[本]正直でバカな青春送ってますよ 『男子高校生の日常』4巻
男子高校生の日常(4) (ガンガンコミックスONLINE) (2011/04/22) 山内 泰延 商品詳細を見る |
しょうがないわね――――――――!!!
順調に回を重ねて4巻目。「男子高校生の日常」最新刊です。
今回もあまり日常らしくないのに「日常だ」と思わずうなづいてしまうような感じ。
ぶっ飛んだネタばかりではあるのですが、不思議とこのテンションの高さに自然と馴染めてしまいます。バカな高校生たちによるバカ騒ぎ。面白いです。
ではさくっと4巻感想へ。
一話読みきりコメディを16話収録。するする読めてしまう手軽さもこの作品のいいところ。
単行本の前半は夏休みモードにつき夏っぽいものが多かったですね。
中でもオビにも採用された第54話と、続く55話のなかなかなインパクトw
ヒデノリは不幸なボーイ・ミーツ・ガールに見舞われやすいようで、今回は背後から見知らぬ女の子の強烈なドロップキックを食らって川に突き落とされます。しかもそれが女の子がした人違いだと発覚。
4巻の表紙はその最悪に気まずい空気の中にいるバカたちを描いたものとなってます。
明らかにおっ立ったフラグも易々無かったことにしてしまうヒデノリ。
まぁ彼には1巻からすでにお決まりの相手がいるのでね!
(クリック拡大)
はい、文学少女さんですね。文学少女もこの巻大目に登場しています。
今回彼女のプライベートも覗けるようなエピソードも収録されており、彼女の知り合いらしき男の子も登場します。しかし彼と歩いてるところを偶然ヒデノリに目撃されてしまい、なぜか大慌ての文学少女ことやっさん。
謎の競争に全力を投じた後、ヒデノリを捕まえて必死の弁解をしてるのが上の画像。
なんですかね、「彼氏がいる」と勘違いされるのがそんなに嫌だったんでしょうか。フヘヘ
そういえば63話でヒデノリに後ろを取られたときの頬の赤みは、最初読んだときは緊張感によるものだとさらりと流してしまっていましたが、しかし改めてみると・・・ヒデノリのこと、むっちゃ気にしてますよね!
ヒデノリもヒデノリで文学少女をあえて避けているようですし、なんだか甘酸っぱい香り漂う展開・・・。ラブ方面でもこの作品は盛り上がってしまうかも知れませんね!
まぁこの作品のことですから、仮にそういう方向に行ったとしてもそう簡単なものになってくれるとは到底思えませんがwなんにせよ気になるところです。
文学少女の可愛らしさがまたひとつ新たな段階へ行ってしまった4巻・・・!
そして今回もりんごちゃんはアホかわいいな!
この作品の女の子キャラでは、文学少女と並ぶほどに好きなりんごちゃん。
男子高校生たちが女の子のパンツを見るために他校の彼女を呼び出すのですが、罠とは露知らず彼らの嘘を信じきったりんごちゃんは頼られていると勘違いしてすごい笑顔&ハイテンションです。かつてないほどの優越感に浸っています。ああ、本当にバカだなとw
男子高校生たちにライバル意識を持っているからこそで、それを逆に利用されてしまって、しかも最後まで騙されたことに気づかないままパンツ見られて去っていく。最後までドヤ顔で・・・。
この作品に関してはこのくらいでさっくりまとめます。
相変わらずの読みやすさ。すぐ読める軽さと、何度も読み返せるネタの上手さがある作品。勢い任せでありつつシュールだったり。絶対的にツッコミが足りてないのは間違いない。
それとちょっとずつこれまでとは違った方向性のネタも増えてきたような気も。オチのバリエーションが広がってきたように思いました。
そしてこの作品を盛り上がるバカなキャラクターたちの魅力は健在、・・・どころかよりパワーアップしてきましたね。みんな本当かわいいな。
かわいい。かわいいけど、なんだかそれ以上に「愛らしい」と言いたくもなるような女の子たち、と男の子たち。この作品、特別絵がうまいわけではないんですけど、不思議と女の子が可愛いですよね。目がないキャラも結構いるのに彼らもなぜか可愛く思えてくるのが不思議。
5巻は12月発売予定とちょっと先になりますが、楽しみに待ちたいと思います。
最後に何気にお気に入りの1コマを。
お前それどういう転び方だよww
『男子高校生の日常』4巻 ・・・・・・・・・★★★☆
お前ら本当バカだよな、なんて笑いながら読める、安心感すら漂いだした第4巻。
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