[漫画]高まる僕の鼓動と、高まる君の鼓動が、『ハレルヤオーバードライブ!』8巻
タイトルは音速ラインから。作品的にこういうことやりたくなる・・・!
自分が心の声を聞かないなら…誰が聞くんだ!
「ハレルヤオーバードライブ!」最新の第8巻が出ました。
うひょー今回の表紙は小雨と麗のツーショット表紙!これまでで1番好きなイラストかもしれません・・・!!自分が麗好きということを抜きにしても素晴らしい。
音楽が化学反応する一瞬を捉えたかのような一枚ですね。麗のイメージは桃色の花びら。小雨のイメージは水玉。左右でキレイに色が分かれているのが美しい。
表紙中央のやや左下の、花びらが水滴になる様子がまたにくい演出ですよ!
二人の音が合わさって広がっていく。改めて、無茶苦茶カッコいい!
というか麗の右手はどゆこと!小雨の口元に添えられているわけですが、熱っぽい表情と合わせてなんとも色気のあるポーズですよ!!
・・・ふぅ。そんな表紙の第8巻の感想―。もう8巻まできたか。
ライブシーンでぎっしり!やたらとテンション上がって仕方ない仕上がり。
→一瞬一瞬を刻みつけて『ハレルヤオーバードライブ!』7巻
スランプを抜け出した麗。海の家で行われる野外イベントに、これまでとは違ったメンバー構成の新バンド「ポニーテールズ」で参加。麗は見事に自分の殻をやぶることができました。
よかったなぁ!よかったなぁ麗!
ぼくぁもう麗ちゃんがダントツなくらい好きなので、この涙は本当に染みる。
ここしばらくの苦しみをはねのけ、彼女はまた一歩成長しました。
1つの壁を乗り越えることができたのだ。
そしてこのポニーテールズの演奏が、小雨の新曲のアイディアをもたらす。
彼が引っかかった点から予測すると、「踊る」ってのがキーワードかな。
海の家野外ライブ後のシーンを見ても、この新曲を大切に仕上げていこうという小雨の意識も見えます。こうやってタメを作るってことは、作品としてもこの曲が大きな意味を持ちそうですよね。
しかしまぁ、麗が刻んだ新しいグルーヴが小雨を刺激を与えたということを考えても、今回の表紙は素晴らしいものだなぁと改めて思ったり。
小休止をはさんで新展開。合いまみえる新たな敵・・・!
ある日小雨が出会った、山田早介となのる男。その出会いが波乱を招くことに。
業界にもツテがあるという山田。「ラベンダーヴァーブ」というバンドのベーシストらしいですが小雨はその正体はわからず。
しかしリリーパスカルから「希望」を取り戻すという目標がある小雨。ひとつ上のステーイに行くためにも、山田の誘いに乗って「ラベンダーヴァーブ」とのライブに挑むことに。
しかしこのライブが、いきなりティアドライブの運命を左右することになる・・・!
ここのところの展開は実にうまく、それでいて嫌らしさがあった。
ティアドライブとともに、読んでいる自分もがっつり入れ込んで怒りが湧いてくるような。いいねえ。これまでラブコメとしての魅力が大きいと思っていますが、ストーリーにもうねりが出てきましたよ。
珠姫の登場はもっと焦らしてからでもいいかと思ったけど、それくらい。
心揺さぶる熱い展開、きてます。
無謀だろう。無茶だろう。でも黙っていられるか。あの娘は、泣いてたんだ!
ティアドライブ全員の意識が統一されてのぞむライブ。その集中力はハンパじゃなく、何かが起こるのではと期待を抱くのもムリはない。覚悟決めた小雨イケメンですなぁ。
ティアドライブに興味がなく退場しようとする客たちを、全員はムリだっただろうけど、何割かの足をとめてやることはできていたんだ。
このライブではまだ敵わないかもしれない。しかし彼らの歌は世に放たれて、聞いた人の心に残り続ける。このライブを見た人の心に、ひっかかりを残す。
小雨の生みだす「雫」は、聴く人の心に静かに届く。
彼の音は、聴く人の魂をじっくりと揺さぶっていく、
小雨が得意とする直情的な音楽性とは裏腹と、聴く人をしっとりと夢中にさせる穏やかな一面もあるように思えますね。いや、直情的がゆえにここまでピュアに人の心を揺さぶるのか。トリッキーなプレイヤーではないもんな。
それにしても心を熱くたぎらせる!ってタイプではないんだ。それこそ水のように「染みていく」。
現状のストレートなロックナンバーたちから変化球をはなてるようになることが、ティアドライブの未来を決めそうです。
この巻、とにかくライブシーンが多い。しかも初期から見ても、だいぶ見せ方がうまくなっているように感じます。画力がアップしていることもそうですが、カッコいいアングルで魅せてくれるシーンばかり。純粋に、作者のセンスが磨かれてきているのかな。
バンドのミュージック・ビデオとか見るのが好きなんですけど、せっかくバンド漫画だし作者もヤル気ですし、こういう惚れ惚れする演奏描写に今後も期待したいものですよ!
ここまで演奏シーンにしっかりページを割いてくれるのって、やはり嬉しいですねえ。「カッコよく描いてやろう!」っていう気概も感じる。
単行本クライマックス、「やってやった!」と言わんばかりに拳を突き上げるティアドライブ。鼓動を早めてくれる圧倒感、疾走感で演奏を爆走したのちの、この熱い余韻!胸が高鳴る!
ほかにも各話のタイトルナンバーをオサレに演出してみたり、小ワザをきかせて読者の興奮をあおってくるよなあ・・・!演奏描写のカッコよさという華やかさが本作の武器。
そんなこんなで「ライブシーンに魅せられる」点では過去最高峰の出来栄え。
8巻ともなって作品として成熟してきているのを感じます。
しかしそれは大人しくなった・落ち着いてきた、というわけではなく
イキオイの付け方がうまくなったというか、ストーリーに味わい深さが出てきたというか
ああ、いいなあ、成長してきているよ、キャラも作品も!
『ハレルヤオーバードライブ!』8巻 ・・・・・・・・・★★★★
ライブシーン山盛りで楽しすぎる第8巻!ストーリーとしても大きな盛り上がり所。
ハレルヤオーバードライブ! 8 (ゲッサン少年サンデーコミックス) (2012/12/12) 高田 康太郎 商品詳細を見る |
自分が心の声を聞かないなら…誰が聞くんだ!
「ハレルヤオーバードライブ!」最新の第8巻が出ました。
うひょー今回の表紙は小雨と麗のツーショット表紙!これまでで1番好きなイラストかもしれません・・・!!自分が麗好きということを抜きにしても素晴らしい。
音楽が化学反応する一瞬を捉えたかのような一枚ですね。麗のイメージは桃色の花びら。小雨のイメージは水玉。左右でキレイに色が分かれているのが美しい。
表紙中央のやや左下の、花びらが水滴になる様子がまたにくい演出ですよ!
二人の音が合わさって広がっていく。改めて、無茶苦茶カッコいい!
というか麗の右手はどゆこと!小雨の口元に添えられているわけですが、熱っぽい表情と合わせてなんとも色気のあるポーズですよ!!
・・・ふぅ。そんな表紙の第8巻の感想―。もう8巻まできたか。
ライブシーンでぎっしり!やたらとテンション上がって仕方ない仕上がり。
→一瞬一瞬を刻みつけて『ハレルヤオーバードライブ!』7巻
スランプを抜け出した麗。海の家で行われる野外イベントに、これまでとは違ったメンバー構成の新バンド「ポニーテールズ」で参加。麗は見事に自分の殻をやぶることができました。
よかったなぁ!よかったなぁ麗!
ぼくぁもう麗ちゃんがダントツなくらい好きなので、この涙は本当に染みる。
ここしばらくの苦しみをはねのけ、彼女はまた一歩成長しました。
1つの壁を乗り越えることができたのだ。
そしてこのポニーテールズの演奏が、小雨の新曲のアイディアをもたらす。
彼が引っかかった点から予測すると、「踊る」ってのがキーワードかな。
海の家野外ライブ後のシーンを見ても、この新曲を大切に仕上げていこうという小雨の意識も見えます。こうやってタメを作るってことは、作品としてもこの曲が大きな意味を持ちそうですよね。
しかしまぁ、麗が刻んだ新しいグルーヴが小雨を刺激を与えたということを考えても、今回の表紙は素晴らしいものだなぁと改めて思ったり。
小休止をはさんで新展開。合いまみえる新たな敵・・・!
ある日小雨が出会った、山田早介となのる男。その出会いが波乱を招くことに。
業界にもツテがあるという山田。「ラベンダーヴァーブ」というバンドのベーシストらしいですが小雨はその正体はわからず。
しかしリリーパスカルから「希望」を取り戻すという目標がある小雨。ひとつ上のステーイに行くためにも、山田の誘いに乗って「ラベンダーヴァーブ」とのライブに挑むことに。
しかしこのライブが、いきなりティアドライブの運命を左右することになる・・・!
ここのところの展開は実にうまく、それでいて嫌らしさがあった。
ティアドライブとともに、読んでいる自分もがっつり入れ込んで怒りが湧いてくるような。いいねえ。これまでラブコメとしての魅力が大きいと思っていますが、ストーリーにもうねりが出てきましたよ。
珠姫の登場はもっと焦らしてからでもいいかと思ったけど、それくらい。
心揺さぶる熱い展開、きてます。
無謀だろう。無茶だろう。でも黙っていられるか。あの娘は、泣いてたんだ!
ティアドライブ全員の意識が統一されてのぞむライブ。その集中力はハンパじゃなく、何かが起こるのではと期待を抱くのもムリはない。覚悟決めた小雨イケメンですなぁ。
ティアドライブに興味がなく退場しようとする客たちを、全員はムリだっただろうけど、何割かの足をとめてやることはできていたんだ。
このライブではまだ敵わないかもしれない。しかし彼らの歌は世に放たれて、聞いた人の心に残り続ける。このライブを見た人の心に、ひっかかりを残す。
小雨の生みだす「雫」は、聴く人の心に静かに届く。
彼の音は、聴く人の魂をじっくりと揺さぶっていく、
小雨が得意とする直情的な音楽性とは裏腹と、聴く人をしっとりと夢中にさせる穏やかな一面もあるように思えますね。いや、直情的がゆえにここまでピュアに人の心を揺さぶるのか。トリッキーなプレイヤーではないもんな。
それにしても心を熱くたぎらせる!ってタイプではないんだ。それこそ水のように「染みていく」。
現状のストレートなロックナンバーたちから変化球をはなてるようになることが、ティアドライブの未来を決めそうです。
この巻、とにかくライブシーンが多い。しかも初期から見ても、だいぶ見せ方がうまくなっているように感じます。画力がアップしていることもそうですが、カッコいいアングルで魅せてくれるシーンばかり。純粋に、作者のセンスが磨かれてきているのかな。
バンドのミュージック・ビデオとか見るのが好きなんですけど、せっかくバンド漫画だし作者もヤル気ですし、こういう惚れ惚れする演奏描写に今後も期待したいものですよ!
ここまで演奏シーンにしっかりページを割いてくれるのって、やはり嬉しいですねえ。「カッコよく描いてやろう!」っていう気概も感じる。
単行本クライマックス、「やってやった!」と言わんばかりに拳を突き上げるティアドライブ。鼓動を早めてくれる圧倒感、疾走感で演奏を爆走したのちの、この熱い余韻!胸が高鳴る!
ほかにも各話のタイトルナンバーをオサレに演出してみたり、小ワザをきかせて読者の興奮をあおってくるよなあ・・・!演奏描写のカッコよさという華やかさが本作の武器。
そんなこんなで「ライブシーンに魅せられる」点では過去最高峰の出来栄え。
8巻ともなって作品として成熟してきているのを感じます。
しかしそれは大人しくなった・落ち着いてきた、というわけではなく
イキオイの付け方がうまくなったというか、ストーリーに味わい深さが出てきたというか
ああ、いいなあ、成長してきているよ、キャラも作品も!
『ハレルヤオーバードライブ!』8巻 ・・・・・・・・・★★★★
ライブシーン山盛りで楽しすぎる第8巻!ストーリーとしても大きな盛り上がり所。
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