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正直どうでもいい(移転しました)

マンガ感想を主に書くブログ。移転につき凍結中。

[漫画]ぼくはもう童貞ではないのか? 『ウシハル』4巻

ウシハル 4 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)ウシハル 4 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
(2011/10/28)
ゴトウ ユキコ

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   これで童貞卒業だね。

ゴトウユキコ先生の「ウシハル」も4巻目。
童貞少年たちのリビドーあふるる暴走が面白いコメディ漫画です。
ウシハルちゃんとのやりとりをたくさん描きつつも、これまで節目節目に新キャラを登場させたりで読者を飽きさせない工夫がされていたこの作品ですが、今回大きく話が動いた感があり。



性に目覚めた童貞にしか見えない、不思議な牛の女の子・ウシハル。
ウシハルちゃんこそがこの作品の看板娘。今回もウシハルちゃんはかわいいのです。

ウシハル3

あー、パクパクものを食べてる様子でさえかわいい!な
今回特に印象に残ったのはスーパー種牛のミヤケくん関連のエピソードです。
イケメンすぎる種牛ということでメス牛たちに大人気のミヤケくん。牛舎に2匹で入っていっては、そのすぐ後にはメス牛が満足気な顔して牛舎から倒れこむように出てくる。ミヤケくんぱねっす!
そしてこのミヤケくん、意外なかたちでウシハルと関係があったりしました。
主人公とミヤケくん、どちらを選ぶかの選択がウシハルに迫られます。
結末としては、やはり2人(人ということにしておく)の絆を再確認するものでしたけども。
「清春には私がいないと・・・」ですって!ウシハルは保護欲込みで主人公を好きでいたんですねえ。面白い関係です。飼い主と飼い牛なのにね。
あと役立たずと思われないように特訓しまくる第49話も微笑ましい!

そして4巻といえば、なんと言っても女子高生の緑さんですよ!
憧れの美人女子高生。しかし清春は思わぬ形で彼女のヒミツを知ってしまい、そのせいで彼女に付きまとわれることになります。本当は嬉しいはずなのに、それはどこか恐ろしくもあり・・・。
ある日には家にまで上がりこんでくる緑さん。両親もいる食卓の下で、脚で股間をグリグリとせめられて悶絶してしまう主人公です。童貞中学生には刺激強すぎですよ!

ウシハル

「わあい、大好きですーバナナ」
狙いすぎです。でもまんまとニヤニヤしてしまうビクンビクン。
性描写自体はどれほど珍しくないですが、この作品としてはこの主人公が肌と肌のふれあいからなる現実的なエロスを感じさせるシーンが出てくるのはおっと思いました。
それだけこの展開は、これまでを思っても異常事態であるということでしょう。
事実、本当に異常事態で、このまま主人公と緑さんはどんどんと過激な方向へ・・・。

緑さんのビッチっぷりは読者としては笑顔にならざるを得ないのですが、清春は必死です。童貞を失えば、大好きなウシハルの姿(女の子の)が見えなくなるのです。
本来男子中学生がこんなことになったらされるがままになってしまいそうですが、清春はなんとか抗おうと努力をします。しかし・・・結果どうなったのかは、読んでみてのお楽しみという感じ。

ウシハル2

「どこまでが童貞なのか」を真剣に考え込んでいるキャラクターたちの姿も面白い。
中高生のころなんかに自分も童貞の基準について考えてみたりしましたが
この作品ではそれをとてもシリアスな問題として捉えています。
なんだか懐かしさも感じさせてくれたシーンですが、この作品としては非常に重要な場面でもあります。童貞を卒業したくない中学生、というのもまた面白いんですけども。
大人の世界へのあこがれもありつつ、「まだ大人になりたくない」とも思う年頃なのかも知れません。清春にはウシハルが見えなくなるかもしれないという恐怖が1番の要因ではありますが、まだ綺麗なままでいたいという欲求は意外と納得がいくというか。
それにしても、吉田さんの視線のかすかな優しさが胸に染みるで・・・。



図らずしも大人への致命的な一歩を踏んでしまった清春。
それはこの作品の今後を決める重要なポイントです。この先どうなってしまうのか。
もしかすると完結が近い・・・?この作品は単行本で読んでるので、ソワソワします。
また、清春の身に振りかかるイベントの影響もあって、過去最高にエロい巻だったという印象です。もうおっぱいで喜んでるレベルじゃない!大変だ!
童貞臭さがウリの作品のはずが、おそろしいことになってしまったものです。
前半までいつもどおりのノリだったぶん、急にウシハルとさよならになってしまう展開にやってこられて寂しさも一際。また何度も、ウシハルちゃんのかわいい笑顔に出会えますように!
続く5巻が一層楽しみ。発売周期的には、春頃に発売されそう?

『ウシハル』4巻 ・・・・・・・・・★★★☆
どういうことだってばよ・・・怒涛の展開が待ち受ける第4巻。エロエロですな。

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漫画と邦ロックとゲーム。
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