[本]青春は走れ!オムニバス青春学園ストーリー。 『むすんでひらいて』1巻
東京行ってきます。サカナ武道館!
もう少しだけ 好きでいさせて
「EDEN&ブレイドコミックアーカイブ」にて連載中の恋愛オムニバス漫画。
EDENが始まったときに第一話を読んで注目していたんですが
予想以上に発売まで時間がかかりまして、7月にようやく1巻が発売しました。
それにしては更新するの遅いじゃねーかという感じですが・・・・・・。
・・・さて、この1巻では第4話までを収録。
オムニバス形式なので、それぞれについて書いていってみたいと思います。
男性恐怖症の彼女と、どうすれば距離を縮められるのか!
悩む主人公・広呂ですが、残念なことに彼は馬鹿ですので不器用なことしかできず・・・
「むすんでひらいて」のオープニングというわけで
内容は非常にストレートな、全力疾走の気持ちのいい青春漫画です。
(まぁこの漫画、どれもベタなんですけどね。それが良いのです)
主人公が暴走君なので、きもちよーくストーりーが転がっていきます。
そして恋心に浮かれっぱなしの広呂が、初々しくて可愛いのです!
ヒロインである先輩が結構絵的にサービスしてくれるのも嬉しいですね!ニコニコ
しかし、この1話だけではヒロインをやや描ききれてない感じも。
もうちょっと描写があればよかったですが、すんなり終わって2話で主人公チェンジ。
未来での発展を大きく望めるラストとはいえ、
もっと先輩の赤面をくれ!を叫びたかったのは確かです。
まぁ、これでこのペアとはさよなら、では無いので2巻以降の彼らに要注目!
主人公は1話主人公広呂の親友、明智。
彼のような、いわゆる情報通キャラが主人公になるのってあまり無い気がします。
ちょっと新鮮な感じですね。
そしてこのヒロインが個人的に超ストライク。
(クリック拡大)
扉絵の時点でこのオーラ・・・・・・!!
引っ込み思案で他人の顔色を窺ってばかりの、小動物のような女の子、牧原さん。
女子のデータ採集を趣味としている明智。彼女のデータを採るため近づきますが
そこで偶然、彼女を秘密を知ってしまいます。
彼女が、漫画家を目指していることを。
けれどそれはいまだ夢のような単なる憧れで、まだ行動に移せていない。
そんな彼女にアドバイスをしていく中で、明智の心に少しずつ変化が・・・。
牧原さんの成長のカタルシス、終盤の疾走感ある展開、そして牧原さんの可愛さ・・・と
個人的にはこの話が一番好みでした。特に2人で自転車に乗るシーンは、俺ほにょほにょ。
教室での告白は、彼女の精神面の成長が目に見えて分かって、非常に爽快でした。
こんな風に自分を夢を語れるなんて、随分強くなったなぁw
そして最大のキモは、家に帰ってから1人で思い出しニヤニヤをする明智君!
彼女の成長は明智のおかげで。そしてそれは彼女が一番よく分かっていて。
だから言ったんだ。
彼から貰った勇気で、彼への想いをこめて。
「私のこと、明智くんに、見ててほしいです」
恥ずかしいわ!!!
あと何気に「他人の顔色窺ってやりたい事をやらないなんて変」は明言。ビビッときた。
第2話でちょろっと出てきた明智の幼馴染・夏。
ヒロインは牧原さんの話を読み終えてこの第3話を読むと、複雑気持ちになりますね。
しかし予想を上回る、『上手い』落とし所を見つけてくれました。
昔から明智のことを知っている彼女だからこそ、最近の明智の変化は分かっている。
そしてそれで自分が動揺しているのを、理解したくないけど理解せざるを得ない・・・。
うっすらと想像は付く。
明智は牧原さんが好きで、牧原さんも明智が好きなんだろうって。
ずっと隣にいたはずの明智が、なんだか遠くに行ってしまったみたいに思えて
いつも通りの自分でいられない。イライラする。
本当に心苦しいけど、こういうのも結ばれた恋の2面性だよなぁ。
彼女の恋は、彼女がそれをはっきり認識できる前に、終わってしまった・・・?
彼女は、明智が牧原さんと仲良くなる前から、自分の恋心を認識してたのだろうか。
これは明言されてはいませんが、恐らくこれは非常に曖昧な問題だったんだろう。
身近すぎたせいで、家族としての愛情と異性としての愛情が混ざってしまって、彼女自身その境界を理解していなかったし、恐らく理解する必要がなかったんだ、今までは。
ずっと今の関係が続くんだろうって、どこか安心しきっていた部分があった。
残酷だけどその「甘さ」が、こういう結果になってしまったのかなぁ。
けど、だからと言って黙っていられる女の子じゃないのです。
グシャグシャになった自分の気持ちを、なんとかカタチにしたくて。
あのバカに、思い知らせてやりたくて。
胸が熱くなる展開ですが、うあぁ、悲しいことに、遅すぎた。
この恋を叶えるには、この勇気は手遅れだった。
・・・でも、まだ終われない。
見込みなんてなくても・・・すぐにこの気持ちとバイバイなんて、出来ない。
幼馴染スキーとしては、かなり心苦しい展開。
しかし嫉妬まみれになるでもなく、真正面からぶつかっていった夏ちゃんは
やはり、幸せな未来を迎えて欲しいなと心から思うのです。
後味もよく、僅かなドロドロムードをさっぱり断ち切ってのラストも秀逸。
爽やかながら、ほんのりビターな味わい。
こういうのも、青春漫画の良さだなあ。
主人公は広呂の友人グループのイケメン君・西野。
クールな彼も、また熱く切ない恋をしちゃってたりするのでした。
「勝ち目のない恋愛はしたくないね」なんて零しながら
達成感を味わって清々しい顔をしてる西野君に、なんだか自分もキュン。
そういう感情から一歩引いて、達観している彼だっただけに
この表情は、なんとも味わい深いのです。
自分から恋を終わらせることを選んだことで、西野君は確実に一歩進めたんだろうし、
この結末はベストだったように思う。
西野君は本当にイケメン。
イケメンは心までイケメンでイケメンです。よく意味が分かりません。
離れていく先生を見つめる西野君の、あの無垢はほほ笑みはやられますよ。
それで、3話と4話のやりとりを見ると、西野と夏がくっつく展開も、無きにしも非ず?
彼女の言葉は、西野君を動かす一番の要因になりましたしね。
ただなぁ、言い方悪いけどなんか仲間内でとっかひっかえって感じでそれも違和感。
まぁ夏ちゃんが笑顔でいてくれれば俺はいいんですが。
西野君が今後メイン描かれることがあるなら、そのポジションに注目したいですね。
まとめ。
甘くも切ない、それぞれのラブストーリーがじわじわ染みてくる一冊です。
毎話必ず誰かが全力疾走するのもいいなぁ!青春は走れ!!
それと各エピソードの主要キャラが少しずつ繋がっているのも面白い。
微妙に絡み合いながら、どんどん新しい物語を紡いでいって欲しいですね。
そしてなんと言っても女の子がかわいい。
今後はどんなヒロインが登場するのでしょうか、非常に楽しみなのですよ。
『むすんでひらいて』1巻 ・・・・・・・・・★★★★
期待の青春オムニバス第一巻。明智君を巡る女の子2人はどっちまじかわ。
ネットでの連載ということで、気になる方はすぐに読むことができます→■
むすんでひらいて (1) (2010/07/14) 水瀬 マユ 商品詳細を見る |
もう少しだけ 好きでいさせて
「EDEN&ブレイドコミックアーカイブ」にて連載中の恋愛オムニバス漫画。
EDENが始まったときに第一話を読んで注目していたんですが
予想以上に発売まで時間がかかりまして、7月にようやく1巻が発売しました。
それにしては更新するの遅いじゃねーかという感じですが・・・・・・。
・・・さて、この1巻では第4話までを収録。
オムニバス形式なので、それぞれについて書いていってみたいと思います。
登場シーンからパンチラを決める優等生な先輩、朝木先輩がヒロイン。第1話 泣かないで センパイ!
男性恐怖症の彼女と、どうすれば距離を縮められるのか!
悩む主人公・広呂ですが、残念なことに彼は馬鹿ですので不器用なことしかできず・・・
「むすんでひらいて」のオープニングというわけで
内容は非常にストレートな、全力疾走の気持ちのいい青春漫画です。
(まぁこの漫画、どれもベタなんですけどね。それが良いのです)
主人公が暴走君なので、きもちよーくストーりーが転がっていきます。
そして恋心に浮かれっぱなしの広呂が、初々しくて可愛いのです!
ヒロインである先輩が結構絵的にサービスしてくれるのも嬉しいですね!ニコニコ
しかし、この1話だけではヒロインをやや描ききれてない感じも。
もうちょっと描写があればよかったですが、すんなり終わって2話で主人公チェンジ。
未来での発展を大きく望めるラストとはいえ、
もっと先輩の赤面をくれ!を叫びたかったのは確かです。
まぁ、これでこのペアとはさよなら、では無いので2巻以降の彼らに要注目!
「ぬらりひょんの孫」の椎橋先生も射抜かれちゃった第2話。第2話 “ヒミツノート”のひみつ
主人公は1話主人公広呂の親友、明智。
彼のような、いわゆる情報通キャラが主人公になるのってあまり無い気がします。
ちょっと新鮮な感じですね。
そしてこのヒロインが個人的に超ストライク。
(クリック拡大)
扉絵の時点でこのオーラ・・・・・・!!
引っ込み思案で他人の顔色を窺ってばかりの、小動物のような女の子、牧原さん。
女子のデータ採集を趣味としている明智。彼女のデータを採るため近づきますが
そこで偶然、彼女を秘密を知ってしまいます。
彼女が、漫画家を目指していることを。
けれどそれはいまだ夢のような単なる憧れで、まだ行動に移せていない。
そんな彼女にアドバイスをしていく中で、明智の心に少しずつ変化が・・・。
牧原さんの成長のカタルシス、終盤の疾走感ある展開、そして牧原さんの可愛さ・・・と
個人的にはこの話が一番好みでした。特に2人で自転車に乗るシーンは、俺ほにょほにょ。
教室での告白は、彼女の精神面の成長が目に見えて分かって、非常に爽快でした。
こんな風に自分を夢を語れるなんて、随分強くなったなぁw
そして最大のキモは、家に帰ってから1人で思い出しニヤニヤをする明智君!
彼女の成長は明智のおかげで。そしてそれは彼女が一番よく分かっていて。
だから言ったんだ。
彼から貰った勇気で、彼への想いをこめて。
「私のこと、明智くんに、見ててほしいです」
恥ずかしいわ!!!
あと何気に「他人の顔色窺ってやりたい事をやらないなんて変」は明言。ビビッときた。
明智君モテモテ回。第3話 片恋 幼なじみ
第2話でちょろっと出てきた明智の幼馴染・夏。
ヒロインは牧原さんの話を読み終えてこの第3話を読むと、複雑気持ちになりますね。
しかし予想を上回る、『上手い』落とし所を見つけてくれました。
昔から明智のことを知っている彼女だからこそ、最近の明智の変化は分かっている。
そしてそれで自分が動揺しているのを、理解したくないけど理解せざるを得ない・・・。
うっすらと想像は付く。
明智は牧原さんが好きで、牧原さんも明智が好きなんだろうって。
ずっと隣にいたはずの明智が、なんだか遠くに行ってしまったみたいに思えて
いつも通りの自分でいられない。イライラする。
本当に心苦しいけど、こういうのも結ばれた恋の2面性だよなぁ。
彼女の恋は、彼女がそれをはっきり認識できる前に、終わってしまった・・・?
彼女は、明智が牧原さんと仲良くなる前から、自分の恋心を認識してたのだろうか。
これは明言されてはいませんが、恐らくこれは非常に曖昧な問題だったんだろう。
身近すぎたせいで、家族としての愛情と異性としての愛情が混ざってしまって、彼女自身その境界を理解していなかったし、恐らく理解する必要がなかったんだ、今までは。
ずっと今の関係が続くんだろうって、どこか安心しきっていた部分があった。
残酷だけどその「甘さ」が、こういう結果になってしまったのかなぁ。
けど、だからと言って黙っていられる女の子じゃないのです。
グシャグシャになった自分の気持ちを、なんとかカタチにしたくて。
あのバカに、思い知らせてやりたくて。
胸が熱くなる展開ですが、うあぁ、悲しいことに、遅すぎた。
この恋を叶えるには、この勇気は手遅れだった。
・・・でも、まだ終われない。
見込みなんてなくても・・・すぐにこの気持ちとバイバイなんて、出来ない。
幼馴染スキーとしては、かなり心苦しい展開。
しかし嫉妬まみれになるでもなく、真正面からぶつかっていった夏ちゃんは
やはり、幸せな未来を迎えて欲しいなと心から思うのです。
後味もよく、僅かなドロドロムードをさっぱり断ち切ってのラストも秀逸。
爽やかながら、ほんのりビターな味わい。
こういうのも、青春漫画の良さだなあ。
2連続でビターラブ(?第4話 片恋連鎖
主人公は広呂の友人グループのイケメン君・西野。
クールな彼も、また熱く切ない恋をしちゃってたりするのでした。
「勝ち目のない恋愛はしたくないね」なんて零しながら
達成感を味わって清々しい顔をしてる西野君に、なんだか自分もキュン。
そういう感情から一歩引いて、達観している彼だっただけに
この表情は、なんとも味わい深いのです。
自分から恋を終わらせることを選んだことで、西野君は確実に一歩進めたんだろうし、
この結末はベストだったように思う。
西野君は本当にイケメン。
イケメンは心までイケメンでイケメンです。よく意味が分かりません。
離れていく先生を見つめる西野君の、あの無垢はほほ笑みはやられますよ。
それで、3話と4話のやりとりを見ると、西野と夏がくっつく展開も、無きにしも非ず?
彼女の言葉は、西野君を動かす一番の要因になりましたしね。
ただなぁ、言い方悪いけどなんか仲間内でとっかひっかえって感じでそれも違和感。
まぁ夏ちゃんが笑顔でいてくれれば俺はいいんですが。
西野君が今後メイン描かれることがあるなら、そのポジションに注目したいですね。
まとめ。
甘くも切ない、それぞれのラブストーリーがじわじわ染みてくる一冊です。
毎話必ず誰かが全力疾走するのもいいなぁ!青春は走れ!!
それと各エピソードの主要キャラが少しずつ繋がっているのも面白い。
微妙に絡み合いながら、どんどん新しい物語を紡いでいって欲しいですね。
そしてなんと言っても女の子がかわいい。
今後はどんなヒロインが登場するのでしょうか、非常に楽しみなのですよ。
『むすんでひらいて』1巻 ・・・・・・・・・★★★★
期待の青春オムニバス第一巻。明智君を巡る女の子2人はどっちまじかわ。
ネットでの連載ということで、気になる方はすぐに読むことができます→■
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