君と僕の歌 world's end 感想
君と僕の歌 world's end (電撃文庫ビジュアルノベル) 橋本 紡 (2004/03/25) メディアワークス この商品の詳細を見る |
北海道でなぜか買ってしまった一冊。まぁ、絵本です。
文を担当しているのは橋本紡さんです。半分の月の人。大好き。
絵の担当は高野音彦さん。アニメ塗りじゃない繊細な感じでいいね。
値段が少し高いワリに厚さはそんなにないですが・・・非常にしんみりする内容でした。
謎の病気が世界中で人々を遅い、人類は滅んでしまったかのような廃墟が広がる。
そんな絶望の中で、自称「滅びかけた人類の調査体」の女の子を出会う――・・・。
特にドカンとした事件もなく、けど最後には大切な何かを見つける物語。
非常に余韻あるラストですが、謎もまだ残ります。
まぁそんな、物語の補足をかってに脳内でしてしまうのも、楽しみの一つかも。
いやぁしかし、絵が綺麗だなぁ・・・・・・。アニメ絵よりこっちのが好きなんすよ。
繊細な絵に、繊細な物語。橋本先生の作品が好きならこちらもオススメ、ということで。
ただ、もうちょっと長くして欲しかったかも・・・。
これ以上どんなエピソードを追加しろというんだ、と思うけど、やっぱりこの不安定な世界ことを書くにはこのページでは少し足りてない気がする。
もっと徹底的にボロボロに腐った世界を見せ付けてくれれば、
ラストへの展開にもっと感動できたのかもしれない。今でも感動してるけど。
まぁそうはいっても、満足ですよ、はい。
絵本という形で発表された、少しブラックで、少し救いがある、とても絵本らしい作品。
糸を撫でているような手触り、・・・というか読み心地が味わえます。
でももうちょっと安くして(´・ω・`)
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