[日記]映画『半分の月がのぼる空』感想。
ネット開通きたああああああああああああああ
今日の午前中に開通工事がありました。
もうある程度PC内も整理しましたし、ほとんど以前使ってたPCと同じ感じに。
ただOSが7なため、XPの感覚でやってるとできないことも結構あったり…。
OS的には進化したはずなのにできないことがXPよりあるって、変な話だ。
まぁこれに慣れていかないとな。
さて、では一発目は
映画版『半分の月がのぼる空』についての感想。
大学入学式が4日に名古屋でありまして、その帰りに行ってきました。一応さらっと感想。
しかしこれ、ネタバレすると完全に面白みがなくなるなぁ…。
というわけでわかりやすいネタバレはしません…すいません。
原作との相違点を挙げていこうにも、そもそも根底から違いすぎ。
シナリオはもちろん、キャラの性格もポジションも、名前すらも。
しかしこれが意外にいい。
全然違う作品と言ってもいいくらいなんですが
限りある時間、大切にすべきもの、したいもの、淡い恋―――。
上手いこと出来てると思いますよ~。
原作では上手いこと暗喩的に用いられていた「銀河鉄道の夜」が
映画でも非常に効果的な使われ方をしていて、好きな人にはたまりません。
映像的には、ホームビデオで撮影したかのような、微妙なピンボケや揺れ、はっきりと映らない色彩に聞こえづらいセリフなど、意図的でしょうが、一映画として自分は好みでした。
BGMを気にする余裕はちょっとなくて残念でしたが
アコースティックのささやかな、映画に合ったものだったと思います。
夜に伊勢の町を友人とともに走る裕一から映画はスタート。
順調に亜希子さんにつかまって順調に里香と出会って順調にパシられます。
砲台山へ登って絆を強める二人でしたが、(ここらへんから原作から変わる)
そのことで病状を悪化させる里香。医者は裕一との面会を禁止。
会えない裕一に里香が亜希子さんを伝って渡した一冊の本、銀河鉄道の夜。
夢中で読みふける裕一。復帰した里香とセリフを言い合ったりしてラブちゅっちゅタイム満喫。
そして里香は制服をかりて裕一の学校の文化祭にやってくる。
突然のトラブルで台の主人公・ヒロインが裕一と里香になったりと楽しむ2人。
拍手喝采の舞台を降り、余韻に浸る部員たちだったが、しかし舞台裏で倒れる里香。
心臓がもろいため失敗のリスクが高く、医師が手術を引き受けたがらないなかで
東京に手術を受け持つという医師がいるという話がでた。しかし失敗の可能性も高い。
里香は、失敗して死ぬくらいなら、この病院で裕一とずっと一緒にいたい思いがあった。
しかし裕一は里香を送り出す。死を待つばかりではいけないから。
たとえ離ればなれになろうとも、彼女の生を願うから。…里香は決意する。
そして裕一の退院日。真っ白の世界へ踏み出していく裕一と、見送る里香の構図。
それから病院内に戻る里香だが、その様子を見た夏目が彼女を呼び止めると……
こっからがこの映画のミソ、というかトリックですかね。
原作既読者は、まさかこうくるとは、とビックリすると思います。
自分もびっくりして、感動的なシーンなのに超ニヤニヤしてましたww
半月たる根本をひっくり返す大仕掛けです。しかし、なるほど、ともなります。
原作でもポジション的にそんな感じでしたからね(ネタバレはしません)。
持っていき方がすごい鮮やかでした!
さてちょっと不満な点。
なんで脇男性キャラがみんなDQN風なんでしょうか…。
これが今のリアルな若者像、ということでしょうが
ここはやはり、ぱりっと真面目そうな雰囲気でやってほしかった。
夏目と対面するあの少年も、言ってることは最高だし根性あると思うけど
「え、こいつがいうの?」と思ってしまった俺はちょっと捻くれてるかw
山西・司も、なんか妙なことになってて笑ってしまいましたw
でも序盤格好いいシーンもありましたし、結構両待遇。
夏目の慟哭シーン、泣きました。
というか終盤の泣き場面ラッシュ、もうたいへんでした。
みくちゃん(違うかも)も、ちょっとびっくりです。やりやがった。
ベッドの中語り合う所や、ラストの病室シーンも、鮮明に眼に焼きつきました。
エキストラ参加もするくらい映画化にテンション上がってた自分ですが
実は結構心配してました。どんなふうに仕上がってるんだろうと。
見終えた今、それは杞憂だったと言えます。
公開前からネガキャンが絶えない流れだった本作。
たしかに、原作と比較すれば、まったく違った作品になっているとは思いますが
描かれているものは近いように思います。
生きる者を、描いているからです。
あるはずのない、けれどみなが目指す永遠を描いているからです。
いい映画だったと思います。
原作を気にしすぎては集中できないんで、開始5分であきらめるべきです。
そして夏目が出てくるシーンはかなり注目してみると、より楽しめるかと。
以上。
完全版も、ゆっくりじっくりと、読み進めています。
今日の午前中に開通工事がありました。
もうある程度PC内も整理しましたし、ほとんど以前使ってたPCと同じ感じに。
ただOSが7なため、XPの感覚でやってるとできないことも結構あったり…。
OS的には進化したはずなのにできないことがXPよりあるって、変な話だ。
まぁこれに慣れていかないとな。
さて、では一発目は
映画版『半分の月がのぼる空』についての感想。
大学入学式が4日に名古屋でありまして、その帰りに行ってきました。一応さらっと感想。
しかしこれ、ネタバレすると完全に面白みがなくなるなぁ…。
というわけでわかりやすいネタバレはしません…すいません。
原作との相違点を挙げていこうにも、そもそも根底から違いすぎ。
シナリオはもちろん、キャラの性格もポジションも、名前すらも。
しかしこれが意外にいい。
全然違う作品と言ってもいいくらいなんですが
限りある時間、大切にすべきもの、したいもの、淡い恋―――。
上手いこと出来てると思いますよ~。
原作では上手いこと暗喩的に用いられていた「銀河鉄道の夜」が
映画でも非常に効果的な使われ方をしていて、好きな人にはたまりません。
映像的には、ホームビデオで撮影したかのような、微妙なピンボケや揺れ、はっきりと映らない色彩に聞こえづらいセリフなど、意図的でしょうが、一映画として自分は好みでした。
BGMを気にする余裕はちょっとなくて残念でしたが
アコースティックのささやかな、映画に合ったものだったと思います。
夜に伊勢の町を友人とともに走る裕一から映画はスタート。
順調に亜希子さんにつかまって順調に里香と出会って順調にパシられます。
砲台山へ登って絆を強める二人でしたが、(ここらへんから原作から変わる)
そのことで病状を悪化させる里香。医者は裕一との面会を禁止。
会えない裕一に里香が亜希子さんを伝って渡した一冊の本、銀河鉄道の夜。
夢中で読みふける裕一。復帰した里香とセリフを言い合ったりしてラブちゅっちゅタイム満喫。
そして里香は制服をかりて裕一の学校の文化祭にやってくる。
突然のトラブルで台の主人公・ヒロインが裕一と里香になったりと楽しむ2人。
拍手喝采の舞台を降り、余韻に浸る部員たちだったが、しかし舞台裏で倒れる里香。
心臓がもろいため失敗のリスクが高く、医師が手術を引き受けたがらないなかで
東京に手術を受け持つという医師がいるという話がでた。しかし失敗の可能性も高い。
里香は、失敗して死ぬくらいなら、この病院で裕一とずっと一緒にいたい思いがあった。
しかし裕一は里香を送り出す。死を待つばかりではいけないから。
たとえ離ればなれになろうとも、彼女の生を願うから。…里香は決意する。
そして裕一の退院日。真っ白の世界へ踏み出していく裕一と、見送る里香の構図。
それから病院内に戻る里香だが、その様子を見た夏目が彼女を呼び止めると……
こっからがこの映画のミソ、というかトリックですかね。
原作既読者は、まさかこうくるとは、とビックリすると思います。
自分もびっくりして、感動的なシーンなのに超ニヤニヤしてましたww
半月たる根本をひっくり返す大仕掛けです。しかし、なるほど、ともなります。
原作でもポジション的にそんな感じでしたからね(ネタバレはしません)。
持っていき方がすごい鮮やかでした!
さてちょっと不満な点。
なんで脇男性キャラがみんなDQN風なんでしょうか…。
これが今のリアルな若者像、ということでしょうが
ここはやはり、ぱりっと真面目そうな雰囲気でやってほしかった。
夏目と対面するあの少年も、言ってることは最高だし根性あると思うけど
「え、こいつがいうの?」と思ってしまった俺はちょっと捻くれてるかw
山西・司も、なんか妙なことになってて笑ってしまいましたw
でも序盤格好いいシーンもありましたし、結構両待遇。
夏目の慟哭シーン、泣きました。
というか終盤の泣き場面ラッシュ、もうたいへんでした。
みくちゃん(違うかも)も、ちょっとびっくりです。やりやがった。
ベッドの中語り合う所や、ラストの病室シーンも、鮮明に眼に焼きつきました。
エキストラ参加もするくらい映画化にテンション上がってた自分ですが
実は結構心配してました。どんなふうに仕上がってるんだろうと。
見終えた今、それは杞憂だったと言えます。
公開前からネガキャンが絶えない流れだった本作。
たしかに、原作と比較すれば、まったく違った作品になっているとは思いますが
描かれているものは近いように思います。
生きる者を、描いているからです。
あるはずのない、けれどみなが目指す永遠を描いているからです。
いい映画だったと思います。
原作を気にしすぎては集中できないんで、開始5分であきらめるべきです。
そして夏目が出てくるシーンはかなり注目してみると、より楽しめるかと。
以上。
完全版も、ゆっくりじっくりと、読み進めています。
Comment
コメントの投稿
Track Back
TB URL