2ntブログ

正直どうでもいい(移転しました)

マンガ感想を主に書くブログ。移転につき凍結中。

[本]季節を振り返る 『“文学少女”の追想画廊』

どうせなら連続させるかな、ということで文学少女。
“文学少女”の追想画廊“文学少女”の追想画廊
(2008/12/15)
野村 美月

商品詳細を見る

   井上心葉は、あなただけの作家です。

素晴らしいエンディングを迎えた文学少女シリーズ。
現在は番外編をやっていますが、とりあえず本編完結編「作家(ロマンシエ)」までの総括として発売されたのがこの画集「追想画廊(ガレリア・デ・アール)」です。
「道化」から「作家・下巻」までの使用された口絵、挿絵を完全網羅。
キャンペーンなどで仕様されたり、ファミ通サイトで公開されていたイラストも
未公開のラフスケッチも初期デザインその他諸々も完全収録。
画集であるとともに設定資料集の役割を果たしてくれる一冊となっています。

原作小説に収録されていたイラストがメインなので、詳しく語ることもないかも。
いえ、もちろん、透明感あふれるイラスト郡は、なにも考えずにめくっているだけで気分がよくなるぐらいに素晴らしいクオリティです。ただ自分に、イラストについて語れるだけの知識が無いので断念・・・orz
なんで、画集特典の野村美月先生書下ろし短編小説について。



『いつか、きみに会う日まで』

作家下巻エピローグの内容を補完するようなエピソード。
作家として成長した心葉の様子や、大学に通う遠子など、たった8ページながら見逃せない描写も多かったんじゃないかなと思います。
が、目玉はそこではありません。
再会を果たした後の2人の様子が・・・すこしだけ・・・垣間見・・・れ・・・ている?のか?
いや、そこらへんは買った人のみがニヤニヤできるポイントなわけで、あえて触れませんw
それほど重要とは思わない短編でしたが(本編で綺麗に完結してましたし)
やはりファンとしては、最後の最後に、こういったトラップをしかけてくるのが嬉しかったり。
さて、遠子は心葉のプランどおりの行動をするのか・・・。
はたまた高校生であったころのように、心葉の想像を超えたリアクションをするのか・・・。
どちらにせよ、新しい関係が始まることは間違いないですよね。
「あなただけの作家です」と言われたあとの遠子先輩を想像するだけで、ほっぺたが落ちそうになるくらい(?)笑顔になってしまうのです。自分は。

ちなみにアニメイト購入特典の書下ろしペーパーについても。
こちらは作家上巻のちょっとしたサイドストーリー。
先輩かわいいよ先輩ー!



イラストのできばえ、書下ろし短編、他作家さんがたのトリビュートページなど、いい一冊に仕上がっていたと思います。
ただ・・・欲を言えば、もうちょっと紙質良くしてくれ!と・・・。
「紙だぜ!」といわんばかりのザラつき感は、作品の雰囲気にはあっているかもしれませんが
買ってから半年も経った今では、画集を立てて上から見るとすっかりヤケてしまってます。
画集なのに、こうして色あせていくのを見るのは辛い・・・!
こういうコンセプトだったかもしれませんが、個人的には変色しないようなしっかりした紙で作ってほしかったかな~と。
でも、セピア色になった画集というのも、アリなのかもしれませんね。

そして何度も、何度も繰り返しますが、自分は文学少女が大好きです。
大好きな作品を彩ったイラストをこうして画集として眺められるのも、幸せなことです。
ちょうど中学卒業時期に第一巻を手に取ったこのシリーズ。
自分にとっても、これまで文学少女シリーズに触れてきた時間の総まとめになりました。
とても素敵な本です。
画集が色あせても、好きだって気持ちは色あせない。
きっと。
20090621195631.jpg

『“文学少女”の追想画廊』 ・・・・・・・・・★★★★
ページをめくれば目くるめくセンチメントの世界へ。
本作に思いいれがあればあるほどたまらない一冊。書下ろし短編も最高でした!

ちなみにポスターがあたる抽選やっていたので応募しましたが、普通に当たりませんでした。
やはり300名は狭き門ですな・・・。   あ、一応「狭き門」でカケたつもりです。

続きを読む ≫

Home

引っ越し先

ブログを引っ越しました。 当ブログは更新を停止し、新ブログにて更新をしています。 https://sazanami233.hatenablog.com/

楽園に花束を

プロフィール

漣

Author:漣
「さざなみ」と読みます。
漫画と邦ロックとゲーム。
好きなのは思春期とかラブコメとか終末。

連絡先。
omuraisu0317あっとyahoo.co.jp(あっと→@に)

ツイッター
ツイッターのログ

Twitter

基本毎日います。記事にしない漫画感想とかもたまにつぶやいてますので、宜しければどうぞ。

記事

カテゴリー

コメント

トラックバック

カウンター

カレンダー

月別アーカイブ

03  02  12  11  07  05  04  02  01  12  11  10  09  08  07  05  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07 

検索

リンク