[漫画]漫画ナツ100参加記事 その2.(完結作品編)
以前リストでアップしたものに、個別にちょっとした文章を加えてみたものです。
「10巻以内の作品」から完結作品で50、連載中作品で50選んだのですが、一気に100作全部は難しかったので、今回は完結作品50作を紹介する前編です。
作品名リストやこの記事には載っていない「連載中作品50作」などは以下の過去記事を参照。
●[漫画]漫画ナツ100参加記事 その1.(作品リスト編)
●[漫画]漫画ナツ100参加記事 その3.(連載中の作品編)
では。
作者名のあいうえお順で並べてみたんですが、ちょっと分かりにくくなってしまったかも。
1,ストロボライト 青山景
全1巻。トリッキーな構造を持っていますが、物語そのものはセンチメンタルな青春もの。
一筋縄ではいきませんが、何度も読んでみたくなる魅力がある1巻完結作品です。
もどかしく切ない物語の結末は、男のロマンチシズムも感じられたりできて好きです。
2,ソラニン 浅野いにお
全2巻。浅野いにお先生の代表作なんじゃないかなと思います。映画も凄く良かった。
サブカル臭をむんむんに匂わせるいにお先生ですが、この作品はそれが上手く大学生たちの恋愛や友情、そして音楽と調合されています。そして泣ける。ベタですが、こういうのに弱い。
3,虹ヶ原ホログラフ 浅野いにお
全1巻。連続して浅野いにお先生ですが、この作品はある種の極限にあります。
圧倒的な絶望感・閉塞感。人間というものを達観して描かれた様な作品。
押しつぶされそうなほど感情の渦に、1度読んだだけでお腹いっぱいになってしまうほど。
4,あずまんが大王 あずまきよひこ
新装版全3巻。そりゃあずまんがは必要ですよねということで。自分が漫画を積極的に読みだしたのは既にあずまんがが世に出てからだったので、知らないうちに影響受けていたともいえるのかも知れません。
キャラもギャグも雰囲気も、今読んでもやはり素晴らしく魅力的な作品です。
5,年上ノ彼女 甘詰留太
全6巻。この作品のせいでちっちゃくて年上な女性というちょっとニッチな方向に憧れを強めたりしました。ラブコメとしても面白く、焦らし含めてエロさも抜群。加えて、初期からかすかに感じられた言いようも不安が爆発し、ぐちゃぐちゃになる終盤の展開は今読んでもゾクゾクします。
でもやっぱり、あげはさんがエロすぎてかわいすぎて・・・。
6,片恋トライアングル 天乃忍
全2巻。応援してる天乃忍先生の初連載作。かわいらしい絵柄、朗らかな世界観、それぞれに切なさを抱えているキャラクターたち。不安定さが青春くささを加速させています。
7,ネムルバカ 石黒正数
全1巻。ゆるくゆるく、でも最後は情熱的に走り出す大学生漫画の名作。
石黒先生の着眼点の鋭さは流石だなと思わせられる作品であり、加えてこの気だるげなムードがなによりたまらない。だからこそと言えるあのラストシーンもとても印象的。大好きです。
8,虫と歌 市川春子作品集 市川春子
全1巻。アフタヌーンに掲載された4つの短編を収めた短編集。
とにかく記憶と心に残る絵、物語、言葉。切なく温かで、神秘的な世界が広がっています。直接読む人の感覚を揺さぶってくるのですが、その感覚を文字に起こすのは難しいんですよね。読めばきっと病みつきなる、不思議な作家さんです。
9,ハックス! 今井哲也
全4巻。部活としてアニメ製作に取り込む高校生たちを描いた作品。
「楽しい!」と情熱ばかりで走る主人公が、情熱ばかりでどうにもならない現実に直面していくストーリーは、苦みがあるんだけどリアルで面白いです。通常とは逆に、後半になるにつれだんだん結束が崩れていく様子は読んでてヒヤヒヤ・・・、それでも暗いばかりではありません。
10,ハチミツとクローバー 羽海野チカ
全10巻。個人的に少女漫画の金字塔。初少女漫画がハチクロでした。ゆとり乙。
とにかくキラキラした作品。幸福ばかりではなく、苦悩や苦み、切なさもたっぷりを内包されていますが、それも全部ひっくるめて青春なんだと言いきれる。青春には期限なんてないって少年ハートも歌ってましたよ。話がズレた。
なんか理屈抜きに好きなのであまり私の言葉は信用しない方がいいです。だめだめです。
11,薔薇だって書けるよ 売野機子
静かに感情を揺さぶられる恋愛短編集。これで初単行本の新人さんとか凄いなぁと。
感想を言葉にするのにちょっと苦労する作品ですが、間違いなくオススメです。ちょっと懐かしさを感じる作風かもしれません。詩的なモノローグにも特徴があって好き。このセンスの良さは、どういうことだろう。
12,学校の時間 長田佳巳
全2巻。キャラ同士のいがみあいをよく描いてくれる作家さんですが、それは本作にも強く表れています。みんなケンカばかりです。ストレス溜まります。でもそれが「学校の時間」だったような。・・・そんな雰囲気がたまらない作品です。
男の子も女の子も、みんなすごくいい表情してくれるのも良いです。
13,はつきあい カザマアヤミ
全2巻。「悶える」ということの意味を再確認、あるいは真に理解させられた一作。
オムニバス形式で、いろんな男の子と女の子の初々しいやりとりが描かれています。
ページをめくるたび悶絶しながら転がりまわったあの時間は、最高に幸せでしたが、他人に見られたら気が触れたと思われてしまいそうでもあり。ニヤニヤが止まらず、人前で読むことはオススメできません。
14,夕日ロマンス カトウハルアキ
全1巻。といいつつ完結後もちょくちょく色んなところで続編を見かけますね。
超ブラコンなお姉ちゃんと、ぼんやりイケメンな弟くん。お姉ちゃんの暴走っぷりは見ていて楽しいし、お母さんの涙のシーンなど、ちょっと切ない部分も好きです。この作品に見える家族の関係は、ちょっとというかだいぶおかしいんですが、羨ましいものではあるんですよね。
15,プリティフェイス 叶恭弘
全6巻。ジャンプの購読を始めた時に丁度連載してた叶先生の初連載作品。
常に緊張感のあるシチュエーションに身を置きながら、なんて楽しそうで羨ましい主人公なんだと、小学生のころはこの作品に夢中でした。1話完結ものが多く読みやすかったのも印象的。
16,エム×ゼロ 叶恭弘
全10巻。叶恭弘先生が大好きなのが分かりやすい2連続。エムゼロです。
プリフェで見せたドタバタお色気ラブコメから、魔法をとりいれた学園コメディに。
シリーズによってはバトルをやったりもしましたがこれも面白く、叶先生の器用さを見せつけられました。大勢いるクラスメイトそれぞれにキャラが立っていたのも嬉しい。そしたまに出現するえっちなシーンにガッツポーズをかますのでした。観月ちゃんの赤面ぷりも見逃せない!
17,竜の学校は山の上 九井諒子
全1巻。今年でた短編集ではイチオシしたい作品です。
想像の裏をかく展開や設定、可愛らしくも切ない、ファンタジックな世界観。
なにもかもが魅力的で、凄い新人さんが出てきたなと嬉しくなります。収録作品も多い。あなたの心をそっと揺さぶる物語が、きっと見つかります。
18,恋愛遊星 倉橋ユウス
全1巻。「銀河を超えて、デートをしよう。」は今も強烈な印象を残すキャッチです。
宇宙とダイレクトに繋がるようになった未来を舞台に、いろんな星の人と繋がっていく恋愛模様を描いたオムニバス短編集となっていて、どのエピソードもハイクオリティ。
宇宙というスケール感と、身近なような恋愛のギャップも面白い作品です。
19,セルフ 朔ユキ蔵
「オナニーは好きですか」という問いに「もちろん!」と答える勇気をくれた作品。そんな勇気が本当に必要なのかは今も分かりませんが、とにもかくにも、この作品が持つエネルギーや情熱は素晴らしい。
それらが煮詰まりすぎて終盤はカオスになり過ぎた感はありましたが、走り抜けてくれた満足感・充実感がありました。気持ちのいい、力強い、肯定の物語。
20,ヒーリング・プラネット 桜野みねね
全1巻。桜野みねね先生の作品の中では、けっこう実験的なもの。
慣れないPC作業で取り組んだようですが、心地いい解放感を味わえるいい出来になってると思います。ちょっとだけ消化不良ですが、この完結もまた、未来に繋がっていくようでいいかも。
元気爽快な主人公のキャラクターも、かわいらしいマスコットキャラたちも好き。
21,真月譚月姫 佐々木少年/TYPE-MOON
全10巻。月姫の漫画版です。自分は原作を未プレイなので、原作と比べてどうとか変更点がどうとか良いことは言えまえんが、純粋に漫画として非常に面白かった。丁寧な進行、迫力あるバトル、いろいろ漲る設定の数々。いい作品だったとしみじみ読み終えることが出来ました。
22,ほしのこえ 佐原ミズ
全1巻。新海誠監督のオリジナルアニメを佐原ミズ先生がコミカライズした一作。
原作アニメにない設定を加えつつ、原作の一歩先へと踏み出した素晴らしいコミカライズ。個人的には原作よりこちらのラストシーンの方が好きかもしれないという。佐原ミズ先生らしい切なくも瑞々しい世界観も、原作との調和性も高くて良いですね。
23,ブラッドハーレーの馬車 沙村広明
全1巻。あまりに衝撃的な内容から、読んだ人はついつい話題にしたくなる本かも?
とは言え、よく名前聞くし読んでみよっかな~と気楽に挑むのは無謀過ぎる気が・・・。
この作品はハッピーエンドかバッドエンドかを以前話し合ったことがあり、面白かったです。
なんともいえない生臭さと、儚く心魅かれる空気が漂う作品。
24,キミキス various heroines 東雲太郎/エンターブレイン
全5巻。自分はキミキスというゲームが大好きなのですが、そのコミカライズもいい大変出来。
とことんキスのみでエロス分を補給するという、キミキスというコンセプトにある意味ピッタリ合った仕上がりでした。キスでヒロインを昇天させるのだ!
25,蝋燭姫 鈴木健也
全2巻。近年完結した作品でも非常に印象に残るラストを迎えた作品です。この結末の先は、散りばめられたヒントから読者それぞれが想像するしかない。それがとても楽しい。
絵柄にしろ内容にしろ、かなりクセのある作品ではあるんですが、とにかく作品そのものが愛おしくてしかたありません。エログロ、ファンタジー、百合。そんな組み合わせが好きな人に(?)
26,ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 鈴羅木かりん/竜騎士07
全4巻。ひぐらしファンな自分ですが、特に好きなのが罪滅し編。スクエニのひぐらし原作コミカライズシリーズは総合的にかなりレベルの高いものでしたが、特にこの罪滅し編コミカライズは、原作への思い入れと漫画としての出来ひっくるめて最高に胸を熱くさせられました。終盤は極上の少年漫画展開!
27,秒速5センチメートル 清家雪子/新海誠
全2巻。新海誠監督のアニメ作品「秒速5センチメートル」のコミカライズ。なんかコミカライズ作品結構な数を上げてますね・・・まぁいいか。好きなものは好きだからしょうがないという。
1時間強の原作を、じっくりと情感たっぷりに漫画にしてくれており、原作になかった演出やアフターストーリーも見逃せないです。原作ファンはもちろん、知らない人にもオススメしたい一作。
28,最終兵器彼女 高橋しん
全7巻。自分を狂わせたA級戦犯。中学生の時たまたま深夜にテレビつけたらこのアニメがやっていて、原作漫画を読んで、もう大変でした。ハードボイルドな設定と高校生同士の淡い青春模様、そしてハッタリ効かせまくりで読者を驚かせる演出の数々。漫画を読む面白さは、この作品に教えてもらった気さえします。壮絶・壮大な愛のおはなし。愛してます。
29,愛人-アイレン- 田中ユタカ
全5巻、新装版全2巻。愛と生命の尊さを噛み締める物語。名言がガンガン飛び出します。
この作品のエネルギーを前にしては、どんな言葉も無駄と言うか。ぜひ読んで欲しいです。
背負ったテーマやメッセージはとてもヘヴィーですが、とにかく心に刺さる言葉たち。こんなに大きいなにかをダイレクトに受け取れる作品はそう無い。ページが涙でふにゃふにゃです。
30,くらしのいずみ 谷川史子
全1巻。いろんな夫婦を描く短編集になっています。
恥ずかしながらこの作品で初めて谷川史子先生の作品を読み、以降ちょこちょこ他の作品も読むようになってきましたが、初めて先生の作品に出会えた記念というか感動というか、そういう意味もあって特にお気に入りの1冊です。
31,羊のうた 冬目景
全7巻。冬目景先生の代表作なんだと思います。とてもよくまとまっています。
よどみの中でもがく人々をじっくりと描いていく作品。ほの暗いムードが終始漂っているのに、非常にピュアでもある、不思議な読み心地でした。千砂は深く心に刻まれている女性です。
32,眼鏡なカノジョ TOBI
全1巻。登場人物の多くが眼鏡キャラという、フェチズム溢れる一作。
眼鏡とタイトルにあるだけに眼鏡へのこだわりはなかなかなものですが、それ抜きにしても良質な青春恋愛物語ばかり。眼鏡属性は無いけどラブコメを読みたい、という人にもオススメしたいです。この作品で目覚めることもあるはず!
33,FLIP-FLAP とよ田 みのる
全1巻。「ラブロマ」「友達100人できるかな」など、10巻未満で収まり良い作品を生み出してくれているとよ田先生ですが、1巻に凝縮されてるっぷりが凄まじいので今回は「FLIP-FLAP」で。
異色のピンボール漫画ですが、それに青春を燃やす少年少女の姿は最高に熱いのです。
34,トラウマイスタ 中山敦支
全5巻。サンデーから飛び出したよくわからない漫画。キモい、けど最高にカッコいい!
3巻ラストからの物語の加速っぷり、渦巻く熱の膨張率、ハンパない盛り上がりです。
常人では手の届かないところに足を踏み入れたような高揚感を味わえる異能バトル漫画。
イカれたテンションの漫画を読みたいならオススメしたい作品ですね。
35,鉄道少女漫画 中村明日美子
全1巻。中村明日美子先生の少女漫画での短編集。どの作品にも「鉄道」が絡みます。
可愛らしくも切ない話ばかりで全体的に好きなのですが、特に「夜を重ねる」という短編が好きすぎて大変です。少女漫画モードの中村明日美子先生もいいですよねえ。
36,甥の一生 西炯子
全3巻。 ロマンチックなだけじゃない、大人として結婚をどう捉えるか、自分に新しい視点や見識を与えてくれたので。いろいろ発見があった作品でした。物語も面白かったです。2巻の最後なんて極上・・・!3巻のラストエピソードは、今読んでみるとなかなかビックリします。
37,回遊の森 灰原薬
全1巻。罪悪感、嫉妬、背徳と言った、けっして綺麗ではない感情や行為を、じっとりと丁寧に執拗に描いていく短編集。心の奥底に爪を立てられるような読み心地が魅力的。
それぞれのエピソードに「森」という共通ワードへの別々の意味が込めてあるのも良いですねぇ。個人的にはロリコン青年を巡る「逃げ水」が特にお気に入りですが、全部好きです。
38,HELLSING 平野耕太
全10巻。ヒラコーの代表作。よくこの作品のパロネタを見かけますね。
イカれたバカ野郎たちがロンドンを炎上させながらド迫力のバトルを繰り広げるお話。
後半に行くにつれ刊行ペースが落ちるのに容赦無く突き上がっていくテンション。特に7巻を読んだ時は熱すぎて全身ガクガクさせてました・・・ベルナドットー!!闘争はロマンだ!
39,真・女神転生デビルチルドレン 藤異秀明/アトラス
全5巻。小学生の時はこの漫画に熱中してました。原作ゲームともアニメともノリがかなり異なっていて、「幼年誌版ベルセルク」と呼ばれるほどのハードっぷりを見せてくれました。本当にお前ら小学生かよってくらいハードボイルドでロマンチック。女の子が可愛いのも見逃せませんね、未来、エレジー、ゼットくん。新装版での再発売を待っているんですが、まだかな!
40,魔女っ娘つくねちゃん まがりひろあき
よせあつめ全1巻。「+」や「かおす」などの単行本も出ていますが、やはりこの無印版でしょう。
アッパーズ版1巻のころのギャグの切れ味が尋常ではなく、ツボりすぎて困りました。後半やや定型化されてきた感はありますが、もうこの漫画のまったり殺伐な空気に惚れこんでしまったのでどうしようもない。一応アニメにもなって、そっちも結構面白いのでオススメしたいです。
41,U15’s MATSUDA98
全1巻。MATSUDA98先生初のオリジナル短編集。かわいい女の子がぎっしりぎっしり。キラキラ眩しい、まっすぐな物語が数多く収録されており、いつ読んでも温かな気持ちにさせてくれます。男女の仲が恋愛ばかりでないのも良い。
42,ほのかLv.アップ! MATSUDA98/太田顕喜
全4巻。二連続ということでただMATSUDA98先生の絵が好きなんじゃねーの感を漂わせますが、否定できない。だって女の子がこんなに可愛いんだもの!ゲーム会社で頑張る女子高生ほのかが主人公であり、ささいなことから行き詰った課題への答えを見つけ、それがそのまま人生の教訓にもなっていく。王道ですが気持ちのいい展開が多く、読みやすいです。
43,ストレニュアス・ライフ 丸山薫
全1巻。最近の単行本ですね。ショートショートを大量に収録したものになっており、まるで豪華な絵本を読んでいるような気持ちにさせてくれる一冊です。可愛らしい絵も魅力的。老若男女、小さな子どもにもオススメしたい作品。
44,惑星のさみだれ 水上悟志
全10巻。尻上がりに急激に面白くなっていき、そして初期から緻密に計算され張り巡らされていた伏線に驚愕する。歪んでいるようで、芯は王道少年漫画。なんど胸を、目頭を熱くさせられたことか・・・!近年完結した作品では指折りの面白さだと思っています。
ゆるやかな空気を保ったまま、最高の緊張感と高揚感を同居させている作品。
45,サイコスタッフ 水上悟志
全1巻。「惑星のさみだれ」と並んで人気が高い気がする水上悟志先生作品。
全1巻という尺ながら、無理が無い上に圧倒されるほどの激熱展開。凄いスケール感です。努力と才能をめぐる話も非常に印象的ですし、ボーイ・ミーツ・ガールとしても完成度高し。大人が読みたい少年漫画というのはこういうのかも知れない。
46,GAME OVER 水谷フーカ
全1巻。社会人の女性と中学生の男の子が恋におち、それからの2人を描いていく作品。大人が大人らしく、子どもも大人らしく頑張るけど、なんだか上手くいかない・・・そんな様子をみては悶え転がってしまうのでした。どんどん時間経過させていき、2人の距離感をちょっとずつ変えていくのも、また素晴らしくニヤける。ラストシーンの流れも大好きです。
47,RANGEMAN モリタイシ
全6巻。正直1巻はどうしたことかと思いましたが、2巻以降の面白さの加速ぶりはなかなか凄いです。戦隊ヒーローものですが、その裏設定がかなり切ない仕様なのも面白かったですね。
しかしなにより風香というヒロインの魅力が飛びぬけていた。かわいすぎます。一時期ずっと風香ちゃんのことを考えていました。いろいろ残念な点はあり、打ち切りには納得してしまうのですが、しかし風香ちゃんが埋もれていってしまうのは嫌で、この作品はきっと忘れません。
48,クロノクルセイド 森山大輔
新装版全8巻。森山大輔先生の初連載作ですが、この完成度には驚かされます。
ファンタジーではあるんですが、ファンタジーな力でこじつけず、初期からのテーマをブレることなく貫いていったことが素晴らしい。私が選ぶラストシーンが好きな漫画TOP5にも入るかも知れません。この作品があるから、ワールドエンブリオの結末にも期待をしてしまうというか。
くっきりと見やすい作画も好きですし、専門用語は多少あれども思ったよりシンプルな物語構造になっていて、全8巻ということもあり読みやすい。ラストの素晴らしさを堪能してほしいです。
49,夢のアトサキ やまむらはじめ
全1巻。やまむらはじめ先生の、美大を舞台にした学生たちのオムニバス青春劇。
大学生らしい、大人になりきれてない不安定さが空気にうまく溶け込んでいます。派手ではありませんが、静かに染みいる感動を味わえる、素敵な作品だと思います。
あと阿耶さんの照れ顔がかわいいんだ。緋塚さんの泣き顔もとてもかわいいんだ。
50,リトル・リトル ろくこ
全1巻。人間の女の子とケモノ耳少女の、のどかな日常を季節ごとに追っていく作品。
女の子がとてもかわいらしく、それだけでも大満足なのですが、なんといってもこの作品最大のサプライズは・・・ああ、これはでひ読んで欲しいので秘密ということで。全編サイレントにより、さらに作品の空気やキャラクターのしぐさに注目できます。微百合。
以上。繰り返しになりますが、続く「連載中の作品編」はこちら。
「10巻以内の作品」から完結作品で50、連載中作品で50選んだのですが、一気に100作全部は難しかったので、今回は完結作品50作を紹介する前編です。
作品名リストやこの記事には載っていない「連載中作品50作」などは以下の過去記事を参照。
●[漫画]漫画ナツ100参加記事 その1.(作品リスト編)
●[漫画]漫画ナツ100参加記事 その3.(連載中の作品編)
では。
作者名のあいうえお順で並べてみたんですが、ちょっと分かりにくくなってしまったかも。
1,ストロボライト 青山景
ストロボライト (2009/08/04) 青山 景 商品詳細を見る |
一筋縄ではいきませんが、何度も読んでみたくなる魅力がある1巻完結作品です。
もどかしく切ない物語の結末は、男のロマンチシズムも感じられたりできて好きです。
2,ソラニン 浅野いにお
ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス) (2005/12/05) 浅野 いにお 商品詳細を見る |
サブカル臭をむんむんに匂わせるいにお先生ですが、この作品はそれが上手く大学生たちの恋愛や友情、そして音楽と調合されています。そして泣ける。ベタですが、こういうのに弱い。
3,虹ヶ原ホログラフ 浅野いにお
虹ヶ原 ホログラフ (2006/07/26) 浅野 いにお 商品詳細を見る |
圧倒的な絶望感・閉塞感。人間というものを達観して描かれた様な作品。
押しつぶされそうなほど感情の渦に、1度読んだだけでお腹いっぱいになってしまうほど。
4,あずまんが大王 あずまきよひこ
あずまんが大王1年生 (少年サンデーコミックススペシャル) (2009/06/11) あずま きよひこ 商品詳細を見る |
キャラもギャグも雰囲気も、今読んでもやはり素晴らしく魅力的な作品です。
5,年上ノ彼女 甘詰留太
年上ノ彼女。 6 (ジェッツコミックス) (2007/10/29) 甘詰 留太 商品詳細を見る |
でもやっぱり、あげはさんがエロすぎてかわいすぎて・・・。
6,片恋トライアングル 天乃忍
片恋トライアングル 1 (花とゆめCOMICS) (2009/01/05) 天乃 忍 商品詳細を見る |
7,ネムルバカ 石黒正数
ネムルバカ (リュウコミックス) (2008/03/19) 石黒 正数 商品詳細を見る |
石黒先生の着眼点の鋭さは流石だなと思わせられる作品であり、加えてこの気だるげなムードがなによりたまらない。だからこそと言えるあのラストシーンもとても印象的。大好きです。
8,虫と歌 市川春子作品集 市川春子
虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC) (2009/11/20) 市川 春子 商品詳細を見る |
とにかく記憶と心に残る絵、物語、言葉。切なく温かで、神秘的な世界が広がっています。直接読む人の感覚を揺さぶってくるのですが、その感覚を文字に起こすのは難しいんですよね。読めばきっと病みつきなる、不思議な作家さんです。
9,ハックス! 今井哲也
ハックス!(1) (アフタヌーンKC) (2008/11/21) 今井 哲也 商品詳細を見る |
「楽しい!」と情熱ばかりで走る主人公が、情熱ばかりでどうにもならない現実に直面していくストーリーは、苦みがあるんだけどリアルで面白いです。通常とは逆に、後半になるにつれだんだん結束が崩れていく様子は読んでてヒヤヒヤ・・・、それでも暗いばかりではありません。
10,ハチミツとクローバー 羽海野チカ
ハチミツとクローバー 1 (クイーンズコミックス―ヤングユー) (2002/08/19) 羽海野 チカ 商品詳細を見る |
とにかくキラキラした作品。幸福ばかりではなく、苦悩や苦み、切なさもたっぷりを内包されていますが、それも全部ひっくるめて青春なんだと言いきれる。青春には期限なんてないって少年ハートも歌ってましたよ。話がズレた。
なんか理屈抜きに好きなのであまり私の言葉は信用しない方がいいです。だめだめです。
11,薔薇だって書けるよ 売野機子
薔薇だって書けるよ―売野機子作品集 (2010/03/26) 売野 機子 商品詳細を見る |
感想を言葉にするのにちょっと苦労する作品ですが、間違いなくオススメです。ちょっと懐かしさを感じる作風かもしれません。詩的なモノローグにも特徴があって好き。このセンスの良さは、どういうことだろう。
12,学校の時間 長田佳巳
学校の時間 上 (MFコミックス フラッパーシリーズ) (2010/07/23) 長田 佳巳 商品詳細を見る |
男の子も女の子も、みんなすごくいい表情してくれるのも良いです。
13,はつきあい カザマアヤミ
はつきあい(2)(完) (ガンガンコミックスJOKER) (2011/05/21) カザマ アヤミ 商品詳細を見る |
オムニバス形式で、いろんな男の子と女の子の初々しいやりとりが描かれています。
ページをめくるたび悶絶しながら転がりまわったあの時間は、最高に幸せでしたが、他人に見られたら気が触れたと思われてしまいそうでもあり。ニヤニヤが止まらず、人前で読むことはオススメできません。
14,夕日ロマンス カトウハルアキ
夕日ロマンス(Flex Comix) (2007/07/12) カトウ ハルアキ 商品詳細を見る |
超ブラコンなお姉ちゃんと、ぼんやりイケメンな弟くん。お姉ちゃんの暴走っぷりは見ていて楽しいし、お母さんの涙のシーンなど、ちょっと切ない部分も好きです。この作品に見える家族の関係は、ちょっとというかだいぶおかしいんですが、羨ましいものではあるんですよね。
15,プリティフェイス 叶恭弘
プリティフェイス 1 (ジャンプコミックス) (2002/10/04) 叶 恭弘 商品詳細を見る |
常に緊張感のあるシチュエーションに身を置きながら、なんて楽しそうで羨ましい主人公なんだと、小学生のころはこの作品に夢中でした。1話完結ものが多く読みやすかったのも印象的。
16,エム×ゼロ 叶恭弘
エム×ゼロ 1 (ジャンプコミックス) (2006/11/02) 叶 恭弘 商品詳細を見る |
プリフェで見せたドタバタお色気ラブコメから、魔法をとりいれた学園コメディに。
シリーズによってはバトルをやったりもしましたがこれも面白く、叶先生の器用さを見せつけられました。大勢いるクラスメイトそれぞれにキャラが立っていたのも嬉しい。そしたまに出現するえっちなシーンにガッツポーズをかますのでした。観月ちゃんの赤面ぷりも見逃せない!
17,竜の学校は山の上 九井諒子
竜の学校は山の上 九井諒子作品集 (2011/03/30) 九井 諒子 商品詳細を見る |
想像の裏をかく展開や設定、可愛らしくも切ない、ファンタジックな世界観。
なにもかもが魅力的で、凄い新人さんが出てきたなと嬉しくなります。収録作品も多い。あなたの心をそっと揺さぶる物語が、きっと見つかります。
18,恋愛遊星 倉橋ユウス
恋愛遊星 (MFコミックス アライブシリーズ) (2009/12/22) 倉橋 ユウス 商品詳細を見る |
宇宙とダイレクトに繋がるようになった未来を舞台に、いろんな星の人と繋がっていく恋愛模様を描いたオムニバス短編集となっていて、どのエピソードもハイクオリティ。
宇宙というスケール感と、身近なような恋愛のギャップも面白い作品です。
19,セルフ 朔ユキ蔵
セルフ 4 (ビッグコミックス) (2010/05/28) 朔 ユキ蔵 商品詳細を見る |
それらが煮詰まりすぎて終盤はカオスになり過ぎた感はありましたが、走り抜けてくれた満足感・充実感がありました。気持ちのいい、力強い、肯定の物語。
20,ヒーリング・プラネット 桜野みねね
ヒーリング・プラネット 新装版 (BLADE COMICS) (2004/09/10) 桜野 みねね 商品詳細を見る |
慣れないPC作業で取り組んだようですが、心地いい解放感を味わえるいい出来になってると思います。ちょっとだけ消化不良ですが、この完結もまた、未来に繋がっていくようでいいかも。
元気爽快な主人公のキャラクターも、かわいらしいマスコットキャラたちも好き。
21,真月譚月姫 佐々木少年/TYPE-MOON
真月譚月姫 10 (電撃コミックス) (2010/12/18) 佐々木少年 商品詳細を見る |
22,ほしのこえ 佐原ミズ
ほしのこえ (アフタヌーンKC) (2005/02/22) 佐原 ミズ 商品詳細を見る |
原作アニメにない設定を加えつつ、原作の一歩先へと踏み出した素晴らしいコミカライズ。個人的には原作よりこちらのラストシーンの方が好きかもしれないという。佐原ミズ先生らしい切なくも瑞々しい世界観も、原作との調和性も高くて良いですね。
23,ブラッドハーレーの馬車 沙村広明
ブラッドハーレーの馬車 (Fx COMICS) (2007/12/18) 沙村 広明 商品詳細を見る |
とは言え、よく名前聞くし読んでみよっかな~と気楽に挑むのは無謀過ぎる気が・・・。
この作品はハッピーエンドかバッドエンドかを以前話し合ったことがあり、面白かったです。
なんともいえない生臭さと、儚く心魅かれる空気が漂う作品。
24,キミキス various heroines 東雲太郎/エンターブレイン
キミキス-various heroines 4 (ジェッツコミックス) (2008/08/29) エンターブレイン 商品詳細を見る |
とことんキスのみでエロス分を補給するという、キミキスというコンセプトにある意味ピッタリ合った仕上がりでした。キスでヒロインを昇天させるのだ!
25,蝋燭姫 鈴木健也
蝋燭姫 1巻 (BEAM COMIX) (2009/10/15) 鈴木 健也 商品詳細を見る |
絵柄にしろ内容にしろ、かなりクセのある作品ではあるんですが、とにかく作品そのものが愛おしくてしかたありません。エログロ、ファンタジー、百合。そんな組み合わせが好きな人に(?)
26,ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 鈴羅木かりん/竜騎士07
ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 4 (ガンガンコミックス) (2008/06/21) 竜騎士07 商品詳細を見る |
27,秒速5センチメートル 清家雪子/新海誠
秒速5センチメートル(1) (アフタヌーンKC) (2010/11/22) 清家 雪子 商品詳細を見る |
1時間強の原作を、じっくりと情感たっぷりに漫画にしてくれており、原作になかった演出やアフターストーリーも見逃せないです。原作ファンはもちろん、知らない人にもオススメしたい一作。
28,最終兵器彼女 高橋しん
最終兵器彼女 (1) (ビッグコミックス) (2000/05) 高橋 しん 商品詳細を見る |
29,愛人-アイレン- 田中ユタカ
愛人 -AI・REN- 5 (ジェッツコミックス) (2004/09/29) 田中 ユタカ 商品詳細を見る |
この作品のエネルギーを前にしては、どんな言葉も無駄と言うか。ぜひ読んで欲しいです。
背負ったテーマやメッセージはとてもヘヴィーですが、とにかく心に刺さる言葉たち。こんなに大きいなにかをダイレクトに受け取れる作品はそう無い。ページが涙でふにゃふにゃです。
30,くらしのいずみ 谷川史子
くらしのいずみ (ヤングキングコミックス) (2008/01/28) 谷川 史子 商品詳細を見る |
恥ずかしながらこの作品で初めて谷川史子先生の作品を読み、以降ちょこちょこ他の作品も読むようになってきましたが、初めて先生の作品に出会えた記念というか感動というか、そういう意味もあって特にお気に入りの1冊です。
31,羊のうた 冬目景
羊のうた (第1巻) (バーズコミックス) (2002/01) 冬目 景 商品詳細を見る |
よどみの中でもがく人々をじっくりと描いていく作品。ほの暗いムードが終始漂っているのに、非常にピュアでもある、不思議な読み心地でした。千砂は深く心に刻まれている女性です。
32,眼鏡なカノジョ TOBI
眼鏡なカノジョ (Flex Comix) (2008/03/12) TOBI 商品詳細を見る |
眼鏡とタイトルにあるだけに眼鏡へのこだわりはなかなかなものですが、それ抜きにしても良質な青春恋愛物語ばかり。眼鏡属性は無いけどラブコメを読みたい、という人にもオススメしたいです。この作品で目覚めることもあるはず!
33,FLIP-FLAP とよ田 みのる
FLIP-FLAP (アフタヌーンKC) (2008/06/23) とよ田 みのる 商品詳細を見る |
異色のピンボール漫画ですが、それに青春を燃やす少年少女の姿は最高に熱いのです。
34,トラウマイスタ 中山敦支
トラウマイスタ 5 (少年サンデーコミックス) (2009/08/18) 中山 敦支 商品詳細を見る |
3巻ラストからの物語の加速っぷり、渦巻く熱の膨張率、ハンパない盛り上がりです。
常人では手の届かないところに足を踏み入れたような高揚感を味わえる異能バトル漫画。
イカれたテンションの漫画を読みたいならオススメしたい作品ですね。
35,鉄道少女漫画 中村明日美子
鉄道少女漫画 (2011/01/31) 中村 明日美子 商品詳細を見る |
可愛らしくも切ない話ばかりで全体的に好きなのですが、特に「夜を重ねる」という短編が好きすぎて大変です。少女漫画モードの中村明日美子先生もいいですよねえ。
36,甥の一生 西炯子
娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ) (2009/03/10) 西 炯子 商品詳細を見る |
37,回遊の森 灰原薬
回游の森 (Fx COMICS) (2010/01/14) 灰原 薬 商品詳細を見る |
それぞれのエピソードに「森」という共通ワードへの別々の意味が込めてあるのも良いですねぇ。個人的にはロリコン青年を巡る「逃げ水」が特にお気に入りですが、全部好きです。
38,HELLSING 平野耕太
HELLSING 1 (ヤングキングコミックス) (1998/09) 平野 耕太 商品詳細を見る |
イカれたバカ野郎たちがロンドンを炎上させながらド迫力のバトルを繰り広げるお話。
後半に行くにつれ刊行ペースが落ちるのに容赦無く突き上がっていくテンション。特に7巻を読んだ時は熱すぎて全身ガクガクさせてました・・・ベルナドットー!!闘争はロマンだ!
39,真・女神転生デビルチルドレン 藤異秀明/アトラス
真・女神転生デビルチルドレン (1) (講談社コミックスボンボン) (2001/03) 藤異 秀明、アトラス 他 商品詳細を見る |
40,魔女っ娘つくねちゃん まがりひろあき
魔女っ娘つくねちゃん よせあつめ (KCデラックス) (2007/10/23) まがり ひろあき 商品詳細を見る |
アッパーズ版1巻のころのギャグの切れ味が尋常ではなく、ツボりすぎて困りました。後半やや定型化されてきた感はありますが、もうこの漫画のまったり殺伐な空気に惚れこんでしまったのでどうしようもない。一応アニメにもなって、そっちも結構面白いのでオススメしたいです。
41,U15’s MATSUDA98
U15’s (CR COMICS) (2010/11/06) MATSUDA98 商品詳細を見る |
42,ほのかLv.アップ! MATSUDA98/太田顕喜
ほのかLv.アップ! 1 (電撃コミックス) (2006/06/27) MATSUDA98 商品詳細を見る |
43,ストレニュアス・ライフ 丸山薫
ストレニュアス・ライフ (ビームコミックス) (2011/06/15) 丸山 薫 商品詳細を見る |
44,惑星のさみだれ 水上悟志
惑星のさみだれ 1 (ヤングキングコミックス) (2006/01/27) 水上 悟志 商品詳細を見る |
ゆるやかな空気を保ったまま、最高の緊張感と高揚感を同居させている作品。
45,サイコスタッフ 水上悟志
サイコスタッフ (まんがタイムKRコミックス) (2007/10/27) 水上 悟志 商品詳細を見る |
全1巻という尺ながら、無理が無い上に圧倒されるほどの激熱展開。凄いスケール感です。努力と才能をめぐる話も非常に印象的ですし、ボーイ・ミーツ・ガールとしても完成度高し。大人が読みたい少年漫画というのはこういうのかも知れない。
46,GAME OVER 水谷フーカ
GAME OVER (2010/07/31) 水谷 フーカ 商品詳細を見る |
47,RANGEMAN モリタイシ
レンジマン 6 (少年サンデーコミックス) (2007/11/16) モリ タイシ 商品詳細を見る |
しかしなにより風香というヒロインの魅力が飛びぬけていた。かわいすぎます。一時期ずっと風香ちゃんのことを考えていました。いろいろ残念な点はあり、打ち切りには納得してしまうのですが、しかし風香ちゃんが埋もれていってしまうのは嫌で、この作品はきっと忘れません。
48,クロノクルセイド 森山大輔
クロノクルセイド 1 (ヤングキングコミックス) (2010/01/08) 森山 大輔 商品詳細を見る |
ファンタジーではあるんですが、ファンタジーな力でこじつけず、初期からのテーマをブレることなく貫いていったことが素晴らしい。私が選ぶラストシーンが好きな漫画TOP5にも入るかも知れません。この作品があるから、ワールドエンブリオの結末にも期待をしてしまうというか。
くっきりと見やすい作画も好きですし、専門用語は多少あれども思ったよりシンプルな物語構造になっていて、全8巻ということもあり読みやすい。ラストの素晴らしさを堪能してほしいです。
49,夢のアトサキ やまむらはじめ
夢のアトサキ (ヤングキングコミックス) (2007/11/28) やまむら はじめ 商品詳細を見る |
大学生らしい、大人になりきれてない不安定さが空気にうまく溶け込んでいます。派手ではありませんが、静かに染みいる感動を味わえる、素敵な作品だと思います。
あと阿耶さんの照れ顔がかわいいんだ。緋塚さんの泣き顔もとてもかわいいんだ。
50,リトル・リトル ろくこ
リトル・リトル (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ) (2009/09/11) ろくこ 商品詳細を見る |
女の子がとてもかわいらしく、それだけでも大満足なのですが、なんといってもこの作品最大のサプライズは・・・ああ、これはでひ読んで欲しいので秘密ということで。全編サイレントにより、さらに作品の空気やキャラクターのしぐさに注目できます。微百合。
以上。繰り返しになりますが、続く「連載中の作品編」はこちら。
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