[CD]「ラブライブ!」TVアニメ第1期関連の全曲感想
「ラブライブ!」第2期、毎週の最大の楽しみになっています。
最新の8話が素晴らしく、来週に期待が上がりすぎて、楽曲を聴きまくっていたらまた感想を残しておきたくなりました。
去年リリースされたベスト版の全曲感想はしましたが
それ以降感想をあげてはいなかったので、けっこうたまっているんですよ。
前回→アニメからハマった勢いでラブライブ!ベスト盤全曲感想
それでとりあえず、今回はテレビアニメ1期関連の曲感想をやっていきます。
また時間を見つけて残りのものをやっていけたらなと思います。
今回感想をかくのは、これらのCDやBDで聴くことができる楽曲。
・『僕らは今のなかで』
アニメからの新参なのではじめて耳にしたラブライブの曲はこれでした。
イントロの旋律だけで涙腺が震える…!
「楽しいだけじゃない、試されるだろう だってその苦しさもミライ」
現実の厳しさを理解しつつそこにぶつかっていく強さ。オープニングナンバーにふさわしい強烈なメッセージ性が押し出され、それでいてとてもポップ。アイドルとしての彼女たちの魅力が凝縮された、まさに代表曲と呼べるものではないだろうか。
サビの「怖がるクセは捨てちゃえ!」のメロディで拳を突き上げるととてもアツいのでオススメ。
「ラブライブ!」という物語にぴったりと寄り添い、エヴァーグリーンな輝きを放つアンセム。
・『WILD STARS』
μ'sとしては他にはない低音でせめるクールな一曲。
すこし攻撃的なイメージが浮かび、シリアスな曲展開にしびれる。Bメロの、一旦気分をセンチメンタルに浸らせるかのような美しいメロディが特に好き。
恋愛のはじまりを歌った内容だけど、それだけではなく、立ち向かう強さを秘めているかのような内容で、テーマをひとつには絞ってはいない。
ライブでのパフォーマンスでさらに好きになったような感じもありますね。振り付けがちょっと独特な感じで良かった。
・『きっと青春が聞こえる』
Aのメロは抑え、Bメロで上向き、サビで羽ばたくような、きれいなメロディライン。センチメンタルなムードを漂わせつつも幸福感たっぷり。
メンバー同士の友情や絆を感じさせてくれる歌詞がしみますよねぇ。μ’sという内側にも、リスナーという外側へも響くような、世界すべてに捧げられたような歌詞。
こういうのはほかの曲でもありそうだけど、この曲は不思議と“こちら”に向けて響いてくるような、いやラブライブの世界とこの世界が本当に繋がれたかのような、親密さとスケールの大きさを感じる。
不思議と、慈しむような優しい歌声に感じてしまう曲でもある。
あとカラオケで歌うとサビの難易度が何気に高い、と思う。
・『輝夜の城で踊りたい』
フィーバー!と始まるパーティーチューン。正直ありえないくらいクオリティが高いと思う…!アイドルソングとして完璧なんじゃないだろうか。
掛け声が豊富に挿入されていて単純に聞いていて賑やかで、楽しすぎる。
間奏のメンバーのセリフ回し箇所もあざとすぎて、そこだけ何度も聞いてしまったり。でも曲そのものの魅力がズバ抜けていている。
いい意味で媚びッ媚び!とにかく聞いて楽しいという意味ではトップクラスの楽曲。
これはライブでもセットリストの定番化して欲しいものです。
・『ススメ→トゥモロウ』
2年生3人の楽曲。
グイグイ加速させる演奏気持ちいい、急かすドラムにどっしり存在感のあるベース。演奏の格好良さもさることながら、積極的に合いの手を入れていくサビは、平時に聞いていてつい「ハイハイハイ!」と入れてしまいたくなる、魔法のようにキュートな吸引力。
この曲のうみちゃんの歌声が半端なくタイプだったりする。いちばん可愛く聞こえる。 アニメでの投げキッスも決まってたなぁ…。。
個人的にはこの曲中の穂乃果の腕まくりシーンが大好きなので、聞くと腕まくりしたくなる。俺がアニメ1話で最初に心掴まれたのはあの腕まくりシーンだから……!!
・『START:DASH!!』
アニメ一期の核となった大切な曲。μ’sのはじまりとなったナンバーであり、その意味合いは大きい。 特別な存在感を放っています。
闇の中でもがくような懸命さを感じるも、あくまでも希望を絶やさない。悲しみをたたえたようなイントロから、溌剌とした歌声が乗ってきた段階で、まるで火がついたかのように胸が熱くなる。
この曲は3人バージョンで、のちに9人で歌ったものもリリースされますが彼女たちのルーツとして、プレイリストに欠かすことのできない、欠けるなんてあり得ない、原石の魅力むきだしのマスターピース。
曲の良さと同時に、その背景にあるドラマ、重ねられた感情、宿った決意……それらが「START:DASH!!」を特別なステージへと押し上げる。
・『これからのSomeday』
生徒会3年生ペアを除いた7人の歌唱。ポップながらもどっしりブ厚いサウンドが魅力。ベースが目立つ。暴れている。ギターもシャキシャキしたカッティングでサウンドを軽快にしあげる。
楽しいことを楽しみ抜こうという姿勢が気持ちがいいポップナンバー。「いつの日か」と繰り返していく歌詞には、まさに夢見る少女たちの輝きが詰まっている。
ワクワクと浮き足立つ感情を反映したようなメロディがツボです。サビラストの「まだまだまだ……」「もっともっともっと……」と繰り返すあたりとか、キューンと胸掴まされる!女の子のわがままさを感じるようなフレーズでたまらない。
衣装の可愛らしさも特筆すべきポイント。あざとさはトップクラスですなぁ!
・『Wonder zone』
五本指ソックス!気持ちいい……!
ことりちゃん専用……とは言わないでまでもバッチリとセンターを飾った、ことりちゃんのポップソング。
人だけではなく、繋がれる“場所”の素晴らしさ。楽しませたいし、自分達も楽しみたい。とにかく、「場」への憧れ、感謝、希望、それらがつまっている歌詞がいいですねえ。
それでいて「泣かずにがんばらなきゃ輝けないね!」など、なかなかに男らしいフレーズが加わる。
曲の個性としてはやや埋没しがちなライン(あくまでも個人的に…)なんだけれど、ラブライブ楽曲は曲にドラマ性を与えることで影の薄い曲が出来ないのが素敵だなと思う。
・『No brand girls』
一気に駆け出すギターリフ!アップテンポなロックナンバー。軽快なメロディでまとまっている。とにかく、コールが楽しい曲でもある。振り付けも、ライブで練習したので思い出深いw
個人的にははまりやすく飽きやすく回帰しやすい曲。この凄まじいノリのよさは、インスタントにテンションをあげるのに向く。そのため個人的にはエナジードリンク的な扱いとして、普段はあまり聞かなかったりする。
トップクラスに前向きでソウルフルなサビ歌詞になんど励まされたか。ここぞと言うときに聞きたい。
黒レザーのテカテカ衣装も、イイヨネ!
あとこれはどうでもいいけど、このCDのジャケットの真姫ちゃんはなにそのポーズ???
・『START:DASH!!』(9人ver)
9人バージョン。
これぞミューズが誇る名曲。もう九人で歌っているという事実がすでに涙を誘うわけで卑怯。
シリアスな曲調で、なんて朗らかな歌声たちだろう。本当に歌の女神か。
3人バージョンの所で書いたことが大体、そのままここにも当てはまるのであとは省略。
全てが始まったこの曲を改めて9人で歌う。その価値は計り知れないけれど、観客のいないステージで3人だけで歌ったあのシーンこそが、この曲のエネルギーが最も高まっていた瞬間だなと感じる。
ここから先がBD特典曲になります。1巻から7巻のものまで順に。
・『夢なき夢は夢じゃない』
ファイトだよっ!
イメージはランニングを隣で応援してくれる女子マネ。らしい穂乃果ソロ曲。ともかく自転車にまたがって登場し歌い出したライブパフォーマンスが強烈すぎてあの光景ばかりが思い出される……。
ほのからしい、とにかく百パーセントの元気で畳み掛けるナンバー。
「君」への熱烈な応援歌であり、自信たっぷりに背中を押してくれる口調には穂乃果の良さがばっちり出ているよなぁ。「君」への信頼と、揺るがない自分の自信。私が応援してるんだから絶対大丈夫って歌うんですよ。これがすごい。アイセイッファーイ!
・『Anemone heart』
思い出せ。君は眼に焼き付けたか。あの腰つきを―――。
なんのこっちゃわからなくてもアレです。4thライブ1日目の模様はアニメ2期BD映像特典になるらしいので、それを見ましょう。
海未ちゃんとことりちゃんのデュエット曲は、淡い情欲のほとばしるクールでアダルトなナンバー。アニメ1期を見ていた段階ではこの2人の関係に特別燃えるものを感じていなかった鈍感な俺も、この曲の破壊力により開眼できました。
ここまでまっすぐなガチレズリリックを綴り世に出してしまったわけだけど、園田さん大丈夫なのかしら。
心の性感帯ズキズキうずかせる少女たちの色香が全開。
・『なわとび』
花陽ソロは泣きメロ炸裂の名バラード。心の底から丁寧に歌い上げる様子がたやすくイメージできる、やさしい熱唱は聴き応え抜群。
アニメ1期第4話とシンクロした内容となっており、不安げに揺れる心情と溢れる感謝が織り込められています。タイトルを含め、この内容を「なわとび」で例えたあたり抜群のセンスを感じる。
サビメロの起伏なんか、まるで思い出をなぞるような理想的な旋律。クサいメロディがズバンとストライクで決まる。
「孤独なHeaven」といい「なわとび」といい、かよちんソロ曲は不思議と琴線に触れる、触れまくる。泣けちゃった、ごめんね…。歌声が好きなのかもしれない。
ライブでもこの曲のパフォーマンスは二度共、涙腺が緩んだ。
・『Beat in Angel』
凛と真姫のデュエットソングは、ユーロビート色の強いアップテンポ・ナンバー。BD特典曲では1番好きだったりする。まじエンジェーゥ!
凄まじくポップなメロディーとギラギラしたアレンジが異様にハイテンション。一昔前のエイベックス系をなんとなく彷彿とさせるような感覚。
”やがて 「ふたりきりになりたい病気」になる 甘い薬をあげましょう”
”いずれ 「くちびるを奪いたい病気」になる 強い薬をあげましょう”
こんな必殺フレーズがガンガン飛び交い、相当にリスナーを煽ってくる。
普段あんなキャラなのに自分の持ち歌はこんなんばっかりな真姫ちゃん可愛いし、無邪気に挑発歌詞を歌いこなす凛ちゃんもかわいいし、もう聞くたび“Break Down!”
・『にこぷり♡女子道』
きたー!徹底して自分のキャラの押し出しくる強烈な自己紹介ナンバー。まさに彼女にとっての名刺代わりのような一曲となっています。
とは言え彼女はあくまでも、こういう舞台裏を感じさせない「完璧なアイドルとしての私」を提供としようと自己研鑚しているストイックな人間。この曲では結構そういう舞台裏を明かしてしまっているので、「こういう努力をしてかわいく作っている私」という像をひとつの別キャラクターとして分離させた上で歌っている、実はかなり器用な曲なのかもしれない。いやそうだろうか…?
”痛さも本気 悪いか本気さ それがにこの「女子道」”
とこれまた胸打たれるキラーフレーズ。素で喧嘩上等のファイティングポーズをかましてくるのが彼女の魅力。誇らしく自分を掲げるその強さ。
一番おもしろいのは「守りたくなるはずでしゅ」の部分。そのキャラ付けはいかがなものか。
・『硝子の花園』
デーデッデーと言えばこの曲。希と絵里のデュエットナンバー。
タイトルからイメージさせる通りの、歌謡曲ムードが濃い一曲。イントロから「ラーーラーラーララーラーラー♪」とコーラスに入る、いい意味で古めかしい演出。
しかしてその内容は過去のラブライブ楽曲でもズバ抜けてエロティック。園田式リリック術の真髄。
「Anemone heart」が至るまでとすれば、「硝子の花園」の世界観はすでに致してしまいそれがもう何度も、何度も繰り返されているような。閉じた楽園の中で幸福感と痛みと切なさを抱え、絡まる糸のようにふたりベッドに沈む。そんなイメージが湧く。
恋愛の対象が明らかに女性として描写されており、圧倒的なガチレズパワーが爆発した耽美な魔曲。
・『LONELIEST BABY』
最後は9人全員で歌う、オシャレなカッティングギターで幕を開けるパーティチューン。ディスコ調なサウンドは、涼しげなのに熱を帯びているような不思議な温度。
恋愛のことのようで、μ’sがリスナーに語りかける応援歌のようでもあり、どちらとしても楽しく聴くことができる。
この曲は絵里の歌唱が輝いていますね。間奏後のブリッジ部分での「アイラブユー♪」の歌い方の、ちょっと甘えたような発声には心射抜かれてしまう…!
こういうちょっとディスコ調のサウンドの曲、輝夜とかもそうだけど、とても好きなのです。
そんな感じで以上、アニメ1期関連曲の感想でした。
そのうちアニメ2期曲の感想にも着手したい。それ以外にもまだ感想かいてない曲たくさんあるなぁ。
二期BDにも当然、新曲がついてくるということで、それもとてもとても楽しみです。
えっ、1期関連の全曲感想とつけておいて「ぷわぷわーお!」の感想が無い?
……察せ!!
最新の8話が素晴らしく、来週に期待が上がりすぎて、楽曲を聴きまくっていたらまた感想を残しておきたくなりました。
去年リリースされたベスト版の全曲感想はしましたが
それ以降感想をあげてはいなかったので、けっこうたまっているんですよ。
前回→アニメからハマった勢いでラブライブ!ベスト盤全曲感想
それでとりあえず、今回はテレビアニメ1期関連の曲感想をやっていきます。
また時間を見つけて残りのものをやっていけたらなと思います。
今回感想をかくのは、これらのCDやBDで聴くことができる楽曲。
僕らは今のなかで【DVD付】 (2013/01/23) μ\'s 商品詳細を見る |
・『僕らは今のなかで』
アニメからの新参なのではじめて耳にしたラブライブの曲はこれでした。
イントロの旋律だけで涙腺が震える…!
「楽しいだけじゃない、試されるだろう だってその苦しさもミライ」
現実の厳しさを理解しつつそこにぶつかっていく強さ。オープニングナンバーにふさわしい強烈なメッセージ性が押し出され、それでいてとてもポップ。アイドルとしての彼女たちの魅力が凝縮された、まさに代表曲と呼べるものではないだろうか。
サビの「怖がるクセは捨てちゃえ!」のメロディで拳を突き上げるととてもアツいのでオススメ。
「ラブライブ!」という物語にぴったりと寄り添い、エヴァーグリーンな輝きを放つアンセム。
・『WILD STARS』
μ'sとしては他にはない低音でせめるクールな一曲。
すこし攻撃的なイメージが浮かび、シリアスな曲展開にしびれる。Bメロの、一旦気分をセンチメンタルに浸らせるかのような美しいメロディが特に好き。
恋愛のはじまりを歌った内容だけど、それだけではなく、立ち向かう強さを秘めているかのような内容で、テーマをひとつには絞ってはいない。
ライブでのパフォーマンスでさらに好きになったような感じもありますね。振り付けがちょっと独特な感じで良かった。
きっと青春が聞こえる (2013/02/06) μ\'s 商品詳細を見る |
・『きっと青春が聞こえる』
Aのメロは抑え、Bメロで上向き、サビで羽ばたくような、きれいなメロディライン。センチメンタルなムードを漂わせつつも幸福感たっぷり。
メンバー同士の友情や絆を感じさせてくれる歌詞がしみますよねぇ。μ’sという内側にも、リスナーという外側へも響くような、世界すべてに捧げられたような歌詞。
こういうのはほかの曲でもありそうだけど、この曲は不思議と“こちら”に向けて響いてくるような、いやラブライブの世界とこの世界が本当に繋がれたかのような、親密さとスケールの大きさを感じる。
不思議と、慈しむような優しい歌声に感じてしまう曲でもある。
あとカラオケで歌うとサビの難易度が何気に高い、と思う。
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掛け声が豊富に挿入されていて単純に聞いていて賑やかで、楽しすぎる。
間奏のメンバーのセリフ回し箇所もあざとすぎて、そこだけ何度も聞いてしまったり。でも曲そのものの魅力がズバ抜けていている。
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これはライブでもセットリストの定番化して欲しいものです。
ススメ→トゥモロウ/START:DASH!! (2013/02/20) μ\'s 商品詳細を見る |
・『ススメ→トゥモロウ』
2年生3人の楽曲。
グイグイ加速させる演奏気持ちいい、急かすドラムにどっしり存在感のあるベース。演奏の格好良さもさることながら、積極的に合いの手を入れていくサビは、平時に聞いていてつい「ハイハイハイ!」と入れてしまいたくなる、魔法のようにキュートな吸引力。
この曲のうみちゃんの歌声が半端なくタイプだったりする。いちばん可愛く聞こえる。 アニメでの投げキッスも決まってたなぁ…。。
個人的にはこの曲中の穂乃果の腕まくりシーンが大好きなので、聞くと腕まくりしたくなる。俺がアニメ1話で最初に心掴まれたのはあの腕まくりシーンだから……!!
・『START:DASH!!』
アニメ一期の核となった大切な曲。μ’sのはじまりとなったナンバーであり、その意味合いは大きい。 特別な存在感を放っています。
闇の中でもがくような懸命さを感じるも、あくまでも希望を絶やさない。悲しみをたたえたようなイントロから、溌剌とした歌声が乗ってきた段階で、まるで火がついたかのように胸が熱くなる。
この曲は3人バージョンで、のちに9人で歌ったものもリリースされますが彼女たちのルーツとして、プレイリストに欠かすことのできない、欠けるなんてあり得ない、原石の魅力むきだしのマスターピース。
曲の良さと同時に、その背景にあるドラマ、重ねられた感情、宿った決意……それらが「START:DASH!!」を特別なステージへと押し上げる。
これからのSomeday/Wonder zone (2013/03/06) μ\'s 商品詳細を見る |
・『これからのSomeday』
生徒会3年生ペアを除いた7人の歌唱。ポップながらもどっしりブ厚いサウンドが魅力。ベースが目立つ。暴れている。ギターもシャキシャキしたカッティングでサウンドを軽快にしあげる。
楽しいことを楽しみ抜こうという姿勢が気持ちがいいポップナンバー。「いつの日か」と繰り返していく歌詞には、まさに夢見る少女たちの輝きが詰まっている。
ワクワクと浮き足立つ感情を反映したようなメロディがツボです。サビラストの「まだまだまだ……」「もっともっともっと……」と繰り返すあたりとか、キューンと胸掴まされる!女の子のわがままさを感じるようなフレーズでたまらない。
衣装の可愛らしさも特筆すべきポイント。あざとさはトップクラスですなぁ!
・『Wonder zone』
五本指ソックス!気持ちいい……!
ことりちゃん専用……とは言わないでまでもバッチリとセンターを飾った、ことりちゃんのポップソング。
人だけではなく、繋がれる“場所”の素晴らしさ。楽しませたいし、自分達も楽しみたい。とにかく、「場」への憧れ、感謝、希望、それらがつまっている歌詞がいいですねえ。
それでいて「泣かずにがんばらなきゃ輝けないね!」など、なかなかに男らしいフレーズが加わる。
曲の個性としてはやや埋没しがちなライン(あくまでも個人的に…)なんだけれど、ラブライブ楽曲は曲にドラマ性を与えることで影の薄い曲が出来ないのが素敵だなと思う。
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・『No brand girls』
一気に駆け出すギターリフ!アップテンポなロックナンバー。軽快なメロディでまとまっている。とにかく、コールが楽しい曲でもある。振り付けも、ライブで練習したので思い出深いw
個人的にははまりやすく飽きやすく回帰しやすい曲。この凄まじいノリのよさは、インスタントにテンションをあげるのに向く。そのため個人的にはエナジードリンク的な扱いとして、普段はあまり聞かなかったりする。
トップクラスに前向きでソウルフルなサビ歌詞になんど励まされたか。ここぞと言うときに聞きたい。
黒レザーのテカテカ衣装も、イイヨネ!
あとこれはどうでもいいけど、このCDのジャケットの真姫ちゃんはなにそのポーズ???
・『START:DASH!!』(9人ver)
9人バージョン。
これぞミューズが誇る名曲。もう九人で歌っているという事実がすでに涙を誘うわけで卑怯。
シリアスな曲調で、なんて朗らかな歌声たちだろう。本当に歌の女神か。
3人バージョンの所で書いたことが大体、そのままここにも当てはまるのであとは省略。
全てが始まったこの曲を改めて9人で歌う。その価値は計り知れないけれど、観客のいないステージで3人だけで歌ったあのシーンこそが、この曲のエネルギーが最も高まっていた瞬間だなと感じる。
ここから先がBD特典曲になります。1巻から7巻のものまで順に。
ラブライブ! 1 <特装限定版> [Blu-ray] (2014/05/28) 新田恵海、南條愛乃 他 商品詳細を見る |
・『夢なき夢は夢じゃない』
ファイトだよっ!
イメージはランニングを隣で応援してくれる女子マネ。らしい穂乃果ソロ曲。ともかく自転車にまたがって登場し歌い出したライブパフォーマンスが強烈すぎてあの光景ばかりが思い出される……。
ほのからしい、とにかく百パーセントの元気で畳み掛けるナンバー。
「君」への熱烈な応援歌であり、自信たっぷりに背中を押してくれる口調には穂乃果の良さがばっちり出ているよなぁ。「君」への信頼と、揺るがない自分の自信。私が応援してるんだから絶対大丈夫って歌うんですよ。これがすごい。アイセイッファーイ!
・『Anemone heart』
思い出せ。君は眼に焼き付けたか。あの腰つきを―――。
なんのこっちゃわからなくてもアレです。4thライブ1日目の模様はアニメ2期BD映像特典になるらしいので、それを見ましょう。
海未ちゃんとことりちゃんのデュエット曲は、淡い情欲のほとばしるクールでアダルトなナンバー。アニメ1期を見ていた段階ではこの2人の関係に特別燃えるものを感じていなかった鈍感な俺も、この曲の破壊力により開眼できました。
ここまでまっすぐなガチレズリリックを綴り世に出してしまったわけだけど、園田さん大丈夫なのかしら。
心の性感帯ズキズキうずかせる少女たちの色香が全開。
・『なわとび』
花陽ソロは泣きメロ炸裂の名バラード。心の底から丁寧に歌い上げる様子がたやすくイメージできる、やさしい熱唱は聴き応え抜群。
アニメ1期第4話とシンクロした内容となっており、不安げに揺れる心情と溢れる感謝が織り込められています。タイトルを含め、この内容を「なわとび」で例えたあたり抜群のセンスを感じる。
サビメロの起伏なんか、まるで思い出をなぞるような理想的な旋律。クサいメロディがズバンとストライクで決まる。
「孤独なHeaven」といい「なわとび」といい、かよちんソロ曲は不思議と琴線に触れる、触れまくる。泣けちゃった、ごめんね…。歌声が好きなのかもしれない。
ライブでもこの曲のパフォーマンスは二度共、涙腺が緩んだ。
・『Beat in Angel』
凛と真姫のデュエットソングは、ユーロビート色の強いアップテンポ・ナンバー。BD特典曲では1番好きだったりする。まじエンジェーゥ!
凄まじくポップなメロディーとギラギラしたアレンジが異様にハイテンション。一昔前のエイベックス系をなんとなく彷彿とさせるような感覚。
”やがて 「ふたりきりになりたい病気」になる 甘い薬をあげましょう”
”いずれ 「くちびるを奪いたい病気」になる 強い薬をあげましょう”
こんな必殺フレーズがガンガン飛び交い、相当にリスナーを煽ってくる。
普段あんなキャラなのに自分の持ち歌はこんなんばっかりな真姫ちゃん可愛いし、無邪気に挑発歌詞を歌いこなす凛ちゃんもかわいいし、もう聞くたび“Break Down!”
・『にこぷり♡女子道』
きたー!徹底して自分のキャラの押し出しくる強烈な自己紹介ナンバー。まさに彼女にとっての名刺代わりのような一曲となっています。
とは言え彼女はあくまでも、こういう舞台裏を感じさせない「完璧なアイドルとしての私」を提供としようと自己研鑚しているストイックな人間。この曲では結構そういう舞台裏を明かしてしまっているので、「こういう努力をしてかわいく作っている私」という像をひとつの別キャラクターとして分離させた上で歌っている、実はかなり器用な曲なのかもしれない。いやそうだろうか…?
”痛さも本気 悪いか本気さ それがにこの「女子道」”
とこれまた胸打たれるキラーフレーズ。素で喧嘩上等のファイティングポーズをかましてくるのが彼女の魅力。誇らしく自分を掲げるその強さ。
一番おもしろいのは「守りたくなるはずでしゅ」の部分。そのキャラ付けはいかがなものか。
・『硝子の花園』
デーデッデーと言えばこの曲。希と絵里のデュエットナンバー。
タイトルからイメージさせる通りの、歌謡曲ムードが濃い一曲。イントロから「ラーーラーラーララーラーラー♪」とコーラスに入る、いい意味で古めかしい演出。
しかしてその内容は過去のラブライブ楽曲でもズバ抜けてエロティック。園田式リリック術の真髄。
「Anemone heart」が至るまでとすれば、「硝子の花園」の世界観はすでに致してしまいそれがもう何度も、何度も繰り返されているような。閉じた楽園の中で幸福感と痛みと切なさを抱え、絡まる糸のようにふたりベッドに沈む。そんなイメージが湧く。
恋愛の対象が明らかに女性として描写されており、圧倒的なガチレズパワーが爆発した耽美な魔曲。
・『LONELIEST BABY』
最後は9人全員で歌う、オシャレなカッティングギターで幕を開けるパーティチューン。ディスコ調なサウンドは、涼しげなのに熱を帯びているような不思議な温度。
恋愛のことのようで、μ’sがリスナーに語りかける応援歌のようでもあり、どちらとしても楽しく聴くことができる。
この曲は絵里の歌唱が輝いていますね。間奏後のブリッジ部分での「アイラブユー♪」の歌い方の、ちょっと甘えたような発声には心射抜かれてしまう…!
こういうちょっとディスコ調のサウンドの曲、輝夜とかもそうだけど、とても好きなのです。
そんな感じで以上、アニメ1期関連曲の感想でした。
そのうちアニメ2期曲の感想にも着手したい。それ以外にもまだ感想かいてない曲たくさんあるなぁ。
二期BDにも当然、新曲がついてくるということで、それもとてもとても楽しみです。
えっ、1期関連の全曲感想とつけておいて「ぷわぷわーお!」の感想が無い?
……察せ!!