[漫画]クリスマスなんだしエロ漫画2013!
メリークリスマス。イヴにこれを書いてます
毎年この時期にやってるのを今年もやります。
エロ漫画2013!
2013年に出た成年向け単行本のうち、自分が買ってとても面白かったあるいはとてもお世話になった10タイトルを挙げていく更新です。
このブログは通常更新では成年向けは基本扱っていないので、年に一度のエロ漫画記事!
最近は通常更新すらグダグダのひどい状況でしたが、漫画はなんとか読めています、なんとか…。とは言え読書量は落ちてきているんですが。
好きなエロ漫画ベスト10を考えていると、「やってることが面白いぞこれ!」ってのと「激シコじゃねーかこれ!」っていうふたつの評価基準があるわけですが、そこらへん適当にしてあります。あとランキングではないので順位はつけていません。
当然ですが、以下18禁です。
毎年この時期にやってるのを今年もやります。
エロ漫画2013!
2013年に出た成年向け単行本のうち、自分が買ってとても面白かったあるいはとてもお世話になった10タイトルを挙げていく更新です。
このブログは通常更新では成年向けは基本扱っていないので、年に一度のエロ漫画記事!
最近は通常更新すらグダグダのひどい状況でしたが、漫画はなんとか読めています、なんとか…。とは言え読書量は落ちてきているんですが。
好きなエロ漫画ベスト10を考えていると、「やってることが面白いぞこれ!」ってのと「激シコじゃねーかこれ!」っていうふたつの評価基準があるわけですが、そこらへん適当にしてあります。あとランキングではないので順位はつけていません。
当然ですが、以下18禁です。
過去のエロ漫画総括記事。
クリスマスだからエロ漫画2010!
クリスマスこそエロ漫画だよ2011!
クリスマスだしエロ漫画2012!
●せんせいと、わたしと。(上下巻)/岡田コウ
鉄板デスヨネな岡田コウ先生のコミックス。今回は尺たっぷりの上下巻構成で、脳みそがトロットロに甘く煮詰まる濃密な内容でしたね……!1年通して読みまくりました。
岡田コウ先生の描く少女は“感極まった”表情が素晴らしいのです。大好き。性的な意味でも精神的な意味でも、すさまじい絶頂感がページから迫ってきて頭がチカチカしてきます。
生きている少女のぬくもりとか不安とかが、この濡場の臨場感と繋がっているような気がする。まぁとにかく読んでて心底からゾクゾクと興奮します。
表題長編「ぶきような人」のメインヒロイン和久井ちゃんはなかなか積極的でありながら流され体質のモジモジ乙女。これがまた先生がうまいこと籠絡され堕ちていくんですねぇ。作者的にも「ここが描きたかった」とまで述べている第4話のお家連れ込みエピソードは個人的にも最高でした。扉がしまってからの静かな緊張感…!!
あとキスハメシチュが大好物なので、そういった描写が豊富だったことも大変にありがたい。
和久井ちゃんはフェラ顔も完璧だしどうしてくれようかこの美少女。
優しいお母さんになってくれ(謎の願望)
下巻収録の読み切り「愚かしいもの」もとてもかわいいヒロイン。一冊フルで「かわいい!かわいい!」とジタバタしながら抜ける、実用性で言うなら岡田コウ先生の現時点での最高傑作と言いたい出来栄え。
ちょいビター路線では前作収録の「浮空」がベストフェイバリット。
●カクセイ彼女/たけのこ星人
(amazonになし)
amazonに登録されてないじゃないか…。前はあったと記憶してるんだけど。後から消されてしまったのかな。ロリ系でもないんだがなぁ。ワニマガの情報ページはこちら。
愚痴はともかく内容の話。「カクセイ彼女」はシナリオ面で魅せてくれた作品です。
もちろん抜けることは前提として、さらにストーリーや演出などの練り込みがハイレベル!読み応えバッチリな作品集なのです。これも今年のエロ漫画では特にお気に入りの一冊。
「君はメイドでしかない」はおもいっきり痺れましたね、これはいいね…いいよ…!!醜いばかりの男が最後に見せる名シーン。タイトルのダブルミーニングな仕掛けもばっちりはまっていてクオリティが高いドラマ。
(スキャンしようとしたらバキッと本が割れそうになったのでスマホ撮影)
ちんこブラブラさせてるけどこれ泣けるシーンだからな!!まぁコイツが善人なんて言えるわけがなんだけど、かなり感情移入してしまったしカタルシスがありました。
「信じてるから」は読んでいて「どうしようもねぇなこれ」という気分に。心の深いところからゾワゾワと忍び寄ってくる黒い感情を飲み込んで、主人公同様にスッキリ抜いておくのが楽しい。
演出面で飛び抜けたこだわりを感じる「シッカリしなきゃ」。トリッキーな構成の種明かしが、漫画としては爽快であり、内容としては痛々しくもあり……。
「その後の話」はそのアイデアが面白い。いわゆるネトリ系エロ漫画でヒロインが肉便器にされた後、もとの彼氏のところに返されたヒロインを描いています。エロ漫画のお決まりシチュの“その後の話”。壊されたヒロインの悲哀や主人公の葛藤など、ドラマの完成度が高い上になかなか一言では語れない衝撃を与えてくれました。
明るいラブコメ調のエロは少ないですが、ドラマティックな短編達が収められた充実の一冊。ヘビィさは当然ありますが、この作家さんの入門編としてはなかなかいい一冊なのではないでしょうか。
●そとの国のヨメ/睦茸
「あまみドコロ」で心撃ちぬかれて以来、睦茸先生はめちゃくちゃお気に入りの作家さん。
一冊まるごと長編「そとの国のヨメ」は、発情するサキュバス少女たちの痴態がドチャクソというレベルで実用性高すぎた。
一冊トータルで情熱的な和姦プレイ三昧!幸福感に包まれながら読むことができます。しっかりとヒロインたちの心の昂ぶりを表現したストーリーにもなっている。
ついでに単行本描きおろしの巻末オマケは発情期のヒロインズとの大変な種付けプレイが展開されておりこちらもマストオナニー。
甘えん坊なツンデレロリ、悪友ポジなのにHの時は恥ずかしがり屋な巨乳と、ヒロイン2人の属性バランスも良好で、抜けるという点で今年最高峰の活躍をして頂いた一冊でした。
個人的には圧倒的にルフちゃん派ですがタマオちゃんも魅力的です。
あとエロ漫画にたまについてくるドラマCDってそもそも開かないか1度聞いておしまい、ってのが多いんですがこの作品の付属ドラマCDはヘビロテでした。ルフちゃんが本当にかわいい…このボイスで漫画本編のセリフも脳内自動再生できるようになったし最高ですわ…。
「スー…スー…」というヒロインふたりの寝息がバイノーラル録音された謎のボーナストラックも用意されており、これを聞きながら致すと普段とは趣が異なる愉しみ方もできる。
●セックスホリック/うるう島呼音
最近出た短篇集ですが素晴らしい内容だったので挙げる。
和姦もブラック系も両方が収められており、両ジャンルともにストーリーも面白い!
しかしこの作家さんの特徴は女体の肉感!至高のムッチリたぷたぷボディのヒロインがズラリ!一部やりすぎて奇乳の域に行きそうだったヒロインもいますが、やりすぎなくらいが丁度いい時もあると思います!
この作家さんの描くおっぱいは、モッチリとした乳房からふっくらした乳輪へのラインがメッチャクチャいやらしくて好きですね。お腹をふくむ下半身のモチモチ感の表現も良い。
揺れる所は揺れて跳ねるところは跳ねる、セックス中の肉のこまかな振動まで感じられる描写力は半端ないですわ……!!
肉体の描き方もジャストミートで、さらに快楽に溺れるヒロインたちにトロ顔アヘ顔もお見事。個人的にハイレベルに抜き特化した一冊でした。
「Happy Birthday」は目線を変えた裏表エピソードで構成されている力作。単行本開始そうそう爆発力のある短編が置かれているのはいいですね。
「憧憬」は天然気味な巨乳黒髪ロングという、ヒロインのルックスで言えば個人的に大のお気に入り。
一番好きなのが「夏が女を狂わせる」で、“臭い”をギャグ仕立てのストーリーが楽しい。読後感もいいしヒロインもかわいい。これから元気ハツラツな性行為をしてくれることだろうと思う。
もとは同人で知った作家さんですが、いい作品を届けてくれる作家さんですわ。応援したい!
●フェラピュア/Fue
フェラ漫画であり姉弟漫画。
人前ではキリッと凛々しいおねえちゃんが、なされるがままにトロけていく様が最高にエロい…!プレイ内容はハードながらも、ネガティブな感情一切ナシの暴走和姦系。
一冊通してやはりヒロインたるおねえちゃんが最高にエロかわいいので、彼女を気に入ればそれだけで相当使える一冊になるはず。ヒロインは1人だけ。
「フェラ」がテーマの作品だけあってさすがにフェラ描写へのこだわりの強さを感じるのですが、さらに派生して「おクチの描き方」がなんともいやらしく素晴らしいのですよ!!キス描写にしたって舌の動きや質感が艶めかしく、さらに舌責めもねっちり繰り広げられる!
(これも、スキャンしようとしたら単行本がパキッと割れそうになったのでスマホ撮影)
口内が性感帯なヒロインだけあってマニアックなプレイが次々に見ることができますが、それぞれ舌の描写がこれまたエロくて、新たな属性を目覚めさせられた可能性がある。
フェラなど前戯の尺が長いのも面白くて、作者的にはこれが本番だ!!という情熱を感じるw
最終的にはお腹タプラプになるまで中出しなのでそういうのが好きな人にもオススメ。
面白かった&とてもお世話になったのは部屋の壁にチンコ穴をあけるエピソード。わりとあるあるかも知れないシチュエーションではあるけれど、魅せ方や構図が上手くて興奮度高い。
フェラ好き姉好きはもちろん読んでおくべきハード和姦モノ。徹底的におねえちゃんのおクチを愛しまくる一冊でございます。
●死なずの姫君/モチ
(amazonになし)
amazonには無し。とりあえずワニマガの所を張っておく。
実用性バッチリ。さらになんだかセリフで笑わせにかかってくる作品でもあるw
「勝手に腰動いちゃうよフン~~~フン~~~♡」「マリィの赤ちゃん部屋に生ミルクドッピュコ~~~♡!」とか妙にキモい事言い出す主人公。しかしこれがぶっ飛んだ漫画の世界観を盛り上げるのに一役買っている感ある。アタマ悪いセリフ回しは、セックスに無我夢中だからなのだなぁ。にしてもバカすぎるけどw
ヒロインたちもキツいおねだり隠語繰り出してそそります。
ヒロインが積極的に受精を許容するシチュにやはり弱いので、そういった台詞がバンバン飛び出してくるこの作品はとても嬉しかったですね。(ホクホク顔
エロシーンはパワフルで粘着質。シーン尺も長め。ヒロインもそれぞれ個性的でいい。
そして作画面もこの作品は面白い。作者の成長が一冊の中でここまでハッキリわかるのは面白いよなぁ。
作画レベルはメキメキ上昇していき、表情や肉体のしなりなど、全体的に猛烈なレベルアップ。
いい表情を見せてくれますわ…描き込まれた瞳には吸い込まれそうな魔力がありますよ。
ただ初期から一貫して「ページの情報量」が凄まじくて、けっこう読み疲れる。ほどほどにページに白があった方が目も頭も休まるんだなぁと学びました。(巻末のオマケ漫画はそこらへん改善されて少しスッキリとした作画になっていました)
でもそんな「詰め込みすぎ」な姿勢もこの作品の良さとも言える。全体的に作家のクセが色濃く現れている一冊であり、ハマる人にはたまらないのは間違いない。俺とか。
なんとシリーズを描いている途中で作者の性的嗜好が変化して、わりと巨乳だった娘もなんだかんだと理由をつけて貧乳に変化させてしまっているのも、この漫画の勢いが現れているポイントだと思いますw
●新堂エルの文化人類学/新堂エル
日系アメリカ人エロ漫画家という異色のプロフィールを持つ作家の三冊目。
もともと濃ゆい作風が特徴だったものの、今回はオカルト、伝承、民族宗教から神話と様々な要素が取り入れられ、エロ漫画としての実用性も漫画としての面白さも両立されています。
プレイ内容も濃厚!異種姦からの出産だったり、捕まって家畜→食肉にされかけたり、ゾンビにかじられたり、神を身ごもったりといろいろヒドい。なかなか見ることができないプレイが多かった。
まぁそれで抜けるかは別の話でもあるけれど、見ていて面白いw
いろいろな無茶をやってるし、ヒロインは毎度のように悲惨な目に合うんだけど、不思議と悲壮感はなくて単純に知的好奇心が刺激される感じ。
特殊なエロ描写が多すぎるけれど、作者の力技で勃起にまで持っていかれる感じも面白いなぁw
特に面白かったのはタコ編とゾンビ黄泉津大神編。
タコ編に出てきたタコは実にタコらしいタコで、デフォルメ無しのハードコアリアルタコにネチョネチョに弄られて孕まされちゃう流れはむしろ笑えてしまう。
ゾンビ黄泉津大神編(なんだそれ)は日本神話とゾンビ伝承をミックスしちゃって一大スペクタクルになっちゃうラストエピソード。
ゾンビにお尻をカプカプされて恐怖と快感でゾクゾクきてる表情がまたいいんですなぁ。
とにかくエロさもストーリーも色々と濃ゆい一冊。マニアックで面白かったです!
●半熟プラムとシュガーシロップ/山吹ざらめ
かわいい!!!
以上!!!
だけでは味気ないしもう少し続けると、…やっぱりかわいいしか言葉が出てこないんだナァ。
エロ漫画を気に入るかどうかって絵の魅力に依る所がとても大きい。山吹ざらめ先生の絵は本能的に魅力を感じてしまう絵というか、女の子らしさにあふれていて素晴らしいよね。
好きすぎて行為がオーバードライブな暴走系ストーリーが多く、複数人を相手にするハーレムモノも多い。
ヒロインみんなが一途に主人公を思ってHに夢中になっちゃう、愛欲に突き動かされてのドエロ乱交は満足度高し。
セリフもツボをついてくる言い回しが多くてお気に入り。かわいらしく、そして卑猥。
絵の綺麗さ可愛らしさが最大の魅力ですが、けしてそれだけじゃない。
お気に入りはやはり表紙にもなっているファミレスハーレム。膣内に卵が入っちゃってそれを取り出そうと頑張るうちに、な狂ったシチュが魅力の「ごいっしょにスクランブルエッグはいかがですか?」も面白い。
オナホールが見つかってしまってそのままオナホコキ、そしてその先への突き進む「シリコンよりもすてきなものに」はヒロインの性格やスポボラオナホズリという破壊力満点な一撃が魅力。
快楽にトロける美少女の痴態をたっぷり堪能できた一冊でした。
残念なことになってしまったコアマガさんだけに、修正がキツめなのが残念です…。いつか修正薄くして再販とかしてくれたらいいんですが、きっと難しいだろうなぁ…。
●ガーデンⅡ/緑のルーペ
無事完結した緑のルーペ先生による長編漫画。
どこへ向かうんだか分からない恐ろしい漫画でしたが、うん。うん…。
作家自身から放たれるメッセージ性が、良くも悪くも過去最高に強烈な作品だったなと思います。題材として、エロ漫画だからこそできる漫画をやり遂げてくれた。
言ってしまえば悪趣味な漫画で、自分はこの作品では抜けなかったけれど、性的満足とはまた別に心に染み入る壮大な愛があって、やはりこの作品は大好きだなぁと思う。いやもう、滅入るくらいヒドいことやってる漫画なんだけれど。
様々な異常者が登場する漫画ですが、主人公はかなり平凡。
だからこそ、きっと読んでる自分自身の感情とリンクする部分が多大にあって、ザクザク傷つけられました。セックスのさなかにわざとらしく愛をささやいている男主人公が、浅ましくて弱い卑怯者に思えてきますよ。それでもコイツの無様さを受け止めた上で、応援したくなった。
表紙は水中を泳ぐ少女たち。これがまた意味深なのです。
水中。普通の人は苦しくて生きていけない世界にひつじは居て、きっと自由に泳げて、微笑むことすら出来ていたのだ。気づかなければ溺れ死ぬことだってきっとない。
どんなに間違えても汚れても狂っても、幸せならそれでいい。けれどちゃんと自分で幸せを見つけに行かなくちゃならないということか。
ひとりの少女が「あい」を知るまでの歪みきった紆余曲折。人が砕け散るその瞬間と、それまでの道のりと、それからの未来。胸の奥が苦しくてたまらない、でも続きが気になってしかたない漫画でした。
『好き』の魔法でみんな狂っちゃえよって、そんな囁きが闇から聞こえてきそうな。
「わたし このままなんにも知らないままお母さんになんて なりたくないよ 怖いよう」
このセリフは震えました。そして繋がるラストシーンが泣けるんだ……。
●おとめくずし/ひげなむち
ひげなむち先生の漫画を読む時って、「エロ漫画を読んでるなぁ」っていう充実感が半端ないです、個人的に。当たり前のようなことを言ってますけど感動します。
キャラクターを心理的に追い詰めるやり方だとか、サディズムとマゾヒズムの絶妙なバランス感覚とかが見事すぎる。男性キャラがたいがい卑劣なのが清々しいです。
その場その場の刹那的な欲望や愛情に流されて、どうしようもない過ちを犯していく人々。
エロ漫画の醍醐味は堕落にあるという真理を再確認。
彼氏がいるのについつい…なんて著者王道のストーリーを完堕ちまでじっくりネットリ描き切った「ご拝借!」シリーズはナイス・シコリティ。体格差SEXがいやらしい「びっぐ&すもーる」のロリヒロインのキャラ造形は絶品です。百合カップル両方をそのまま奪って孕ませ3Pが展開される「彼氏×彼女×彼女」も堕ちていく過程が最高だよな。大切な信念だとかを無理やりへし折っちゃうのはゾクゾクする。
絵柄は柔らかそう・優しそうなのに、内容は人間の汚さ・卑しさが花開くしたダーク路線。男はヒドいことしてるのに女性側がそれを赦しちゃってるしむしろ望んでいるしで、和姦的な着地となってるのも素敵。
ひげなむち先生にはこういった路線でこれからも楽しませていただきたいと思います。これはいやらしい漫画だぞ…!
というわけで以上10作。
一気に感想書いたら似たり寄ったりなこと言ってて語彙力のなさを露呈してしまう…。
さてここからは番外編的に、ベスト10には漏れたけどこれもイイぞな作品をつらつらと。
●過ち、はじめまして。/色白好
エロだけど非18禁漫画だったので、ベスト10からは除外。でもホントは入れたかった。それくらい大好きな作品。「不倫」というテーマで、人の罪悪感をほじくるような筆致にドキドキしました。
→報われない、でも抜け出せない。『過ち、はじめまして。』1巻
1巻の時感想を書きましたが、さらに素晴らしいのが完結巻であるこの2巻です。
メインキャラ3人の恋愛模様と、主人公が最後に迎えるささやかなラストシーンの鮮やかな感動はなんとも言い難い。人を傷つける、人に傷つけられる、痛々しい大学生の恋愛模様。
「狂ってるのは、私だけじゃないんだね」の言葉に首の根を締められる感覚を、ぜひ貴方にも。
井上さん……幸せになってくれえええ………
●COMIC セーラー喪服の少女 (アンソロジー)
そんなジャンルあったこと初めて知ったぞ、というか作家たちの困惑っぷりが伺える巻末コメントも面白かったアンソロジー。
普段エロアンソロはほとんど買いませんが、これは本屋でタイトルを見た瞬間に奥深いカルマを感じて衝動買いしてしまいました。表紙絵もいいよね。
不謹慎なシチュエーションではあるけれど、こういうおかしなアンソロジーは面白いなということで挙げました。収録されている作品もその多くが死に触れた人々の物語となっており、どことなく湿っぽさや哀しみが漂う切ない雰囲気も好みでした。
セーラー喪服というファンタジー衣服も作家それぞれが考えたオリジナル。なかなか見られないデザインの制服がたくさん見ることができてこれも楽しめました。
個人的には結構ヒットしたアンソロなので、また出てくれないかなー。
番外編も終えて以上12冊の紹介でした。
年に一度のエロ漫画更新はやっぱり楽しいですね。来年もクリスマスの憂さ晴らしにたぶんやります。
それでは、ここまで長文読んでくださった方ありがとうございました。
クリスマスだからエロ漫画2010!
クリスマスこそエロ漫画だよ2011!
クリスマスだしエロ漫画2012!
●せんせいと、わたしと。(上下巻)/岡田コウ
せんせいと、わたしと。 上 (セラフィンコミックス) (2013/02/21) 岡田 コウ 商品詳細を見る |
鉄板デスヨネな岡田コウ先生のコミックス。今回は尺たっぷりの上下巻構成で、脳みそがトロットロに甘く煮詰まる濃密な内容でしたね……!1年通して読みまくりました。
岡田コウ先生の描く少女は“感極まった”表情が素晴らしいのです。大好き。性的な意味でも精神的な意味でも、すさまじい絶頂感がページから迫ってきて頭がチカチカしてきます。
生きている少女のぬくもりとか不安とかが、この濡場の臨場感と繋がっているような気がする。まぁとにかく読んでて心底からゾクゾクと興奮します。
表題長編「ぶきような人」のメインヒロイン和久井ちゃんはなかなか積極的でありながら流され体質のモジモジ乙女。これがまた先生がうまいこと籠絡され堕ちていくんですねぇ。作者的にも「ここが描きたかった」とまで述べている第4話のお家連れ込みエピソードは個人的にも最高でした。扉がしまってからの静かな緊張感…!!
あとキスハメシチュが大好物なので、そういった描写が豊富だったことも大変にありがたい。
和久井ちゃんはフェラ顔も完璧だしどうしてくれようかこの美少女。
優しいお母さんになってくれ(謎の願望)
下巻収録の読み切り「愚かしいもの」もとてもかわいいヒロイン。一冊フルで「かわいい!かわいい!」とジタバタしながら抜ける、実用性で言うなら岡田コウ先生の現時点での最高傑作と言いたい出来栄え。
ちょいビター路線では前作収録の「浮空」がベストフェイバリット。
●カクセイ彼女/たけのこ星人
(amazonになし)
amazonに登録されてないじゃないか…。前はあったと記憶してるんだけど。後から消されてしまったのかな。ロリ系でもないんだがなぁ。ワニマガの情報ページはこちら。
愚痴はともかく内容の話。「カクセイ彼女」はシナリオ面で魅せてくれた作品です。
もちろん抜けることは前提として、さらにストーリーや演出などの練り込みがハイレベル!読み応えバッチリな作品集なのです。これも今年のエロ漫画では特にお気に入りの一冊。
「君はメイドでしかない」はおもいっきり痺れましたね、これはいいね…いいよ…!!醜いばかりの男が最後に見せる名シーン。タイトルのダブルミーニングな仕掛けもばっちりはまっていてクオリティが高いドラマ。
(スキャンしようとしたらバキッと本が割れそうになったのでスマホ撮影)
ちんこブラブラさせてるけどこれ泣けるシーンだからな!!まぁコイツが善人なんて言えるわけがなんだけど、かなり感情移入してしまったしカタルシスがありました。
「信じてるから」は読んでいて「どうしようもねぇなこれ」という気分に。心の深いところからゾワゾワと忍び寄ってくる黒い感情を飲み込んで、主人公同様にスッキリ抜いておくのが楽しい。
演出面で飛び抜けたこだわりを感じる「シッカリしなきゃ」。トリッキーな構成の種明かしが、漫画としては爽快であり、内容としては痛々しくもあり……。
「その後の話」はそのアイデアが面白い。いわゆるネトリ系エロ漫画でヒロインが肉便器にされた後、もとの彼氏のところに返されたヒロインを描いています。エロ漫画のお決まりシチュの“その後の話”。壊されたヒロインの悲哀や主人公の葛藤など、ドラマの完成度が高い上になかなか一言では語れない衝撃を与えてくれました。
明るいラブコメ調のエロは少ないですが、ドラマティックな短編達が収められた充実の一冊。ヘビィさは当然ありますが、この作家さんの入門編としてはなかなかいい一冊なのではないでしょうか。
●そとの国のヨメ/睦茸
そとの国のヨメ 【ドラマCD付限定版】 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL) (2013/02/21) 睦茸 商品詳細を見る |
「あまみドコロ」で心撃ちぬかれて以来、睦茸先生はめちゃくちゃお気に入りの作家さん。
一冊まるごと長編「そとの国のヨメ」は、発情するサキュバス少女たちの痴態がドチャクソというレベルで実用性高すぎた。
一冊トータルで情熱的な和姦プレイ三昧!幸福感に包まれながら読むことができます。しっかりとヒロインたちの心の昂ぶりを表現したストーリーにもなっている。
ついでに単行本描きおろしの巻末オマケは発情期のヒロインズとの大変な種付けプレイが展開されておりこちらもマストオナニー。
甘えん坊なツンデレロリ、悪友ポジなのにHの時は恥ずかしがり屋な巨乳と、ヒロイン2人の属性バランスも良好で、抜けるという点で今年最高峰の活躍をして頂いた一冊でした。
個人的には圧倒的にルフちゃん派ですがタマオちゃんも魅力的です。
あとエロ漫画にたまについてくるドラマCDってそもそも開かないか1度聞いておしまい、ってのが多いんですがこの作品の付属ドラマCDはヘビロテでした。ルフちゃんが本当にかわいい…このボイスで漫画本編のセリフも脳内自動再生できるようになったし最高ですわ…。
「スー…スー…」というヒロインふたりの寝息がバイノーラル録音された謎のボーナストラックも用意されており、これを聞きながら致すと普段とは趣が異なる愉しみ方もできる。
●セックスホリック/うるう島呼音
セックスホリック (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) (2013/12/21) うるう島呼音 商品詳細を見る |
最近出た短篇集ですが素晴らしい内容だったので挙げる。
和姦もブラック系も両方が収められており、両ジャンルともにストーリーも面白い!
しかしこの作家さんの特徴は女体の肉感!至高のムッチリたぷたぷボディのヒロインがズラリ!一部やりすぎて奇乳の域に行きそうだったヒロインもいますが、やりすぎなくらいが丁度いい時もあると思います!
この作家さんの描くおっぱいは、モッチリとした乳房からふっくらした乳輪へのラインがメッチャクチャいやらしくて好きですね。お腹をふくむ下半身のモチモチ感の表現も良い。
揺れる所は揺れて跳ねるところは跳ねる、セックス中の肉のこまかな振動まで感じられる描写力は半端ないですわ……!!
肉体の描き方もジャストミートで、さらに快楽に溺れるヒロインたちにトロ顔アヘ顔もお見事。個人的にハイレベルに抜き特化した一冊でした。
「Happy Birthday」は目線を変えた裏表エピソードで構成されている力作。単行本開始そうそう爆発力のある短編が置かれているのはいいですね。
「憧憬」は天然気味な巨乳黒髪ロングという、ヒロインのルックスで言えば個人的に大のお気に入り。
一番好きなのが「夏が女を狂わせる」で、“臭い”をギャグ仕立てのストーリーが楽しい。読後感もいいしヒロインもかわいい。これから元気ハツラツな性行為をしてくれることだろうと思う。
もとは同人で知った作家さんですが、いい作品を届けてくれる作家さんですわ。応援したい!
●フェラピュア/Fue
フェラピュア (MUJIN COMICS) (2013/01/04) Fue 商品詳細を見る |
フェラ漫画であり姉弟漫画。
人前ではキリッと凛々しいおねえちゃんが、なされるがままにトロけていく様が最高にエロい…!プレイ内容はハードながらも、ネガティブな感情一切ナシの暴走和姦系。
一冊通してやはりヒロインたるおねえちゃんが最高にエロかわいいので、彼女を気に入ればそれだけで相当使える一冊になるはず。ヒロインは1人だけ。
「フェラ」がテーマの作品だけあってさすがにフェラ描写へのこだわりの強さを感じるのですが、さらに派生して「おクチの描き方」がなんともいやらしく素晴らしいのですよ!!キス描写にしたって舌の動きや質感が艶めかしく、さらに舌責めもねっちり繰り広げられる!
(これも、スキャンしようとしたら単行本がパキッと割れそうになったのでスマホ撮影)
口内が性感帯なヒロインだけあってマニアックなプレイが次々に見ることができますが、それぞれ舌の描写がこれまたエロくて、新たな属性を目覚めさせられた可能性がある。
フェラなど前戯の尺が長いのも面白くて、作者的にはこれが本番だ!!という情熱を感じるw
最終的にはお腹タプラプになるまで中出しなのでそういうのが好きな人にもオススメ。
面白かった&とてもお世話になったのは部屋の壁にチンコ穴をあけるエピソード。わりとあるあるかも知れないシチュエーションではあるけれど、魅せ方や構図が上手くて興奮度高い。
フェラ好き姉好きはもちろん読んでおくべきハード和姦モノ。徹底的におねえちゃんのおクチを愛しまくる一冊でございます。
●死なずの姫君/モチ
(amazonになし)
amazonには無し。とりあえずワニマガの所を張っておく。
実用性バッチリ。さらになんだかセリフで笑わせにかかってくる作品でもあるw
「勝手に腰動いちゃうよフン~~~フン~~~♡」「マリィの赤ちゃん部屋に生ミルクドッピュコ~~~♡!」とか妙にキモい事言い出す主人公。しかしこれがぶっ飛んだ漫画の世界観を盛り上げるのに一役買っている感ある。アタマ悪いセリフ回しは、セックスに無我夢中だからなのだなぁ。にしてもバカすぎるけどw
ヒロインたちもキツいおねだり隠語繰り出してそそります。
ヒロインが積極的に受精を許容するシチュにやはり弱いので、そういった台詞がバンバン飛び出してくるこの作品はとても嬉しかったですね。(ホクホク顔
エロシーンはパワフルで粘着質。シーン尺も長め。ヒロインもそれぞれ個性的でいい。
そして作画面もこの作品は面白い。作者の成長が一冊の中でここまでハッキリわかるのは面白いよなぁ。
作画レベルはメキメキ上昇していき、表情や肉体のしなりなど、全体的に猛烈なレベルアップ。
いい表情を見せてくれますわ…描き込まれた瞳には吸い込まれそうな魔力がありますよ。
ただ初期から一貫して「ページの情報量」が凄まじくて、けっこう読み疲れる。ほどほどにページに白があった方が目も頭も休まるんだなぁと学びました。(巻末のオマケ漫画はそこらへん改善されて少しスッキリとした作画になっていました)
でもそんな「詰め込みすぎ」な姿勢もこの作品の良さとも言える。全体的に作家のクセが色濃く現れている一冊であり、ハマる人にはたまらないのは間違いない。俺とか。
なんとシリーズを描いている途中で作者の性的嗜好が変化して、わりと巨乳だった娘もなんだかんだと理由をつけて貧乳に変化させてしまっているのも、この漫画の勢いが現れているポイントだと思いますw
●新堂エルの文化人類学/新堂エル
新堂エルの文化人類学 (MUJIN COMICS) (2013/11/22) 新堂エル 商品詳細を見る |
日系アメリカ人エロ漫画家という異色のプロフィールを持つ作家の三冊目。
もともと濃ゆい作風が特徴だったものの、今回はオカルト、伝承、民族宗教から神話と様々な要素が取り入れられ、エロ漫画としての実用性も漫画としての面白さも両立されています。
プレイ内容も濃厚!異種姦からの出産だったり、捕まって家畜→食肉にされかけたり、ゾンビにかじられたり、神を身ごもったりといろいろヒドい。なかなか見ることができないプレイが多かった。
まぁそれで抜けるかは別の話でもあるけれど、見ていて面白いw
いろいろな無茶をやってるし、ヒロインは毎度のように悲惨な目に合うんだけど、不思議と悲壮感はなくて単純に知的好奇心が刺激される感じ。
特殊なエロ描写が多すぎるけれど、作者の力技で勃起にまで持っていかれる感じも面白いなぁw
特に面白かったのはタコ編とゾンビ黄泉津大神編。
タコ編に出てきたタコは実にタコらしいタコで、デフォルメ無しのハードコアリアルタコにネチョネチョに弄られて孕まされちゃう流れはむしろ笑えてしまう。
ゾンビ黄泉津大神編(なんだそれ)は日本神話とゾンビ伝承をミックスしちゃって一大スペクタクルになっちゃうラストエピソード。
ゾンビにお尻をカプカプされて恐怖と快感でゾクゾクきてる表情がまたいいんですなぁ。
とにかくエロさもストーリーも色々と濃ゆい一冊。マニアックで面白かったです!
●半熟プラムとシュガーシロップ/山吹ざらめ
半熟プラムとシュガーシロップ (メガストアコミックス) (2013/10/31) 山吹ざらめ 商品詳細を見る |
かわいい!!!
以上!!!
だけでは味気ないしもう少し続けると、…やっぱりかわいいしか言葉が出てこないんだナァ。
エロ漫画を気に入るかどうかって絵の魅力に依る所がとても大きい。山吹ざらめ先生の絵は本能的に魅力を感じてしまう絵というか、女の子らしさにあふれていて素晴らしいよね。
好きすぎて行為がオーバードライブな暴走系ストーリーが多く、複数人を相手にするハーレムモノも多い。
ヒロインみんなが一途に主人公を思ってHに夢中になっちゃう、愛欲に突き動かされてのドエロ乱交は満足度高し。
セリフもツボをついてくる言い回しが多くてお気に入り。かわいらしく、そして卑猥。
絵の綺麗さ可愛らしさが最大の魅力ですが、けしてそれだけじゃない。
お気に入りはやはり表紙にもなっているファミレスハーレム。膣内に卵が入っちゃってそれを取り出そうと頑張るうちに、な狂ったシチュが魅力の「ごいっしょにスクランブルエッグはいかがですか?」も面白い。
オナホールが見つかってしまってそのままオナホコキ、そしてその先への突き進む「シリコンよりもすてきなものに」はヒロインの性格やスポボラオナホズリという破壊力満点な一撃が魅力。
快楽にトロける美少女の痴態をたっぷり堪能できた一冊でした。
残念なことになってしまったコアマガさんだけに、修正がキツめなのが残念です…。いつか修正薄くして再販とかしてくれたらいいんですが、きっと難しいだろうなぁ…。
●ガーデンⅡ/緑のルーペ
ガーデンII (TENMA COMICS) (TENMAコミックス) (2013/11/29) 緑のルーペ 商品詳細を見る |
無事完結した緑のルーペ先生による長編漫画。
どこへ向かうんだか分からない恐ろしい漫画でしたが、うん。うん…。
作家自身から放たれるメッセージ性が、良くも悪くも過去最高に強烈な作品だったなと思います。題材として、エロ漫画だからこそできる漫画をやり遂げてくれた。
言ってしまえば悪趣味な漫画で、自分はこの作品では抜けなかったけれど、性的満足とはまた別に心に染み入る壮大な愛があって、やはりこの作品は大好きだなぁと思う。いやもう、滅入るくらいヒドいことやってる漫画なんだけれど。
様々な異常者が登場する漫画ですが、主人公はかなり平凡。
だからこそ、きっと読んでる自分自身の感情とリンクする部分が多大にあって、ザクザク傷つけられました。セックスのさなかにわざとらしく愛をささやいている男主人公が、浅ましくて弱い卑怯者に思えてきますよ。それでもコイツの無様さを受け止めた上で、応援したくなった。
表紙は水中を泳ぐ少女たち。これがまた意味深なのです。
水中。普通の人は苦しくて生きていけない世界にひつじは居て、きっと自由に泳げて、微笑むことすら出来ていたのだ。気づかなければ溺れ死ぬことだってきっとない。
どんなに間違えても汚れても狂っても、幸せならそれでいい。けれどちゃんと自分で幸せを見つけに行かなくちゃならないということか。
ひとりの少女が「あい」を知るまでの歪みきった紆余曲折。人が砕け散るその瞬間と、それまでの道のりと、それからの未来。胸の奥が苦しくてたまらない、でも続きが気になってしかたない漫画でした。
『好き』の魔法でみんな狂っちゃえよって、そんな囁きが闇から聞こえてきそうな。
「わたし このままなんにも知らないままお母さんになんて なりたくないよ 怖いよう」
このセリフは震えました。そして繋がるラストシーンが泣けるんだ……。
●おとめくずし/ひげなむち
おとめくずし (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) (2013/11/21) ひげなむち 商品詳細を見る |
ひげなむち先生の漫画を読む時って、「エロ漫画を読んでるなぁ」っていう充実感が半端ないです、個人的に。当たり前のようなことを言ってますけど感動します。
キャラクターを心理的に追い詰めるやり方だとか、サディズムとマゾヒズムの絶妙なバランス感覚とかが見事すぎる。男性キャラがたいがい卑劣なのが清々しいです。
その場その場の刹那的な欲望や愛情に流されて、どうしようもない過ちを犯していく人々。
エロ漫画の醍醐味は堕落にあるという真理を再確認。
彼氏がいるのについつい…なんて著者王道のストーリーを完堕ちまでじっくりネットリ描き切った「ご拝借!」シリーズはナイス・シコリティ。体格差SEXがいやらしい「びっぐ&すもーる」のロリヒロインのキャラ造形は絶品です。百合カップル両方をそのまま奪って孕ませ3Pが展開される「彼氏×彼女×彼女」も堕ちていく過程が最高だよな。大切な信念だとかを無理やりへし折っちゃうのはゾクゾクする。
絵柄は柔らかそう・優しそうなのに、内容は人間の汚さ・卑しさが花開くしたダーク路線。男はヒドいことしてるのに女性側がそれを赦しちゃってるしむしろ望んでいるしで、和姦的な着地となってるのも素敵。
ひげなむち先生にはこういった路線でこれからも楽しませていただきたいと思います。これはいやらしい漫画だぞ…!
というわけで以上10作。
一気に感想書いたら似たり寄ったりなこと言ってて語彙力のなさを露呈してしまう…。
さてここからは番外編的に、ベスト10には漏れたけどこれもイイぞな作品をつらつらと。
●過ち、はじめまして。/色白好
過ち、はじめまして。 2 (バンブーコミックス COLORFUL SELECT) (2013/07/05) 色白 好 商品詳細を見る |
エロだけど非18禁漫画だったので、ベスト10からは除外。でもホントは入れたかった。それくらい大好きな作品。「不倫」というテーマで、人の罪悪感をほじくるような筆致にドキドキしました。
→報われない、でも抜け出せない。『過ち、はじめまして。』1巻
1巻の時感想を書きましたが、さらに素晴らしいのが完結巻であるこの2巻です。
メインキャラ3人の恋愛模様と、主人公が最後に迎えるささやかなラストシーンの鮮やかな感動はなんとも言い難い。人を傷つける、人に傷つけられる、痛々しい大学生の恋愛模様。
「狂ってるのは、私だけじゃないんだね」の言葉に首の根を締められる感覚を、ぜひ貴方にも。
井上さん……幸せになってくれえええ………
●COMIC セーラー喪服の少女 (アンソロジー)
COMIC セーラー喪服の少女 (BBB COMICS 6) (2013/12/20) 四方山哲、来太 他 商品詳細を見る |
お、おう…?セーラー喪服…?「セーラー喪服」…
それは葬儀や法事へ出向く際、
女子校生…いわゆるJC・JKのみに
着用を許された、礼装の黒衣である。
彼女たちはこれを身にまとい、鎮魂の葬列を飾るのだ…。
そんなジャンルあったこと初めて知ったぞ、というか作家たちの困惑っぷりが伺える巻末コメントも面白かったアンソロジー。
普段エロアンソロはほとんど買いませんが、これは本屋でタイトルを見た瞬間に奥深いカルマを感じて衝動買いしてしまいました。表紙絵もいいよね。
不謹慎なシチュエーションではあるけれど、こういうおかしなアンソロジーは面白いなということで挙げました。収録されている作品もその多くが死に触れた人々の物語となっており、どことなく湿っぽさや哀しみが漂う切ない雰囲気も好みでした。
セーラー喪服というファンタジー衣服も作家それぞれが考えたオリジナル。なかなか見られないデザインの制服がたくさん見ることができてこれも楽しめました。
個人的には結構ヒットしたアンソロなので、また出てくれないかなー。
番外編も終えて以上12冊の紹介でした。
年に一度のエロ漫画更新はやっぱり楽しいですね。来年もクリスマスの憂さ晴らしにたぶんやります。
それでは、ここまで長文読んでくださった方ありがとうございました。
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直接オススメ作品まで教えてくれて有難うございます。
その作品は私は未読でした。今年はなにかと忙しく、それは購入漏れしてしまったタイトルのひとつです。しかしいい評判を聞きますね…買えなかったこととランキングの選考に入れられなかったことが残念です。
せひ読んでみたいと思います。コメントありがとうございました!
直接オススメ作品まで教えてくれて有難うございます。
その作品は私は未読でした。今年はなにかと忙しく、それは購入漏れしてしまったタイトルのひとつです。しかしいい評判を聞きますね…買えなかったこととランキングの選考に入れられなかったことが残念です。
せひ読んでみたいと思います。コメントありがとうございました!
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