怒りっぽいだのすぐ叩くだのぼやいて…
でも結局最後にはノロけてしまう。
「すげえかわいい 笑うと超やばい」
かわいすぎてお前がやべぇよ千鶴ぅううううう!!!
なんて不器用な照れ隠しなんですか。恥ずかしすぎぞこいつ。青春野郎め。
ちなみにこの後メリーに電話をかけるのですが、その内容というのも・・・んぐぐ。
とことんニヤニヤさせてくれる男です!
いつもとは違うようで、でも大体いつもと同じ感じの「君と僕。」9巻でした。
やはり見どころは春君の初恋?でしょうか。ついに来ましたかと!
「君と僕。」で描かれる恋愛は、初恋の輝きに満ちていて心踊るなぁ。
しかし恋愛ばかりでなく、この作品が描くところはすなわち青春。
気の抜けたやりとりを繰り返し繰り返し…そんな時間が何よりも楽しく尊い。
高校時代の独特の空気は、この漫画で再び感じることができる気がします。
素朴な絵柄と内容の普遍性もあり、色んな人が楽しめるであろうシリーズ。
しかしややギャグがワンパターンな気もします。笑いに大きな期待をしているわけではないのですが、何度も似たネタを繰り出されると流石に引っかかる。まぁかなり前からの傾向ですが。
内容は毎度文句なし。この作品らしい話をいつも届けてくれますね。
次の10巻は来年9月発売予定。遠いなぁw
しかし、それを焦らずじっくり待ちたいと思える魅力的な作品です。
恋に友情に将来への不安に…少年たちは今日もまったり忙しいのだ。
『君と僕。』9巻 ・・・・・・・・・★★★☆
色々新展開な第9巻。でも相変わらず基本ゆるゆる。いい漫画ですね。
大好きな作品だったので、再開を楽しみにしたいと思います…!俺のテンションが有頂天!!
君と僕。 9 (ガンガンコミックス) (2010/11/27) 堀田 きいち 商品詳細を見る |
みんなで行けばきっとどこだって楽しいですよ
ちょいと久しぶりに「君と僕。」新刊が発売されました。
作中の雰囲気や時間経過と同じく、刊行ペースもまったりしています。
今回の表紙には要と東先生の輝く眼鏡コンビが登場。この2人の空気感好きだなぁ。
それとこれまでの淡い色合いとは打って変わり、赤をメインに使用したなかなか大胆なカラーデザインとなっているのにも注目ですね。情熱的かつシック。
いつもは主に校内5人のぐだぐだ生活を描く本作ですが
今回は学生生活における一大イベント、修学旅行編!いうことで
この9巻はほとんど丸々一冊、それ関連のエピソードとなっています。
「君と僕。」としてもなかなかイレギュラーな内容の巻ではあるのですが
雰囲気はまったくもって普段通り、まったりゆったり時々センチメンタル。
さて、8巻で3年生に進級したというのに驚くほど生活に変化無しのメンバーですが
少しずつ、未来を見据えた展開にも入ってきたなと今回感じました。
そりゃあ高校三年生ですよ。将来への不安も、無視できない時期なのです。
いつも能天気な会話をしながらなんとなく日々を送っている5人。
しかし彼らにも、避けられぬ現実は確実に迫っているのだなと。
大学について調べ物をしている要と祐太。
それを見てショック…というほどでもないけれど、軽く衝撃を受ける春。
ほんの少し距離を感じてしまったんでしょうね。そして焦りが急に生じる。
これは結構経験ある人いるんじゃないかと思います。自分にもありました。
自分だけ実は置いていかれているんじゃないか…そんな恐怖感。
今回の話では結局それほど深刻な話ではありませんでしたが
いずれ近いうちに迎えることになるであろう未来を示唆するエピソードかなと。
もう18歳なんですよねぇ。それぞれの決断の時は、どんどん迫ってるんだ。
そしてそれに合わせて「大人」について悩みこむ春くんですが
大人である十先生が彼に向けた言葉は、なかなか深いものがあったり、今の悩める彼にはかなり救いになっただろうと思いますね。また、こういうことをさらりと言えちゃうのが、「大人」なんだなぁとも。ツルッパゲ先生カッコいい…。
明確な境界は無いし、焦る必要もない。
ゆっくりと、知らない間に、僕らは大人になっていく。
悩める少年は青春の証!第38話はいつもとは違うベクトルの青春を見せてくれました。
この巻は色々と春くんがクローズアップされている巻ですね。
考えてみれば、これまで彼メインの話が少なかったので、これは嬉しい流れ。
前述の青春らしさ満点の悩み事にもにやにやしてしまうのですが
9巻で熱いのはそこだけではない!修学旅行!新しい舞台!そこでなんと…!
ついに春くんに春の予感なのですよ!!
あの春くんこんな表情を!!
お相手は新キャラ、京都で舞妓をやってる鈴雛さん。2人して初々しさ炸裂中です。
春くんがゆっくり確実に魅かれていく様子も、鈴雛さんが彼の優しさに触れときめく瞬間も、もうキラキラ眩しいくらい。甘いなーなんだこれー!ウキウキするなー!
次巻予告を見るに、完全にロマンス展開に入っていく感じで期待大。
しかし単純に、この2人が恋に落ちたとしてこの先どうするのだろう。遠距離だよなぁ。
もしかするとこのエピソードが春の将来を決めるのかも。
いやしかし熱いのは春くんだけではありません。
依然続くメリーと千鶴のアホくさいイチャイチャっぷり(?)も見逃せないのです。
まぁ、今のところ千鶴が一方的に熱を上げてるのですが…。
せっかくの修学旅行なのに風邪をひいてしまった千鶴。
東先生と一緒に留守番をするのですが、先生から「好きな人いないの?」と尋ねられ、うろたえながら答えていきます。その相手(メリー)のことを、怒りっぽいだのすぐ叩くだのぼやいて…
でも結局最後にはノロけてしまう。
「すげえかわいい 笑うと超やばい」
かわいすぎてお前がやべぇよ千鶴ぅううううう!!!
なんて不器用な照れ隠しなんですか。恥ずかしすぎぞこいつ。青春野郎め。
ちなみにこの後メリーに電話をかけるのですが、その内容というのも・・・んぐぐ。
とことんニヤニヤさせてくれる男です!
いつもとは違うようで、でも大体いつもと同じ感じの「君と僕。」9巻でした。
やはり見どころは春君の初恋?でしょうか。ついに来ましたかと!
「君と僕。」で描かれる恋愛は、初恋の輝きに満ちていて心踊るなぁ。
しかし恋愛ばかりでなく、この作品が描くところはすなわち青春。
気の抜けたやりとりを繰り返し繰り返し…そんな時間が何よりも楽しく尊い。
高校時代の独特の空気は、この漫画で再び感じることができる気がします。
素朴な絵柄と内容の普遍性もあり、色んな人が楽しめるであろうシリーズ。
しかしややギャグがワンパターンな気もします。笑いに大きな期待をしているわけではないのですが、何度も似たネタを繰り出されると流石に引っかかる。まぁかなり前からの傾向ですが。
内容は毎度文句なし。この作品らしい話をいつも届けてくれますね。
次の10巻は来年9月発売予定。遠いなぁw
しかし、それを焦らずじっくり待ちたいと思える魅力的な作品です。
恋に友情に将来への不安に…少年たちは今日もまったり忙しいのだ。
『君と僕。』9巻 ・・・・・・・・・★★★☆
色々新展開な第9巻。でも相変わらず基本ゆるゆる。いい漫画ですね。
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