どろぼうの名人感想と「花と奥たん」と色々
<11/16>
薦めてもらったのに感想書いたこと報告するの忘れてたんだぜ!
トラバ貰っちゃったのでこちらもやっておいたぜ!
君継葭月さんに薦めてもらった本を読み終えたので感想を。
夢の語彙ではそれは、グリム童話の第十二番、『ラプンツェル』。
漣にとって、初の百合作品。
これまで百合要素もある、という作品には触れてきましたが、真っ向勝負を挑んだ作品はこの作品が初めてです。なので他の百合作品と比較することは出来ませんのでご了承くださいw
さて、では「どろぼうの名人」の感想。
メインキャラクターは4人。
姉の言いつけでとある女性の「嘘の妹」となってしまった少女、初雪が主人公。
彼女の日記を読むような感覚で、一日一日を淡々と描いていく作品です。
もちろんこれは百合作品なので、野暮な野郎は登場せずに女性同士でキャッキャウフフしているわけです、が・・・まぁ甘いだけのお話ではないですよ、と。
戸惑う初雪をそっと見守るような気持ちで読んでいくことはできます。しかし気を許しかけるたびにやってくる、不穏な描写。「愛さんを信じてはならない」と何度も確認させられる。でもまた、お互いの体温と安らぎを求めてしまう。
正直に言えば、抑揚の少ないストーリー展開に退屈してしまった箇所もありました。ストーリーは特別良かったとは思いません。けどな~、なんでだろう、気に入ってしまった。
この作品の特徴としては、一人称の口調の変化がまずあります。
初雪視点で語り続けられる物語ですが、ですます調と、簡潔に語るクールな口調の二種類が、ほとんど交互にやってきます。・・・はて、この演出に何か意味が・・・?と思いつつ最後までたどり着きましたが、何もありませんでした! ただ、二つの口調を使っても作品の空気感がまったくブレないのはナイス。初めての感覚でした。
もうひとつの特徴は、童話。
この作品のタイトルもグリム童話からつけられていますし、この物語を象徴するキーワード『ラプンツェル』もグリム童話です。これは多分作者の趣味なんでしょうが・・・童話というのはファンタジックなのにコンパクトで浮き足立たない世界観があるように思います。この作品にも、そのような雰囲気が宿っているように感じるのは、もしかすると童話のおかげかもしれません。
ところどころでよく分からないネタが出てきたり、雰囲気にそぐわないゴッツイ方々(軍関係)が登場しましたがが、別に気になりませんでした。むしろこれらは、フワついて柔らかすぎるこの物語を、かろうじて現実(?)とつなぎとめているようにも感じられます。
序盤と終盤、「大人になった初雪」の視点で、この物語の全体像が語られる。
すべて『夢の中の出来事』だったと彼女は言う。急に寂しくなる一言…。
そういえば、登場人物紹介の前に「姉へ」とか書かれちゃってるし、これは大人になった初雪がダレカにささげた物語なんじゃないかなとか妄想してみる。
けれどそんな未来の初雪が、愛さんのことや、彼女のことを愛した日々を、誇りに思っている。
それだけで自分は、すごくやさしい気持ちでこの本を閉じることが出来ます。出来ますとも。
『どろぼうの名人』 ・・・・・・・・・★★★★
一巻完結の百合作品。ちょっとドキドキしながら優しくなれます。
非常に読みやすいですし、俺のような百合初心者にもイケるはずです。
紹介してくださった君継葭月さん、ありがとうございました!
激しい〈処女信仰〉は、悲しい〈童貞賛美〉の裏返しの叫び
というわけで話題のかんなぎ騒動。こんなんばっかだからオタクはバカにされるんだ。
けれど騒ぎ立てる人たちの気持ちも分かるんですよね~・・・悲しいことに。
アニヲタのキックボクサー「長島☆自演乙☆雄一郎」が圧勝で新王者に
つえええええええええええ
今週号のスピリッツ( 『バンビ~ノ!』とか『新クロサギ』とかが載ってる所 )には、久しぶりに「花と奥たん」が掲載されていますね。大好きな高橋しん先生の、大体3ヶ月に一回ペースで掲載される不定期連載シリーズ。
というわけで早速買ってきました~。
第一話で「うおおっやべえええ続き読みてえええええ!!」となったこのシリーズ。
しかし2話以降、特に大きな展開もなく過ぎていき・・・熱も少し冷めた頃に今回のお話。
今回は久しぶりにアタリでした。
このシリーズはほんの少しの禍々しさと、ロリすぎる奥たんの可愛らしさが魅力。
特に今回の都会に出てきてハシャぎまくる奥たんの可愛いことと言ったら。
そしてバイクに乗って帰る奥たん。
今回のお話はバイクも登場し、いつもよりも疾走感あって良し。
気持ちいい短編に仕上がっていますが、相変わらず「謎の植物」は登場してます。
好き嫌いがハッキリ別れる作者だけに、この作品も意外とアクが強い。
ぶっちゃけ青年誌であるスピリッツでは浮いてるしw
けどまぁ、高橋しん先生の作品を好きになったことがある人なら、ぜひ読んで欲しい作品ですね。
問題はほとんど物語が進行してないこと・・・。じき盛り上がっていきそうではありますが。
まぁとにかく、週刊なので読みたい方はお早めに。滅多に載りませんので。
ではでは。
>>れな様
カミナ
「ああ計ったよ!! 俺達の運と・・・・・・男の度量をなあッ!」
燃えたなぁ~。グレンラガン以降、ロボットアニメを多く見るようになりました。
>>こじか~様
妹がリアルにいると「妹キャラ大好き!」と気軽に言えなくなるから困る。
まぁ妹も相当アレな風に成長してるから、一緒にアニメ見れるのはいいことかも試練ね。
地獄少女のガチホモ回を録画できなかったことを悔しがってたけどww
>>いか様
変態って書いてごめんなw
ちゃんと書いてくれてありがとうごぜーました。乙w
>>colo様
アリーゼは・・・MPも召還術関連のパラメータもヤード以下だった気がs・・・可愛いからOK!!
生徒としてはベルフラウが一番好きですが、あんまり強くないですね~。
一番使えるのはもしかするとウィルかも?
今更4を買うのもなんか辛いので、5待ちすることにしました。
C3の5巻の表紙が公開されました。
http://dengekibunko.dengeki.com/img/0812/5.jpg
美少女文庫の棚に並んでても違和感ねぇな、これ。
この作品はこの可愛らしいイラストで読者を釣りつつ、グロ描写でドン引きさせることに全力を投じるべき作品だと思っていますので、この表紙には大賛成です。
いえいえ、別に萌えたからではないですよ。
ホントですってば。
注射器にまたがるフィアえっちぃです><
真理君「バカだな また反転したのか」
もうこのネタ飽きたよねwこれ以上は続けないようにしますw
薦めてもらったのに感想書いたこと報告するの忘れてたんだぜ!
トラバ貰っちゃったのでこちらもやっておいたぜ!
君継葭月さんに薦めてもらった本を読み終えたので感想を。
どろぼうの名人 (ガガガ文庫 な 4-1) (ガガガ文庫 な 4-1) (2008/10/18) 中里 十 商品詳細を見る |
夢の語彙ではそれは、グリム童話の第十二番、『ラプンツェル』。
漣にとって、初の百合作品。
これまで百合要素もある、という作品には触れてきましたが、真っ向勝負を挑んだ作品はこの作品が初めてです。なので他の百合作品と比較することは出来ませんのでご了承くださいw
さて、では「どろぼうの名人」の感想。
メインキャラクターは4人。
姉の言いつけでとある女性の「嘘の妹」となってしまった少女、初雪が主人公。
彼女の日記を読むような感覚で、一日一日を淡々と描いていく作品です。
もちろんこれは百合作品なので、野暮な野郎は登場せずに女性同士でキャッキャウフフしているわけです、が・・・まぁ甘いだけのお話ではないですよ、と。
戸惑う初雪をそっと見守るような気持ちで読んでいくことはできます。しかし気を許しかけるたびにやってくる、不穏な描写。「愛さんを信じてはならない」と何度も確認させられる。でもまた、お互いの体温と安らぎを求めてしまう。
正直に言えば、抑揚の少ないストーリー展開に退屈してしまった箇所もありました。ストーリーは特別良かったとは思いません。けどな~、なんでだろう、気に入ってしまった。
この作品の特徴としては、一人称の口調の変化がまずあります。
初雪視点で語り続けられる物語ですが、ですます調と、簡潔に語るクールな口調の二種類が、ほとんど交互にやってきます。・・・はて、この演出に何か意味が・・・?と思いつつ最後までたどり着きましたが、何もありませんでした! ただ、二つの口調を使っても作品の空気感がまったくブレないのはナイス。初めての感覚でした。
もうひとつの特徴は、童話。
この作品のタイトルもグリム童話からつけられていますし、この物語を象徴するキーワード『ラプンツェル』もグリム童話です。これは多分作者の趣味なんでしょうが・・・童話というのはファンタジックなのにコンパクトで浮き足立たない世界観があるように思います。この作品にも、そのような雰囲気が宿っているように感じるのは、もしかすると童話のおかげかもしれません。
ところどころでよく分からないネタが出てきたり、雰囲気にそぐわないゴッツイ方々(軍関係)が登場しましたがが、別に気になりませんでした。むしろこれらは、フワついて柔らかすぎるこの物語を、かろうじて現実(?)とつなぎとめているようにも感じられます。
序盤と終盤、「大人になった初雪」の視点で、この物語の全体像が語られる。
すべて『夢の中の出来事』だったと彼女は言う。急に寂しくなる一言…。
そういえば、登場人物紹介の前に「姉へ」とか書かれちゃってるし、これは大人になった初雪がダレカにささげた物語なんじゃないかなとか妄想してみる。
けれどそんな未来の初雪が、愛さんのことや、彼女のことを愛した日々を、誇りに思っている。
それだけで自分は、すごくやさしい気持ちでこの本を閉じることが出来ます。出来ますとも。
『どろぼうの名人』 ・・・・・・・・・★★★★
一巻完結の百合作品。ちょっとドキドキしながら優しくなれます。
非常に読みやすいですし、俺のような百合初心者にもイケるはずです。
紹介してくださった君継葭月さん、ありがとうございました!
激しい〈処女信仰〉は、悲しい〈童貞賛美〉の裏返しの叫び
というわけで話題のかんなぎ騒動。こんなんばっかだからオタクはバカにされるんだ。
けれど騒ぎ立てる人たちの気持ちも分かるんですよね~・・・悲しいことに。
アニヲタのキックボクサー「長島☆自演乙☆雄一郎」が圧勝で新王者に
つえええええええええええ
今週号のスピリッツ( 『バンビ~ノ!』とか『新クロサギ』とかが載ってる所 )には、久しぶりに「花と奥たん」が掲載されていますね。大好きな高橋しん先生の、大体3ヶ月に一回ペースで掲載される不定期連載シリーズ。
というわけで早速買ってきました~。
第一話で「うおおっやべえええ続き読みてえええええ!!」となったこのシリーズ。
しかし2話以降、特に大きな展開もなく過ぎていき・・・熱も少し冷めた頃に今回のお話。
今回は久しぶりにアタリでした。
このシリーズはほんの少しの禍々しさと、
特に今回の都会に出てきてハシャぎまくる奥たんの可愛いことと言ったら。
そしてバイクに乗って帰る奥たん。
今回のお話はバイクも登場し、いつもよりも疾走感あって良し。
気持ちいい短編に仕上がっていますが、相変わらず「謎の植物」は登場してます。
好き嫌いがハッキリ別れる作者だけに、この作品も意外とアクが強い。
ぶっちゃけ青年誌であるスピリッツでは浮いてるしw
けどまぁ、高橋しん先生の作品を好きになったことがある人なら、ぜひ読んで欲しい作品ですね。
問題はほとんど物語が進行してないこと・・・。じき盛り上がっていきそうではありますが。
まぁとにかく、週刊なので読みたい方はお早めに。滅多に載りませんので。
ではでは。
>>れな様
カミナ
「ああ計ったよ!! 俺達の運と・・・・・・男の度量をなあッ!」
燃えたなぁ~。グレンラガン以降、ロボットアニメを多く見るようになりました。
>>こじか~様
妹がリアルにいると「妹キャラ大好き!」と気軽に言えなくなるから困る。
まぁ妹も相当アレな風に成長してるから、一緒にアニメ見れるのはいいことかも試練ね。
地獄少女のガチホモ回を録画できなかったことを悔しがってたけどww
>>いか様
変態って書いてごめんなw
ちゃんと書いてくれてありがとうごぜーました。乙w
>>colo様
アリーゼは・・・MPも召還術関連のパラメータもヤード以下だった気がs・・・可愛いからOK!!
生徒としてはベルフラウが一番好きですが、あんまり強くないですね~。
一番使えるのはもしかするとウィルかも?
今更4を買うのもなんか辛いので、5待ちすることにしました。
C3の5巻の表紙が公開されました。
http://dengekibunko.dengeki.com/img/0812/5.jpg
美少女文庫の棚に並んでても違和感ねぇな、これ。
この作品はこの可愛らしいイラストで読者を釣りつつ、グロ描写でドン引きさせることに全力を投じるべき作品だと思っていますので、この表紙には大賛成です。
いえいえ、別に萌えたからではないですよ。
ホントですってば。
注射器にまたがるフィアえっちぃです><
真理君「バカだな また反転したのか」
もうこのネタ飽きたよねwこれ以上は続けないようにしますw
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最初携帯で見たら空白部分の文字も普通に黒字で表示されててワロタ
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どろぼうの名人 (ガガガ文庫 な 4-1) (ガガガ文庫 な 4-1) 作者: 中里十, しめ子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2008/10/18 メディア: 文庫 とんだ化け物を引き当ててしまった。近年まれに見る、静かな雰囲気を醸し出している百合作品。まさしく初雪のような感覚のなかに