ブレイクブレイド1,2巻感想と色々
![]() | (2007/09/12) 吉永 裕ノ介 商品詳細を見る |
「100万人に1人の確率で生まれてくると言われる魔力をまったく持たない者―――ね」
ちょっと前に買ったんだけど感想書けてなかった作品。ネット掲載のロボット漫画。
ファンタジー漫画にしては小難しい感じはなく、サラリとした読み心地。
ですが設定などは非常に練りこまれており、深みのある世界観が魅力的です。
ストーリーを要約すると、まさに煽り文のとおり『選ぶべきは国家か、それとも友情か』
国家と友情をはかりにかけ、それに悩む人々の姿と、彼らの乗るゴゥレムの戦いを描いてます。
皆が「魔力」を持つ世界で暮らすライガットが首都に呼ばれ、今や国王となった昔の親友と再会して物語スタート。刻一刻と迫る敵国を率いているのが、親友のゼスであると判明。
親友と敵対する、というのがこの漫画のミソか。高い画力で描かれるゴゥレム同士の戦いも魅力。重量感あってよし、これってアナログで描いてるのかな。すげぇ・・・。
ロボットでただ戦っているだけでなく、乗り込む人間の苦悩がはっきりと描かれてますね。
味方だと信じた人間が敵となり、ライガットの、そしてゼス自身の友達を殺そうする。
国の言いなりになって親友を手にかけていいのかと悩むゼスと、それを迎え撃つライガットの苦悩・・・。2人の心情的な対比がよくできてるなぁと思います。
作画はなんの問題もないレベルで上手いと思いますが、たまに見づらい絵があったり。
ですがロボットアクションは大迫力で、こういった路線が好きな方ならたまらないでしょうw
また、男だらけのムサい状況に花を添える紅一点、シギュンの存在がありがたい。
彼女は国の王となった、ライガットの親友であるホズルの嫁さんであります。しかしそれなのに不可解な描写がいくつか。シギュンが指輪をあえてつけず、ホズルも指輪をつけてないことを強調するシーンもあったり。
![20090219191614[1]](https://blog-imgs-18-origin.2nt.com/o/m/u/omuraisu0317/20090223194019.jpg)
そしてライガットにヘンなこといわれて早々に立ち去るも、部下の人間に顔が赤くなってることを指摘されます。
人妻ヒロインかわいすぎでしょうコレは。
シギュンとホズルは政略結婚させられたのか?でもシギュンの家は裕福ではないと作中にも言われてた・・・。そこらへん、明かされるときがあるんでしょう。
人妻がヒロイン、それだけでもオラワクワクし(ry
・・もちろんゴゥレムどうしの戦いも、非常に面白い。迫力あるし、頭使って戦ってます。
それに加えて人々の苦悩がストーリーの核となっていて、より戦闘が白熱するのもいい。
出版社自体がマイナーですが、がんばってのし上がってもらいたい作品。
ネット掲載なので、公式をおいておきますね。第一話立ち読み可能ですー。
ふーむ、アニメ映えしそうだなぁ。やってくれないかな~・・・。
『ブレイクブレイド』1、2巻 ・・・・・・・・・★★★★
期待のシリーズ。大胆さと繊細さと、ロボアクションと心理描写と、なかなかに凝ってます。
将来性あるシリーズだと思いますよ。出版社がうまくやれば!
油絵風ハルヒ壁紙
ハルヒなんかは、めちゃくちゃかわいい娘がコスプレしてるみたい。リアルですね。
ふくよかなメイドを集めた「ぽっちゃりメイドカフェ」。外まで行列の人気店
「ふくよか」「ぽっちゃり」・・・。予想を軽く斜め上に行かれてしまったぜ。
俺が言えたことじゃないけどww