[本]鋼の錬金術師 23巻感想
鋼の錬金術師 23 (ガンガンコミックス) (2009/08/12) 荒川 弘 商品詳細を見る |
よく燃えるじゃないか エンヴィー
大佐の独壇場。
23巻は表紙のとおり、巻数にして19巻ごしの、マスタング復讐戦。
セントラルの地下、ついに邂逅を果たした大佐とエンヴィー。
親友を殺害したホムンクルスに対し、大佐は復讐の焔を向ける。
いやはや面白い!
普段クールな大佐がここまでブチ切れるとは。エンヴィー燃やしまくりです。
まぁ、これまで出会った相手にしつこく「マース・ヒューズを殺したのは誰だ」と聞いてきたわけですし、ようやく存分に焼き殺せる時が来たか、ということでしょう。
復讐というのは、まさに負の感情そのもの。
それを歓迎することはできないけれど、激情に動かされている人間というのは、やはり見ていて格好良いのです。日本人の心情として「敵討ち」というのは気持ちがいいものなのかもしれません・・・。
そして志を同じくする者たちも、別々の戦場で戦いを繰り広げます。
賢者の石の力でプライド<傲慢>とキンブリーに立ち向かうアルフォンス。
アームストロング姉弟は、最速のホンクルスと対峙。
大佐をサポートするメンバーは大総統婦人を利用(?)し、ラジオジャックで国民を煽る。
多角的に行われていくクーデター。そしてホムンクルスとの対決。
これに燃えてこそ男というもの!必殺技なんて無くても少年漫画は面白いんだ。
お気に入りなのは120P以後のホークアイのシーン。
ホークアイさんカッコいいよなぁ。あそこで「ウソよ」とは・・・鳥肌モノでした。
ま、ホークアイさんの今回の目玉は、大佐にからかわれた時の表情ですけどねww
・・・しかし今回の主役はやはり大佐。
憎しみの果てにあるもの。エンヴィーの『嫉妬』、そして選択。
人ならざる者の、あまりにも人間じみた感情。それを吐露するシーンには、感動するしかない。
今回、かなり初期から登場する人気キャラが逝きました。
長い長いこの物語も、もう結末が近いんだなぁと改めて理解させられる23巻でした。
MVPはアームストロング姉弟、大佐、そしてヨキ。
『鋼の錬金術師』23巻 ・・・・・・・・・★★★★
決戦。復讐に燃え、姉弟に燃え、ヨキに萌える。そんな23巻。
無事名古屋から帰ってきました。
漫画買わないと思ったのに雑誌は買うし単行本も2冊買ってしまった。
昔欲しいと思ってた同人誌も偶然見つけたのでそれも購入。
年齢を証明するもの無しで顔パスで行けました。
チョロいっすね!
夏休みももう少ししかないというのに、将来が心配になるくらい遊んで来ました。
来週まではチャンと勉強したいと思います・・・。
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