[本]好きだから、首輪が欲しいんだよ。 『ココロの飼い方』
ココロの飼い方(2) (ヤングマガジンコミックス) (2011/05/06) コタニ ヨーコ 商品詳細を見る |
尚が好きだから
コタニヨーコ先生の「ココロの飼い方」2巻が発売されました。
一見爽やか~な学園ラブコメ、と見せかけて結構おかしいのがこの作品。
ですが基本的には初々しい青春恋愛漫画で、とても可愛らしく読みやすいです。
1巻は発売当時レビュー書きましたので、よろしければそちらも→リンク
では2巻の感想へー。
2巻では新キャラを複数交えての展開が目玉。
ヤンキーっぽいけど美人な先輩・演劇部の山田さんが主人公たちの関係を乱すかのような活躍っぷり。恋人関係になって初めての恋のライバル(・・・)の登場で2人はどうなるのかー!?
と煽ってみますが、まったくブレない尚雪&コロちゃんでした。流石といえば流石。
まぁ実際先輩が2人の意識を微妙に変えたことは間違いないことであり、
この巻の最大の見所は嫉妬しあう2人がすっげぇ可愛いってことだと断言!
コロちゃんがもっと尚雪にかわいいって思ってもらえるようにがんばるのには何度も悶えさせてもらいました・・・!なにその必死でかわいいアプローチ!コロちゃんやっぱかわゆー!
そして尚雪はとっておきの殺し文句でコロちゃんの気を引こうとします。
「首輪つけてエッチなことしてあげる・・・!!」(ピシャアン
「おまえは何を言っているんだ」と言いたくもなりますがコロちゃん嬉しそう・・・。
山田先輩登場による混乱が収まり、2人は改めて互いの気持ちを再確認。
首輪が欲しいから好きじゃない。好きだから首輪が欲しいんです。
ちょっとおかしな関係だけれど、間違いなくこれは純粋な「好き」のカタチ。
にしても「女同士のほうがポイント分かってるから気持ちいいってホントかな・・・!?」と真顔で考え込むコロちゃんは、本当に性への好奇心強いですねw
さて、2巻から地味にサブキャラ勢もそれぞれにいい味が出てきたと思います。
手越さんが貧乳キャラとしても頭角を現しだし、いいキャラクターに育ってきたなと。
なんかしらコンプレックスを抱えている女の子というのは、もうそれだけで美味でございまする。胸の話題に過剰に反応する手越さんの姿には涙と微笑みが誘われますね!(笑顔
しかし今回の2巻の最後のオチにして衝撃のオチには確かにビックリ。
てンめえええええええ
ちなみに2巻のオマケでは彼の童貞喪失物語が・・・・・・・もしかしたら3巻にも続くのかも?
手越さんが顔をすごく赤くしてますけど、これは驚きからくるものなのか、性的な話題のためなのか、それともアフロへなにか思うところがあるのか・・・・・・ふむむ、そういえばアフロとは何かと微妙にフラグが立ってきているような気も。
んではまとめ。
1巻が楽しめた人なら順当にオススメできる内容の第2巻となっています。
ただ1巻のインパクトがやや薄れてきてしまったことは多少感じたりも。更なるパワーアップがされてるとは言えないかなぁ。初期のインパクトが凄かったせいもあるかも知れません。
描写的には1巻よりもさらに過激になったとは思いましたけども。
しかしながら今だにドキドキする思春期少年少女の恋愛模様。その面白さは変わらず!
高校生らしい性的な葛藤がされているんですが、まるっきり子供みたいなじゃれあいをする尚雪とコロちゃんには和ませられますねぇ。刺激的なのにどこか安らぐ。
でも男子体操部の典雄先輩はちょっとどうかなーと思ったりも。
どっかネジが飛んだドタバタ劇がこの作品の面白さであって、このキャラのような明らかなネタキャラは、この先一切シリアスな使われ方はしないんだろうなってキャラの登場はやや残念。
まぁこの作品に深刻な展開なんてそうそうないだろうなとは思いますがw
と、いろいろ思ったこと書いてみましたが、3巻も楽しみにしてます。発売は8月予定。
『ココロの飼い方』2巻 ・・・・・・・・・★★★☆
1巻の雰囲気が好きな人なら問題無し。コロちゃんは小動物的魅力が凄いですねぇ。
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